ミーハーでごめんね

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I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

℃-uteコンサートツアー2016秋 ~℃OMPASS~ 夜公演 in ハーモニーホール座間 大ホール

私が、『℃-ute』が、"日本一の実力派アイドルグループ"だと認識したのは、
約6年前に『Danceでバコーン!』のダンスショットver.のミュージックビデオが公開され、
"ライブではMVそのままのクオリティでパフォーマンスが披露される"との情報を得たとき。
当時、最年長・リーダーの矢島舞美ちゃんが18歳、最年少の萩原舞ちゃんは14歳(白目)



これを見て以来、大好きな一曲に。


まだ、アイドルが好きになってから日が浅かった私にはそれは衝撃的な情報で、
それは『℃-ute』を擁する『Hello! Project』(ハロプロ)の印象をも変える大事件でした。


だがしかし。


それ以来、℃-uteのリリースする曲がぜんぜん好みじゃない(笑)
と、いうわけで、今日の今日まで私は"永遠の『ダンバコ』新規"という心づもりです。


けれど、『ダンバコ』以降も、主にインターネットなどで様々な動画を見ては、
℃-uteが"日本一の実力派アイドルグループ"だということを、実感してきました。
℃-uteを語らずして、アイドルファンを名乗るべからず!、とずっと思ってきました。
(とくに日本のアイドルをバカにしてる海外アイドルファンな!)




そして、先日、突然の解散発表がありました。




"日本一の実力派アイドルグループ"のパフォーマンスを私もこの目で見なくては!と思い、
解散発表後にリリースされた今回のツアーの公演チケットを運良く、
ギリギリのタイミングで手に入れることができ、本公演に参加することができました。
初めてのハロプロアイドルのライブです。


会場であるハーモニーホール座間が自宅から近いこと近いこと(笑)
メジャーアイドル様のライブをこんなラクな移動距離で観に行けるなんて。




ニッポン・アイドルの頂点がそこにありました。




素晴らしいパフォーマンスでした。
自信を持って言えます、℃-uteは正真正銘、"日本一の実力派アイドルグループ"です。


歌もダンスもビジュアルも圧倒的な完成度でした。


激しいダンスをしながら、全曲ガッツリ生歌。
その安定感は「アイドル」にカテゴライズするのには違和感を覚えるほど。
ほかのアイドルちゃんたちとは土俵が違う。息切れひとつしません。圧巻。
"レベルが高い"といわれているK-POPアイドルにもまったくひけをとらないと思います。
K-POPアイドルはダンスは確かにすごいのだけれど、結構口パクのチームもいるイメージ)


とくに鈴木愛理ちゃんの歌唱はアイドルのそれをとうに超えていて、じわっと沁みます。
『青春ソング』は愛理ちゃんのアカペラ独唱ではじまるのですが、もう「アイドル」というよりは「シンガー」といったほうがしっくりくる。
舞美ちゃんが一か所だけ歌うのを忘れてしまったのですが、
カメラに抜かれたそのときの強いまなざしを見ては、もはやそんなミスなどどうでもいいと思えるほどでした。




キレキレのパフォーマンスとは真反対の、等身大で素朴なMCはとっても楽しかったです!
しっかりしてるんだけどどこか抜けてる舞美ちゃん、イジられるなっきぃ
ふわふわしてる愛理ちゃん、頼もしいトーク番長の岡井ちゃん、妹ギャル炸裂のマイマイ
みんなと~~~っても魅力的!



オフショットもこんなにもキュートな℃-ute




こちらで触れた"女子アイドルの「同性ウケ」問題"に関しても、
彼女たちはもうとうにクリアしていると感じました。
そのくらい、女性のファンも多かったように思いました。(当社比)
まさに、向かうところ敵なしのガールズ・グループです。




でも、だからこそ同時に「解散」も納得できてしまった。




パフォーマンスは超一級なのに、なぜかあまり響かない・届かない。
それは決して手を抜いてるわけではない。
単純にこの会場の大きさ・ちいさなステージと、『team ℃-ute』と呼ばれるファンのひとたちが温かく見守ってくれているという環境に慣れてるだけなのだと思う。
そしてその「慣れ」の彼方に、とくにこれといったものがないのだと思う。
私みたいな初見を引きつけようとするがむしゃらさは皆無だった。内輪、内輪。
良い意味でいえば、「アットホーム」ということなのかな~。


「コンパス」っていうツアータイトルもピンとこない。
セットがコンパスモチーフだったことくらいで。




会場の狭さは物理的にステージが近くてはじめはテンションが上がりました。
二階席のセンター寄りの最後列だったけれど、すごく近く感じた。
こんなに近くで℃-uteのパフォーマンスを拝んでしまっていいの!!??、って感じ。
でも、実際に公演がはじまって、だんだんそれにある疑問を持つようになりました。


彼女たちは12年も「アイドル」をやっていて、
その実力をしてこの規模でライブをすることをいったいどう思ってるのだろうか、と。


決して、「諦め」のようなものは感じませんでした。
一曲一曲、しっかりとパフォーマンスしていました。
余裕もすごかったです。そりゃそうだ、だてに12年、アイドルやってないんだ。


それがゆえに、彼女たちのポテンシャルがセーブされている印象を強く強く受けました。
まぁ今回のツアーは終盤にパシフィコ横浜で行われる公演もあるので、ハコに合わせたものだったのかなぁ?
でも、私には1回きりのライブなんだよ。たぶん最初で最後なんだよ、たぶん。




はたして、いまの状態が見えてきた段階で、
事務所・アップフロントは『℃-ute』が『℃-ute』として、
より高みを目指すようなものを用意できたのか、と。


"さいたまスーパーアリーナでのコンサート"が終着地になったのも、
そのあとのポジティブなビジョンを事務所側がしっかりと提示できなかったからなのでは、
と思いました。




だってさぁ~。




もっともっと大きな場所で、大勢のひとに体感させるべきグループだよ、℃-uteは。




ここまでに育てたあげた事務所は本当にえらいし、すごいと思う。
あんなに歌がうまくて、ダンスがうまくて、美人で可愛くて、スタイルが良くて。
現メンバー5人のバランスも最高。最高のアイドルグループだよ。
でも、彼女たちのパワーをもっともっと引き出せる方法はあったはずなんである。
それを「内輪」で終わらせてしまうのか、というのが本当に本当に惜しい。




例えば、℃-uteが"東京ドームに立てない理由"のうちのひとつに、
"人気・知名度が足りない"ことがあるとしたら、それはちゃんと"売ることができなかった"事務所の責任だと思う。
だって、「いまの℃-ute」の凄さがこんなにも知られていないだなんて、うそみたいだもん。


彼女たちの立つべきステージはもっともっと大きなステージのはず。
さいたまスーパーアリーナで終わっちゃっていいの?、なーんて外野は思っちゃうのですが。
きっと内情はいろいろとあるのでしょうね。(マイマイのノドしかり)




それでもこの距離で解散前に℃-uteのパフォーマンスを見ることができたのは、
とってもとってもありがたいことだとはわかっています。
本当に貴重な体験になりました。ありがとうございました!


このツアーを含め、解散までの歩みが『℃-ute』にとって充実したものになりますように。
帰りはうどんではなくパスタを食べました。すまん。





オープニングアクト
Go Go Go! / ハロプロ研修生
一岡伶奈ちゃん・加賀楓ちゃん・堀江葵月ちゃん・前田こころちゃん)

VCR
1. 超WONDERFUL! (BD:研修生)
2. 世界一HAPPYな女の子 (BD:研修生)
3. 僕らの輝き (BD:研修生)
4. いざ、進め!Steady go!
VCR
5. 愛はまるで静電気
6. キャンパスライフ~生まれて来てよかった~
7. EVERYDAY 絶好調!!
8. 青春ソング
MC
9. 夢幻クライマックス
10. 涙も出ない 悲しくもない なんにもしたくない (BD:研修生)
11. Crazy 完全な大人
12. Kiss me 愛してる
13. 次の角を曲がれ
MC
14. 幸せの途中
15. The Party!
16. Love take it all
17. アダムとイブのジレンマ
MC
18. ザ☆トレジャーボックス
19. 情熱エクスタシー
20. Danceでバコーン! (BD:研修生)
21. SHINES (BD:研修生)

EN1. JUMP (BD:研修生)
MC
EN2. 夢があるから