2020.02.27
「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2 公演中止のお知らせ平素より、IHIステージアラウンド東京をご利用いただき誠にありがとうございます。
昨日2/26の政府の見解を受け、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、
「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2の残り13公演(2/28[金]〜3/10[火])を
全て休演させていただくことにいたしました。
なお、払戻し等の詳細につきましては、準備ができ次第、公式サイトにてお知らせいたします。
払戻しにはチケットが必要となりますので、お手元のチケットは大切に保管してください。公演を楽しみにされていたお客様には大変申し訳ございませんが、
何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。主催 TBS/ディスクガレージ/ローソンエンタテインメント/電通/BS-TBS
2回目の観劇予定の日でした。
「中止にしてほしい」と、口では言っていました。
でもいざ中止が決まれば悲しいし虚無だし、私という人間は本当にわがままです。
ちょうどつい一ヶ月前に観劇できたのは、ラッキーとしか言いようがないです。
以下の写真はそのときに撮ったものたち。
"2回観に行くことを前提としていた"とはいえ、
私の『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』は結果的にはこの1回となりました。
雲ひとつない快晴でした。
ずいぶんと利用していなかったゆりかもめに揺られてちょっとした旅行気分でした。
舞台はどんなジャンルであれ、正直私にとっては敷居がめちゃくちゃ高いです。
そんな私をそこに連れて行ってくれるのはいつだって出演者です。
本作『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』へは、
宮澤佐江ちゃんという私の唯一無二の推しが導いてくれました。
佐江ちゃんにはいろんな舞台に連れ出してもらっているけれど、
本作はぶっちぎりでこれまででいちばん好きなステージだなと思っていて、
本当に2回目の鑑賞を楽しみにしていました。
けれど宮澤佐江ちゃんが自らの意思でいったん去った芸能界に戻ってきてくれて、
こんなにもWSSを通して芸能の人であることに歓びを感じている様子を垣間見ては、
それはそれで勝手に推しているファンとして嬉しいことこのうえないのです。
そうなんですよ、推しが芸能界にいるのは当たり前ではないので。
私にとって彼女は推しであるけれど、推しの人生は推しのものなので。
同じ時代に存在する人間同士だから。
"推し=いい景色を見せてもらいたいひと"、なのだけれど、
WSSで佐江ちゃんが見せてくれた景色はいままでで、いちばんの最高の景色だった。
だからこそ本当に悔やまれる。
いまはとにかくダメなんだ、と、自分自身に言い聞かせるしかない。
『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』をもう一度この目で見たかった。
アニータをもう一度この目で見たかった。
初めて見るはずだったダブルキャスト勢も、
一ヶ月ぶりに見るはずだったアニータも、見ることは叶いませんでした。
だからこそ、より最初で最後の『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』は、
きっとずっともっと私のなかではっきりとしたものとして残ると思います。
アニータはこれまで佐江ちゃんが演じたなかで最高のキャラクターです。
忘れてしまう気がしない。
たとえ忘れたとしても、思い出せるはず。
そういったステージに出会うことができた私は、やっぱりラッキーです。
ありがとう、『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』。
できたら、またいつかどこかで。