ラポネエンターテイメントのファミリー売り問題。
これを受けて思うのは、
やっぱりこれだったのでは?と思ったりしたり。
デビュー直前のノムノムコマウォのなか、
ひとりでこれを言っていたので、私はかなり浮いていた。
あーJAMにはなれない、と思っていた。
しかし、JO1は、初めてのステージにもかかわらず、
存在感とパフォーマンスでそれらを覆し、私はいまは見事にJAM5年生である。
けれどその後も何度も離れそうになった。
原因はいつもビジュアルディレクションだった。
メイドインコリアのKPOP全開ビジュアルでデビューしたものの、コロナ禍となり、
メイドインコリアのKPOP全開ビジュアルは2作目・2ndシングル『STARGAZER』の前に途切れる。
3作目・1stアルバム『The STAR』のビジュアル群では本当に血の気が引くほどのメイドインジャパンの悪い例のようなものが公開され、倒れこんだ私。
けれど、タイトル曲『Shine A Light』のミュージックビデオ」は、不思議と好きになり、
当人たちの素晴らしいパフォーマンスもあり、無事復活。
『Shine A Light』のMVは当時のJO1そのものを現しているようで、
もともとこれといった明確なコンセプトがあってないようなグループだったけれど、
あとから「JO1ってこういうグループだね」ってその都度自然に示されるのもいいものだなと思ったのだった。
そして次作・3rdシングル『CHALLENGER』ではメイドインコリアのKPOPビジュアルが復活し、
個人的に金字塔ソングと思っているタイトル曲『Born To Be Wild』爆誕で、
VIDEO
その後の制作が日本と韓国を行ったり来たりするが、私はほぼ動じなくなった。
いやそれは嘘で、、、7thシングル『TROPICAL NIGHT』までだいぶ酷かったけど、
ビジュアル不満期はパフォーマンスで取り返してくれてくれたのがJO1である。
本当にJO1のパフォーマンスはずっと最高。
それから時は流れ、5年後。現在。
事務所所属アーティストのファミリー売り問題で大荒れである。
これを受けて久しぶりに思ったのは、”やっぱりJO1はデビューからグループコンセプトありきのディレクションを施しておいた方が、よりファミリー売りがしやすかったのではないか”ということだった。
後発グループを想定したうえでのデビューであったのなら、先を見据えてなにかしらのビジョンマップ的なアプローチが必要だったのでは。
ただ、コロナ禍があったことで想定していた下地づくりが叶わなかったという不運もあることは承知だ。
もちろんこれはただの一感想で、それがすべてを解決するはずはない。
何を隠そう私自身が、わりと「JO1しか」タイプ なので、
今は自我抑えめの視点でこれを綴っている。
HYBE以前のKPOPは、とにかく各事務所がそれぞれ色濃く存在し、それがすごくおもしろかった。
「SMっぽい」「YGっぽい」「JYPっぽい」、はては「CUBEっぽい」「ウリムっぽい」など、
大手事務所から中小事務所までそれぞれの事務所が鮮烈な"色"を持っていた。
その事務所の色が好きになると、自分の好きなアイドルの先輩や後輩も好きになり、
なんとなく事務所もまるっと好きになってしまうことはよくあることだったと思う。
だから男女ごちゃまぜの事務所のファミリーコンサートも可能なのだ。
ラポネにも"色"があったら。
その色を作るきっかけを見つけようともしないまま、
男女5グループの合同事務所コンサートを力ずくでやってみせた。
私自身は参加していなかったので、開催直後の感想を見かけては結構良かったんだなー、そりゃ良かったね、みたいな感じだった。
しかし数日後に、言わずもがな悲鳴が上がり始めた。
事務所のファミリーコンサートは祭りのはずなのに、これでは机上の空論である。
力ずくでやってみせて、ライブ参加者はそもそも参加するくらいだから、それは楽しんだ感想が目立つわけだけれど、
力ずくだったからこそ、"輪の外側"をカバーできなかった。
むしろなにかしらのアフターケアを準備しておけばなんとか耐えられたのではと思ったりするけれど、
それができないのがさすがラポネである。
新興事務所がバズコンテンツで矢継ぎ早にグループをつくるとどうなるかという想像力が欠如していたのであれば、
ひとつひとつのグループをもっと大切に育てた先のそのまた先にある男女5グループの合同コンサートだったらどうだっただろうか。
長期的に、もう少し丁寧に、慎重に、各グループの色を育てて、その色に共通点を見出してひとつのラポネの色を打ち出すことは不可能ではなかったと思う。
ちなみに『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(日プ女子)から生まれた『ME:I』は、
とてもよくつくりこまれたKAWAIIイメージコンセプトをはじめから打ち出してきたことにはとても驚いた。
あまりにも頑丈なKAWAIIコンセプトだったので、日プ女子からのファンには戸惑うところもあったと思うけれど、
結果的に、デビュー以後の日プ女子未視聴者へのアプローチは成功していると思う。
そして、後続デビューの派生グループ『IS:SUE』のディレクションは"『ME:I』と真逆"ということもあり、
かなりやりやすいのではと思う。
ビジュアルチームがめちゃくちゃいきいきしてるの伝わってくるもんね・・・・・・・・・
ガールズグループに関してはそのへんはスタートから良い仕事をしていると感じる。
JO1がこの度ワールドツアーを開催することができるようになったのは、
弟妹グループがいて、それぞれが日本で活躍しているからである。
こうして素晴らしいグループをつくりあげてきたラポネである。
JO1だけでは、一生Go to the TOP !できなかったと思っている。
ラポネの"色"が、無いのなら。
私がプデュグループを好きな理由のひとつに、
なんかよくわからないけれど意図せずうっかり集まった11人の奇跡 みたいなグループだと思っているところがある。
その奇跡みたいなグループを、ひとつひとつ、我が子のように育てていることは、
アイドル自身が放つ、事務所への帰属意識の強さから伝わってくる。
ただ、ファンあってのアイドルと思うので、
ファンも大事に大切に育てていかないと、腐ってしまう。
そうすると結果的にアイドルも花咲かなくなってしまうのである。
いちJAM視点では、もっと私を大事にしろ!って感じなのですが、(暴論)
それはさておき、これからどうすればというところなのだけれど、
各グループのイメージ像をもっとつくり込んでいくのは当然として、
ファンも大事に大切に育てていくこともクリエイティブとひとつであるということを念頭に置いてみては、と、思う。
というか、私が離れるの嫌なので、大事に大切に育ててください!(懇願)
「ファンに育ててもらってる」みたいなことをよく見かける気がするけれど、もうそのフェーズは終わったよ、と言いたい。
大急ぎのラポネだけれど、
事務所所属アーティストのファミリー売りについては、いったん足を止めて、よくよく見直してみてほしい。
駆け出したい気持ちを耐えて、堪えて、時間をかけて欲しい。
これまでのことから、"失敗した部分を次は失敗しないようにする"というだけではもうだめなのだ。
新しい視点で、実験ではなく、実現に向けて着実に歩めば、
まだ可能性はぜんぜんあると思っている。
だってアイドルたちはノイズを吹き飛ばす力を持っている。
私はそれだけは信じている。
手のひらを返す準備はいつだってできている。