ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

issey starring 高橋一生 × KENTA starring 浜野謙太 @キリン 氷結® ICEBOX CM


…ウッ!



…ァウッ!





また!!!!!
また氷結のしわざか!!!!!!!!!!!!!








サンキューな!!!!!!!!!!!(ジャンピング土下座)




言ってるじゃろう、わしゃ『スカパラ』が好きなんじゃ。
そんなスカパラにいまの高橋一生ぶちこんだらえらいこっちゃなんやで。
オマケに高橋一生とハマケンのコントラストがかわいいでしかないやん。
ずるいて。おっさんたちずるいて。ブツブツ。



以前からブルースハープをたしなんでいた高橋だが、公の場での披露は今回の撮影が初めてだったと言い、「音楽はプライベートでも触れる機会が多く、楽しんで撮影に臨むことが出来ました。ぜひWebムービーで最初から最後までお楽しみ下さい」とコメント。浜野は3組のセッションに「高校生の頃から憧れ続けていたスカパラさんとひと時の共演ができて感動でした、いつか加入しようと決めました。一生くんとの音の絡みも絶妙なミスマッチ感がたまらなくて、俺たち最高」と思いを語っている。


http://natalie.mu/music/news/238389

コメントがめっちゃつまらないのも最高。(さかなクンのコメントが素晴らしすぎた


谷中さんが北原さんとハマケンのツーショットをツイートする現実。



追記:谷中さんが小出し。えっ、かわいい最高。



あ~~~~~~これはさすがに『氷結』買いますわ。
キリンの思うつぼですわ。負けました。

あなたのことはそれほど

たぶん、ここ数年でダントツいちばんハマったドラマだと思います!
もう毎週毎週火曜日夜10時が待ち遠しくて待ち遠しくて。
毎回終わったあと、「あ~はやく一週間経ってくれ~」と思うほど。
すごくのめり込んでいたので体感時間もあっという間で、毎回気が付いたら、
「あと15分しかないじゃん!?もう終わっちゃうの!?」っていう感じでした。
だから今年のゴールデンウィークはいつも以上に早く過ぎてしまったのか!


『CQCQ』(という謎のバンドらしい)による主題歌のイントロのギター音が鳴ると、
(『神様、僕は気づいてしまった』っていう曲名も最高!)
エンディングが始まるにも関わらず物語がめちゃくちゃに動くのがすごかった!
それが毎回衝撃展開でこちらのテンションを最高潮にあげられたのち、
次週を待たなければならないという焦らしプレイ(笑)




なんでこんなにハマったかというと、それはもうすごく簡単で。
波瑠が演じる主人公の美都(みつ)に私自身がシンパシーを感じていたからです。
(不倫したい!、とかそういうことではないです)
放送前に雑誌であらすじをちらっと読んだだけで、「あっ…これは…!」となりました。
余談だけれど、ドラマ内では美都は「みっちゃん」と呼ばれているし、母親役は麻生祐未と、
波瑠ちゃんの直近の主演作『お母さん、娘をやめていいですか?』を思い出しました(笑)


ドラマの放送が始まるや否や、ネットにはみっちゃんへの罵詈雑言があふれかえりました。
"『逃げ恥』・『カルテット』の枠"っていうブランドがお茶の間に浸透しすぎていたぶん、拒否反応も凄かったんだと思います。
ちなみに私が大好きな『重版出来!』もこの枠だからね!
私は、それに関しては傷つくことはいっさいなかったのですが、
そういった方たちとはまったく間逆の反応で、みっちゃんが欲望のままに暴走する様は、
なんだかスカッとしてとってもとっても楽しかったんです。


だからこそ、「私はみっちゃんに似てるところがある」と言い続け、
そう思い続けてきたからこそ後半はちょっと辛いときもあったりしたんですけどね。
まぁただのみっちゃんの自業自得なのですが(笑)
それでも総じてすごくすごくおもしろかった!




波瑠ちゃんの演じたみっちゃん、とってもよかったです!
この設定で"「普通」の状態"を演じることってなかなかできないと思います。
みっちゃんの夫・涼太は東出昌大の棒読み演技がこんなに生きる役があったとは!、というくらいのハマリ役だったと思いますよ。
が、その演技も「怖い」と通り越して「笑えちゃう」と、ちょっと冷めちゃったりして(笑)
仲里依紗は本当にすごく上手な女優さんなだけに、ちとやりすぎ感が。
みっちゃんの初恋・不倫相手である有島!、役には鈴木伸之が大抜擢!すごいぞダン(from ハイロー)!
ものすごく爽やかで、終始「モテる」をしっかりと体現していて、とっても良い演技でした。
まだそんなに有名な俳優さんじゃないだけに、その得体も知れない感じもいいほうに作用していたんじゃないかな。
大正義・香子さんを演じた大政絢も格好良かったし、麻生祐未もさすがの仕事っぷり。
しょこたんも育三郎もクセモノすぎてめちゃくちゃ良かったですよね~。
あと橋本じゅんがプレイボーイ役でびっくりした(笑)




主人公にシンパシーを感じることができるだけでも、じゅうぶんおもしろがれたのだけれど、
展開がとにかくはやくて、みっちゃんだけがどんどん先へ導かれるように進んでしまうと、
関わっていく登場人物たちも、その勢いに煽られるかのように動く動く!
エンターテイメントとしてもすごく楽しめました。
私の脳内は完全にお祭り騒ぎで、「オラオラ~!もう誰かれ構わず出ているヤツら全員好きなようにやっちまえ~!」、みたいな感じ(笑)


「有島」という人間の正体が、ちょっとあんまりわからなかったのが消化不良かな~。
「浮気する有島」と「家族を愛する有島」と、ふたつの「有島」があまり繋がらなくて。
だってふたつの「有島」は完全に別のふたつのキャラクターだったから。
そこを掘り下げなかったからこそドラマではメインキャストの4番手になったのかな~、なんて思ったりしました。




"たまたま恋をした女性は結婚していた"だけの状況がライトに描かれているのが新鮮でした。
いままであったいわゆる「不倫モノ」とはぜんぜんイメージが違うというか。
それはいままで「不倫モノ」にさほど興味がなかった自分が、
こうして「不倫モノ」にカテゴライズされる作品を、自分に重ねて視聴していたことに違和感を感じなかったという点でも、
新しい感覚で見ていたドラマでした。
でも、最終回は「それほど」。無難で、やけにものわかりのいいラストで拍子抜け。
けれど本当に楽しく見ていたので「あなそれロス」、待ったなしで~す。


また未読のいくえみ綾による原作漫画とはいろいろとけっこう違うらしいので、
そういうところも含めて、漫画版も読んでみたいですね~。

進撃の巨人 Season2

いわゆる「アニメ2期」ってやつですね。


ずっと泣いてた。


もう、気が付いたら毎回毎回自分でもひくぐらいの大号泣。
オープニングのおなじみ『Linked Horizon』の『心臓を捧げよ!からしくしく泣き始め、
エンディングの『神聖かまってちゃん』の『夕暮れの鳥』でトドメをさされる。




私は『進撃の巨人』という作品を知るのはかなり遅くて、
キッカケは『進撃の珠理奈』というAKB48選抜総選挙松井珠理奈ちゃんの応援動画でした。
そこから、格好良いな~はやってるんだ?、程度に思っていたら畑違いのメディアでもどんどん特集とかがされはじめて。
それでちょいと動画を見てみたら立体起動装置のシーンがめちゃくちゃカッコよくって、
単純にそこから好きになりました。完全にアニメから入ってます。


だからテレビアニメシリーズ1期の後半はギリギリ見れたものの、
原作漫画をまったく読んでいなかったので、ストーリーが当然補完できないまま、
なんとなくアニメ1期を視聴していました。


で、アニメ1期が終わってしまって。
その間に、原作の連載が掲載されている別冊少年マガジン不定期でかいつまむようになり。
アニメ1期だけ見たあとに別マガで最新話見るのってかなり険しかったのだけれど、
もともとが完全に途中参加だったので個人的には違和感は思ったよりなくて。


そして、アニメ2期がはじまりました。
アニメ2期を見ながら、アニメ1期を見返して、別マガも読んで。
ひとつの作品のひとつのストーリーを3通りで追っていたので、めちゃくちゃ楽しかったです。




1期も、もちろんすごくおもしろかったんですけど、
2期は、よりキャラクターの心が感じられて、ソコがもう泣けて仕方がなかった~。
人間の強さと弱さがこれでもかというくらい詰め込まれていて。
謎が解けていくにつれて、キャラクターの内側がよく見えるようになるんですよね。
いままで設定のおもしろさとアニメーションの格好良さにばかりに気をとられていたので、
これは大きな(イイ意味での)誤算でした。


かつ、アニメーションのクオリティから作り手の情熱と心意気がものすごく感じられるから。
作画とか含むアニメーションの素晴らしさは1期も凄かったと思うけれど、
2期はOPのアニメーションからめちゃくちゃぶっとばすんですよね。
演出とかもすごくて一気に引き込まれてしまって、気がつくと完全にそちら(作品)側に立っているんです。
だからよりそれぞれのキャラクターに感情移入しちゃってもう収集がつかない(笑)


その両方の奥深さに感動して涙が出る。止まらない。
たまに泣ける内容ではないはずだとわかっていても、やっぱり号泣。
毎回アニメが終わった30分はひきずって頭はカラッポでわけもわからず泣き続けていました。
もはや病気。




入口が正規(?)ではなかったので、
いまでもネタバレとかもあんまり気にならないどころか、どんどんネタバレを探しにいっているところがあります(笑)
(かといってひとからネタバレくらうのは本当に御免なのですが、という絶妙なところ)
別マガも毎回必ず読んでいるわけはなくて飛び飛びで読んでいるだけだし、
自分の知らない部分のことを知ることで新しいストーリーの断片が見えてくるのが楽しい。


けれど、やっぱりすごいのはこの『進撃の巨人』という作品の強度ですよねー。
どれだけこうして虫食いしてても、ぜったいに「そこ」は「そこ」でおもしろいから。
一話見るだけでもしっかりとおもしろいって相当な地盤だとおもいます。
私はひねくれ者なので、漫画に関しては、「編集者」の姿を探すくせがあるのですが、
なんだかんだ、やっぱり原作者である漫画家の諫山創(いさやまはじめ)はすごい、というところにたどり着きます。


さて、アニメ3期は2018年!来年!、に放送開始だとのこと。
漫画もさることながら超一級のアニメーションももっと見たいので心待ちにしております。

横尾忠則 HANGA JUNGLE

私の日常行動範囲内の町田にある美術館で、なんと!
横尾忠則の展示があるということでかなり鼻息荒く向かいました!
あの糸井重里も小田急線に乗ってわざわざおとずれたそうで。
とはいえ、場所は駅から結構離れていて帰りのことを考えるとげんなりするような、
うねる超絶坂道を超えた先に町田市国際版画美術館はありました。ぐったり。


自然いっぱいの緑にかこまれた最高のロケーション。
すぐそこには公園があり、天気もよかったので、
ランチはテラスでおもいっきり太陽を浴びつつ子供たちが水遊びしたり自電車やボードで遊んでいるのを眺めながら、おいしくいただきました。
これだけでももう満足。




まずね、


展覧会のタイトルが『HANGA JUNGLE』っていうのが超最高。


展示作品の多くはシルクスクリーン作品だったのですが、
はたしてそれらが「版画」なのか、私はちょっといまでもよくわかっていないのですね←
でも「これはHANGAだから」と、言われたら、
黙って「これはHANGAなんだ」としっかり受け止めることができる、
「HANGA」という新しいスタイルの作品群たちのパワーが凄かった!!!!!
そして、それらがはびこる展示室はまさしくジャングル!!!!!圧巻でした!




横尾忠則の個展は世田谷美術館での『冒険王・横尾忠則』以来なのですが、
つい先日の草間彌生展のときにもちょこっとだけ記しているように、
変わらずこちらを奮い立たせてくれるパワーが充満していました。


横尾さん(っていうとどうしても最近はキスマイ感が・笑)の作品は、
横尾さんの内にある創作意欲と表現意欲が炸裂していて、それが本当に凄まじい。
己のなかに常にあるそれらを、そのときそのときの横尾さん独自の手法でアウトプットしているのが生々しいほどによくわかる。
だから、制作時期によって作風がおもしろいくらいバラバラ。
けれどそれぞれの熱量が凄まじいので、そこから見えるのはまっすぐな制作・創作意欲。
だから、それらはとても純度の高いものに感じる。
保守的にならず、自分の表現を追い求めて、常に新しい方法で完成にたどりつくその過程も、
どの作品からも清々しいフレッシュさを感じる理由なのかもしれません。
展示されている作品は絶妙なラインを攻めるものを含めて、総じてとてもハイセンス。
っていうかめちゃくちゃカッコイイ!!!!!


躊躇なく過去の自分の作品を用いて再構築し、
見たことのあるあの作品もこの作品も「HANGA」として新しい作品にしてしまう。
その潔さはめちゃくちゃ気持ちいいです。
そしてそれら「HANGA」のソリッドでシャープな質感は、
激しいタッチの絵画とは正反対のクールなものです。


『冒険王』では、"画家・横尾忠則"の、
とにかく「描く」ことへの探究心と情熱をこれでもかとぶつけられたのですが、
今回の展示はそれとはまったく違ったものに触れたような気がします。


時系列に並べられた作品からは横尾さんのきょうに至るまでの「変化」が、
えげつないくらい浮かび上がっていた。
そういった意味でこれまで私が持っていた横尾忠則像から脱した、
新しく知る横尾忠則像がきょう生まれました。
そうして、作品をつくるそのたびに、自らのクリエイティビティを研ぎ澄ませてきた横尾さんの姿を想いました。




横尾さんの凄さといえば、いつの時代もその独特な表現が評価されて、
かつ受け入れられてきていたことですよねー。
それも含めて、その人生まるごと「才能」だと思います。




今回の展覧会は、なんと太っ腹なことに全作品撮影OK!
撮影可能な展示が増えているとはいえ、
ここまで著名なアーティストのこの規模でそれって本当にすごい!
私がアートシーンから遠ざかっているあいだにこういう傾向になってきているのでしょうか?
ただでさえ敷居が高そうな「アート」というものが気軽にシェアできるのは、
アート界隈にとってもきっとプラスのはずです。


でも、個人的には「ぜんぶ撮っていいよ!」って言われると、
どうしても撮ることばかりに気を取られてあんまり展示そのものには集中できない(笑)
展覧会の空気や、雰囲気とかも感じて持って帰りたい派なので、
この前の草間展みたいに一部に制限してくれるくらいがちょうどいいかな、と思います。わがままで申し訳ない。




同時開催されていたミニ企画展『11人のポップ・アーティスト』展は、
横尾展のちょうどいいおいしいデザートのようなボリュームの展示。
ポップ・アート全盛期のニューヨークをフィーチャーし、
なんと天下のアンディー・ウォーホルやロイ・リヒテンシュタインなどの超有名どころから、
私の大好きなジム・ダイン(ジム・ダインとの出会いとなった名古屋ボストン美術館は残念ながら閉館してしまいましたね・涙)の作品などもありました。
こうやって世界の歴史的なアートをちょこっとつまめる感じがすごくいいですよね。
ただちょっと簡素すぎる風ではあったけれど(笑)




横尾展の物販ではマスキングテープ全3種をお買い上げ(笑)
だってすごくカワイイのですもの!草間展はマステのデザインを見習ってください!




このあいだの草間彌生展といい、横尾忠則展といい、
いまなお第一線に超絶カッコいい生きる現代アートそのもののようなひとが存在していて展覧会が開催されるということも、
ニッポン・クリエイティブの大きな財産のひとつですよね~。
ふたりとも、ものすごく格好良いです。
人生の大先輩でもあるふたりに、なおも新しい世界をまだまだ見せてもらっています。
また、このふたり、まったく作品制作に対するスタイルやスタンスが異なっているのもおもしろいです。


最近はすっかりアートへの反応が鈍くなってしまったけれど、
短期間のうちにこうして素晴らしい展示に赴くことができて、刺激をもらえて。
本当に、すごくすごく楽しいし、すごくすごく嬉しいです。

軽率に"E-girlsの再編"について思うことをつらつらと。

私は『E-girls』のファンというわけではないです。
そして『LDH』という会社や『EXILE TRIBE』という組織についても詳しくないです。
なので、以下ニワカにもおよばない程度の野次馬が軽率に思ったことです。
たまたまここへたどり着いてしまったファンの方は見ないでくださいね。夜露死苦




個人的には、今回の再編による新体制、おおこれはすごい!、と思いました。


"『E-girls』というグループは、『Dream』と『Happiness』と『Flower』が合体した『EXILE』の妹分"という印象しかありませんでした。
そんなグループが、改めてひとつの『E-girls』というグループとして再始動するということ。


"『Dream』+『Happiness』+『Flower』=『E-girls』"ではなく、
"『Dream』と『Happiness』と『Flower』と『E-girls』"と、それぞれのグループがしっかりと独立したというアナウンスだと受け取っています。


個人的には、なくなってしまう『Dream』は別として、
イメージコンセプトが間逆の『Happiness』と『Flower』の区別はできています。



『Happiness』と、



『Flower』と。


ね、ぜんぜん雰囲気ちがうでしょ?
(はじめのほうはそんなに差がなかった気がするけど)


だからこそ、"従来の『E-girls』"の存在とネームバリューが、
それを形成している個々のグループの個性を薄めているような印象があるのです。
そして、それがそれぞれのメンバーの没個性にもつながっているのではないかと。




まず、アナウンスされたいちばんわかりやすい点は、
"メンバーの数が19人から11人になる"ということ。


今回『E-girls』から離れる8人ものメンバーのなかには、
「金髪のあの子がいれば『E-girls』」と、お茶の間にやさしいグループのアイコンであったDream Amiちゃんや、
いまや女性誌にソロで表紙を飾るほどの人気を誇る"「藤井姉妹」のお姉ちゃん"こと藤井萩花ちゃんなども。
この「離れる」ということが「卒業」なのか「脱退」なのか、どういう風に表現すればいいのかはまだわからないのだけれど。
これだけでも相当な大冒険でしょうね~。




EXILE TRIBE』という組織に始まり、『LDH』という会社までもつくりあげたHIROさん。
さらに大型メディアミックスプロジェクト『HiGH&LOW』を成功させたなかでの、
劇団EXILE』など自社で抱える人材をはじめ、外部からの話題性のあるキャスティングもお見事でした。


けれど、『HiGH&LOW -THE LIVE』のライブビューイングに参加したとき、
"『EXILE TRIBE』とは別にある『E-girls』というコンテンツ"を見せつけられたんですよね。
なんとなくTRIBEに添えられただけのような状態のE-girlsを目の当たりにしたわけです。




そこで私は、今回の再編にはHIROさんの愛を感じます。


誕生した『E.G.family』というさながら『EXILE TRIBE』のようなプロジェクトは、
"LDHに所属する女性の夢をかなえてあげたい"というHIROさんの男気を感じます。


"『E-girls』の再編"は「金髪の子がいなきゃなんのグループだかわからない」、という層にこそ、より強く訴えることのできるものだと思います。
E.G.family』は「集団」ではなく、そこに属する「個人」をもプッシュしようというプロジェクトだと思うのです。
E-girls』のほかにもLDHに籍を置く、女の子たちの未来への門出だと思うのです。


今回の"『E-girls』の再編"は、『E.G.family』というプロジェクトのプロローグにすぎません。
E.G.family』いう女性版『EXILE TRIBE』の誕生は、個々の知名度の低い女性タレントたちには厳しい道になるかもしれませんが、
「イマ」をヨシとせず、それぞれが「イマ」より明るい未来にたどりつくことを目指す、
すごく前向きなプロジェクトだと思うのです。




私はLDHのやりかたのすべてを肯定的に思っているわけではありません。
今回のことだってふたを開けたら中身がスッカスカの話題づくりなのかもしれない。
それでも、私は"LDHの女の子のパワー"に期待をしています。
音楽番組などで当たり前のように用意されるようになった「LDH枠」をみっちりと満たすことのできる、そんな存在になったら、
J-POPシーンも、もっともっとおもしろくなるはずです。


正直、"旧『E-girls』"の大集合!感、ガールズ・パーティー!感がなくなるのはさみしい。
けれど今回の"『E-girls』の再編"は、『E.G.family』のすべてのタレントが輝くための第一歩。
時間はかかるかもしれないけれど、チャラついてるヤローどもをも蹴散らすかのような活躍を楽しみにしたいです。

SISTAR 「LONELY」 ミュージックビデオ

「今年から夏がこない」、とみんなが言う。
かの『SISTAR』が解散するするからだ。
「夏」といえば『SISTAR』が活動する季節だからだ。


彼女たちの最後の活動曲は『LONELY』。






解散が発表されたのは5月23日。

『SISTAR』は、しっかりとメッセージを発した。


メンバーそれぞれの直筆の手紙も公開された。

最後まで皆幸せでいましょうね。

ひときわ印象的だったのはソユのこのことば。
『SISTAR』のファンは幸せだ。




K-POPガールズグループシーンにおいて、
いよいよ時代が動いたのだと痛感させられる。


私がK-POPを好きになったとき、SISTARはすでにいまの地位を確立していた。
『少女時代』・『2NE1』を頂点としていたガールズグループにおける序列の、
すぐ次につけていた唯一のグループ。
そしてそのSISTARの壁も厚く、ユニット『SISTAR19』やヒョリンのソロも大人気だった。
(ヒョリンのソロ活動は『VIXX』の音楽番組初1位獲得の思い出でもある)




私は「アイドル」といえば、"日本の「アイドル」"シーンに先に触れています。
私が推していた"「宮澤佐江」という「アイドル」"は、
いつからかことあるごとに卒業を自然と(いい意味で)におわせたのち、
自らの声でテレビ番組で卒業を発表し、最高の卒業コンサートを開催し、卒業公演を終え、
しっかりと「アイドル」を「卒業」しました。
これがファンであった私にとってどれだけ恵まれていたことか。


佐江ちゃんの卒業に限らず、"日本の「アイドル」"の多くは、
「アイドル」と名乗ることをやめるときに、その瞬間までしっかりと時間を設けてくれます。
もちろん、不祥事による脱退も少なくはないのだけれど。


それにくらべると"韓国の「アイドル」"は、なにもかもが唐突に感じます。
いきなり脱退したり、いきなり解散したり。
それでも、あんまり私個人がびっくり程度のリアクションでいられるのは、
K-POPでいちばん最初に大好きになったアイドルグループの電撃脱退をいちばん最初に経験したからなのかもしれません。
それ以降、特別好きなアイドルでない限りは(ここ重要)、
激流の中にある"韓国の「アイドル」"の突然の脱退・解散については一応は驚くけれど、
なんだかんだ「そういうもの」だと割り切っているような気がします。
だから、今回もそのケースのひとつ、とちょっと冷静な自分もいたりします。




去年、『SISTAR』がカムバックしたとき、彼女たちの醸し出す「成熟」感を通して、
個人的に思ったガールズグループの「成熟」についてこんなことを考えていました。

K-男子アイドルには「兵役」とともに持ちあわさざる得ない「成熟」というものがあって、
それはそれで大人の階段を上っていく姿に淋しさを感じるのだけれど、
"アイドルの加齢"という点では女子アイドルのほうが実は深刻。
男子ドルの「成熟」に繋がるようなきっかけがわかりにくい分、"かじの切り方"が難しいよね、と思います。


先日、かの人気グループであった『4Minute』が「解散」という結末に。
賛否両論ありますが、これも"かじの切り方"のかたちのひとつなのでしょう。

そんな風に感じると、なんというか、彼女たちの側に立ってみたら、
かなしいさみしいばっかり言ってられないないなぁ、笑顔で送り出してあげなきゃだなぁ、って思うんですよね。






…とか、思ってたんですけど、




こんなん見たら、







いやああああああああああああああああああうううううううううう解散しないでええええええええ解散しないでええええええええ解散しないでええええええええぇぇぇぇ




ああうあああああううう・・・・・・・・・




なかよし、、、これはひきずる。。
最後にこんなのずるいよ、本当にずるい。。
かなしいさみしい言うてまうやん。。


そして、本当に心から、惜しいと思う。
K-POPを置いていかないで…K-POPからいなくならないで……




『SISTAR』というグループの解散は、セクシーでありながら明るくて健康的で、
異性に媚びない"希少なグループがなくなる"という意味でもとても残念。
もうきっとこんなガールズグループは現れないんじゃないか。
こんなにカッコイイ4人組のおねえさんたちが見られなくなってしまうのは、
『SISTAR』のハーモニーが聴けなくなってしまうのは、やっぱりかなしいし、さみしい。




今回の解散は、「ついに」という感じも。
背景には当人たちのこれからの人生設計はもちろん、時代の流れも見受けられます。


ビジネス面や音楽番組のシステムなんかも考えると、
いろいろと思うところもそりゃあるよなぁと。
「女性」か「男性」かという点でも、考えさせられることがありそうです。




それでも、今回は"韓国の「アイドル」"ではめずらしく、
事前に「解散」のアナウンスがあり、そののちに最後の活動で締めくくるという流れ。
当人たち、そしてなにより彼女たちを愛するファンに、
限られてはいるものの「時間」がつくられたのです。


『SISTAR』は、最後にステージや放送を通して、
ファンと想いを通わせる機会をつくってくれました。


こういうケースってK-POPでは本当にめずらしいこと。
いかに彼女たちがファンやスタッフらを愛していたか、
そして自身が『SISTAR』であったことにすごく誇りを持っていた表れだと思います。




『SISTAR』は、『SISTAR』からはばたくのだ。


それぞれの与えられた「時間」がどうか幸せなものになりますように。
そして、私自身もその「時間」を、私なりに、受けとめたいと思います。

帝一の國(二回目)

一回目の鑑賞は撃沈しました。


・・・・・チーン。



映画『帝一の國』は局地的に大フィーバー。
流行りの応援上映まで行われるほど。


私はそんな「帝一フィーバー」に巻き込まれているひとたちが羨ましくてしかたがなかった。
同時に、すごく楽しみにしていたことが仇となって、
まっさらな状態で楽しめなかった自分が悲しくてくやしくてしかたがなかった。


私だって大鷹弾のファンクラブに入りたかった。
一緒にマイムマイムしたかった。




でも、叶わなかった。




なにより、一回目の鑑賞を終えたあと、
「帝一フィーバー」の謳い文句できらびやかにメディアを飾るメインキャストの6人すらもハナにつくようになってしまった。
あんなに彼らのわちゃわちゃが大好きだったのに。


それでも日々、帝一フィーバー民がフィーバーしているのを見かけるのは避けられなかった。
私もフィーバーしたかった。


それだけ本当に楽しみにしていたし、
観る前は本当に本当に楽しかったから。(どんだけ)




そんなもやもやを抱え、返り討ちにあうのを覚悟で二回目の鑑賞にいたった。
単純に、スッキリしたかった。




結果、




無事、和解することができました。




パチパチパチ。




感想は一回目に観たときとほぼ同じ。
変わったのは、美美子ちゃんに愛着がわきはじめたという点。
ほら、宣伝とかあの6人ばっかりじゃん?
だからいきなり美美子ちゃん出てくると誰やオマエみたいになるやん?


二回目に観た映画『帝一の國』は、私の過度な期待や過度な干渉などまるで関係なく、
ただ一本の映画作品としてそこにあった。
本当によかった。ほっとした。




超絶肩に力の入った超絶先入観を強いられた一回目の鑑賞とくらべて、
新たに見えることも多かった。
見えていたようで見えていなかったことがたくさんあった。
それはもちろんアラも含めて。
ストーリーがわかっているからこそ見えてくるものももちろんあったし。
すごく素直に観ることができた。
こちらが勝手に歪ませることなく、正規のものを観ることができた。


これでわたしも、正々堂々、大鷹弾のファンクラブに入会できるし、
マイムマイムにも参加できる。


ちまたの「帝一フィーバー」に眉をしかめることなく、
しっかりと作品と向き合えたような気がする。




エンターテイメントとの付き合い方って、いろいろあるんだなぁ。
とにかく二回目を観ることができて本当によかったです。



ようやくエンドロールが鳴る。