ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

怪物

赤いサムネイルが続いております。


人には人の地獄。


あらゆる視点から目を向けたくない地獄を見ることになる。
どの地獄も誰しもが通ったであろう地獄。


ただそれを地獄と感じない側のひとがいる一方で、自分は感じた側だからつらい。
あれもこれも、地獄だって知らない人生がよかったな。




みんなただ生きてるだけなのに、
自分も彼も知らずのうちに誰かの怪物になってしまうこの世。


ラストシーンがあまりにも綺麗で、救いだった。




田中裕子の演技が凄まじい。
そして永山瑛太。最近の永山瑛太、ちょっとすごくないですか?
カメレオンすぎて怖いまである。
あらゆる媒体で私の目に本物の瑛太が映っているときはあるのだろうか。
そして我らが野呂佳代さんが錚々たる選ばれしメインキャスト陣に鎮座しておりおののいた。


是枝監督は美男子役マニアだと確信。
毎回、いつもどこから連れてくるんやというような是枝的美男子役枠。
彼らは全員同じ少年なのでは?、というくらいみんな雰囲気が似ているのだけれど、それは演出のせいなのかな。




個人的にはこれくらいいびつな、
なげっぱなしのラストの方が好きだなと思った。
それが美しいと感じた。


けれどその美しさは、
脚本を担ったのが坂元裕二だからなのかな~と思うと悔しい、すごく!


波紋


嫌悪、


ということばがずっと漂っているような映画だった。


にわかには信じがたい、『かもめ食堂』や『めがね』の荻上直子監督作品。
けれど画が美しく、整理されたカットからはなるほど萩上監督!、ともなった。
とにかく豪華キャストが揃い踏み。
それなのに内容はタブーの特盛、ディティールは悪質で萩上監督作品だという事実があってこそ、嫌悪感より微笑がやや勝る感じ。




主人公・依子(筒井真理子)に対しての周からの当たりが強すぎて、
自分をいちばん愛せるのは自分、人生はアイラブマイセルフ!だと改めて思わされた。
逆にいうと人間は基本的に孤独であるということだなとも。


主人公は自分なりに家庭を保っているだけ(ではないけど)のに、
家族内では悪役のようにされていたのが居た堪れなくてしょうがなかった。
明らかに旦那が悪いのに旦那と息子がメンズ特有の仲間意識持ち始めて、主人公に対して共通敵!みたいな空気になるの、いくら見た目が光石研と磯村勇斗でもかなりきつかった。


ただ、そんななかでも主人公は自分の人生は自分のもの、
ということを終始ブレずに貫いていたと思う。
周りから見るとどうかしていると思われるところもあるけれど、
それらの行動もすべて自分自身で選択していた。
依子は自立した女性だった。
ラストのフラメンコのダンスはその集大成だと思う。
フィナーレにふさわしい、天晴れな舞いだった。


依子が職場の木野花演じる清掃員・水木さんと仲良くなって、
顔がほころぶ場面がどんどん増えていったのが私はとても嬉しかった。
そして隠されていた"優しさ"も見えてくるようになる。
水木さんの自宅に行った際に、忘れていただろう感情を爆発させる姿は印象的だった。
それ以外の場面とのコントラストを巧みに演じ分けた筒井真理子という女優の演技ったら凄かった。




私は好き。


JO1『PROTOSTAR』“メンバー個別ハイタッチ会” 與那城奨 in 神奈川県某所

なんか・・・私の運てJO1に全振りしすぎでは?と怖くなるときがあるのですが。
当たってしまいましたよ、ハイタッチ。
そんなことあるんかい。



ヨナピこと與那城奨さんとハイタッチをしてしまいました。




個人的に心身ともに不調な時期だったのだけれど、
行けてよかった、と素直にいまほっとしています。


集合して並んで・・・という行為がなかなかにしんどかったのですが、



パーテーションを抜けると與那城奨であった。



衣装は無限大!



突然!


突然のヨナピ!


直前に感じの悪い男性スタッフに荷物を預けたら即ヨナピ!


それでまずびっくりしちゃって。
一応、言うことは考えてきたんですよ。


両手を構えるヨナピにハイタッチしながら

私:「奨くんいま幸せですか?」

ヨナピ:「~~~~~~!」

・・・聞こえない!でも何か言ってる!


今思うと手以外はビニールシート?アクリル板?越しで結構その厚さがあったと思われます。
なんか当人の色が薄かったのよ。
「後光が差してて眩しかった」的なレポを見たのだけれど、これか~!ってなりました。


でも手は本物で。
でっかくて少しざらっとしていて暖かかった。
私の手が極小なので手形を押しにいった感がなきにしもあらず。
・・・・・・・男性の手でした(限界)


色は薄かったけれど、
ヨナピは凄まじく格好良かったです。
綺麗。すごく綺麗な男性。


あと、メディアを通した姿に対して、
実物は全体的に引き締まっていてとにかく美しい。


個人的な感想だけれど、


フォルムの印象は↑が近くて


印象としては↑が近いかな。


要するに、最近私が一番格好いいと思ったヨナピがそのまんまいた感じです。すごい。
ちょっと色が薄い(色が薄いとは)のが逆にREALといいますか。


で、このハイタッチしてからがすっごくびっくりしたのだけれど、



めっちゃ時間ある。



過去のいろいろな経験をもとに、
個人的にハイタッチはこれくらい~みたいな時間を想定してしまっていて、
それは本当に一瞬だし、即剥がされるものだと思い込んでいたのだけれど、



めっちゃ時間あるし、剥がされないし。



こんなに時間があるなんて思わなかったので、
ハイタッチしたあと、ひとりで「え?え?」ってうろたえてしまい、
どうしたらいいのかわからないその挙動不審な姿をニコニコのヨナピに見守りいただくという謎の空間を作り出してしましました。


そうこうしているうちに、係のお姉さんに後ろから「そろそろお時間です~」と言われ、
えっまだいいの!?どうする?どうする?となった私、言葉はもう出てこないので、
自然とヨナピに二回目のハイタッチをしようとするも、
ハイタッチって二回していいの?という理性も健在。
ヨナピも両手構えててくれていたのだけれど、
いいの?だめなの?でも止められない?う~~~~んてしながらの数秒のエアハイタッチ時間を経て、
ちょこんと二回目のタッチをし、
最後はちゃんとヨナピにありがとうと手を振りながらブースを出ました。



なんか、


白昼夢だったんかな。



いきなり結構広めの空間でふたりきり(スタッフさんいましたよ)になって、
わーって勢いよくハイタッチしたものの、
そのあとの方がなぜか非現実的すぎて・・・・・・・・
ヨナピがよりREALな存在になりました、 This is no dream, so realすぎる。
ついに(私の)人生に関わってきたな感(気持ち悪い表現だけどこれが一番近い)があります。


ハイタッチのあとはなんかもう予想外の連打にふらふらになりながら、
よく寄る某青瓶カフェに直行して一息ついたのでした。




GWまっただ中、たくさんの人に揉まれながらの帰路で、
本当にあの時間はなんだったんだと白昼夢説が加速する、
文字通りの夢みたいな時間だったなと振り返る今現在なのでした。


ちなみに宮澤佐江ちゃんと握手した会場でもありました。
遡ったらとんでもない年数経ってて泣いた…



本当にどうもありがとうございました。
進化が止まらない、見るたびに美しくしなやかになっていくJO1。
4年目もどうぞよろしくお願いいたします。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』

映画に本当に疎くなってしまって、
すでに幾多の作品を見逃している昨今なのですが、
評価されている作品=ロングラン上映してくれているおかげで、
私もこのたび、この名作・映画『THE FIRST SLAM DUNK』は観ることができました。
欲を言うならもう一回観たい!



追記:
5月21日、2回目観てきました。ロングランすぎる!
三井寿間宮祥太朗って顔似てませんか。



以下、ちょこっとだけ構成のネタバレを食らった私の悲しい体験談によって、
ネタバレ・ダメ・絶対作品であることが確実にわかったので、
鑑賞前の方は絶対に読まないでくださいね!言ったからな!

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しょうがない夢追い人

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」



ほぼ転職エントリです。



2022年は転職して人生が変わった年でした。ずっと同じ職業をしていました。かなりぼかすけれど、あるものづくりの仕事をしていました。



人目をとにかく気にする私は悪目立ちしたくなく、小中高はかなり頑張って常に平均よりちょい上をキープしていました。すごくしんどかったです。その後中学生のときからの夢を叶えることになります。進学した専門学校ではありのままの私、ではなくありのままの私が作った"作品"が嘘のように喝采を浴びまくり、そこからこれでいいんだと社会に出てもずっとものづくりに身も心も捧げてきました。働いていない期間も常にその状態です。けれど、気づかないふりをしていたけれど、実は時間はしっかりと進んでいて、時代は進んでいて、そしてコロナ禍をきっかけに私も自分自身を見直し、模索し、腹を決めました。自分はなぜそれにこだわるのか、私はもっと他にやりたいことが、なりたい姿があるのではないか。



2022年、転職して、何十年かぶりに人間に戻ったような感覚があります。PCとのにらめっこから、実際に人と話すことが仕事になり、言葉を発すこと自体が嬉しくてそれに相手が応えてくれるのも嬉しい。これも私の中ではクリエイティブな行為のひとつです。つくること自体に身も心を滅ぼされても、自分にはそれしかないと信じてつくってきました。自分がなにかをつくることに何の意味があるのだろうかと、頭の片隅で思いながらも。人とのコミュニケーションありきである今の職業に転職してからは、生活のことを考えられるようになり、未来のことを考えられるようになりました。あまり信じてもらえないけれどものづくりしかしていなかったときは生活や未来のことなんてとても。その日その時のことしか考えられませんでした。人生は、生活は、長く長く続いているもので、だから睡眠や休息が必要なんだな、とか本当に何年生きてます?みたいなことにようやく気がつきました。



いま現在は、余裕がある、というより、自然体の状態です。重ねた年齢に中身が追いついていない自覚はあるけれど、それは本当にしょうがないし。その代わりこれまでの経験を転職先でしっかりと発揮して評価をいただいています。そして私は現状もまた未来で発揮したい。ものづくりが好きな一方でミニマリストな一面があるということもなかなかに苦しかったのだけれど、その「もの」を私自身がつくらずとも何かが産まれる、そこに関われるスペックを、いまは育てています。



これまで年齢でつまいづいたことがなかったので、今回の就職活動では年齢でつまづきまくりまして、本当に大変でした。私を採用してくださった方は、経歴や年齢ではなく、人間性を評価してくださいました。私はその上司のことがいま本当に大好きで、その上司のような人間のようになりたいと思っており、そんな上司のもとで働けることが本当に嬉しい。加えて、これまでの経験が生かせる職場であることも…今思えば運命ってあるわぁとか思ってしまう。



私の人生は私のもの。2023年は、気象病と向き合い(低気圧のせいで半分くらい体調が悪かった2022年だった…)より良い日常を過ごしたいです。その先に、きっとありのままの私がいられる場所があるはずだから。そうやってとても具体的とはいえない夢を追いかけるのだと思います。

JO1 @第73回NHK紅白歌合戦


おめでとう。
ありがとう。



さすがに言わせてください、



感慨深い、と。



2023年もよろしくね。






もしも誰かに届いたら。

こちらは先日公開された歌唱しながらのパフォーマンスビデオになります。*1



*1:ツイッターの検索サジェスト見て悲しくなっちゃったので。

日中国交回復50周年記念 ASIA EMOTIONAL MUSIC FES 2022 in 有明アリーナ

ハンカチかみしめながらツイッターなどを見ていたKIZUNAツアーのオーラスの地・有明アリーナで行われたこちらのライブイベントに行って参りました。


公式サイトに概要が!ない!


12月20日(火)、21日(水)に有明アリーナで開催される、今年初開催となるビッグイベント「ASIA EMOTIONAL MUSIC FES 2022」へのJO1の出演が決定しました。

日中国交回復50周年記念として行われるこのイベントには、中国・アジアでグローバルに活躍、あるいは活躍が期待されるアーティストたちが2日間にわたって登場。

JO1は、12/20(火)に出演いたします。

日中国交回復50周年記念『ASIA EMOTIONAL MUSIC FES 2022』出演決定!ファンクラブ先行のお知らせ|JO1 OFFICIAL SITE


『ASIA EMOTIONAL MUSIC FES 2022』こと『AEMF2022』。


わりといい配置の席に当たりありがたかった一方で、
あの、天下のMIYAVIが目の前でパフォーマンスしているのにぽか~んとなっている会場にすごくびっくりしたのですが。



めちゃくちゃカッコよすぎたMIYAVI。


立って踊っているのは私の周りに私以外おらず、のちに少しだけお話したJAMさんにもMIYAVIのファンだと思われていた。
MIYAVI自身もこんなどアウェー初めてだと。
おいおい中本悠太が憧れ、たぶん瑠姫も袖で見ていたであろう(※完全に妄想です)MIYAVIですが!!??
会場は乃木坂ファンとJO1のファンでほぼほぼという感じでしたけれど、ちょっとこれは素直にショッキングでした。
MIYAVIはすごくカッコ良かったし、アウェーとはいえ全力のパフォーマンスを見せてくれたので、
個人的には座っている方がしんどい、踊らない方がしんどい、という感じです。


MIYAVIの次のアクト乃木坂46で客席は総立ちになるわけですが、
男性のファンがタオルをぶん回すとさすがに視界が…さっきまでの広い視界が一気に閉ざされました。
でもこれはしょうがない!こういう体験も合同イベントならではだし!
思えばこういった異ジャンル合同ライブイベントは初参加だったので、これはこれで経験として楽しめました。


規制退場を避けるために大トリを飾ったJO1の前に乃木坂ファンは会場を出てしまうのでは、
と思ったのだけれど、私の周りは退場する人はいませんでした。
そういう席だったこと、ということでもあります。
乃木坂のファンの方々もJO1のパフォーマンスで明らかにアガっていたのがわかったのでそれがすごく嬉しかったです。
視界については乃木坂のときにこれはあかんわと思っていたのだけれど、
JO1の出番のときには気遣いがあったのか見やすくなっていたのも有難かったです。




初めてアリーナ席から見るJO1は、
結成4年目初のライブステージパフォーマンスをするJO1でありました。



ペンライトも双眼鏡もなく、アクスタだけを握りしめての参加であったのですが、
地続きに見るJO1はすごく綺麗な生命体という印象でした。


ダンスが綺麗に揃っていてすっごく気持ちがいいです。
ちょっと怖いくらいには揃っていました。
Phobiaがかなりよく見えたのだけれど、例えるなら超高級ブランドといった感じ。



今回セットリストがかなりよかった。
楽曲はもちろん表現のバリエーションの豊かさと、それらそれぞれに関する精度をしっかりと訴えかけてきた7曲でした。

衣装はKCON JAPANの露出衣装(言い方)の露出部分を黒シースルーでカバーしつつ、
ベースを生かしながらよりゴージャスに装飾されたかなり素敵な衣装。
パワフルとお上品のハイブリッドグループになったJO1に本当にお似合いでした。


個人的には見ることで精いっぱいではあったものの、
しっかりとKIZUNAツアーで感じたJO1のライブの良さ、JO1のライブ強さを引き続き実感することができて、すごく嬉しかったし楽しかったです。



やっぱりライブではステージの神であられるきまちゃんにどうしても目が行ってしまいます。
そして豆よ、豆ちゃんよ。
豆の軽快ながらガッシガシ踊るダンスが、ちゃんと豆が前に出てくるところで発揮されるのが凄い。
揃えるところは揃えるけど、ひとりひとり見るとちゃんと個性があって楽しい。
蓮くんのトリートメントは高級かつ高品質です。
私の大好きな唯一のサラ髪ハイトーンの瑠姫も相変わらずルキルキしていてすごくよかった。


選曲だけではなく曲と曲のつなぎ方も美しかった。
ドリナイが終わりシャンシャンと鳴る鈴の音。
くるりと振り返ったJO1が一足早いクリスマスプレゼント・ハピメリを披露してくれるだなんて誰も思わないじゃないですか!



曲でいえば、『無限大』というデビュー曲が、
しっかりと会場にいるJAMの心をつかむ楽曲へと成長しているのもすごくいいなぁと思いました。



今回は次の曲がわかるタイミングで、
普通にみんな声が出ちゃって驚くような、そんなセットリストだった、というだけでいいステージだったのは確かです。
もちろん声出しはまだダメなのだけれど、出ちゃう。
それに対して「わかる」となれるくらいには時間は進んでいるのだなとも思いました。


まさかの2022年のJO1現場納めとしてこちらのイベントに参加できたことを心から嬉しく思います。
アナウンスされた時点で応募することができたこのタイミングにも感謝です。



あとは紅白だ~!



出典: