ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

EXO、オリンピック閉会式に出たってよ。

私は『EXO』のファンです。
いろいろとあちこちに手を出しているので、あまり信用はないかもしれないけれど(笑)


そんなEXOが韓国で開催された"平昌冬季オリンピックの閉会式に出演する"ということがわかってからは、毎日毎日、EXOが誇らしかった。
なんとなく、ハロウィンにスホさんがスホランの仮装(なのかあれは)をしたときから、
オリンピックにはなんらかのかたちで関わったりするのかなーと思ってはいたけれど。


閉会式出演がアナウンスされると、平昌オリンピックの公式ツイッターだけならず、
IOCのオリンピック公式ツイッターにもEXOは現れるようになった。
さらにそれらは日本語に訳され、日本のオリンピック公式ツイッターにもEXOは現れた。


『EXO』が、こんなかたちで世界に発信されることになるだなんて、夢にも思わなかった。
嬉しい日々が続いた。




で、当日。




平昌オリンピック閉会式の終盤に現れた我らが『EXO』。
日本の公共放送で『EXO』を目にする日がくるだなんて。
しかも、オリンピックの閉会式。すごすぎる。






EXOのパフォーマンスが終わって、
なんとか私が口から発することができたことばは、


「みんなぶっ倒れそうだったのに、よくふんばったね~~~~~~!」


それだけだった。
そのほかにことばが出てこなかった。




感じたことはたくさんたくさんあったのだけれど、ことばにすることができなかった。
ことばにすることで無意識に「なにか」を否定してしまうことになりそうで。
その「なにか」がよくわからなくて余計に戸惑った。


端的に言ってしまうと、大好きな『EXO』がぜんぜんカッコいいと思えなかった。


ショックだった。




ファンの方たちが喜んでいる輪のなかに入れず、
かといって否定的な意見を目にする気力もなかった。


それからずっと、ひとりで悶々としていた。




けれど、そうしているうちに、なんとなくだけれど、
いま自分なりにその気持ちの置き場が見つかったような気がする。


そもそも「閉会式」は「閉会式」という催しであって、
そのなかで『EXO』がパフォーマンスしただけなのだ。




オリンピックの開会式や閉会式は、それ自体がひとつのショー。
そういった意味で、今回の閉会式では、"突然EXOのライブが始まった"かのようなひどく雑な流れのなか、EXOは登場したように思う。


それは"ライブの演出"がなされているとはとてもいえず、
スケールを無視したかのようなだだっ広い空間にぽつんと配置された彼らは、丸腰でパフォーマンスすることになった。


韓国音楽業界が大好きな授賞式の類のような豪華で派手な演出はいっさいなかった。
極寒のなか、マンパワーに丸投げされたステージは、踊ることだけでも精一杯だったはず。
私は、私も含むK-POPファンが愛するビジュアルディレクションはこういった場では発揮されることはないのだとそのとき知った。




"「アイドル」がオリンピックの閉会式に出る"。
そうアナウンスされれば、当然のようにそれを非難するひとたちがいるのは明らかだ。
愛情の深い「ファン」がいれば、それに比例するかのようにそうでないひとたちがいるというのが「アイドル」を取り巻く環境のほとんどだろう。


ただでさえそういう状況であるにもかかわらず、
まして、ファンである私自身が眉をひそめることになったのは、
閉会式そのもののクオリティや精度などが理由だと思う。
今回の閉会式のディレクションがどういうものであったかがあぶりだされたのではないか。






私がいままでに(自分のなかで)唯一、ガチ視聴したオリンピックといえば、
2012年に開催されたロンドンオリンピックなのです。


そのときの若手アイドル枠、ワン・ダイレクションによる閉会式でのパフォーマンスがこれ。

だから、勝手にこーゆー感じのを想像しちゃってたんですけど。


ちょっとロンドンはすごすぎたな。。ダニー・ボイルおいたん。。
っていうかほかの国のオリンピック行事をマトモに記憶していないのでアレだけど、
平昌はいったいどうしたんやっていう。。
まぁ夏季五輪と冬季五輪でも予算に差があったりするのは察した。。






日本も2020年に東京でオリンピックが開催される。
リオオリンピック閉会式で披露された『トーキョーショー』が素晴らしかったあまりに忘れそうになるけれど、
アイドル大国の日本だって、アイドルがなんらかのかたちで催しに起用されることだって可能性はないわけではない。


いまのところ、アイドルがはたして関わるのかすらまったくわからないけれど、
『トーキョーショー』で魅せてくれた"ニッポンのクリエイティブ"を信頼するほかない。




各コンテンツのヲタクたちよ、明日は我が身ぞ。