ミーハーでごめんね

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I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

映画『THE FIRST SLAM DUNK』

映画に本当に疎くなってしまって、
すでに幾多の作品を見逃している昨今なのですが、
評価されている作品=ロングラン上映してくれているおかげで、
私もこのたび、この名作・映画『THE FIRST SLAM DUNK』は観ることができました。
欲を言うならもう一回観たい!



追記:
5月21日、2回目観てきました。ロングランすぎる!
三井寿間宮祥太朗って顔似てませんか。



以下、ちょこっとだけ構成のネタバレを食らった私の悲しい体験談によって、
ネタバレ・ダメ・絶対作品であることが確実にわかったので、
鑑賞前の方は絶対に読まないでくださいね!言ったからな!
















観る前は正直、自作の同人誌ぢゃん…みたいな。
まだ作者はスラムダンクに囚われてるんだなーふーん、みたいなそういう感じで。


でも観たらそういうのは全部吹き飛びました。


井上雄彦の画が、動く、という衝撃がまずあって。
3Dならではの独特な質感はちょっと慣れるまでむずむずしたのだけれど、
慣れてしまえば、漫画で読んだスラムダンクがそのまま動いているという凄さ。
それに心をぐっと掴まれたらもうあとは夢中です。


試合のシーンがとにかく凄くて、あの、山王戦をハイロー的もといMV的に演出することでアニメーションにした意味がしっかりとわかる。
漫画でも素晴らしい、原作漫画を超えないなら映画にする意味はないなんていう危惧はもはやない。
なんなら漫画は漫画で、映画は映画で素晴らしい。
沢北のドライブ、流川のドライブ、映画スラムダンクのドライブ。
最高でした。
あれを観たらあとはもう人に薦めるしかない。



本作におけるある視点の持ち主の物語は、シンプルにつらかった。
スラムダンクという作品のすごいと思ってた部分のひとつに、
登場人物の生活が排除されているといことがあって、
私はバスケットボールありきでキャラクターたちが命を吹き込まれているそういうところに一種の美学を感じて大好きだったのだけれど、
今回そのパンドラの箱が開いたわけです。
正直、そのストーリーはストーリー自体も上記の通りつらく、
実際いままた観たとしてもそのシーンはちょっとしんどいかな…みたいな部分があるのだけれど、
そういったパートに感じるモヤモヤを、試合のシーンがすべて取り払ってくれる。
それくらい試合シーンの求心力がすごい。
基本的に試合のシーンがメインであること、スラムダンク=バスケットボールであるということがしっかりと守られている。
ある視点ではじまったけれど、気が付けば試合そのものが作品の主導になり、目の前で繰り広げられているのは、私の大好きなスラムダンク、そのまま。


今後も続く(?)みたいだけれど、
山王戦の裏ストーリー的な感じで主人公を回していけばいくらでもつくれるなとか思ってしまったし、
実際に山王戦が本当に素晴らしいので、試合のシーンは同じでそのままでも全然観に行きますし、
くらいには思っています。


あと、私はずっとりょーちんが好きだったんだけど、
本作を見て、流川ってめっちゃくちゃかっこいいんだね・・・・・・・ってなりました。
時の流れ・・・・・・