ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

私は日プをツカメたか?「PRODUCE 101 JAPAN」

終わってしまった。終わっちゃったんだ。
はじまりなのだけれど、いまは終わっちゃったんだ…という気持ちの方が大きい。
日プ、大好きだったよ。ありがとう、おめでとう。


さっきまで20人だったのに。変な感じだ。
ファイナルラウンドに進出した全員がデビューできないのなんて、当たり前にわかっていたはずなのに。
名前が呼ばれた子には心からおめでとうって思うのに、
名前が呼ばれなかった子がいることが悲しい。
ふたつの気持ちがぐちゃぐちゃになって頭がぼーっとする。


ずっとPCやスマホで見てきたひとたちをテレビの大画面で見るのは興奮した。
提供が彼らの顔に被さるのも、ああ、テレビに出てるんだ~と感動した。
みんな、ビジュアルがとても仕上がっていてカッコよかった。もう芸能人だった。


さよなら青春?
きみたちの青春は、とても美しかった。
でも、さよならしなくてもいいと思うんだけど。


これが国民プロデューサーとして票を投じていたからこその重みなのか。
身体も気持ちも一気に、ずっしりと重い。




『PRODUCE 101 JAPAN』、日本版プデュ、通称「日プ」。



そうなんです、私もついに国民プロデューサーになりました!
まさか自分が国民プロデューサー(国プ)を名乗れるときがやってくるなんてな!


番組が始まる前は事務所無所属つまらない~とか思っていたのだけれど、
だんだんと、だからこそ既存の日本のアイドルにはいない、日プならではの「日プっぽい」というラインナップに思えてきて俄然イイネイイネ~ってなってきたんですよね。
放送の前からガンガンアップされるツカメのチッケムやらを見ては、
なんか見てて元気が出る…これってアイドルじゃん~~~~~~~~~~!と。




日プはとにかく制作スタッフさんのがんばりがすごかった。
SNSサーチとフィードバックの鬼。
ポジション評価→グループ評価の流れは参加者の大半が素人ってことで考えたな~と。
練習生との距離も近く、おさめられたオフショットなどからは愛情がしっかりと伝わってきた。


あと、トレーナーの先生方が本当に皆さん良くて。
日プの先生たちは基本的に褒め上手で、素人同然の練習生の気分や気持ちを盛り上げるところから取り組んでくださっていてすごいと感じていました。
グループバトルの出来に関してトレーナー陣へ対する不満も見かけたけれど、
それこそ分量がなかっただけなのでは…と思った。
日プはバラエティ的なサービス要素の代わりに、そういった面になかなかスポットが当たらなかった印象はあります。




日プ、どハマリしていました。
毎日楽しく国プをしていました。


グループバトルについてのゆるゆるおしゃべりをお友達のもふ山さん( id:alpacasso1989 )と配信したりしました!


BTSの課題曲について、「なんか…なんか…」を長時間繰り返して放送事故みたいになってるんだけど(笑)、
それだけBTSの曲は凄いんだってことです。




ただ、この日プと駆け抜ける楽しい日々をテキストで残したいなぁと思いつつも、
何を文章にすればいいのかよくわからなくなって、いつも手が止まった。
そして気がつくと涙を流していた。


楽しかった日プのすぐそばにあった悲しい出来事が、
どうしてもひっかかってしまっていた。


元祖・韓国版『PRODUCE 101』シリーズの連日の報道にはとても胸を痛めている。
別物だと思って見ていても、どうしても切り離せなかった。「プデュ」が好きだから。
いまは夢を持つ若者の未来を、大人たちが手を尽くして守るべきだと、ただ思っています。
大人たちが彼ら・彼女らのキャリアに傷をつけたのだから、相応の償いをすべきです。


そして日プにもまったく別の「影」の部分があった。


私は、結局1pickは不在のままだった。
その理由の大部分を占めるのが、日プのデビューグループの着地がまったく想像できなかったということなのは確かなのだけれど、
終盤はその「影」がチラついてしょうがなかったというのがある、おおいに。
そしてそういったものが現れてしまうのではないかという不安が、心のどこかにあったのかもしれない。
その「影」と「光」のコントラストがあまりにもつらく感じられたことはここに残しておきたい。


私は日プの運営スタッフさんが大好きだったのだけれど、そうとも言い切れない状況になっていた。
でも、練習生含む「現場」は、とてもいい空間だったことが伺えるし、
そういった環境をつくりあげてくれた現場スタッフの方たちに対して、悪いことなんて言えないんだよなぁ。



18分50秒くらいから。


ああいったかたちで去ってしまった練習生に対しても、
「ヒチョンくんに見せたくて」ナチュラルにことばに出せるくらい、
練習生同士は「現場」でそんな「関係」が築けていたのだと思うと本当にやるせない。。
けれどそれには救われる思いだった。


なにより参加した「練習生」という韓国版になぞらえた謎の肩書きを得た参加者が、
全員芸能事務所無所属、要するに一般人・非芸能人であったことは私をとても慎重にさせた。
それがゆえになかなか動かない11pickによるランキングから妙なカーストというか、ヒエラルキーが練習生のなかでできてしまっていたのは、
韓国版・本家プデュでは感じたことのないなんともいえないしんどさがあった時期もあった。


けれどさすがにコンセプト評価あたりになると、
みんなすでにまごうことなきアイドルの出で立ちや振る舞いになっており、
そういったものがあったことすら、すっかり忘れるのだけれど。
そう、すっかり忘れるくらいの素敵なステージを披露してくれた。


そして特筆したいのは、
繰り広げられていた同じ夢を追いかける現代の日本の男子たちの世界は、
いろんな意味で希望をもたらしてくれるものだったことだ。




でもプデュは祭りなのでね!踊ってました!祭は踊ったもん勝ちじゃ!
與那城先輩(の写真)をファミマから持ち帰りましたし。
先輩は私にとって由美かおるオンニ枠です…!
当時一般人だったひとの写真を所持していたヤバさを噛み締めている…


コンセプト評価の曲、どれもよかったね!



入りたいのはBO組だけど、
まぁわたくしはね、やんちゃGIRLなのですがね。




どうしよう、そんな日プが、凄まじい速さで思い出になっていくのを感じる。
なんのための日プだったのか、忘れそうになる。
私はこんなに日プが好きだったのかと、終わってからこうして気がつくんですね。


ただ投票をしていていただけの私がこんななんだから、
参加していた練習生の気持ちは計り知れない。
でも、私にとっては「思い出」だけれど、キミたちにとっては「キャリア」だから。
キミたちは、キミたちにしか見えない景色を見たんだから。




『JO1』、デビューおめでとうございます!
カルボナーラパーティーと滝修行、楽しみにしてるからな!



みんな、本当におつかれさまでした。ありがとう、おめでとう。

#VIXX1stWin、の6年後。

あれから6年。



信じられます?


『VIXX』が音楽番組で初めて1位を獲得したちょうど6年後、
兵役に就いている者もいれば、事務所を離れた者もいる、
そしてグループデビュー7年目を越えてなお全員で…





会ってる~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!





12月6日!!
ビクスの初の1位を抱かせてくれた今日
久しぶりにメンバーと✌️

#相変わらずなエンヒョン #泣き虫レオヒョン #テレビ買ってくれたカッコいいケンヒョン #代表ニムラビヒョン #肉よく切るホンビニヒョン


どんだけ!!!!!どんだけ仲良し!!!!!!!!どんだけ絆!!!!!!!!




しかも、


このふたり2日前にも会ってる~~~~~~~~~!
代表ニムラビのレーベルのタグ~~~~~~~~~~~~~~!




…こんなことあるんですか?あるんですね。
私は『VIXX』のことが好きで本当にラッキーです。





#VIXX1stWinは、こうして褪せない。


そしてあのとき一緒にいたEXOさん…ではなくX-EXOさんが音楽番組にカムバック…ではなくデビューした日でもありました。
(まさかのVIXXもびっくりのキョーレツコンセプトなのがまた味わい深い…)
そうか、あの日も金曜日だったんですね。

EXO 「Obsession」 ミュージックビデオ


X-EXO お前らちょっとカッコいいな…?
俺も入れてくれよ
俺の名前も'X'で始まるよ>.< 


ほら言ったじゃんシウちゃん絶対この祭りに参加したかったろうにって!
っていうかシウちゃんはEXO兼EXOペンなので、今回のコンセプトやりたかったに決まってるじゃん…!




と、シウちゃんや私と同様に『EXO』のことが大好きなスタッフさんたちがカムバックしたと思われる今回のカムバック。




ふたり兵役中でこれはマッジですごい!





楽曲もビジュアルも6人それぞれの持ってるパワーで引っ張っていってくれているのがなんと頼もしいことでしょうか。
大衆性なんか知るかと言わんばかりのトンデモ曲がさすがすぎます。ソークール!


ただ、一連のティーザーによる"『EXO』vs『X-EXO』"というコンセプトありきのミュージックビデオなので、
ティーザー含むカムバック祭りでおおいに踊らせてもらっている私と、
ミュージックビデオや音源だけを視聴している非EXOペンとは感じ方が違うのかなとは思っています。


私が今回のコンセプトをあらかじめ知らずにこのミュージックビデオを見ても、
なんかそれっぽいことやってるけどよくわからない、と思うはず。
こういった内輪だけが盛り上がるアプローチは個人的にはあまり好きじゃないのだけれど、
まぁ今回、結果的には私はコレが好きなので、私はコレでいいです!




よく見かけたのが「(曲が)NCTっぽい」という感想なのですが、
私にとってこの『Obsession』という作品は、聴いたときから「EXOの曲」だったので、
言われてみればそうなのかもしれないな~とちょっとハッとさせられたのがおもしろかったです。


おそらく今回の曲については自分のなかの感覚が「EXOっぽい」とか「NCTっぽい」などといった概念的なものからはじめから解放されています。
それは「これがカムバックというもなのか…!」というK-POP初体験のような新鮮さ。
"『EXO』vs『X-EXO』"といういままででいちばんわかりやすいコンセプトが先にあって、
単純にそのカムバックのストーリーにうまく私がノれたんだなとも思います。


それは先日のEXOの単独ライブでの最高に楽しかった体験の直後だったことも大きい。
だってこのカムバックのストーリーの登場人物たちとまさに触れ合ったあとですから。



そのキャラクターたちがいったいどういうひとたちなのか、
それを再確認した直後のカムバックは嫌でも彼らの魅力を感じちゃうってものです。




さて本作、「NCTっぽい」と言われているけれど、
この曲を『NCT』がリリースしたらこんなに「最高だな!」という気分になれたのか。
私はこの曲を"いまのEXO"がリリースしたから「最高だな!」と思っています。
もちろんそれは私がもともとEXOのファンであることも含めて、
"私とEXOの関係"から生まれたものなので他の方の感じ方はそれぞれでしょうけれど、
私はこの曲は「EXOの曲」だと思うし、この曲をひっさげてきた『EXO』のことが好きだな、と改めて思います。


そういったかたちで作品でアイドルとファンをつなげるのが、
アイドルに携わる仕事をしている方々のするべきことなのではないでしょうか。


当ブログではさんざん"「コンセプト」が「コンテンツ」(プデュやコンテンツ化したアイドルなど)に勝てない"ような流れになっていると綴っているけれど、
「コンテンツ」に限りなく近いものとして「ファンとアイドルの関係」がある気がします。
その「関係」をつくることができるかどうかだと思うんです。
また、その「関係」がどういったものなのかにもよるものだと思います。
少なくとも私は今回はじめて『EXO』が自分にとってそういった存在になっているんだと実感しました。


う~ん、ここまでくるのに時間がかかったなと意外にも感慨深いカムバックになりました。
なんだか嬉しいものですね。

EXO 正規6集アルバム「OBSESSION」 ティーザーイメージ

びっくりしました。



新人グループがやるような(?)バチバチコンセプトキメキメでありながら、
あくまでデビュー時のコンセプトを保ちつつ大人になった『EXO』がカムバックするの、
"成熟×成熟"という感じで本当に最高だな!


『X-EXO』勢の綺麗なお顔が不気味に歪むスタイリングがとても好き!
コンタクトレンズやアイメイクの効果が大炸裂している!
ちょっとハロウィンみたいになっちゃってるメンバーもおりますがまぁそこは…
ジョンデはきっとどっちのジョンデも悪い男だと思います(迫真)




カムバックアナウンスとともに公開された今回のフラッグをモチーフにしたロゴからも、
「戦い」という漠然としたものを想起することができたし、
ふたを開けてみれば"『EXO』vs『X-EXO』"というヲタクも真っ青の公式二次創作的なものが繰り広げられていたというね!
皮肉にも6人と6人で12人という人数になるのは解析班でなくてもわかるしグッとくる。
エスエムに萎え萎えの最近だったのでこの仕事っぷりは素直に嬉しい!
















いや、元気じゃん…!




EXOのことが大好きなスタッフさんたちがカムバックしたね…!?
お元気そうで本当になによりだよ~!




ネチネチと根に持つタイプで本当に申し訳ないのだけれど、
これを入隊期に入る前にできなかったのが本当にくやしい~。(誰)
「やらなかった」んじゃなくて「できなかった」んだろうなというのは、
2019年のSMエンターテイメントのいろいろを眺めていると嫌でも察するけれども。


去年の入隊前最後のカムバックティーザーのもろもろには連日ブチギレていたのだけれど、
あのときは外部のクリエイターにも「EXOのA&Rはクソ」と言われる始末だったわけだし、
いま思うと2018年はエスエムがそういう感じだったんですねという感じ。


というか、エスエム生まれ・エスエム育ちのわたくしですけれども、
それでもこのへんで、SMエンターテイメントとは切れてしまったと思っているので、
良くも悪くも、いまはとくに期待をしていないんですよね。
なので、出てきた作品が好きなやつだったらめっちゃ嬉しい、ラッキーだな、みたいな。


「期待をしない」というのはこちらとしてはとても気分が穏やかだけれど、
アイドルを扱う商売をする企業としてはやっぱりどうしても、もっと危機感を持ったほうがいいのでは…とは思う。




"SMエンターテインメントのビジュアル"といえばのミン・ヒジン女史というスーパースタープレイヤーを、
エスエムがいちばんライバル視しているであろう"Big Hitに取られた"という事実自体は、
ヒジンさんの実績云々を抜きにしても、ちょっとヤバイなと思うところではありました。
まぁよくよく考えればエスエムがこれからやりたいこととヒジンさんがこれからやりたいことが違うんだろうなぁというのは垣間見えていたし、それがよりはっきりとした2019年であったとも思います。


ただ、今回のEXOの一連のビジュアルディレクションは、
ヒジンさんが携わっていたらきっと私はボロカスに文句言っていたはず(笑)
そういう意味でもアイドル以上に目立ってしまう有名人がアイドルの前に立ちはだかることがないという状況は、
個人的にはそんなに悲観的にならなくてもいいのではないかとも思いました。
アイドルシーンの主役は「アイドル」なので。


SNSの活用に何歩も出遅れた感じのあったSMエンターテイメントですが、
いまEXOのメンバー当人たちがそれぞれ持つ各種のSNSアカウントで、
それぞれにカムバックを楽しんでいるのが伝わってくるのが本当にいいなぁと感じます。
戦略的な統一アカウントにはない自由な楽しさは、まさかのココで棚からぼた餅的な。
いやギョンスはさておき、シウちゃんは絶対この祭りに参加したかったと思うよ…




今回のティーザーイメージは、ほぼ縦画像。
モバイル機器で見られることを意識しているのか、そういった心意気もすごく好きです。
長期間でふたつ以上のアカウントから投下される今回のパターンだと、
こういった配慮(?)はとても賢いと感じる。


あと、はじめのほうは気づかなかったのだけれど、
ポスター風ビジュアルらは、スケジュールの日付がちゃんと記載されているのですね。
そうすることでティーザーアップのテンポもライブ感の演出のように思えて感心します。



まだ対決(ティーザー)のスケジュールがありますし、
なにせ本番はココではないのは百も承知なのですが、
それでもココまでやってくれたっていうのはいちファンとしては一種の感謝に値します。
カムバックはチャニョルちゃんの誕生日、ゆるりと楽しみにしております。


https://exodeux.smtown.com/
『EXO』が圧倒的ボロ勝ち中…私が企画者なら頭かかえてる(笑)
(モバイル機器専用サイトです)

イエスタデイ

いたいた、ビートルズが好きな男。
その知り合い(という表現にします)は何年かぶりに再会したときに、
誰だかまったく気がつかないくらいのロングヘアになっていた。
首都圏でもない場所であのロン毛はあまりにも異質だった。
どうしてそんなに髪が長いのかと聞くと「ビートルズが好きだから」と答えた。
彼は、いまこの世の中にある音楽は、もうぜんぶビートルズが先にやっちゃってるんだよ、と言っていた。


映画『イエスタデイ』を観たあとは、まるでそんな話を聞いたあとのようだった。




そう、この映画、そういった"ファンの集まり"みたいな雰囲気がすごい。
これファンが仲間内でつくってファンが仲間内で楽しむやつじゃん、みたいな。


ダニー・ボイル…貴方のことは信じていたのよ。
でも貴方、ただただビートルズのファンだったわ…
"ダニー・ボイル×ビートルズ"に過度な期待を寄せてしまっていたので、
がっかりしていないかと聞かれればウソになる。
そういった印象だけならば、個人的には先日観た『王様になれ』とそんなにかわらない。




ここでまた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が出てきちゃうんですけど、
あれは映画で"「クイーンの音楽」の素晴らしさ"という側面を全力でぶつけてくれたじゃないですか。
それと比べると、本作『イエスタデイ』は、"ビートルズの楽曲をちゃんと知っているひとがそれぞれのなかにある「ビートルズの音楽」をそれぞれ呼び起こすこと"が、
映画を楽しむうえでの大前提になっている気がします。


私は、たぶんだけれど『Queen』も『BEATLES』も、
同じくらいの感覚で"知っている"という感じなんです。
それは、それぞれの「ファン」の方たちと比べたら、"知らない"ようなものです。
だから、映画のスタイルでいえば『ボヘミアン・ラプソディ』のほうが当然響きます。
もちろんふたつのバンドの放つ音楽性の違いによるところも大きいと思うけれど。




自分が愛している音楽を、自分以外は誰も知らない世界。
ダニー・ボイル先生の監督作品ですので、映像はオシャレ・カッコイイ・スタイリッシュ。
大胆にフォントを配した演出はアクセントになっているし、全体的に開放感あふれるカットが散りばめられていて気持ちがいい。
音楽の主軸は泣く子も黙るビートルズだし、場面展開もリズミカルにテンポよく進みます。
ストーリーはあらすじだけならファンタジックでロマンチックで素敵、おもしろいです。
ところが実際に映画を観てみると、「ファンタジック」や「ロマンチック」よりも、
"世界中のみんながビートルズが大好き"という大大大前提のほうが、はるかにどデカイ存在感を放っており、
ストーリーのインパクトはそれに負けてしまっていたように思います。


と、いうわけで特段、ビートルズのファンというわけではない私は、
その大大大前提を前にしてちょっと引いてしまったんですよね。
『ノッティングヒルの恋人』や『ラブ・アクチュアリー』を手掛けたリチャード・カーティスのチャーミングかつスウィートな脚本は、
今回、私にはそこまで届かなかったのが残念です。
だってそんな風に観ていても、それらが上質なものだというのはわかるし、
それだけでなく制作側の「心」の部分もちゃんと伝わってきたから。
そこまで(私が)たどり着いているのに「正しく」作品を楽しめなかったっていうのは、
なんだか自分が損をしたような気分なのです。




けれど、ビートルズの楽曲が、また、より好きになる、
そんな映画であったことは間違いありません。
だからこそ、その仲間にいれてほしかったな~とほんのりと淋しく思ったのでした。

永遠に僕のもの

ただただ楽しい時間だった。
こんなにおだやかな気分で映画を楽しく観たのは久々なのでは。
映画本編は予告映像や宣伝コピーらとはいい意味でまったく違うもののように感じられた。




主人公・カルリートスはまっさらな「子供」のようだった。
無垢で無邪気で。
ただそのとき自分がしたいように生きていた。
そこからにじみ出ていたのが人間が持つ生命力みたいものなのかもしれない。
だからなのか、そういった類のエネルギーを分けてもらったような感覚がある。


カルリートスの本能のままに自由に振る舞う姿には憧れる。
彼は確かに「子供」だなのだけれど、時折、その振る舞いは年相応以上にも感じられる。
映画『フロリダ・プロジェクト』のヘイリーとはまったく違う。
だから「仲間」から天才と呼ばれるのだろう。
とっさに出る悪気のないウソ。
相手の気持ちなんてのは頭の片隅にもないであろう悪気のないウソも本能なんだろうな。
基本的に悪気というものが彼から伝わってこないので、あらゆる出来事がとてもフラットに感じられるのがいい。


彼の生きる時間はまさしく『永遠に僕のもの』であった。
この邦題、本当にすごいと思う。



日本版のポスタービジュアルもとてもいい。


カルリートスを演じたのは本作が映画デビューとなるロレンソ・フェロ。
アルゼンチンのブエノスアイレスが舞台の本作とはいえ、
彼の"ブエノスアイレス出身"という肩書きだけでもくすぐられてしまう。
華々しいデビューである。




そしてそんなカルリートスの物語を徹底的にスタイリッシュに演出していた。
あらゆる部分がハイセンスで、とても華やかな映像だった。
その華やかさはファッション的という感じもある。
だからこそより一層映画はライトなものに感じられた。
体感的にはほぼミュージックビデオみたいな。
本作は、温度や湿度などはあるのに、人間の質感があまりにもつるつるしているので、
ミュージックビデオなどのほうが生々しさがあるような気がする。
まるで絵画のような映画だった。


だからすごく好きな映画だと思ったのにすぐに忘れちゃうんじゃないかって思う。
そんなのさみしいよ。
でも映画は終始ファンタジックでヲタクの妄想みたいで、
「実感」というものができるところがあまりないのである。




それを助長させるのが主人公の美少年設定である。
(史実なのだけれど映画化するにあたってモデルが美少年であったことがフックになっているのは間違いないので「設定」と表記させていただく)
カルリートスの美少年っぷりは絶妙で、個人的にはパッと見は美少年には見えない。
でもふとした角度やふとしたカットから垣間見える彼はとても「美少年」なのである。
すごいキャスティングだなーと、ど素人がど感心してしまう。
映っているあいだ、ずっと美少年ではないからこそ、
あるタイミングが合ったときに見ることのできる美少年は格別に美しい。


けれど「美少年」と呼ばれる少年の美しさは儚いものであると私は知ってしまっている。
私は彼に憧れるけれど、残念ながら彼にはなれないことも、もう知ってしまっている。
だから本作は私にとっては、より「実感」がなくて、沁みない。
映画から届くのは泥くささとは無縁のサービスばかりである。だからクールなのだ。
だからただただ楽しいだけなのだ。




ただただ楽しかったからこそ、ますます忘れちゃいそうなのである。
でも、本当に楽しい時間だったからこそ、忘れたくないなって思うのである。
それってまさにカルリートスのことじゃん。
そんな私の想いも、きっと彼のものだ。

EXO PLANET #5 - EXplOration - in JAPAN IN 横浜アリーナ

VIXXを見た5日後にEXOを見るという…
1週間のあいだにVIXXとEXOを見るとかあり得ます!?しかもどちらも横浜!
ビクソ、ニコイチすぎるでしょ!!!!!!!
っていうか1週間のあいだにVIXXとEXO見るとか私、ビクソペンの鑑では…?


っていうかハイハイ!
自慢させてもらうんですけど!EXO横アリ公演当選したのよ!ヤバくない?
いや記事タイトルでもうわかっとるわというところだけどあまりSNSなどでギャーギャー騒ぐこともできなかったので…空気を読みまして…
思わずEXO横アリ当たった!やば!みたいなツイートしたときにとんでもないインプレッションを叩き出してしまってこれは騒ぐやつじゃないなと。
てか、派生ユニット『EXO-CBX』のライブ会場がさいたまスーパーアリーナだったのに、
EXO本体がなんで横浜アリーナなんですか…と誰もが思っただろうし私も思ったので、
普通に遠征考えてたし、なんなら今年はご縁がなかったわくらいの気持ちでいたんですよ。
もう2019年の運は当然使い果たしただろうしなんなら来年の運も使った気がする。





愛とその熱気に溢れたすごく幸せな空間だった。





私は『EXO』が好きなことを忘れてたんだなぁ。
好きなひとたちが愛されてるのがとても嬉しくて幸せな空間だった。
EXO、好きなんだなぁ私。


インターネットだけ見てると、EXOが好きなこと、忘れてしまうような気がする。
でもこうして実際に目の前にすると、ああ私はEXOが好きなんだなぁって思い出す。




セフンちゃん様が再三今日は雰囲気がめちゃいいのでめちゃいい、
自分は公演始まるまでそんなに気分よくなかったけど(言うな・笑)、
ライブの雰囲気がめちゃよくていまはめちゃ気分いい的なことをおっしゃってくださっていたんですけれども、
私もまったく同じことを思ったしそう感じたので、つまりは最高の公演だった。




てかいままでのEXOライブでいっちばんダントツで楽しかったんですけど!
EXOのライブ、こんなに楽しかったですっけ…?


アンコール込みで、約3時間。
EXOのライブがこんなに楽しいって、私は知らなかった。
もちろんこれまでのEXOのライブも好きだけれど、手放しにとにかく楽しい!!!!!っていうのは本当に初めてで。




これはs**t kingz(シットキングス)さんによる演出がかなり大きいと思う。
今回見たのは、シッキン演出のチェンベクシのライブにあったような「みんなで!」というような演出だった。


いままでの世界観推しの演出もよかったけれど、
私は「いまのEXO」にはこれが一番合っていると思う。
従来のEXOの公演とは少し文脈が違うような…外伝的な?



演出、本当に素晴らしかった。
とにかく目の前に広がる景色がずっと綺麗。
しかもライブなのに心に染み入るような繊細な綺麗さが凄すぎたし、
その景色の中心にいるEXOに向けられている愛がめちゃくちゃ感じられて、
その一部に自分がなっていることも実感することができて…最高だった。



今回演出を担当されたshojiさんとkazukiさん。



双眼鏡は使ったけれど、スクリーンはほぼ見なかった。
そのくらい"いまそこにいるEXO"、というか、
"EXOのいるその景色"が美しすぎて、こっちのほうをずっと見ていたいってそう思えた。
本当にすごい演出だった。


センターステージ全体が液晶になっていて、
その宙に浮くLEDも相まってまるでそこがなんらかの心臓のようだった。
ステージ構成とライティングでほぼその美しい世界をつくりあげていて、
そしてその中央にはしっかりとEXOという主役たちが居た。
花道・センターステージなどのヘリも音楽に合わせて勢いよくバチバチ光って、
完全にライティング演出のひとつになっていて完璧だった(伝わらない)
ペンライトの無線コントロール演出も最大出力という感じで、
会場中が完全にひとつの世界になっていた。




たぶん私、『EXO』のメンバーのことも忘れていたような気がする。
彼らのことはもちろん前から知っていたけれど、改めてすごく魅力的なひとたちだなと。
でも、同時にそれもずっと前から知っていて、
改めて、彼らを見て、しみじみと思い出したような不思議な気分でした。
これに関しても演出の力が大きいと思う。



ちょうど双眼鏡でスホソロ見てたらスホさんのバキバキ筋肉がシャツからこんにちはして、
あまりにありえないバキバキムキムキっぷりにまじでびっくりした…
なんなら最初はインナーの服の柄かと思った…
あんなまじで絵に描いたようなマッチョボディーなかなかお目にかかれないですよ!
次のメントでカイちゃんがスホさんのおっぱいをガシッとさわって「おっきい」って言ってたから本物。
スホさん、メント中のわちゃわちゃチャンベクにご立腹な風のときもあれば、
ひとりでしゃがんでマイクを真剣に立てていたりもしました…
綺麗なブルーのマイクが目に焼き付いている…
スホさん「次に日本に来るまでのあいだに新しいアルバム出てます!新曲やるかわからんけど!」カイちゃん「(ジェスチャーで)しー!」


スーパーアイドル・ビョン・ベッキョンは日本滞在中はずっとカレーを食べているそうで、
開演前にもカレー食べたらちょっとお腹の調子が悪かったようで、
スホさんが「吐いた方を見た方はいないですよね?」って言ったりしてわらった(笑)
チャニョルにステージでカレーの匂いがすると思ったら…といじられていたり。
日本語の瞬発力は相変わらずでしたね。
最後のコール&レスポンス、素晴らしかったです。
ありがー\とー!/愛してー\るー!/またー\ねー!/
さらんー\へー!/おやすー\みー!/「あ~!すっげえな~!」^^
チャニョルと隣に並ぶとおふざけが止まらなくなるので、
カイちゃんが「あのふたりを隣にしたらだめなんだよ~だからいつもぼくがふたりの間にいるのに~」と(笑)


そしてEXO本陣では初めての横アリなので初めてを大切にしたい男・ジョンデ。
ジョンデ、わちゃわちゃなかよしEXOのなかでずば抜けて大人の男でセクシーだった。


チャニョルちゃんは通訳いっさいなしでさすがだった!
今回も同時通訳的な枠割をまっとうしており、まぎれもなくMCのMVPかと。
今日の公演を楽しむために開演前にたくさんごはんを食べたので始まったときはちょっとヤバかったらしい(笑)
終盤はすっかりそれらも消化し、もう力が残ってないので温泉に入って帰りたいと。
でもできないのでホテルのトイレの横のお風呂に入るとおっしゃり、
まさかのユニットバスの部屋に宿泊してることが判明したEXO様…


高く上がるソファーinバクステのとき、
黄色いペンライトの海に浮かぶカイちゃんが「いつも星空を見上げているけれど見下ろしてるみたいだった」と。
詩人みたい~しじんカイ!とベッキョンにいじられてた。
そして自己紹介は「あおかいです!」と。髪が青かったからね^^


セフンがたくさんチェンベクシの横アリ公演の話をしてくれて嬉しかったなー。
「あそこに座って~」って知ってる知ってる!ってなった。
セフン、本当にご機嫌で「あそこの席は座り心地も良くて…冗談です」と絶好調。
そしてベッキョン先生によると今日はマジックルーの皆様も見に来てくれていたそう。
セフンちゃん様のスタイルやばすぎた…美しい少年…



『EXO』は6人でも『EXO』だった。
つくづくEXOは人数の変動に強い箱だと思いました。
これは何かあるたびになぜか強固になっていくファンダムと一緒につくりあげた『EXO』という箱なのだと思う。
『SMTOWN LIVE』のときには6人体制に(私が)ちょっと戸惑いがあったものの、
個人的にはこうした単独ライブではまったく気にならなかった。




さすが横アリ、一番上の席だったのがうそみたいにとても近く感じました。
かといって狭いという感じもなくて、センター寄りの下手側から見える広がる景色は絶景だし、全体的にとてもほどよい。
個人的にアクセスも抜群なので、本当にライブ会場では横アリがいちばん好きだなぁ。


ペンライトが売り切れていて買えなかったのだけれど、
本当に楽しくて、オイオイ棒状のものを振りたい公演だったのでノリと勢いで購入した団扇が大活躍でした!
最後列だったから全力で腕上げてオイオイできたしなにより会場内暑かったので普通に団扇としてあおいで使ってもいました。
アイドルのライブでこんなにオイオイした(?)の初めてかもしれない…
バンドのライブかなっていう勢いで気づいたら団扇を突き上げていた…
今度からペンラ買えなかったら積極的に団扇を買います!団扇は今年もチャニョルちゃん!
まぁペンラ買えなくてやけくそで靴下も買ったんだけどね…靴下もチャニョルちゃんです!
なぜか靴下買っちゃう…レドベルのライブで買った靴下も勿体なくてまだ履けてないのに…
EXOの公演ていつもラゲッジタグ的なものあったっけ?
記念品になるので今回あってめちゃ嬉しかった~。




チャニョルとセフンがとにかく声出させる叫べーのスタンスだったのでめっちゃ声出した…
疲れたけど本当に観客みんなで声出した感じあってすごく楽しかったな。
通訳はまたも根本さんかな?えっ1週間のあいだに2回根本さん…?
(ちなみに3エントリー連続登場の根本さん…!)


チャニョルが周りの人たちとも挨拶して!仲良くなって!もっとみんなで遊ぼう!って煽ってくれて、
本当に私も隣のお姉さんと挨拶しておしゃべりして…
チャニョルが言ってくれなかったらあのお姉さんとひとときの間でも仲良くすることはきっとなかったよ。
テレ朝の弘中アナに似ていて可愛いお方だった…




会場がこれまでに比べてコンパクトになると、ファンも何かを共有するんだろうか。
私もとにかく居心地が良くて、セフンちゃん様がご満悦なのも納得の雰囲気だった。


こちらはもちろん楽しいのだけれど、
EXOのみんなも肩の力が抜けたようにリラックスして本当に楽しんでいるような様子で、
チャニョルがみんなで遊びましょう!ってめっちゃ言っていたけれど、
本当にファンもEXOも一緒にみんなで遊んでいるかのような楽しさだった。
最後のメントのときにみんなで輪になって話し合って『Wolf』の最後の部分を再現してくれたのは嬉しかった~。
…ちょうどいま6人ですね(号泣)


改めて、本当にこの公演に参加できたこと、嬉しく思います。





EXOの来日公演は、そのときの自分の気持ちに関わらず、
問答無用でとにかく応募するというか。
そういう存在なんです、私にとってのEXOは。


でも。


EXOをこうして見るタイミングはいまではないのでは、ということが、
ずっと気持ちの片隅にありました。
EXOにこうしてダイレクトに触れるにあたって、気持ちの面で越えなきゃいけないハードルが多すぎた。
でもそれらを越えることなく、むりくりEXOに触れた。
それ自体はぜんぜん問題ないのだけれど、今日に至るまで、気持ちがあまりついていけず。
いまはこうして行って帰って来たから楽しかったって言えるけれど、
現場に行く前はとてもそんな気分じゃなくて腰が重くて仕方がなかったです。
でも、それは当然で…EXOに対してそれほどのハードルがあるという「いま」を忘れてはいけないということだと思っています。
そして、それはEXOに関係ないことではないんです。
これは忘れてはいけないしんどさです。


だから私はこの公演をぜったいに忘れたくない。そう思います。





OPENING VCR
1.Tempo
2.Transformer
3.Gravity
BEAKHYUN VCR
4.UN Village[BEAKHYUN solo]
5.24/7
6.Love Shot
7.Ooh La La La
MC
8.Monster
9.Oasis
10.Been Through[SUHO solo]
11.Lights Out[CHEN solo]
VCR
12.What A Life[EXO-SC]
13.Closer to You[EXO-SC]
14.Falling For You
15.Wait
MC
16.Power
KAI VCR
17.Confession[KAI solo]
18.Bad Dream
19.Damage[SEHUN solo]
20.Growl
21.Overdose
22.Call Me Baby
VCR

EN1.Unfair
EN2.On The Snow
MC
EN3.BIRD
EN4.Smile On My Face
VCR(エンドロール)