ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

SMTOWN LIVE 2019 IN TOKYO in 東京ドーム




『SMTOWN LIVE』は変わったと思う。



本公演は「私の知ってる『SMTOWN LIVE』じゃない」と思った。
でもそれは悪いことではないわけで。
むしろ変わらなければならないのだから。そういう時期なのだから。




諸行無常。



それなのに、わかっていても、
そんな『SMTOWN LIVE』の変化に対して、ついていけなかったのが正直なところだ。


終演後、私は妙に冷静で、それが悲しかった。
公演中も、終始なにか違和感があった。




会場である東京ドームの周りにぐるりと出演アーティストのフラッグがあり、
そのお祭り感にテンションが上がる。あれはすごくいい。


今回はグッズもすごく可愛くて、会場では購入しなかったけれど、
渋谷ロフトで開催されていたポップアップストアでf(x)のモバイルバッテリーを購入した。
実は先日映画『神と共に』を観たのも、
どちらかというとポップアップストアに行くついで(言い方)のようなものだったりする。
f(x)のグッズはパープルの色味もきれいだし、
今回の一連のロゴタイプも大正解だったので勢いでマスキングテープまで買ってしまった。



グッズのモチーフになっている「FANTASIA EXPRESS」、
本当に本物のファンタジアエクスプレスがメインステージに登場した。びっくり。


マステ、ついいろんなところで買っちゃうんだけどとくに用途がなくて、
買ったあとにいつもどうすんだこれ…となってしまう…いや可愛いんだけどね!?




座席は下手側二階席のほぼギリギリメインステージの奥の方が見えないという、
なかなかギリギリでギリギリな席だった。
SMTのチケットが売れてないというウワサはたぶんうそです。ソースは私の座席。
それでもメインステージには物理的に近いし、
センターステージを多用してくれたのでそんなに見づらいということはなかった。
あと席数の少ないエリアだったからのびのびとした気分で見ることができた。
でもやっぱりどうしても遠いのだ。
見渡せばそりゃ綺麗だけれども、そういった環境をも覆すような状況になるのにはかなり時間がかかった。


セットは回を追うごとに豪華になっている気がする。
今回は花道のフチが光る演出がとても良かった。


あとですね、機嫌の良し悪しでコンディションが変わると思い込んでいたマイ双眼鏡、
実は簡単に細かく調節できることが判明し、今回はストレスフリーで野鳥の会ができました。
いやいままでなにしてたんや…




たぶん、私はきっとエスエムのことがまだ好き。


だからなのかな、自分に都合が悪いことに対してはとことんエスエムのせいにしてきた。
でも今回のSMTがそこまで楽しめなかったのは単純に私が「場違い」だったのだと思う。
SMTが楽しくないのはエスエムのせいじゃなくて、私が楽しめなくなってしまったせいだ。


"変わらなければならない"エスエムは変わった。
ファンとしてはその変化を「変わってしまった」と嘆くけれど、
そんな私だって変わったのだ。お互い様である。
エスエムからしたら(ファンのことなんか見えてないだろうし、それはそれで結構アレだけれど)私という消費者が「変わってしまった」だけだろう。




なんだかんだでSMTはSMエンターテイメントの御アイドル様たちを、
一度にたくさん見ることができるおトクでラッキーな催し。
正直、アイドル様たちが見られればそれだけでありがたいのだ。
そこまでハードルを下げているのは自分でもちょっとどうかと思うけれど、
SMTに関しては基本的に私はずっとこのスタンスだし、
"「アイドル」が好き"ということに関しては全然それもアリだと思っている。


「アイドル」の凄さはそれだ。


曲も振り付けもパフォーマンスも気に入らなくたって「アイドル」は好きでいられる。
「アイドル」は本当に特別な存在なのだ。




近年はなかなかお目にかかれなかった、豊富な人材を抱える、
SMエンターテイメントのファミリーコンサートでのコラボレーションステージ。





それぞれのアイドルは好きなのにどうしてこんなに楽しめなかったのだろうか。
不思議だけれど、アイドルが好きでも楽しめなかったってのはそういうことでしょう。
いままでは、楽しめなかったことより持ち帰ることができた楽しかったことのほうが多かった。だから楽しかった。
でも今回はおトクともラッキーとも以前ほど思えない。
なにがいままで楽しかったのか、覚えているはずなのに楽しめなかったのは、
これはまぎれもなく私自身の問題です。




でも、本当に本公演に参加できたことで心から嬉しかったこともあった。
いまのf(x)の姿を見ることができたのだ。



彼女たちがステージに現れるやいなや、涙。
こんな風に神格化されるに至ったことについてはいったん目をつぶる。
とにかく、日本に来てくれて、パフォーマンスをしてくれて本当にありがとうございます。


私はあんまり音楽を聴くタイプではないけれど、
f(x)だけはいつも聴いてるから…f(x)は私の生活に欠かせない音楽だから。
そしてその音楽はf(x)だけのものなのだ。
登場から涙が止まらなくて双眼鏡の目を当てる部分に涙が溜まりそうだった。



もしかしたら今回私はf(x)のためだけに東京ドームに来たのかもしれないとすら思った。
でもそれでもいいと思った。




こうした、ちょっとテンション低めのざっくりとした感想は、
主に男性アイドルの兵役による不在が大きく影響していると思う。


昨年は(私が)不参加だったのでなにも言うことはないけれど、
私は過去3年、キング・オブ・SMTOWNの東方神起が兵役により不在または不完全体であった3パターンのSMTを経験している。



けれど、それらはぜんぶ"東方神起が帰ってくる"ことを前提にしたものだった。
だから「不在」ということですら公演のパワーに還元していたように思う。
それこそが東方神起がキング・オブ・SMTOWNであることの所以だろう。


同時期にSUPER JUNIORも兵役でメンバーが揃わない時期はあったけれど、
もともと人数が多いグループなうえ、私がK-POPを好きになったときはすでに入隊していたメンバーがいたので、そこについての不在はとくにそこまで気にならなかった。
誰が欠けていても、常に誰かしらトークが達者なメンバーがいたというのもでかい。


昨年参加していないからよりそう思うのかもしれないけれど、今年は喪失感が半端なかった。
とくに"兵役なんてまだまだ先"だと思っていたSHINeeとEXOのかたちが変わったことで、
彼らの『SMTOWN LIVE』での立ち位置も変わり、
何年か見てきた自分のなかのSMTそのものまでもがかたちを変えてしまったように感じた。
こちとらSMTにおけるSHINeeとEXOに関しては兵役による不在の免疫がまだないのだ。
テミンにいたってはSHINeeというよりはソロアーティストのテミンとしての出演でしょう。
だってヒョンたちがみんな兵役に…
そんなことをひしひしと感じでは、兵役というものは韓国の男性アイドルにとって致命的すぎると改めて思ったのでした。




そして、この状況でフル稼動できるNCTプロジェクトをいまだにエスエムがうまく扱えず、
不完全なふた組の座をいますぐ奪ってやるといわんばかりの新鋭として、
そこまで存在感を示せていないのが本当に惜しい。
ちなみにNCTへの歓声はどえらく大きい。人気はとてもあると思う。
私だってメンバーのことは大好きだし。


それにも関わらずSMTのなかですらその存在感はいまだに心もとないのだから、
株主もちょっと苦言を呈したくなるのだろう。
話は変わるけれど、NCTは売れていないわけではないどころか、ちゃんと売れている。
ただ、コストパフォーマンスがよくないのだと思う。



NCTの番だと思う。


たぶんSHINeeやEXOが兵役期間に入ったいま、
NCTがSMエンターテイメントの顏にならなければならないと思う。
前から思っていたけれど、改めて、心底思った。


けれどエスエムは、やっぱりなんかどこかうまくない。
今回のまるでNCT DREAMが主役かのようなメインVCRでも、
ドリームがめちゃくちゃ推されていた…ようには思えなかった。
あれは推すとか推さないとかではなく、今回のSMTのVCRのコンセプトのなかで適役だったから配役されたような印象しかない。
超特急グループ()といい、なんかちょいちょいズレているのが本当に歯がゆい。


とはいえ、いまアイドルとしての旬とパワーを持つのはやっぱりNCTだと思う。
パフォーマンスはどのグループよりも気合が入っていてギラギラしていて、
とくにダンスはダントツに綺麗。
おそらくそれなりの期間そうであったからだかろうか、抜群に見応えがある。
あれはNCTだけの爆発力だと思う。



日本の宝・中本悠太氏、本当にいいですよねぇ…!
なんか他のK-POPアイドルとは違って少女漫画のヒーローだしジャニーズだしホストだし、
日本のイケメン要素がぎゅっとつまった夢のようなビジュアル。
そしてパフォーマンスはストイックだしステージを降りるとこれまた他のKドルとはちょっと違った様子で、
いつも冷静に一歩引いて俯瞰している風からは慎重さが伺え、それは野心的にも映る。


NCT 127の腹がスクリーンに映るたびに悲鳴があがるのめちゃくちゃ笑ってしまった。
みんなスケべだな!私もよ!
腹チラ要員はテヨン、ジェヒョン、ジョンウだったかな。
ってかテヨンちゃんウェキウェキ以前はそんなに腹見えてなかったのに、
ウェキウェキでいきなり腹が丸出しなったあれはいったいどういう仕掛けですか!?




一方で、兵役を終えるなどして日本活動に重きを置き始めた男性アイドル陣らが、
総じて日本語がめちゃくちゃうまくなっているのにはびっくりした。
その筆頭のテミン(兵役はまだだけれどソロで日本で大活躍中)は、



東方神起先輩と遜色ないくらい日本語がうまくなっていてまじでびっくりした。
なんつーかレスポンスがネイティブ級。
テミンはそんなMCと妖艶でストロングなパフォーマンスとのギャップがえげつない。


SUPER JUNIORもぐんと日本語がうまくなっていた。
EXOだってプライベートで来日しまくっているチャニョルはもちろん、
チェンベクシだってかなり喋れるのでうまいと思う。
ここでいう日本語が「うまい」というのは、技術的なことではなくコミュニケーション力といいますか。




6人のEXOは初めてこの目で見たけれど、そこまで違和感はなかった。
でも6人だった。6人だったのだ。



だからプログラムのなかでは「そういう」存在になっていた。



EXOは本隊以外に、つい先日デビューしたユニットEXO-SCや、
EXOの誇るスーパーオールラウンダー・ベッキョンのソロ(ft.マーク)がありました。
チャニョルちゃんのエンディング爆走は初日のレポからも知っていたけれど、
最終日はふたり…!?、と思ったらもうひとりは8歳歳下のヘチャンだったという!
爆走兄弟ニョル&ドン…!
というか初日からドリームちゃんたちに混じっての爆走だったらしい(笑)




個人的に、今回のMVPはSUPER JUNIORかなと思う。
メンバーそれぞれの個性爆発のビジュアルは見ているだけで楽しいしおもしろい。
SUPER JUNIOR-D&Eの『Oppa, Oppa』や『チョギワ』で一気に会場を盛り上げたし、



除隊後の曲であるにも関わらず思わずこちらが身を乗り出してしまう『Black Suit』に加え、
大ヒット曲『Sorry, Sorry』でも観客をひとつにした。



おまけにMCも最高におもしろい。
ただでさえおもしろMCなのに日本語がうまくなったことでさらにおもしろくなってしまった。




あらゆる意味で抜群の安定感を誇っていたのはRed Velvetだった。



たぶん、いまいちばん本国と日本それぞれで絶妙にいい立ち位置にいる彼女たち。
俺の初孫・レドベルがこんな存在になるとは思わなかった。



そしてテムちゃんの超絶ダンス曲『Drip Drop』にft.出演する私たちのスルギちゃん。
バッキバキでカッコよすぎました。




コラボレーションなどをはじめ、バリエーションに富んだ構成にも関わらず、
あくまでも、個人的に、どこか薄味だった感が否めない今回の『SMTOWN LIVE』。
エリート集団であり全員主人公といわんばかりだったエスエムのアイドルから、
そうでなくなってしまったかのような印象を受けたのはちょっとびっくりしてしまった。


ラストの各グループの最新曲メドレーもなく、やんわりと終わった感じ。
さながらヘッドライナーの東方神起のターンが終わるとすぐにSMT版サライの『Hope』が流れ、一気に現実に引き戻されてしまった。


でもきっとまた、SMTがあったらとくになにも考えずしれっと応募していると思う。
今回も奇しくも2年前とまったく同じく宮澤佐江ちゃんの出演する『ピーターパン』の次の日の参加となったわけだけれど、
3月の時点でチケットを確保していた『ピーターパン』と日程が重なっても、
どうにかして参加したいと思うほど『SMTOWN LIVE』というコンテンツには魅力がある。
それはいまだ褪せていない。



これからEXOはどんどん減っていくし、
SMエンターテイメントのこれからは良くも悪くもいったいどうなるのかまったくわからない。
そのときに『SMTOWN LIVE』がどうなっているのか、知りたい。





Opening Act:
1.Dana - 長い間(cover of Kiroro)
2.Doyoung × Wendy - Breath
3.Sunday - Still Loving You

VCR
4.NCT DREAM - My First and Last
5.NCT DREAM - Chewing Gum
6.NCT DREAM - We Go Up
7.NCT DREAM - We Young
VCR
8.Red Velvet - SAPPY
VCR
9.NCT 127 - Regular
MC NCT 127
10.NCT 127 - Wakey Wakey
11.Hyo - Punk Right Now
12.Taeyeon ft. Jaehyun - Starlight
13.Joy × Yeri - 淋しい熱帯魚(cover of Wink)
14.EXO-SC - What a Life
15.BoA ft. Chanyeol - BUMP BUMP!
16.SUPER JUNIOR D&E - Danger
17.SUPER JUNIOR D&E - Oppa, Oppa
18.SUPER JUNIOR D&E - Can You Feel It?
19.Changmin × Kyuhyun - 女々しくて(cover of ゴールデンボンバー)
VCR
20.f(x) - Electric Shock
MC f(x)
21.f(x) - La ChA tA
22.f(x) - Hot Summer
23.f(x) - 4 Walls
VCR
24.Eunhyuk × Yuta × Mark - Dance Special Stage
25.Hyoyeon × Irene × Seulgi - Dance Special Stage
26.Taeyeon × Jaehyun × Heachan - Dance Special Stage
27.U-Know - Follow
28.Baekhyun ft. Mark - UN Village
29.NCT DREAM - BOOM
VCR
30.Taeyeon - Four Seasons
MC Taeyeon
31.Taeyeon - VOICE
32.Super Junior-KRY - Dorothy
VCR
33.EXO - Tempo
34.EXO - Gravity
MC EXO
35.EXO - Love Shot
VCR
36.Taemin - Famous
MC Taemin
37.Taemin - MOVE
38.Taemin ft. Seulgi - Drip Drop
39.Eunhyuk × Hyoyeon × Amber × Chanyeol × Taeyong × Mark - Rap Special Stage
40.BoA - AMOR
MC BoA
41.BoA - Woman
42.Red Velvet - Zimzalabim
MC Red Velvet
43.Red Velvet - Red Flavor
44.NCT 127 - Superhuman
VCR
45.U-Know ft. BoA - Swing
VCR
46.SUPER JUNIOR - Black Suit
47.SUPER JUNIOR - U
MC SUPER JUNIOR
48.SUPER JUNIOR - Sorry, Sorry
VCR
49.東方神起 - Truth
50.東方神起 - The Chance of Love
MC 東方神起
51.東方神起 - Hot Hot Hot
52.東方神起 - Mirotic
VCR
53.All Artists - Hope