ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

OH MY GIRL 「CLOSER」

ぱるらる♪、なデビューをしたおまごるちゃん。
初めてのカムバックは、ファンタジックで壮大なものとなりました。




ミュージックビデオはアイドルものとしてはちょっと静かすぎるという印象を受けました。

MVの断片ではあったものの、ティーザーイメージほどのインパクトはなくて。



けれど、パフォーマンスする8人の少女たち=『OH MY GIRL』を見ては思うのです。



「売れる気」だ。



と。


しかも、



それは「いま」ではない。




大切に、じっくりと時間をかけて"「売れる」地盤"を築いているのでしょう。




そう感じます。
生き急ぎ気味のK-POP激流において、この長期型プロジェクトははやくも異彩をはなっているような気がします。
そこからは『OH MY GIRL』の『OH MY GIRL』たるものをつくりあげていく様子が伺える。
今回のカムバックは実に功を奏しているように思えます。
コンセプトの幅の広さを見せることで、逆にデビューしたてのまだ曖昧なグループのスタイルがハッキリと提示されたような。
丁寧で繊細なディレクションからは、プロジェクトのコンセプトがしっかりと練られていることが想像できます。


また、この童話のような世界観は、おまごるちゃんたち自身の、まだ"得体の知れないミステリアスさ"によって一層際立っているような気がします。
デビュー時から感じている"おぼこさ"もミステリアスなイメージを手伝っているような。
そんなことも含めて、デビュー2曲目にして決してキャッチーではないこの曲を持ってきた、という、タイミングが絶妙なのです。
(この)次の一手がどんなものでも大丈夫、というか。
絶対にグループが"安くならない"という気がします。さすが箱入り娘。




楽曲の世界観の語りべとしてパフォーマンスする姿には、とても説得力があります。

じーん。(もしかしたらなにも考えていないかもしれない、だがそれでもいい←)



MVをはじめ全体の構成からもユアちゃん推しがすごいのです。が。

それも納得。彼女の生まれ持った佇まいこそがこの物語にパワーを宿します。




同じWMエンターテイメントの『B1A4』と同様に、独自の歩みを見せてくれるような予感。
そこから見えてくるのは兄貴分の専売特許だった"K-カワイイ"の向こう側にある『OH MY GIRL』という在り方なのかもしれません。


定点天井カムは、まるで万華鏡のよう。

なんて美しい。




デビュー時の"J-ロリ"のビジュアルはどこへやら。
ティーザーイメージ公開の際に感じた、

デビュー時の超絶カワイイ路線が進化して、新たに"K-カワイイ"を更新していく気概

をひしひしと実感しております。


その存在感は、新たなガールズ・アイコンとして、いまを、未来を、煌めいています。
そんなおまごるちゃんたちが私は好きです。