ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

Vision

すごい、これ商業映画というよりは、まるでアートだった。
そんな「まるでアート」にも関わらず、豪華な映像・豪華キャストのこの作品を、
なぜこんな片田舎のシネコンで観ることができたのか。
なぜならそれは配給が『LDH pictures』で、
エグゼクティブ・プロデューサーがEXILE HIROさんだからです。
ラブ・ドリーム・ハピネス、やばくない?


観たひとがお金を払ってこそ成り立つ商業映画だけれど、
今作はとてもじゃないけれどそういった雰囲気のものではなくて。
"河瀬直美監督がただただ表現手法として映像を用いたアート作品"という感じ。
それでも河瀬監督にとっては「映画」でしょうけれども。
そんな作品に莫大な製作資金と全国配給をあてがったのがLDHかと思うと震えませんか。


本編が始まる前の本当にど頭に『LDH pictures』のロゴがどーんとでてきて、
だからがんちゃんなの!?、とか河瀬直美とLDHがまったく結びつかない私はどうした大丈夫か河瀬直美!!!!!、と大混乱に陥ったのだけれど、
観終わったあとはただただLDHというかHIROさんすごいやばい、っていう気持ちに。




映画そのものはすごかった。
…でも「すごかった」以外のことばがなかなか出てこない(笑)
美しい、幻想的な文章を、その文章のとおりに映像化したかのような。
文体はたぶん村上春樹。セックスのタイミングとかめっちゃ村上春樹。
(いや、脚本自体は河瀬監督なんですけどね!わかってるから!)
映像はすごく綺麗だし、シーンのひとつひとつに緊張感があってセンスがいい。
トンネルのカットは大好き。


ただそれらは本当に「河瀬直美の世界」なのだ。


河瀬監督の作品は初めて観たので比較はできないのだけれど、
本作はどちらかというと美術館の展示でよくある2時間越えの映像作品て感じなのである。
それぐらい、映画はまるで「河瀨直美の世界」だった。


ストーリーも、頭ではわかるのだけれど、
いかんせんそんなこんなで私のエンタメ中枢には入ってこなかった。
だからこそ、そういった映画が片田舎のシネコンにも存在するということは、本当に素晴らしいことだと思う。




「錚々たる」ということばがぴったりのキャスト陣。
夏木マリとかはもう役者さんというかそれこそ表現者そのものだし、
美波ちゃんもすごい演技するし、全体的に本当に「錚々たる」ということばがぴったりで。
そのなかでとくにがんちゃんが浮くこともなくて素直に感心してしまった。
むしろ、がんちゃんに「俳優・岩田剛典」としてまっさらな視線を向けることができないのが申し訳なかった。


ジュリエット・ビノシュさんのことは「超有名女優」ということ以外はよく知らない。
けれど、さすが、「錚々たる」というなかの中心にいることにすごく説得力があった。
永瀬正敏は、個人的に映画『パターソン』のイメージを引きずってしまっているせいか、
どうしても胡散臭く感じられてしまって(笑)
今作はセリフのクセが強いと感じたのだけれど、永瀬正敏に関してはそれが余計に胡散臭さを増長させるという。


そう、セリフのクセがまじですごい。
「錚々たる」な役者さんたちが驚くほどに馴染まないことばを発しているように感じた。
そういうところである。




そういうものに意図せず触れることができた喜びはあるけれど、
なにせアート然としているだけに、映画自体となにかを通わせることはできなかったのだ。




そういった作品を商業映画として配給、それを可能にしたのがLDHって!
ちょっと日本の大手映画配給会社さんは情けないと思いなさいよ!
サービス過剰なへっぽこ邦画(私比)に大金かけてる場合なの!?
LDHのほうが「映画」というコンテンツの可能性を信じてるじゃん。


LDHってメディアでのアプローチがパワフルすぎて苦手なひとも多いけれど、
少なくとも所属タレントはめちゃくちゃ愛してるイメージ。
『HiGH&LOW』シリーズがあそこまでの作品になって、
映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』(ザム2)では、
日本映画であんなアクションシーンが撮れるのかと映画ファンを驚かせたくらい、
ものづくりをも愛し、真摯に真剣に取り組んでいるイメージ。


ライブビューイングで観た『HiGH&LOW -THE LIVE-』は、
東京オリンピックのイベントはLDHがやればよくない?、って本気で思ったほど。




LDHが先に決まったのか、がんちゃんが先に決まったのかはわからないけれど、
私が今回純然たる「河瀬直美の世界」に触れることができたのはLDHのおかげなのだ。
ラブ・ドリーム・ハピネスすぎる。


さすがHIROさん。
だって、HIROさんは上戸彩が選んだ男だぜ?

トッケビ ~君がくれた愛しい日々〜


まるで長い夢を見ているようだった。
それはとても美しかった。



それは本当に神様とやらの思し召しなのだろうか。
運命ってやつはいったいなんなんだろう。
でも、かなしいのはいやだな。



醒めない時間を、たくさんたくさんありがとう。
生きている、幸せになろう。

AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙


珠理奈は、私のなかでは好きとか嫌いとかそういう次元にはずっといなくて、
ただ「これまでもこれからも絶対に推される存在」だとしか思っていなくて、
良くも悪くも単純に関心があまりなかったのだけれど、
いわゆる黄金期の中心メンバーがいなくなったいま、
そこに珠理奈がいるということが、なんと頼もしいことか。




その様子は、他のメンバーとは明らかに違ったものだった。
10年ものあいだ戦って戦ってゴールテープを切ることができたのだもの。
「私の場所はここなんだ」と、たどり着いた彼女はとても清々しい顔をしていた。


坂道に喧嘩を売る珠理奈は最高にカッコよかった。
つい昨日放送された『PRODUCE48』への出演も、
「日本のアイドル」として戦地に赴いているようなものなのかもしれない。
もはや戦士じゃん。
そんな珠理奈がなんでハイローに出てないの。


スピーチはプロレスラーと教祖と赤ちゃんが混在しててわらった。
「あと2分しかないので」とスピーチを急かされ、「わかった、2分で全部伝える。」と答えたにも関わらずゆ~っくり語り出したのもわらった。
もちろん放送時間内には収まらなかった(笑)




「アイドル」のテッペンを取り返すぞと言わんばかりの見事な出陣のプロローグである。
坂道も韓国のアイドルも「覚悟しとけよ」とまるでそれは宣戦布告のようだった。


なにそれカッコよすぎませんか。軽率に好きになってしまう。
だってオンニ(概念)じゃん…珠理奈オンニじゃん。




AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』第1位、おめでとう。
松井珠理奈、あんたがセンターだ。

【名前と】THE BOYZ おぼえがき【顔だけ】

ドボイズ、覚えられません!!!!!



はい、『THE BOYZ』です。


それもそのはず、だってこれ、メンバー覚えさせる気がないでしょ!?
そのくらいルックスについてはとにかく「すごくきれいに揃っている」のである。
「全員センター」、あ~なるほど。である。


だから動画を視聴するときに、顔判別のスイッチを切ってみた。
そうするとイケメンゲシュタルト崩壊を通り越して、
なんかず~~~~っと、とにかくイケメンがつねに代わる代わる出てくる出てくる~~~~~ってなって、ハッピーな気分になってくるのである。




この現象こそが、


王子が大渋滞!


なのでは。


この名コピーを生んだのは、
LDHの新プロジェクト『PRINCE OF LEGEND』。


LDHさん、ありがとうございますありがとうございます。
このコピーのおかげでようやくドボイズのはしっこに触れられた気がします!
そう、『THE BOYZ』は「王子が大渋滞!」
これを踏まえて眺めてみると、不思議とひとりひとりが違って見えてくるのです。
ひとりひとりが違う国の王子なんですよ。これはイケる。
HIROさんにお歳暮送らなきゃ!


というか、キービジュアルを見たとき、
ふつーに「ドボイズ日本デビュー!?」かと思ったらメンディーがいたっていう(笑)
すごいなーLDH、エンタメのトレンドへの反射神経と行動力はあっぱれだわ。




『THE BOYZ』は、デビューの際に、
いまのK-POPアイドル界隈では頭ひとつ抜けているかのような、

めちゃくちゃちゃんと売ろうとしている。

というのが、しっかりと伝わってきたグループ。


しかし、ルックスにはじまりパフォーマンスなど、
ありとあらゆるものがあまりにも「すごくきれいに揃っている」ため、
もはやメンバーを覚える気にもならないレベルだったのだ。相当すごい。




でもさ~!



これ見たら、「メンバー覚えたい!」ってなるよ~~~~~!
ドボイズにまったく興味のないひとにも絶対に見てほしいやつ~~~~~~~!




そこにLDH様が発案した「王子が大渋滞!」という超傑作コピーが、
ズバリ私の持っている『THE BOYZ』のイメージと合致、これならイケる?かも?
覚えなくてもそれなりに楽しいのだから、覚えたらもっと楽しいじゃん。




と、いうわけで、私による私のための「名前」と「顔」だけを覚えるためだけの記載です。
また私が覚えるためのものですので気分を害されたら申し訳ありません。
大前提として、『THE BOYZ』はイケメン王子集団という事実は、
しっかりと私の頭のなかにあるということはご理解いただきたいです。

「悪口」じゃなくて私が覚えるための「ポイント」だから!そこんとこよろしく!




さぁ、「王子が大渋滞!」だよ~!






【名前】(年齢順)

・サンヨン
・ジェイコブ
・ヨンフン
・ヒョンジェ
・ジュヨン
・ケビン
・ニュー(NEW)
・キュー(Q)
・チュハンニョン
・ファル
・ソヌ
・エリック


12人も!いる!、けれど、
やっぱり名前だけ羅列するとそんなに圧迫感はないですね。


ただ、順番的に「ニュー」と「キュー」が連続すると、
とたんに「あっ無理かも」ってなる(笑)






名前と【顔】

・サンヨン

明太ポテト王子
なんか彼の顔は見れば見るほど明太ポテトを連想してしまうんです。
鼻と唇がぽってりしてるし、見てるとおなかいっぱいになる。
「ぽってり」の語感がポテトだし。






・ジェイコブ

オンニ王子
笑顔が美しい、優しいお姉さんじゃん。もはや母?聖母?
絶対にいい匂いする。ニベアかな?
ちょっとサンドゥルに似てる。






・ヨンフン

キメ顔王子
凄まじい顔面偏差値を誇るドボイズのなかで、いちばん凄まじい顔面なのが彼。
彼は(まだタイトル曲は二曲しかないけれど)、とにかくキメ顔がすごい。
「この曲!」っつったら、その曲のキメ顔を欠かさない。
あまりに完璧にキメ顔をキメてくるのでちょっとおもしろい。






・ヒョンジェ

ガッチリ天使王子
天使のような清らかなお顔をしているがゆえに、顔だけだと印象が足りない。
けれど、顔面のまわり、要するに輪郭からしてガッチリしているのである。
そして天使顔に似つかない身体のガッチリっぷりのギャップもすごい。






・ジュヨン

やさぐれ王子
おぬし、世の中を斜に見ているのではないのであろうか。
すさまじく渋谷ですれ違いたくない。
アイドルやってくれて本当にありがとう案件。






・ケビン

ケビン王子
彼の名が「ケビン」ならば、もう「ケビン」以外の何者でもない。
そういう顔をしている。






・ニュー(NEW)

ぽわぽわおねむ王子
あやすしかなくない?(捕まる)






・キュー(Q)

ネネン王子
ネネン(VIXXのN)の遺伝子を感じるんです。
見た目はリトル・エネネンなんだけど、雰囲気が真逆なのもまたリアル。






・チュハンニョン

ハンニョン王子
『Produce101 Season2』を少しでもかじったら覚えざるを得ない「ハンニョン」という存在。
(おそらく「悪魔の編集」で)いろいろあった(ような印象になってしまった)ね…!






・ファル

エヴァ王子
エヴァンゲリオンのプラグスーツを着ることができるのは、
羽生結弦か彼かというところだと思う。
真顔からの笑顔のからの真顔からの~の破壊力がすごい。






・ソヌ

下ネタ王子
すまん。中学生のときのこととはいえ、もうキミは下ネタキャラになってしまった。
でもそのおかげでキミのことを覚えることができたんだ。
しかも唯一のラッパー。実力派(らしい)ラッパー。でも下ネタ王子ラッパー。
詳しく知りたい方は検索してくれ。






・エリック

エリック王子
もうなんかありとあらゆる効果音が「エリック」って感じ。
ダンスはもちろん表情の動きのひとつひとつからエリックエリックって聞こえる。(病気)
強いて言うならポークビッツに似てる。







ここに集いし12人の王子たち。


明太ポテト王子 (サンヨン)
オンニ王子 (ジェイコブ)
キメ顔王子 (ヨンフン)
ガッチリ天使王子 (ヒョンジェ)
やさぐれ王子 (ジュヨン)
ケビン王子 (ケビン)
ぽわぽわおねむ王子 (ニュー/ NEW )
ネネン王子 (キュー/ Q )
ハンニョン王子 (チュハンニョン)
エヴァ王子 (ファル)
下ネタ王子 (ソヌ)
エリック王子 (エリック)


以上、ドボイズ版「王子が大渋滞!」でした。






さぁどうだ!



わ~~~わかる!!!!!!!
"12人のイケメン"がひとりひとりの「王子」の集合体になった~~~!




もうそうなってくると、



ミュージックビデオを見るだけで、



わかる!わかる!わかる!、の連続でとても楽しい。


みなさんお顔が凄いので、それが判別できるだけでありがたみがすごい。
すごく燃費のいいアイドルウォッチングって感じ。
「顔」を重点的に攻めたおかげでもはや動いている顔から下が見られるだけでも嬉しい。


えっすごいコスパよすぎない!?
えっ私チョロすぎない!?




『Boy』からの『Giddy Up』。
とりあえず、いまのところ所属事務所であるクラッカーエンターテインメントに対しては、
「ドボイズ陣営はほんとうにえらい~~ちゃんと『売る気』がつたわる~~~~~!」と、もう褒めることしかできないのですけれども。
でもやっぱりその割(個人差アリ)には思ったよりまだ評価されていない気がします。
と、いうか、正攻法がなかなかまかり通らない昨今のK-POPアイドル界隈、といいますか。


とにかく、チラっと見ればなにかしら凄いので、
はやくもっとたくさんのひとに見つかってほしい!!!!!!!!!




そして「イケメンがいっぱいいるのはわかったけれど、
どこから手をつけたらいいのかわからない」と頭を抱えているそこのあなた!




王子が大渋滞!




と、唱えながらなんやかのドボイズの動画を再生してみましょう。
イケるで。思ったよりかなりイケるで。





ちなみに「ドボイズいいかも!」、のキッカケは、ケビン王子のこちらのカットです。
どうぞどうぞお納めください。

LOOΠΔ、12人いる!



つよい。



つよすぎる。


これは星のひとつやふたつ救っちゃうんじゃない?
だって美少女戦士とか魔法少女とかが大集結しちゃってるじゃん。
オールスター大感謝祭的な。大乱闘スマッシュブラザーズ的な。




6月2・3日に行われたプレミアグリーティングライブにて、
ついに『LOOΠΔ』(Loona the world / イダレソニョ / 今月の少女)が12人揃った。



12人が同じステージに立ったということだけでも「つ、ついに…!」って感じなのに、
初めて公式SNSアカウントにポストされた12人の集合写真が、
このなんてことのないヒジョーにラフな一枚であるにも関わらずこの破壊力。
それはまるでいろんな事務所のエースアイドルが大集合しちゃったかのような。


全員、作画というか登場している作品が違う。
なんなら掲載誌だって違うし、出版社だって違う。
そのくらい個性がめちゃくちゃ強いのである。




『LOOΠΔ』(『今月の少女』)プロジェクトから誕生したこの12人。
『LOOΠΔ』というブランド、『LOOΠΔ』というディレクションは一貫していて、
他のK-POPアイドルとは一線を画した謎のクオリティと謎の存在感を放ってきた。
けれど、いざ集合写真を見てみたら、同じプロジェクトから生まれたとはにわかに信じがたいと思わせるそれぞれのキョーレツな個性がひしめきあっている。


これは、本当に、いっさい手を抜かずに、
『今月の少女』ひとりひとりを全力でつくりあげた賜物である。
素晴らしい!ブラボー!
チョン・ビョンギさん、あんたまじですごいよ!




で、そんな彼女たち『LOOΠΔ』は!
この8月についに!12人で!完全体で!デビューするんだって!


2016年に始まったLOONAプロジェクト。
長かった。待った。すごく待った。




でも、ここにきてちょっと不安になってきたので吐露させていただきます。




『今月の少女』公開は、本当に楽しかった。
ひとりひとりにしっかりとしたビジュアル・楽曲・ミュージックビデオをしつらえて、
ひとりひとりにしっかりとした「イメージ」をつくりあげていって。
彼女らが公開されていくごとに、どんどんその"ひとりひとりの「イメージ」"を強く受け止めることができた。


最初は本当に"一ヶ月にひとりだけを公開"していって、
"12人でデビューすること"が目的のプロジェクトだと思っていたくらいだった。




けれど、それが「違う」と気がついたのは、
だんだん(私と)テンポが合わなくなっていってしまったからだ。
その一番大きな理由が「ユニット活動」である。




ユニット活動は、この長期型の巨大プロジェクトにおいて、もちろん大事だったと思う。
たんたんと本当に"一ヶ月にひとりだけを公開"していったら、
きっとLOONAプロジェクトが「おっ」と気にかかっても待ちきれないひとも多いだろうし。


そもそも、LOONAはたぶん時間軸が他と違う。
明らかに勝負しているところが違うから。


それでも、私にとってのLOONAの「ユニット活動」は、
ひとりひとり丁寧に公開されていったメンバーの"ひとりひとりの「イメージ」"が薄まっていってしまったような気がして、あまりおもしろがることができなかった。
ビジュアル面では、ユニットごとに違いはあったものの、
楽曲やパフォーマンスなどからは、あまりそれぞれの違いを感じることができなかったというのもある。
まぁ「そこ」に差を出さないのも戦略なのかもしれないけれど。
そうして個性の集合体だった『LOOΠΔ』が、"似たような女の子"たちに見えるようになっていってしまった。
メンバーの"ひとりひとりの「イメージ」"を思いっきり楽しんでいたぶん、
それらが失われていくような、そんな感じになっていってしまった。




例えばChuu(チュウ)ちゃん。
後半のハイライトは私のなかでは間違いなく彼女。

LOONA、なんかハイセンスすぎ謎すぎ…っていう溝をチュウちゃんが埋めたと思う。
る〜なちゃんてそれぞれがすごく可愛くて美しくて魅力的だけれど"圧倒的お人形さん"感がある。
そんななか、とびぬけて愛嬌抜群で親しみやすさがあるチュウちゃん。
チュウちゃんの「わかりやすさ」っていうのはその近寄りがたい感じを一気に解決した。
そういう点でチュウちゃんは既存のファンとLOONAの距離をも一気に縮めた存在かと。



ところが。



チュウちゃんが参加したLOONA最後のユニット『LOOΠΔ / yyxy』のミュージックビデオに、

私の知っているチュウちゃんはいなかった。


妹キャラのドジっこちゃんはそこにはおらず、かわいい知らない女の子がただただいた。
"圧倒的お人形さん"じゃん。彼女がいったいどんな子なのか、まったくわからなかった。
(つーかこの曲とダンスは…)




私のなかでLOONAにおける「ユニット活動」は、こういう感じなのである。
それを3回も体験していると、あの12人がひとつのグループになったら、
いままでの"ひとりひとりの「イメージ」"がそれこそなくなっていってしまいそうで。
"あの『LOOΠΔ』"というより、"普通の「12人組ガールズグループ」"になってしまいそうで。




実は「12人でデビューする」とのアナウンスがあったときはちょっと意外だったりもした。
あまりにも"ひとりひとりの「イメージ」"に力を入れていたぶん、
もしかしたら『NCT』みたいにユニット・流動性がメインになるような気もしたから。
(『LOOΠΔ』の話にはシステムが似ている『NCT』が欠かせない。)


とはいえ、待ちに待った公式デビュー、めでたいことには変わりない!
ダーク路線(らしい)てのが気になるけれど、あの12人の個性が、
どうひとつのグループとしてかたちになるのかは、それはそれで楽しみなのです。
だってヨジンちゃんとキムリプが一緒にパフォーマンスするんだよ!?ヤバくない!?




でも、12人でデビューしたあとのことはさっぱりわからない。
どうなっていくのかは具体的にはまだ語られていないし、
もしかしたらいい意味で活動のたびにファンを驚かせてくれるかもしれない。
とにかくビョンギ先生が『LOOΠΔ』に飽きないことを願う。


だって、LOONAプロジェクトってぜったいに俺たちが大好きなやつじゃん?
それでもってLOONAプロジェクトってぜったいに俺たちを裏切らないやつじゃん?
実際に女性ファンも多いらしく、ガールズグループらしからぬ、
ボーイズグループ顔負けの独特なファンダムができそうでそちらにも興味津々です。

アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 +ファイナル in 日本武道館

あやちょ(和田彩花ちゃん)卒業発表を受けての駆け込み組です。
Hello! Project』に関しては、ハロプロ全体で行われたグループ体制の大改編から、すっかりわけがわからなくなってしまって。
今回の公演も『十人十色』ということで、「あ、いまアンジュルムって10人なのか」と。


だってさ~アーティスト写真見ても多すぎなんだよ…!
私の知っている『アンジュルム』はこんなに多くないんだよ…!



そにょしで…?みすたーたくしー?


と、すっかり流れに置いていかれまして。
公開されていく新曲もまったく響かず、気がつけば、あんなに大好きだったのに、
ずいぶん離れたところから、なんとな~~~~く情報を見かける程度に。




そして、そんな状態が続いていたときに発表されたあやちょの卒業。
これはそのときのあやちょのブログなのですが、


っていうか文章が凄まじすぎませんか。
こんな「思考」と「ことば」を持つアイドルがいるんですよ、という意味でも読んでほしい。




懐古厨と言われてもしょうがないのだけれど、私は"4人の『スマイレージ』"が大好きでした。
そこから、本当に「いろいろなこと」を経て、いまの『アンジュルム』があるわけだけれど、
これまでに経た「いろいろなこと」はあやちょがいたからこそ成り立ったものだったと思っています。


そういった意味で、"あやちょの卒業"は、
私の好きだった『スマイレージ』も『アンジュルム』も、
本当に姿を変えることになるのだろうと思いました。


…『アンジュルム』は変わらないかもしれないけれど、
"あやちょのいない『アンジュルム』"は、きっと私の知らない『アンジュルム』。
だから"『アンジュルム』のあやちょ"を、どうしてもこの目で見ておかなければと、
ちょうど販売していた本公演のチケットをとりました。






ちょうど一ヶ月前に『WINNER』のライブで訪れた日本武道館
今回は運よく、二階席の下手側の最前列でした。
どの席でも「近い」、武道館でこれはラッキー。



センターステージの真横あたりという、
位置的には最高でした。


でもスクリーンはスピーカーがまるかぶりであんまり見えなかったんですけどね(号泣)
いろいろ不安があったので「ファミリー席」を購入したのは大正解でした。
今回も『SKE48』のペンライトです(小声)あれってよく聞くキンブレってやつらしい。
ペンラを勢いよく振りすぎて何度か目の前の柵に強めにぶつけてしまいました(笑)




オープニングアクトがまさかの『こぶしファクトリー』と『つばきファクトリー』で!
オープニングアクト制をすっかり忘れていた私はマトモには見られなかったけれど、豪華。


本公演で初披露された新曲『夏将軍』、めちゃくちゃ湘南乃風じゃんと思ったら、
まじで『湘南乃風』のSHOCK EYEさんによるものだった(笑)






…あのね、




アンジュルム、最高でした。




最高すぎて、この10人のメンバー編成があと1年くらいだなんてと終演後に集合の生写真を買わずにはいられなかった。
あやちょのソロ生写真は、もともと今日はあやちょが目的だったので記念にと開演前に購入していたのですが。




みんなーーーーーーーー!!!!!
アンジュルムのライブに行ってくれーーーーーー!!!!!
とにかくすごいからーーーーーー!!!!!!!!!!




いわゆる、ファンじゃないひとにも全力でオススメできる、初めての現場じゃないだろうか。
アンジュルムのライブは行っておいたほうがいいぞ。まじで。


アンジュルムのライブ、本当にものすごかったのでもっとそれが知られてほしい。
ミュージックビデオの予算をそのままフリーライブとかに回すとか…とにかくMVでぜんぜんピンとこなかった曲とかが、
ライブではまじですごいことになっているから、本当になんらかの策を考えたほうがいいよ。
私が大富豪だったらライブのチケットばらまきたい。
だからアンジュルムがちょっとでも気になったらライブに行ってくれ!!!!!




私のなかでアンジュルムは感覚的には「かみこ IN」くらいで止まっていて、
そのあと改編で新メンバーが加入になったときはとにかく意味が分からなかったのだけれど、
今日の1~3期のメンバー見たら、その意味がようやくわかった。
お姉さんたち、めちゃくちゃ大人のパフォーマンスしてるんだもん……


アンジュルムは、私のなかでずいぶん幼いイメージで止まってたんだなって思いました。
大人の女の色気とカッコよさを持つ、とても成熟したパフォーマンスでびっくりしました。
加入した妹たちも、姉らがいるからこそキャラクターが際立つし、逆もしかりで。
ももなちゃん、ふなっき、かわむー、想像以上のキュートっぷりにもうメロメロです…!


そして、素直に、なぜあんなに歌って踊っているのに、
あんなに高く、美しくジャンプができるのかと。




まじで女の子のファンが多かった。
想像より本当に多くて、体感的には半分弱くらい女子だったように感じられたくらい。
あまりにも多くて、女性アイドル界隈で使われる「女ヲタ」っていう総称を使うのがためらわれるくらい。


でもわかる!




アンジュルムはガールクラッシュ。




K-POPでいう『BLACKPINK』的な。
かわいいけれどセクシーでカッコよくて女子が憧れる女子。


そう、セクシーなのよ。
これ本当にびっくりするから。


開演前に、クソダサの公式グッズのTシャツをかわいく着ている女子が駅にめっちゃいて。
あなたもあなたもあなたもアンジュルムなの!!!???、っていう感じで。




あやちょは圧倒的な女王であり、女神であり。ちょっと(いい意味で)怖いくらいだった。
メンバー全員綺麗だったけれど、ズバ抜けて美しくて。格が違う感じ。
歩くだけでも、コレクションのウォーキングかと思うくらいの華。
りかこちゃんは"歌わなくてもセンターが張れる"貴重なパフォーマーだったけれど、いやいやめっちゃ歌ってますやん。



まるで師弟関係のよう。


ムロとタケちゃんはルックスから歌からダンスから全部が最高。大好き。
タケちゃんに色気を感じる日がくるとは。
かみこちゃん大きくなったよね!?ももなちゃんと同じくらいの背丈になってたよ!?
かみこちゃんの舞台慣れ感と歌唱の安定感と貫禄がすごくて、あなたいつアンジュになったんだっけ!?、って感じだった。
歌はふなっきもヤバイ。ふなっきは「アイドル歌唱」っていう感じじゃない。
りなぷーとかななんは落ち着いたお姉さんで、シンメっぽい感じでグループのバランサーみたいになっていました。



5月28日はりかこちゃんの誕生日!
アンコールはイエローのペンライトでリカコール!




序盤のバラバラ衣装は最高だった。
デニムパンツ組は「?」だったけれど、全体的にメンバーのキャラによく合っていて、
なによりそれぞれの身体が綺麗に見える衣装で、一気に掴まれた。
お揃い衣装ももちろん好きだけれど、ずっとお揃い衣装だったらきっとこんなに楽しめなかったと思う。




かわむーとか「川村文乃ちゃん」という存在自体は知っていたものの、
今回の衣装で、ようやく"彼女も『アンジュルム』なんだ…!"、って思うくらい最高のスタイリングで。






ちょっと脱線いたしますが。


これ、『°C-ute』のライブのときにも同じことを思ったのだけれど、
(長く在籍しているほど)メンバーの場慣れ感というか、ステージ慣れ感は、はたしていいほうに作用しているのかなと。
ハロプロって私の勝手なイメージでは、つねにライブをやっているイメージがあって。
K-POPアイドルの来日ライブばかりに参加しているせいか、
「ステージに立てる喜び!」とか「外国のファンに愛してると言える喜び!」みたいなものばかりを目にしてきているので、
ハロプロの「いつもありがとうね~」っていうノリには正直、びっくりする。


もちろん「ステージに立てる喜び!」とかは当然あると思うのだけれど、
「いつもありがとうね~」っていう感覚は、やっぱりなにかしら変化がないとキツイのでは。
でも、だからこそ現場の雰囲気はあたたかいし、それはそれでハッピーなことなのだけれど。
そんななか、グループのカンフル剤としてのメンバー加入は今回ようやく納得できたけれど、
はたしてライブという活動を通してメンバーそれぞれがそれなりのものは得られているのかなとか思っちゃう。


ハロプロに限らずだけれど、日本のメジャーアイドルって新曲のリリースもわりと等間隔にあると感じていて。
そういうなかにいるならこそば、やっぱり事務所はメンバーにその都度ビジョンを提示できないとだめかと。


ファンのあいだで、「25歳定年制」とか揶揄されてるけれど、
実際、子供のころからあの感じでずっとやってきたら、そりゃひと区切りもつけるよなぁーとか思ってしまった。


今回「チケットが…」みたいな感じだったらしいけど、これも。。。。
ホールより今回の武道館公演みたいな花道とかセンターステージがあったほうが私はだんぜん楽しめるのだけれど、
ホールはホールで現場に行くのがラクだし、それなりにそこで結構満足できちゃうのよ。。
だからここぞのときに「チケットが…」っていう。もっと焦らしたほうがいいのではと。
まぁそれにはライブに代わるコンテンツをつくらないとだめなのだけれど。


キャパの話でいうと、よくK-POPアイドルのライブは同じくらいの値段のジャニーズよりセットが~演出が~っていう声を聞くけれど、
そんなこと言ったらハロプロはどうなるんだと思いつつ、
けれどハロプロはセットや演出に頼らずとも最高の生歌とダンスパフォーマンスに直に触れられるんだよなと。
それがホール公演の醍醐味でもあると思うから複雑なのだけれど。


う~~~~ん!むずかしい!




蒼井優ががんばるしかないのかな。




アンジュルムのライブは本当に最高だったので、
どうしたらもっとそれが周知されるのかと真剣に考えてみるのだけれど、
どうしても「蒼井優に頑張ってもらう」というところに辿り着いてしまう…!


蒼井優オンニ、本公演もしっかりいらしていたそうです。
さすが広報大使。(違)






当初の目的である、"『アンジュルム』のあやちょ"をこの目で見ることは無事にできました。
"『アンジュルム』のあやちょ"はもしかしたらこれが最後なのかもしてない、と思いつつ、
アンジュルムのライブのすごさを目の当たりにして、ものすごく感動してしまいました。


本当に本当に、"アンジュルムのライブのすごさ"をわかってほしい。


ミュージックビデオは信じたらダメです!
だからアンジュルムがちょっとでも気になったらライブに行ってくれ!!!!!(念押し)





オープニングアクト
春恋唄 / つばきファクトリー
明日テンキになあれ / こぶしファクトリー

VCR
1.泣けないぜ…共感詐欺
2.汗かいてカルナバル
3.七転び八起き
MC
4.カクゴして!
5.十人十色メドレー
(ええか!?/新しい私になれ!/「良い奴」(和+佐)/自転車チリリン(船+上)/
 ダンスコーナー(和竹室佐船) /エイティーン エモーション(川+笠中)/
 新・日本のすすめ!(室+和竹船)/私の心(中勝上笠川) /
 好きよ、純情反抗期。(勝+和竹室上笠船川)/初恋の貴方へ(佐+中勝)/
 大人の途中(竹+和中勝室佐) /さよなら さよなら さよなら(笠+上船川) )
MC
6.臥薪嘗胆
7.夏将軍
8.ドンデンガエシ
9.大器晩成
VCR
10.マナーモード
11.涙は蝶に変わる
12.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
13.出すぎた杭は打たれない
MC
14.次々続々
15.乙女の逆襲
16.キソクタダシクウツクシク
17.愛さえあればなんにもいらない

EN1.Uraha=Lover
MC
EN2.君だけじゃないさ...friends(2018アコースティックver.)

レディ・プレイヤー1

映画を観終わってツイッターを開くと、
「宮澤佐江、芸能活動を一時休止」とのニュースがあがっていて、
まるで誰かに見られてるんじゃないかっていうタイミングでびっくりした(笑)


ツイッターの公式モーメントになっていたり、あのヤフートップにまで!すごい!


私はオンラインでの宮澤佐江ちゃんをほとんど知らないわけで、
オフラインで、かつ仕事中の宮澤佐江ちゃんを垣間見ている程度。
つい先日、舞台で佐江ちゃんの「イマ」の姿を見ることができているので、
いまはどうしてもスーパーポジティブにしか考えられない(笑)
だって、「活動を一時休止」っつってもわざわざ「一時」って記しているくらいだし、
舞台公演期間の真っ最中に現事務所から発表ってことはアレしかないじゃん。
呑気すぎますかね。


そんなこんなのタイミングで観た『レディ・プレイヤー1』は、
まさに今回のオンラインとオフラインを行き来する昨今を舞台にしたかのような作品だった。
タイムリーすぎない?(笑)






みんな、コナンを観て安室の女になっているみたいだけれど、
私はレディプレを観てダイトウの女になったからな!


某くりしゅのときと同じパターンで、
ツイッターのタイムラインのスタダ担の圧に負けて観に行ったようなものなのだけれど、
軽率にダイトウが好きになってしまった。
これは森崎ウィン、好きになってしまうよ…私もガンダムでいく…!


というか。


ダイトウに「俺はガンダムでいく。」って言わせたスピルバーグには、感謝しかないし、
ヲタクをわかりすぎていませんか、スピルバーグよ。ありがとう。
「ダイトウ」っていう名前も、とにかく最高すぎでは。




レディプレ、本当に素晴らしくて、ずっと泣いていた。
スピルバーグ(だけがつくったわけではないけれど)ってすごすぎない!?
「悪」以外のあらゆる事象を否定しない。
文化それぞれへのリスペクトがすごくて、それを映像化してしまう。


コンテンツへ愛のでっかさに泣いて、
バーチャルリアリティの脆さに泣いて、
でもそこでもひとは繋がれることに泣いて、
クリエイター賛歌に泣いて。


ぐったり疲れたころに、「バーチャルリアリティもいいけれど、リアルも大事にね~」って、
軽いノリで肩を叩いてくれる…レディプレは最高のアトラクションだった。




もうなんか愛の洪水、メッセージの洪水、表現の洪水、
あらゆるダムが崩壊しててすごすぎた…これが天下のスティーヴン・スピルバーグなのか。
すごいな…スピルバーグまじですごいな。


スピルバーグの見ているところは時が止まったおじいさんのそれじゃなくて、
現代どころか未来なのがすごいし、
スピルバーグはスピルバーグの心で語りかけてくれるからすごい。
なんつー視野の広さだよスピルバーグ。


「スピルバーグの映画を観たぞ」という映画体験がたぶん初めてであったこともあり、
だから凄いのかスピルバーグは!、みたいに思い知らされました。




派手に宣伝されている80年代のポップカルチャーネタはそこまでわからなかったし、
オンラインゲームはやらないし、スマホのゲームもやらないし。でもすごくおもしろかった。
「私は仮想空間では生きられないなぁ」とか思いつつ、ツイッターをはじめとするSNSや、
このブログ自体が私のアバターのようなものなのかもしれない。


VRの世界とリアルの世界の対比がスタイリッシュで、映像のセンスも良すぎました。
CG、すなわち「コンピューターグラフィックス」も、
「CG」っていう手法自体をVRの世界そのものにしているのが本当に秀逸で。
そんなCGからはすっとんきょうなところは微塵もなくて、
スピルバーグクラスになるとこんなことできちゃうんだ!?、っていうくらい、
CGの在り方を含めた精度がハンパなかった。




キービジュアルの感じだと『ヴァレリアン』の兄弟のようなものだと思っていたのだけれど、
ぜんぜん、まったくの別物でした。
むしろ『ヴァレリアン』ってなんだったの…(とばっちり)




つ、つかれた、、、運動したくらいつかれた、、、
それくらい泣いたしスピルバーグを受け止めた、、、、、、、
レディプレはエクササイズです、、、、、、、、、、、


本当に素晴らしかったので、「もう一回観たい」と簡単に思ってしまうものの、
実際問題本当に体力的にしんどいので二回目を観るならば、
寝袋とかに入ってごろごろもぞもぞしながら観たい。(なんの話)