ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

ツイッターのタイムラインの凄まじいくりしゅ圧に負けて、
ヴァレリアンをキメてきたのだけれども!


すごい!


ま っ た く わ け が わ か ら な か っ た 。


まじかよ!(まじだよ!)




危惧していたCG不慣れ問題に関しては、
さすがお金のかかり方がハンパなくて、凄まじい映像美と演出でトリップできて素直に楽しかったです。
テーマパークのアトラクション並みのハンパなさ。
宇宙ステーションのデザインとかもめちゃくちゃ格好良かった!


デヴィッド・ボウイをはじめとした、
いわゆる近未来SFモノとは対極的な感触の音楽をところどころにちりばめているのは、
素直にすっごくセンスいいなーと思いました。


しかしいかんせん話がまったくわからないのである。
(さすがに丁寧な説明があったのでパール人のくだりはわかった)
映像はおもしろいのに、その映像のなかで何が起こっているのかまったくわからなくて、
逆に笑えてきてしまった(笑)


どうせなら絶賛されてるアルフィー目当てに吹き替え版を観ればよかったのかなと思ったり。
いやまじであの役たちのアルフィーの吹き替えめっちゃ聴きたいよ!!!!!!!




目や耳はちゃんと楽しめたのだけれど、
頭の方がまったくそれができなくて、まったくついていけない、わけがわからない。
そっちのほうが自分のなかでめちゃくちゃ勝ってしまって、
それをどうにか納得させようてしたところに脳裏に浮かんだのが、


そう、『カンフー・ヨガ』です。



『ヴァレリアン』は『カンフー・ヨガ』だったのです。
すなわちクリレイみたいなもんです。
なんで誰も教えてくれなかったの!!!!!!!!!


カンフー・ヨガで得た、なんかよくわからん多幸感を掘り起こしてみると、
本作もそんなに悪くなかったんじゃないかと思えてくるのです。
この"わけのわからなさ"は「宇宙」というものに初めて出会う疑似体験のようなものなのかもしれない、と。(スーパーポジティブ)






さて、この映画を観るに至った最大の理由である「くりしゅ」ことクリス・ウー。
彼が演じたネザ軍曹というキャラクターがかなり重要な役割を担う役でびっくりしました。


(ネタバレするよ!)




だって、




くりしゅ、くりしゅが宇宙を救っちゃってたよ!!!???




ええんか?こんなオイシイとこもらってええんか?


そしてごろんと転がったときにアップになるネザたまのおしり…(拝)
演技もイイ感じで、昨年公開された『トリプルX:再起動』を観た映画クラスタのあいだでは、
「"ツルむと楽しいDJ"が出てるじゃん!」と話題になっていたりして、
クリス・ウーの世界進出、順調すぎ、すごすぎ。
(映画製作費のチャイナマネーがなんたらっていう話もあるけれどそれにしたってすごい)




監督のリュック・ベッソンが「生命」というものをとても丁寧に扱っているのがわかって、
泣きそうになったりもしました。
そのくらいキャラクターデザインに愛を感じたし、
愛から生まれたキャラクターの造形からはやっぱり愛が溢れていました。


でも、『レオン』の監督と同じひととはにわかに信じがたい(笑)
(知ってたけどそれにしてもさ!)