ミーハーでごめんね

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I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

THE BOYZ 「Boy - 少年」

2017年のトリを飾るべく、ウワサのドボイズこと『THE BOYZ』がデビューしましたね。



デビュータイトル曲は『Boy(少年)』。
まんまグループコンセプトをまずデビュー楽曲名で推していくの、クールで好きです。
ミュージックビデオはとにかく人数が多すぎて(12人だけどもっと多く見える…)、
メンバーについてはMVからなにも読み取れなかったのだけれど(笑)
それでも、群舞のカットを中心に畳みかけるような勢いのある映像からは、
「なんか!すごい!新しい!」っていうのが伝わってきて。


で、


曲がすっごい好き。


"ある時期の「K-POPアイドルの楽曲」"とは、明らかに違っていて、
トレンドの非アイドル楽曲に、アイドル楽曲でさえもややひっぱられているような、
2017年の終わりであるいまにしっかりと、ぴったりと馴染んでいるような。
それでいて、すごくメジャー感がある、カッコいい楽曲です。




これは、パフォーマンスがめっちゃ楽しみだな!、と、
久々に思えた新人グループ『THE BOYZ』。
年末の授賞式をはじめとするイベントがどんどんはじまっているさなか、
『ミュージックバンク』で音楽番組のデビューステージを披露したのでした。




で、それが、



…!




私は、キミたちを待っていたんだよ。




すげ~~~~~~~~~~!!!!!
なんじゃこりゃ!


もちろん、パフォーマンスは期待を超えた凄さだったのにもびっくりしたのだけれど、
なにより、『THE BOYZ』というアイドルグループが、選出されたメンバーたちが、
練習に練習を重ね、レッスンにレッスンを重ね、
この舞台をつくりあげた「ここ」に至るまで、と、いうのをすごく突きつけられました。


なんというか、『Produce101 Season2』の『Wanna One』以降、
ようやく現れた「しっかりとつくった」グループのような気がする。
めちゃくちゃちゃんと売ろうとしている。
ブランディングとかマーケティングとか、とにもかくにもしっかりと戦略を練って丁寧につくられたグループのような気がする。
他の事務所ももちろんそういうつもりで毎回臨んでいるのだろうけれど、
今回はちょっと個人的には様子が違うように感じまして。
というか、これが(のちのち)売れないとだめだろK-POPアイドル!っていうくらい、
自分(私)のなかの「ザ・王道カッコイイ」をやる存在が現れたなと。




ワナワンは大好きです。
けれど、「ワナワン以降」のK-POPアイドルシーンは、
手っ取り早く儲かるビジネスモデルに侵され気味というか。
ワナワンは好きなのだけれど、"人間の「魅力」">>>"事務所の「企画」"という構図が、
新たなK-POPアイドルのメソッドとして産まれたことで、
私がかつて大好きだった、"コンセプトの殴り合い"・"クリエイティブの殴り合い"など、
K-POPアイドルシーンにおいていちばん楽しみにしていた部分の影が、
ずいぶんとうすくなってしまったなぁと思っていました。


こちらの記事には、
そういった現象をさみしく思う気持ちも含まれていたりします。



ワナワンの売り方の対極としてあるのが、
『EXO』や『LOOΠΔ(LOONA)』などの「内輪謎解き系」なのかもしれないけれど、
個人的にアイドルがその手法で惹きつけるような感じはちょっと苦手だったりします。
理由じゃなくて答えで魅せてほしい。
もちろん、いま挙げたふたつのグループは「答え」=「作品」が好きなので、大好きではあるのですが。




そんないまの流れにノれない私は、ああ、変わっていくんだなぁと、
ちょっと残念がってたんですけどね。


だからこそ、『THE BOYZ』という新しいグループの登場と、
『THE BOYZ』陣営の心意気に心底ほっとしました。
こういった素直でわかりやすい「しっかりつくった」K-POPアイドルが、
ちゃんと誕生するのならこれからのK-POPもまだまだおもしろそうだわ~って。




デビュー前から話題になっていた、
メンバーの顔面偏差値の期待を大きく超えてきた『THE BOYZ』。
彼らはルックスだけの少年たちではなかった。すごい。
SMエンターテイメント出身の超腕利きスカウトマンのカン・ジョンア氏が、
かの大企業・LOENエンターテインメント様が新たにつくった『Cre.ker(クラッカー)』という芸能事務所に入社し、準備しただけのことはあるのですよ。
"エッセム(の目利き)×ロエン(の資金力)"で、
いま現在のアイドルシーンでこれができちゃうんだ!?、っていう。
すっかり存在感が弱くなってしまったように思えた"事務所の「企画」"の底力を、
どうだといわんばかりに見せつけられて、のけぞっております。




そして、前述した顔面偏差値の件。
「顔面」だけに関しては、パッと見だとかなりレベル高いわ~っていう感じなのだけれど、
正直、映像で見たときは、けっこう親しみやすいのかなとも思ったりしました。
でもね~!やっぱりパフォーマンスしているときは、めちゃくちゃみんながみんな格好良い!
まだメンバーがサッパリわかっていないので、「誰」が格好良い~とかはとくにないけれど、
『THE BOYZ』としての画が格好良い!、というか。


ちなみに、唯一知っているのは、チュ・ハクニョン。
そう、前述したプデュにまさに出演していた"あの"ハンニョン!
ハンニョンがいなかったら『THE BOYZ』にここまで触れることはなかったと思います。
ハンニョンのお顔も整っているので、
整っている顔面だらけの『THE BOYZ』のなかにいると、判別できない(笑)



イケメンゲシュタルト崩壊/(^o^)\




まだ「メンバーを覚えたい!」という段階には至っていないのですが、
「覚えさせてやる!」くらいの活躍を期待しています!


2017年、キミたちに出会えてよかった。