ミーハーでごめんね

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I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

OH MY GIRL 「Nonstop - ちょっぴりキュンとした」 ミュージックビデオ



昨年、『5番目の季節』の活動で私は『OH MY GIRL』を見届けた気でいたんです。
それがおまごるの集大成だと思ったから。
とても失礼な話なのだけれど、彼女たちのゴールのひとつを見たような気分になったから。



けれど、本作『Nonstop』のミュージックビデオは、
そんな風に思っていたおまごるが、さらに先の景色を見せてくれた、そんな感じ。
めちゃくちゃびっくりした。




『5番目の季節』とともに思い浮かんだのはデビュー曲『CUPID』でした。
偶然にも、『CUPID』のMVのサムネイルもジホちゃんがメイン。
街やぬいぐるみのモチーフ、そしてダンスショットなど、MVそのものからもなんとな~く共通点を感じる。
あの、鮮烈で強烈な"K-カワイイ"のデビュー。



本作は、まるで"『CUPID』の世界のおまごる"が、
『5番目の季節』を経て『CUPID』の世界でたどり着くべきところに到達した姿のよう。
それがなんと感動的なことか。


そんなおまごるを、こうしていま見ることができた嬉しさといったらないです。




「ここ」に至ったのは、ファンとおまごるを愛してやまないであろうスタッフヌナら(概念)の情熱もあったでしょうが、
なにより『カムバック戦争・Queendom』という女性アイドルの競演番組で発揮した、
『OH MY GIRL』の自身らの開花のようなものもとても大きいのではないかと思います。




いまのおまごるは、ある意味である時期に感じられた肩の力が抜けていて、
いまやさんざんこちらがカワイイカワイイと愛でていた"K-カワイイ"は、
彼女たちにとってはもはやアクセサリーのようなものなのでは。もちろんいい意味で。
『Queendom』以降のおまごるは、変わらずもちろんカワイイのだけれど、
"用意されたカワイイ"に対してそれを余裕で着こなしてしまう、そんな姿がめちゃくちゃカッコいいのです。




おまごるの"K-カワイイ"は、とても立派なコンテンツになったよ、と、
『CLOSER』に心酔していた過去の私に言ってあげたい。
ちょっと時間はかかったかもしれないけれど『OH MY GIRL』は正真正銘の唯一無二のガールズ・アイコンです。


そうした"イマのおまごる"を感じることができて、私はとてもうれしい。
すこし遅れてやってきた2020年の春は『OH MY GIRL』が運んできてくれました。