ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

見てます、「PRODUCE48」。

どうもどうも。
AKB48』でアイドルヲタクデビューして、いまやK-POPファンである私が、
『PRODUCE48』(プデュ48)をスルーできる理由がないんですよ。



プデュは『Produce101 Season2』(S2)の最終回の生放送だけを視聴していて、
そのあと『Wanna One』がデビューしてから後追いでちょこちょこ見ていた程度なのですが、
実際、いまプデュ48をリアタイ視聴していると、
自分に都合の悪いことはぜんぶ編集のせいにできるのはすごく健康にいいですね!(そこ)


ということで、ハマってます、プデュ48。




でも、視聴していくうちに、
「プデュ48とは。」みたいなそもそものところに疑問が出てきてしまって。




だって、もう放送も中盤になるのに、
いまだにデビューグループがどういった方法で活動していくのかが曖昧なのである。




公開されるデビューグループの詳細情報がどんどん変わっていくにもかかわらず、
番組も容赦なくどんどん進んでいっていて、さすが韓国…!、となっております(笑)
48側はやすしの道楽みたいなところもあるだろうから(…)(参加メンバーは悪くない)それもそれだけど、
やっぱり韓国特有の突貫工事型の番組づくりでこわいとこはそれよな……


韓国のアイドルって、アイドル自身の持つスキルやビジュアルもさることながら、
アイドルにまつわるクリエイティブ面のセンスもすごいじゃないですか。
でも、芸能界の仕組みだったり、アイドル界隈のシステムだったり、
そういうところがまだまだ育ってないんだろうなぁと思えるところがめちゃくちゃあって。


Season1、Season2の短期間アベンジャーズづくりだったら、
従来のプデュ=総選挙システムでいいのだろうけれど、
日韓行き来して?2年以上やる?、なら、やっぱり日本のアイドルのいいところも必要ですよね〜~〜?っていう感じ?
そういうところも曖昧で(笑)


なにより、『グローバルガールズグループ誕生プロジェクト』と謳いながら、
参加するアイドル以外に日本人がまったく関われない…(笑)
これは、推しを人質に取られた的な言い分でてくるわ。そういうとこだぞ。






私は断然アケカス歴のほうが長いわけだけど、
このプロジェクトでデビューしたいのは、圧倒的に「デビューの予定のない韓国練習生」だと思います。


『AFTERSCHOOL』としてすでにデビューしていながら、
なんと5年もグループの活動のないイ・カウンちゃんが今回「練習生」として参加。
アフスクに加入するかもしれなかった事務所の後輩である『PRISTIN』のナヨンちゃんがプデュ及び『I.O.I』で大人気になっている間、
テレビを見ながら自分はアフスクなのに…って活動できないってつらすぎる。
プレディスはプデュでたくさん素敵な人材を抱えているのはよくよくわかったけれど、
同時にどんだけその才能を生かせてないんだよと思う。
そして、キリンちゃんことホ・ユンジンちゃんといい、
プレディスはいったいどこからあんな長身モデル系美女らをじゃんじゃん発掘してるのか謎すぎます(笑)


ブロックベリークリエイティブの練習生であるコ・ユジンちゃんは、
容姿もスキルも魅力的なのに、まさにいまデビュー直前の『LOOΠΔ』(LOONA)にはなれなかったのかと思うと。
たぶんLOONAのコンセプトに合わない、みたいな感じだったんだろうね。
こんなに「出来上がってる」のにと思うと切なかった。でも確かにLOONAっぽくはない。
…なんで落ちたのよ(涙)


実力があって、容姿が良くて。
でもグループのコンセプトやバランスを大切にする韓国のアイドルグループづくりでは、
そういった子でさえもデビューできないという現状を突き付けられたのは衝撃的でした。
そうやって「事務所のつくりたいグループコンセプトに合わないからあなたはデビューできない」と言われた子らがたくさんいるんだろうなぁと思うと、
現『NCT』のジャニさんとかも「『EXO』のコンセプトに合わない」とかだったのかなぁと。
48は何でもありのAKBでっせで、たくさんの個性を集めてそのなかから推しを見つけるみたいな…ってそれプデュじゃん。まぁさすが48の総選挙が原型だもんな。
そこから生まれのが(収束しつつあるけれど)昨今のサバイバルオーディション出身アイドルの流行だもんな。


こういうの言うの本当によくないけど、
まさかのウリムとかWMとかが参加してる今回は、タレントを通して事務所の名前も売りたいっていうのもあるんだろうなぁと。
ファンダムより大衆人気ありきのガールズグループだし、そら有名中小事務所が送り込みたい気持ちもわかる。


だから、ココで!デビューして!ほしい!、っつったら全員韓国練習生になるんだよ……




でもそれだと、48を巻き込んだ意味がないじゃん。




だからこそ、48側も、同じくらいの熱量のあるメンバーじゃないとなぁ…と思います。
それにしても、ただでさえ番組の意図が曖昧なので、
48メンバーのデビューへの意志みたいなものすらもあまり伝わってこなくて。
まぁそれを抜きにしても力試しみたいなスタンスの48のメンバーに対しては、
「応援」はしたいけれど「ピック」する(できないけど)気にはなれない。


S1、S2とは違って、48が加わることでデビューグループの在り方がまったく変わってくるなぁと思っているのですが。
48を混ぜるならば"韓国練習生だけでやっていたプデュ"とまったく同じやり方にするのは、
ちょっと…いや、かなり違うのではと。
…といったように、根本的に、この日韓混合グループの具体的な活動がよくわかっていないまま視聴しているので、若干こじらせつつあります。


個人的には「こじまこ」こと小嶋真子ちゃん、
ザ・ニッポンアイドルかつ韓国男子に爆ウケするやつ~って思ってたんだけどなぁ。
…なんで落ちたのよ(涙)




韓国のアイドルには自主制作アイドルが多くいる。
女性はぱっとでてこないけど、少なくとも男性アイドルはたくさんいる。
例えば、48から参加している竹内美宥ちゃんの「クリエイティブ」に対する姿勢に、
視聴者が個性と才能を見出してくれるのは、ああプデュだわ…って感じ。


結果が出る前からネガティブなこと言うの本当にだめだってわかってるんだけど、
たとえ「アイドル」として届かなかったとしても、
みゆちゃんのスキルを全世界の日本人の私を含むK-POPファンも知ることになるわけで。
それだけでもすごいことだよね。






とはいえ、「サバイバル青春ストーリー」としては、
とっても楽しませていただいております!


日韓の女の子たちがわいわいお話ししてるのかわい〜〜~~!
48メンバーも韓国メイクするとめちゃくちゃ印象変わる〜〜かわい〜〜〜〜~~~!
韓国の番組で日本人の女の子が日本語で話してるだけでめっちゃ見やすくなる~~~~!
番組の5分の1くらいが日本語なので全然長く感じないんですよね。


なんつーか、日韓の女の子たちがさぁ、協力しあってさぁ、一生懸命頑張ってるのがもう。
その物語を「娯楽」として楽しんでしまっている申し訳なさもあるけれど、
ふつ~~~~~に、めっちゃ感動してしまうのですよね。
これ挑戦した48のメンバーはすごく貴重で大切な経験してるよ~~~~~!
もうそれだけでも、勇気を出して、日本から飛び込んでいってよかったねって思っちゃう。


48をマンセーするわけじゃないけど、
改めて異国の地で異国の言語で短期間であれだけのことをしてるって本当にすごいよ。
もちろんさすがのスキルのある韓国の練習生はほとんどがもう半分プロみたいなものだし、
課題曲なども母国での流行歌がほとんどっていう点ではやりやすいかもしれないけど、
ちゃんと日本人メンバーを気遣ってくれていてくれているのが目に見えるのも嬉しい。


48メンバーが韓国練習生とカカオトークで連絡を取り合っているという情報が、
日本での握手会のレポによって明らかになったり。
ほっこり以外のなんでもないわ。






初回放送直後は、私と「純K-POPファン」のあいだにあまりに深い溝があって、
ずっと腹を立てていました(笑)


そういった層が、"「K-POPアイドル」の厳しさ"のなかにぶち込まれた48を叩く理由こそが、
いま『AKB48グループ』というものがいかに知られていないかを物語っていて、
48バブルのときの48は本当は一部にしか知られてなかったんだな~と。
ずばり接触ミリオンアイドルの裏側が露呈された感。






放送は、はじめのほうは露骨に48メンバーばかりが取り上げられていて。
韓国人しかピックできない・韓国人視聴者仕様だからなんだろうか、
投票できない日本人としては日本人ばっかり映ってるけど大丈夫かな、と思っちゃうほどで。
日本の視聴者としては、韓国の練習生に関しての情報がなさすぎる時期が長かった気が。



サムネは「スーパーセンター」のさっほーです。


上の動画の日本語訳の動画をあとから見て(探してくれ)、
放送を視聴してるとき先生たちがこんなん言ってるの知らなかったから、
48のメンバーたちが評価されるべきところで評価されててうれし〜〜〜〜!
「ダンス大会じゃないのよ」「下手でも教えたくなるわ」
まじでどっかのまとめかなにかで見た"スキルはあるのに売れないK-POPアイドル"と"スキルが必要な48"っていう見事な図式〜~~〜!!!!!


と、なっていたら、
突然韓国練習生を中心に「編集」した放送回に切り替わったりして。
ほんとそういうとこはうまいよな~。


48のメンバーに関しては完全に親目線で、自分のなかでイメージができちゃっているから、
それをいかに裏切ってくれるかっていうところで楽しいか否かみたいなところがあって。
逆に韓国練習生に対してはまっさらな状態なので審査が進むほどどんどん姿がわかってきて単純におもしろいです。






これは参加メンバーの国籍に限らずなのだけれど、
裏ではあんなにつらそうな姿を…と思っていたら、舞台に立てば凄まじい「陽」のパワーで。
「アイドル」というか「プデュ」がすごいのかよくわからんけど、
ステージに至るまでは結構悲惨な状態なのにステージにあがるとしっかりと魅せるパフォーマンスを披露していて、
5倍くらい可愛くなるんですよ、びっくりした!こりゃアイドルのパワーだ。


「『AKB48』のドキュメンタリー」、というか48グループはドキュメント性を売りにしていたじゃないですか、いまは知らんけど。
でも、いわゆるドキュメント性が強いといわれているプデュシリーズは、
実際に参加メンバーが「こんなに苦労してるんですよ~」っていうアピールがあんまりないのが、凄く新鮮で。


ボロボロのスタートと完成したステージしか見せない。
これがもろに48のコンテンツだったら過程も全部見せるんだよな。
ただ最初と最後(ステージ)だけを映すことでステージがよりよく見えるんだろうなと。
過程をあえて映さないからこそステージがすごく輝いたものに。プデュマジック。
なんだかんだでステージがきっちり評価につながるシステムになってるのは、本当にいい。


思ったより…!?、な韓国練習生のなかでも、
やっぱり直感で(私が)この子はデビューグループに欲しい!、って思う子は何人もいて。
これも自分の魅力をステージパフォーマンスでしっかりアプローチできる仕組みならでは。
…で、キム・チョヨンちゃんはなんで落ちたんだ?あ?(怒)


だからこそ、「悪魔の編集」というものが生まれてしまうのだろうけれど。
最初のうちは、どこかで「S1、S2を見てきた今回参加している韓国練習生は『悪魔の編集』を恐れているからあまり自分を出せていない」みたいな意見を見かけてなるほどなぁと。






意外と某所が荒らされていないのもおもしろくて。
韓国人の方が翻訳機をつかってまでポストしてくれてるのがなんだか楽しいし嬉しい。
そしてそこに48ヲタまで流れ込んできてめちゃくちゃおもしろいことになっていったりして。
48のヲタクが「ファンアートって検索すると幸せになれる」とかポストしていたり、
K-POPアイドルそのものに興味持ちだしたりしてて、いやもうほんとすごい。
もちろんスキル重視のK-POPファンたちが48のメンバーを再評価していたりして。


プデュ48で韓国や韓国人やK-POP、さらにK-POPファンの印象までもが変わった日本人のAKB48グループのファンがたくさんいるんだよ(涙)
逆もしかりで、すごいことだよ本当にこれは(涙)
名シーンは番組のそとでも繰り広げられているのですよ(涙)


韓国の国民プロデューサー(国プ)内では48メンバーばかりが主な話題になるらしく、
日本はいかにタレントをころしていたのかと…!






プデュ48を見てると、モンスターペアレントがなぜ誕生するのかよくわかる…
プデュ48を見てると、もう出てる子全員のお母さんみたいな人格になんねん…
自分の子が悪い印象で放送されたり、悪口いわれてるとマジトーンで腹がたつねん…




もうさ…みんなでデビューしようよ…………




まじめな話、プデュ48を放送を通して見てたら普通にピックとかできなくない!?



はじめてプデュをリアタイ視聴して思うのが、
ポジション評価くらいになってくると「相当にひどい」っていうレベルじゃないと序列がつけられない。
さすが韓国人練習生のスキルのおかげもあると思うんだけど、全体的にダメなチームとかないんだもん。
スポーツみたいに無理やり減点方式とか使わんと無理やで。
だって、みんないい・・・・みんないいんだよ・・・・・・・・・・・・・


グループでのステージパフォーマンスを見ちゃうと、
どうしても「ここからひとりでも欠けるだなんて」と、全員落ちてほしくない気持ちになる。
そりゃ下手な子とかもいるけど、そういう子だってがんばってるじゃん!
そうです、日本のアイドルも好きなのでそういう姿にもめっぽう弱いっす!
気持ちだけだからいいでしょ・・・・・・許してくれ・・・・・・・・・・・・・・・・






そして中西智代梨は私のなかで伝説となりました。




中西智代梨ちゃん、もはや誰レベル…すごすぎ…かっこよすぎ…!


日本でのキャラとのギャップありすぎ大賞だよおめでとうございます!
セクシーパワー系パフォーマンスをすぱっとぱきっと消化してるの、びびりました!


S1、S2はわからんけど、大半は個人フォーカスカムを先に出してくれて助かった。
放送されるパフォーマンスはグループパフォーマンスとしてはとても楽しめるのだけれど、
だからこそ個人がぜんぜん頭に入ってこない(笑)



中西智代梨、ポジション評価も最高です!!!!!!!!!!


わりとグループ評価の方がよくなかった!?、っていうメンバーが多いように感じたのは、
グループ評価のときはそもそもの姿を知らなかったぶん「予想外」が多かったからかな。




そこを超えてきたよ、中西智代梨!!!!!!!!!!
本当に最高!!!!!




ちよりがこんなにステージで輝く才能があるだなんて知らなかった~~~~~><
中西智代梨がチョンハ姐さんに見える日がくるだなんてな…!
お願い、中西智代梨が踊るワラメンが見たい・・・・・・・・・・・・




もうちよりソロデビューしよ?




先に見たちよりの個カム見て、
そもそもなんでこの曲選んだっけって思いつつ放送見たらまさかのはじき出され組で!
個カムのちよりからそんなのいっさい感じなかったし、本当に素敵なチームなのです(涙)



そのなかで、みんなに「ちよりオンニが(笑)」って言われてるのも最高でした!


プデュ48、全体的に言葉の壁でやりずらそうな空気になることが多いなか、
ちよりちゃんの立ち回り(?)は素晴らしかった!



ちよりちゃん、韓国のファンに「団長」って呼ばれてるのも楽しすぎでした(笑)






プデュ48で48運営が「ガールクラッシュ」とはみたいなことを考え出してくれたら嬉しいよ。
この前ライブに参加した『アンジュルム』は体感的に客の半分は女子だし、
パフォーマンスもこれはガールクラッシュだわ〜〜って感じでな…そりゃ蒼井優オンニも虜になるわけよ……



珠理奈のピカブ!!!!!!!



想像以上にかっこいい…佐江ちゃんのパフォーマンスみたいだ~~~~~(涙)


やっぱりじゅり坊はツインタワーの弟なんやで(涙)


ずっと思ってたけど、佐江ちゃんは上海移籍したくらいだから、
在籍中だったら絶対にプデュ48に全力で参加立候補してたよね・・・・・・・・・




「48はパフォーマンスが重要ではないから」とか言われてるの見かけると、
いやいやいや、私は宮澤佐江ちゃんのパフォーマンスが好きでファンになったし!?握手会ばっかりのイメージのひとってテレビ放送以外のパフォーマンス見たことないだけじゃない!?、ってめっちゃ思ってしまう。
っていうかベースは「劇場公演でのパフォーマンス」と思ってる私が化石なのかな^^?






ただプデュ48のいちばんの盲点って、
"現場評価には結構な割合で韓国の48ヲタが入ってるっぽい"ってところが(笑)
日本のけーぽファンが「韓国のアイドルが好き!」っていうようなもんで、
韓国にも「日本のアイドルが好き!」っていうひとがしっかりいるんですねっていう。
そしてスキル云々をいれても現場に行くような48ヲタはゆるがないだろと…
と、いうことでお茶の間のサバイバル番組好きな国プにかかってる!!!!!
がんばれ頼んだぞ国プ!!!!!!!!!




最後にひとこと。


ブンバヤ2班の助っ人ラッパーとして参加したかった。(まじ)

パンク侍、斬られて候

町田康による原作は未読ながらも、このカバービジュアルはよく覚えている。

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

たぶん当時読んでいた雑誌かなにかによく登場していたんだろうなぁ。
スチールの衣装を手掛けたのが北村道子さんっていうのもなぜだか知っている。




そんな記憶の片隅に眠っていた小説が映画化ですって。


監督の石井岳龍氏は「誰?」って感じだったのだけれど、
かの石井聰亙監督が改名(!)した名前がそれなのだそうで!知らなんだ!





紀里谷和明が撮影したイメージビジュアルは、





これは期待しないほうが無理でしょ!って感じ。




…まぁ残念ながらそんなわくわくは見事に打ち砕かれましたね!
知ってた!邦画あるあるな本ポスター・チラシのビジュアルを見たときには察してた!






なんか悲しかったんですけど。


石井監督の作品は観たことはなかったのだけど、
私がよく監督の名前を目にしていた当時の評判にあった煌めきみたいなものは感じられず。
勝手に三池崇史の『愛と誠』みたいなのを期待していた私も悪い。


映画自体はぶっ飛んでたし、ぶっ飛ばしてたし、頑張っていたけれど、クールじゃない。
それがなんだか痛々しく思えてしまった。


宮藤官九郎がメジャーアイドルレベルに有名なので矛先がそっちにいきそうだけれど、
やっぱりゆーてもそこじゃないのでは。
そうでなくとも、とにかく終始、ズレているように感じてしまって、とにもかくにも惜しい。


コミカルでテンション高めなノリのなかに差し込む、
突きつけてくるかのようなえぐい表現があまりうまく作用していないように感じたり。
そのミスマッチ感が好きなひとは好きなのだろうけれど、
個人的には、な~んか「この感じはいやだ~」ってところが多々ありました。




役者はすごくよくがんばっていて、よくついていっていたと思う。
北川景子は某作品ではへっぽこ演技すぎてびっくりしたけど、本作ではとてもよかったし、
東出昌大はいつもの棒読み演技が役に合っていてめちゃくちゃよかった。これはすごい発見。


豪華キャストがちゃんと仕事していたからこそ、それ以外のアラが目立つというか。


「全員主役」とまでは言わないけれど、
登場人物の作品への貢献度ってけっこうみなさんそれぞれどっこいどっこいだったと思うのですよね、これは良い意味で。
だからこそ、先に出たスチールのイメージで、メインキャストを同列に推しだしていたのが理解できるというか。




ハナシ自体の壮大なんだかしょーもないんだかよくわかんない感じは好きだったので、
本ビジュアル(本チラシ)やへんな宣伝コピーには、改めて違和感がありまくり。
"『シン・ゴジラ』くらい"とまではいかずとも、
イメージビジュアルを使用した先行版のチラシくらい、ぶっきらぼうでもよかったのでは。


でも、まぁ映画の内容からして、「そこ」で勝負するにはちと不安はあるのでしょうね。
お察しいたします。


でも~~~~~~~~~~!
最近やけに「海外版の日本映画のポスターがセンスいい」といいながら、
日本の映画の宣伝ビジュアルをけなすポストをよく見かけては勝手に悔しくなっております。
その気持ちもわかるからこそ余計にな。






映画は、ラストがすごくよくて、
ラスト数分で、ようやくきたーーーーーーーー!!!!!、って感じでホッとしました(涙)
めっちゃカッコいいラストで、あれでギリ金返せレベルじゃなくなった感じ(涙)
ズバリ、「パンク侍、斬られて候!」と声に出したくなった、このときを待っていたのよ…!


主題歌に『セックス・ピストルズ』の楽曲を起用するなど、
音楽は劇中の時代劇風ビジュアルとロック音楽などをはじめとしたバラエティに富んだ選曲が絶妙で、楽しかったです。


ナレーションだけならちゃんとそれなりにおもしろかったので、
読んではいないけれど原作の"「文章」の世界"は素敵なんだろうなぁとは思えました。
クドカンがどれだけ脚色したかわからないけれど、ホンはそんなに悪くないのではと。
やっぱり製作面でうまく連携とれなかったのかなぁとか思っちゃったりしたのですが、
そーゆーとこはとくに想像させてほしくないっす。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法

宣伝ビジュアルをいっさい裏切らない映像は、スタイリッシュで美しい。
けれど、思いのほか、その(映像の)ビジュアルに頼っておらず、そこは素直に感心した。



この内容で登場人物を人質にとったような作品にあるような後味にならなかったのは、
とにかく主人公母娘の娘である少女・ムーニーが心の底から「子供」を謳歌していたからだ。


私は幼少期にいつから"自分は子供である"という自意識を持ったかは覚えていないけれど、
「ムーニー」という少女はめちゃくちゃまっさらな「子供」だった。あれはすごい。
演じたのはベテラン(らしい)子役のブルックリン・キンバリー・プリンス、8歳。
へんな話、是枝裕和監督作品の"是枝演出によって映されるドキュメンタリーに限りなく近い「子供」"よりも、すっぴんの「子供」だった。


母親・ヘイリーを演じたブリア・ヴィネイトもすごくて、
絵に描いたような"子供がそのまま身体だけ大人になったような大人"を完璧に体現していた。
これまたびっくりなのが彼女は映画初出演というだけではなく、
「演技」というものをすること自体も初めてなのだそう。ひえ~!
ショーン・ベイカー監督がインスタグラムで彼女を見つけたのだそうで。時代だ。


本当に、この母娘に関してはちょっと"演技をしている"のが信じ難いほどで、
観終わったいまもそれは続いていて、きっと他の作品で演じているのを見るまでは、
彼女たちは私にとって「ムーニー」と「ヘイリー」以外の何者でもないのだと思う。
いや、まったくとんでもないキャスティングだった。


モーテルの管理人・ボビーを演じたウィレム・デフォーおじさまもめちゃくちゃよかった。
ボビーは正しく、厳しいけれど、そこにはあふれんばかりの愛があった。
とても優しい「大人」だった。




ヘイリーの"子供がそのまま身体だけ大人になったような大人"というキャラクターは本当に魅力的で、憧れみたいなものを少し抱いた。
憧れるがゆえに、そんなヘイリーに対して、マウントをとっている自分と直面しないといけないのがしんどかったりもした。


正直、撮りたいものを撮った映画作品であることはよくわかったけれど、
この映画の持つ「真意」みたいなものはよくわからなくて、
それがゆえに気がついたらヘイリーを上から見下ろしていた。


だってこちらは空調の効いた映画館で悠々と美しく映されている「それら」を見ている。
しょうがないよ、と自分をはげました。


だからといって、たとえ映画の持つ「真意」みたいなものがわかったとしても、
個人的にはまぁそこにはあまり興味がないけれども。
こちらが感じたことが私のなかではすべてだから。




映画は"ムーニーの視点"と、"母娘の幸せ"をとても大切に扱っており、
それらはとてもとても美しかった。
それが美しければ美しいほど、直面しなけれならない苦しいしんどさが襲いかかってくる。
そこには容赦はない。


だからこそ、あれだけしっかりと描いていたからこそ、
ラストのぼかし方は個人的には「演出」というよりは「逃げ」のように感じてしまった。
実際にムーニーは親友・ジャンシーと逃げた。


あそこで終わるのは、あんまりだと思った。
こちらに彼女たちの未来を少しでも祈ることができる余地を与えて欲しかった。
っていうか普通に映像のトラブルかと思ったんだけど。


私のなかで物語は宙ぶらりんのままだ。どうしてくれよう。

焼肉ドラゴン

すごい映画だった。
すごくいい意味で、特定のキャラクター「だけ」が印象に残るということはなかった。
ただただ『焼肉ドラゴン』という映画そのものの存在感が残る。
登場人物たちはフラットにそこにいる。
某ハイローさんがつくった「全員主役」っていうことばはこういうことなんじゃないか。


映画のなかで描かれるいろいろな「人生」は私のそれとあまり変わらないように思えた。
(もちろんその「内容」はまったく違うのだけれど)
みんな、そうして生きているのではないか。


『焼肉ドラゴン』を観た私も、観ていない誰かも、
世界は、この世は「全員主役」なんだと改めて感じた。




キャストがめちゃくちゃよかったのは、そんな後味の大きな理由のひとつ。
誰ひとりとして、「自分」という役者の部分を出さず、
ただただ、作品のなかで生きていた。


井上真央がめちゃくちゃ演技がうまくてびっくりした。
あんな役もできるんだ!!??、って。
"『焼肉ドラゴン』の井上真央"を見ることができただけでもチケット代はおトクに感じる。
というか、井上真央が「あの演技」ができるということをここ数年、メディアなどによって忘れさせられていたような気がしなくもない。
大泉洋はどんな役柄でも絶対にいいんだろうなといつも期待をするけれど、
いつもそれを軽く超えてきて、さらに"見たことのない大泉洋"=キャラクターとして欠陥のない人物の姿を見せてくれるからすごい。
ずるいし、くやしい。


焼き肉屋『焼肉ドラゴン』を営む家族の父を演じたキム・サンホさん、
母を演じたイ・ジョンウンさんをはじめ、
明らかに見慣れない「韓国の俳優」による"「韓国の俳優」の演技"からは、
日本だけではない「日本ではない国」をダイレクトに感じることができてとてもよかった。
愛情の表現の仕方やそれらの醸し出し方は、日本人にはない、「韓国の俳優」ならではのものだと思った。




そしてやっぱりなんといっても監督をはじめとしたスタッフ陣がすごいんだろうな。
あまりエンターテイメント作品として触れられることのないストーリーの下地を、
これだけ個性の強いキャストをコントロールしながらつくったのは本当にすごい。


作品からも「悲劇」や「感動」を描くとぞ、いう意思はまるで見えてこなくて、
むしろ、ここで笑かすんだ!?、っていう攻めの姿勢もすごいなと思った。


もともと『焼肉ドラゴン』は舞台の作品で、それについて絶賛する声は聞こえてきていた。
本作・映画版の監督・脚本は舞台版でも作・演出をつとめた鄭義信氏。
私は舞台版を観ていないので比べることはできないけれど、
少なくとも本作を観て「舞台のほうが向いている」とは寸分も思わなかった。


私は私の見た映画『焼肉ドラゴン』がとても好きだ。

ASTRO スペシャルミニアルバム「Rise Up」 コンセプトフォト "BLUE SKY"















ちょっとこれすごい。
聞いてない。




『ASTRO』のティーザーイメージがすごいです。




"「アイドル」と「青空」"。
こんなにも、間違いないに決まっている組み合わせなのに、
ようやくやっとお目見えしたような気がする。


暑くて、爽やかで、ただただまぶしい。




この、ぱきっとした空気を待っていた夏である。




こんな直球素材勝負でありながら、しっかりと演出されている。
めちゃくちゃシンプルだけれど、それにもかかわらずまったく安っぽく見えないのは、
とても念入りにあらゆる面で整えられているからでしょう。


"「アイドル」と「青空」"だって、よりそれらを写そうと思えば、できる。
けれど、計算づくで、見る側に"「アイドル」と「青空」"のある景色をあえて想像させる余白をたっぷりととった結果、
"「アイドル」と「青空」"だけなのに、それ以外の知らない世界が見えてくるような不思議な感覚になる。




今回のこのティーザーイメージは、ちゃんと『ASTRO』という被写体に対して、
しっかりディレクションがなされているのがわかる。
ちゃんと彼らのことをわかっていて、彼らのためだけに考えられたもの。
同じ撮影を他のグループがやってもだめなやつ。


「たった6人」での、この明快なアプローチが、一番のインパクトの要因だと思う。
逆をいうと、最近はやりの大所帯グループではなかなか難しいのでは。
それらは単純にひとつひとつに統一性をもたせるのすら大変だろうし。




私は『ASTRO』のことは全然知らなくて。
気がついたら「顔天才」と呼ばれるメンバーのひとり、チャ・ウヌくんがブレイクしていた。
だから、ウヌくんしかわからないし、失礼ながら『ASTRO』といえば「ウヌくんのグループ」である。


でも、このコンセプトフォトらを見ると、
大げさにいえば、まるで全員がウヌくん然として見えるかのよう。
そのくらい、もともと私の知っている"「ウヌくん」の存在感"を、
見事に全員に装備させている、といいますか。
(ただ、ぶっちゃけ、もっといいカットはあったと思うぞ!)


これは、なかなかできることじゃない。




コンセプトイメージは、
同じくロケでありながらこちらもかなり抑えた『”SUN RISE”』パターンもイイ感じです。






まぁでも、どちらのパターンも集合カットは、情報が見えすぎてしまっていて「普通」~。
う~ん、惜しい。




かなりひさしぶりにティーザーイメージで心が踊りました。
やっぱりこの類はデザインで仕上げる系よりも写真一枚でどうだ!、ってのが好きですね~。


カムバックは24日。(っていうかカムバックできてよかった…涙)
これまで『ASTRO』さんはまったくひっかかるものがなかったのですが、
一気に楽しみになりました!

Wanna One World Tour<ONE:THE WORLD>in Tokyo IN 幕張メッセ国際展示場 1-3ホール

たぶん『Wanna One』の最初で最後の日本単独公演だと思います。
彼らが初来日した『MAMA 2017』でのライブステージは運よく目にすることができました。
今回は私にとって、「単独」を抜きにしても、
きっと"最後の『Wanna One』のライブ"だろうと思いながら参加しました。



とりあえず、




ワナワン、日本に来てくれてありがとう。




途中までこれをひたすら頭のなかで唱えることで平静を保っていたくらい、
中盤のMCくらいまでは眉間にしわをよせていた。




だってとにかく見えない。




序盤、とにかく見えなくて見えなくて呆れてしまっていた。
自分がワナワンのライブでチベスナ顔になるだなんて想像もしていなかった(笑)


豆粒米粒ゴマ粒どころかまじでなにも見えないので双眼鏡の出番もない(笑)
だいたいステージがひくすぎるんや……
精一杯ジャンプしてようやくはるか遠くのメインステージにいるメンバーの頭の上のほうが見える程度。
見えない見えない言ってたらなんかセンターステージが上昇してたり(笑)一回だけね(笑)


スタンド席がない構成なのはわかっていたので、
背が低いなりの努力は一応したんですけどね~だめ。


それでもありがたいことに絶妙な運を発揮して、
下手側の花道真横ブロックだったので全員の御姿はギリギリ見ることができました。
まぁブロックのはしっこ席ではあったので、距離はそれなりだけれども。


百歩譲って本人たちが見えないのはしかたがないけれど、
モニターの前に、柱だの機材だの邪魔するものがあってモニターすらまともに見えない(笑)
こと映像だけに関していえば、絶対にライブビューイングのほうがいいくらい(笑)




そんなステージ構成は「最後の荒稼ぎ」の具現化みたいなやつだったなー。
単純にトロッコがないとかバクステがないとかそういう問題じゃなくて、
今回の会場でお客さんにいかにステージを楽しんでもらえるか、というところがまるで考えられていない感じ。
キャパの違うどこかの国でつかったセットをそのまんま使いまわしている感じがアリアリで素直に萎えてしまった。


良席だとか楽しかったかとかそういうのはもう人それぞれの感覚だけれど、
縦に長い会場で、少なくとも「恵まれている」と思った私の席でも見えなくて、
じゃあここより後ろの席の人たちは…?、って考えちゃうのがもうだめというか。






でも。






途中から、
"『Wanna One』は期間限定のグループである"ということを突きつけられているようで、
気がついたら涙目になってしまっていました。


ワナワンの名刺がわりのような内容だったから。
もうこの先のワナワンを想像する余地がないようなライブだったから。


メンバーみんなすごくいい面構えで(モニターだけど)、
迫力のあるパフォーマンスで(モニターだけど)、
すごく場慣れしている感じがして、貫禄があってびっくりした(モニターだけど)。




自分たちがどういう存在でこれまで何を求められてきたのか、
いまこの瞬間に何を求められているのかというのをしっかりと理解していて、
ああもう彼らはグループの終わりが見えてるんだなぁと感じた。
まぁ妄想ですが。


「これがワナワンです!ワナワンはこれです!」っていう感じのライブで、
少なくとも、私の持ってるワナワンのイメージそのままだった。



そして生歌がすごい!
あまりにうまかったので生歌なのかそうでないのかの境がぜんぜんわからなかった。






本当に、メンバーひとりひとりが魅力的すぎて。


先に触れた「場慣れ感」も大きいのだろうけれど、
さすがいろいろな場所でステージの場数も踏んでいるだけあって、
全体的に安定感がハンパなかった。
終始、「(ファンを)楽しませたい!」、「(自分たちが)楽しみたい!」という意欲のようなものがあふれ出ていて。
サービス精神がめちゃくちゃすごかった…(拝)




今日のオンさんは「人間」だった。雄々しくて、ハイパーかっこよかった。
すごく力のはいった、戦闘態勢のような表情をしていて、ちょっとこわいくらいだった。



まじであのハイタッチ会の菩薩笑顔ソフトタッチオンソンウ天使はどこにいるの!?
オン・ソンウってふたりとかいたりするのかな……
っていうか、インターネットのどこを探しても菩薩笑顔ソフトタッチオンソンウ天使がいないんですけど、あれって幻だったんかな…
なんというかオンさんかマザー・テレサかって感じだったんだよ…すごかったんだよ……




暗転のタイミングで「たまねぎ」ってぼそっとつぶやいたりしていたダニエルは、
ラスト、花道を歩きながらひたすらに力の入った「おやすみっ!!!!!」を連呼するマシーンと化していた(笑)
ダニエルはまぁ爆モテっすよ。確信した。ダニエルを嫌いな人類はたぶんいないっすよ。
とても器用に空気を読んでいて、ネタでやる流れのところをマジトーンの「ごめんね」っつって落としにきたり。
あと、あんなにチャンピオンのヘアバンドが似合う男を見たことがない。


ハイテンション☆ジェファンがとにかく最高だった。MVP。
ひょっこりはん」のネタ元すらまだ見たことがないのだけれど、
たぶん、キム・ジェファンは世界でいちばん「ひょっこりはん」がうまいよ!
そしてモニターに映るジェファンがめちゃくちゃカッコよくてびっくりした……
ライブ会場の照明とライブ仕様メイクの影響なのか、
ジェファンに限らず、全員が全員、完璧なカッコよさだった…(ただしモニターだけど)



イケ!




MCがめちゃくちゃ楽しくて!
最後のあいさつ以外ほぼ日本語MCでした。


たぶん、ファン・ミンヒョン大先生のおかげである。


ミニョンくんが日本語ペラペラじゃなかったら、
天下のワナワン様がこんなに日本語喋ってくれるはずないと思うのですよ(涙)


この過酷スケジュールのなか、日本に来てくれただけでもありがとうなのに、
これだけ日本語覚えてくれて、カンペ見ながらも話してくれて、
ありがとうの気持ちでいっぱいになって、基本的には見えなかったけれども()、それだけでもチケット代ぶん以上の価値があったなと。




ミニョン大先生の日本語があれほどとは!、というのはいい意味で裏切られた!!!!!
ミニョンくん日本語が流暢過ぎて、まわりで「ミニョンくん日本人じゃん!」て笑いが起きていたくらいだった(笑)


ミニョン大先生は最後の挨拶も完璧に日本語だし、
メンバーが日本語わからない雰囲気を出すとソッコーでその場で通訳しててすごすぎた。
通訳さん(たぶん根本さん)の仕事を見事に奪っていた(笑)
そしてニッポン担当の自負があるのか、ちょっと得意げそうでかわいかった(笑)


どうやら日本活動に熱心に取り組んでいた『NU'EST』のなかでも、
とくにミニョンくんは日本語が上手だったらしくて。
私はにゅいの日本活動を熱心に追っていたわけではなかったので、びっくりしました(笑)
にゅいの日本の公式ファンクラブが無くなっちゃったりしたから、
もう日本活動とかあんまりしないのかなー?、と思ってたので余計にびっくり!
素直にめちゃくちゃ嬉しかったです!




ミニョンくんが、
「ワナワンでデビューしてから、ずっと日本でコンサートがしたかった。」、
「それをこんな大きなところですることができて嬉しい」的なことを言ったとき、
あのガラガラの学祭ライブに行った私は、
心の中で号泣でジソン拍手をせざるをえなかった(涙)
だってぜったいぜったい本心だもん(涙)




そして最高にかわいいニホンゴカタコトロボットと化したウジンくんの背景には、
やっぱりミニョン大先生の圧があったからだと思うので、ミニョン大先生には感謝しかない。


でも、オンフィが準備で抜けたときのファンミノリのメント(というかしゃべくりファンミニョン)がいちばんボリュームがあって楽しかったので、
そこにオンさんとデフィがいなかったのがめちゃ残念(涙)






セットリストでいちばん印象的だったのは『Wanna Be』だなー。自分でも意外。
なんか普通に日本語で歌っているのかと錯覚したくらい耳に馴染んで、スッと入ってきて、不思議な感覚だった。


あとは『I.P.U.』、ヤクソッケヨ!!!!!!!!
絶対に最後はこの曲だろ!、ってなにも知らなかったけれどわかってた!


ムキムキミニョンくんのソロパフォーマンスがはじめのほうだったので面食らった(笑)
そんなミニョンくん、アンコールでは袖を切ったTシャツから鍛えられた二の腕丸出しで、
すっごくオスっぽくてまじでありがとうだった!


VCRは、ジソンさん・ウジンくん・デフィの意外はほぼ覚えてなくて(涙)
(ウジンくんがキュートな部分を全開にしてくれてすごく嬉しかった!)
本当にモニターが見づらかったんだなぁ、って思いますね。。自分どんまい。。






銀テープが銀テープもどきで、プラスチック素材の白い紙の帯でずっこけた(笑)
まぁ銀テ欲しい芸人なんで、一応持って帰ったけどね……


衝撃的だったのが、公演中にスマホでノリっぽく写真を撮っていた数席前にいた女の子が、
巡回していたスタッフに見つかり、そのスタッフに荷物を一方的にまとめられて、
あれよあれよという早さでまで会場の外に連れ出されたのです…目の前で…
ああいった光景を初めて見たのですごくびっくりした……
てっきり都市伝説かとばかり…あんな感じで連れていかれるのかぁああああ~~~~と。






今回、ツアーグッズはなにも購入しませんでした。


8日に6人くらいの韓国人の女の子の中に日本人が私1人でいるっていう状況になって、
みんなで輪になってお喋りしながらあれこれ買ったり貰ったりしていたのだけれど、
それらが何よりもいちばん素敵な「グッズ」だと思っている。
お互いの言葉は通じないけれど、リアクションとかボディーランゲージとかで、
「今日誰とハイタッチした?」とか「誰が好きなの?」とかいいながらわいわいした。
話して(?)いくうちに「そんむるそんむるー!」ってなんかたくさん貰っちゃったりして。
別れ際もさっぱりしていて、「ばいばーい!」みたいなノリで。


すごく楽しかったし、アイドルを通じてこうした経験ができてなんかすごかったな、と。
日本では「マスター『様』」とか言われてるマスターやってる方も普通にかわいい女の子で、
「これをこうするとこうやってかわいくなるんだよー!」みたいな感じでスマホを見せてくれながら教えてくれたりして。
基本的に海外の方々と関わることのない人生だったので、
お互いに知ってる相手の言語を使いながら好きなアイドルの話をできた思い出プライスレス。
マスターさん、「そんうは、かわいい」って!マスターさんがかわいいいいいい////////


…ワナワンのオンさんもワナワンのミニョンくんも、
もう来年はいないんだなーと思ったら手を出さずにはいられなかったんや。
なにより、制作過程にちゃんと愛があるじゃん?
で、その愛のひととその愛を語らえた喜びプライスレス。




なんで今回ペラペラペンラは売ってないの~(涙)ハイタ会のときには売ってたのに(涙)
ペンライトは私にとっては記念品だからペラペラのでぜんぜんいいのよ……
嗚呼、何十年かして思い出を集めるかのように、誰かが売りに出したものを買えたらいいなぁと思います、老後の楽しみです。


公式ペンライトの代わりに、すっかりお世話になっているキンブレさんを持参したのですが、
なんか公演中に壊れてな…勝手に色がどんどん変わるねん………






幕張メッセの隣の会場のイベントが、まさかの『けやき坂46』(ひらがなけやき)で、
周辺は坂道ヲタとワナブルでカオスだった(笑)
「わなわんてなに?聞いたことない、」って男子らが会話してるのとかおもしろかった。
そして、ワナワンより開演時間が早かったみたいで、けやきの音漏れめっちゃ聞こえて!
ヲタクの声もめっちゃ聞こえて!さらに音漏れ組も!いて!






3時間弱あったライブはあっという間でした。
たっぷりやってくれただけあって幕張メッセからまじのガチのダッシュで汗だくになってギリギリ終電に間に合った感じで(笑)
こういう感じってひさしぶりだなぁって。


今回、『Wanna One』がこうしてイベントやライブで日本で活動してくれたことは、
ただ、「イベント」や「ライブ」そのものだけではなくて、
その周辺にあるいままで見えていなかったたくさんのものが見えた気がして、
それらはすごく私にとってとても意味のあるものでした。



いや~それにしても、ステージはぜんぜん見えなかったけれども!(まだ言う)、
思い出せば思い出すだけハッピーがこみあげてくる!すごいことだよ~。


そんな時間を、本当にありがとう。




VCR
1.Burn It Up
2.Never
3.Energetic
4.ミニョン ソロ
VCR
5.ジニョン ソロ + 11(ELEVEN)
6.Forever and A Day
VCR(ミニョン+ジェファン+ジフン+クァンリン)
7.ダンスブレイク(ジフン×ウジン)
8.Boomerang
MC
9.Day by Day
10.Beautiful + ダニエル ソロ
VCR(ソンウン+ソンウ+ダニエル+ジニョン)
11.ジェファン ソロ + I'll Remember
12.Wanna(Acoustic ver.)
13.Always
MC(しゃべくりファンミニョン)
14.ソンウ ソロ + デフィ ソロ + Hourglass
15.Kangaroo
VCR(ジソン+ウジン+デフィ)
16.DJ ジソン(盛り上げ隊:96) + クァンリン ソロ + ソンウン ソロ
17.Wanna Be
18.Twilight
19.Pick Me
MC
20.GOLD

VCR
EN1.Light
MC
EN2.I Promise You

Wanna One「1÷χ=1 (Undivided): Special Album」発売記念~個別ハイタッチ会~ オン・ソンウ 6部 in 東京ビックサイト西3ホール


平成最後の夏、
私はオン・ソンウと手と手を合わせたのでした。





個別ハイタッチ会、オン・ソンウ 6部。


これは勝たなきゃいけない戦いでした。同点でもだめ。
たった一回のハイタッチだから。


そのくらい気合い十分で挑んだのですが、
先に結果を言ってしまうと、
個人的にはサッカー日本代表のかわりにベスト8にくいこんだくらいやりきった感が。


要するに、めちゃくちゃ最高なひとときを過ごすことができました!




たった一回なので、上記のとおり、"ハイタッチ会に勝つ"という目標を掲げ、
前日に行われた大阪でのハイタッチ会での様子もチェックしたり、いろいろ探っていました。
だって負けたくないもん!




で、いざ戦いの場へ。




あれよあれよという間に会場に到着し、受付を済ませ、列に並ぶ。
列が進み、ついにオンさんのいるブースへ。そしてブースの中へ。
覗き込むようにして、ついに!オンさんが!視界に入った!


…のですが!






!?






私が初めて間近で見たオンさんは、私の記憶のなかのオンさんフォルダにはない、
まるで菩薩のようなすごい慈悲深い笑顔でいらっしゃいまして、
「これって本当にオンさん!?」、っていう衝撃で頭のなかがぜんぶふっとびました……
こんなオンさんまじで見たことないんだけど…これはまじでオンさんなのか!?


というか、まるで発光しているかのように、輪郭がぼやけてたんだけど。
だから、「に、にんげん!?」となった。まじで。




大混乱。




とりあえず、「手が触れてからスタッフがカウントしはじめる」という情報を得ていたので、
ハイタッチする前に目の前よりちょっとだけ距離をとったところから、
平静を装いつつオンさんに「もしった〜!」と言いました。
いや、でも本当に格好良かったし。っていうか綺麗。


それに対してオンさんは「〇〇〇〇〇~!」と答えてくれたのですが、
なにせ菩薩笑顔が衝撃的すぎて何を何と言われたかとかそれどころではなくてまったく覚えていません(爆)


「もしった〜!」が言えたおかげで結構長くオンさんと対面できていた気がします。
でももしった言いながら、あまりの顔の小ささと体の細さとしっかりした肩と…
要するに漫画みたいなスタイルと、まじガチ陶器のような白さ、
そしてなにより今までに見たことのない菩薩笑顔にまじでびっくりしてしまって…!




そして、目の前の生オンさんに圧倒されたままの私は、
触っていいものかと戸惑いながら恐る恐るオンさんの手に触れました。
触れる前の時間は、時が止まるとはこのことかと思うくらい、ゆっくりに感じられました。


で、「ハイタッチ」。


でも、「ハイタッチ」ではなかった、どちらかというと「握手」。
私はずっと驚いたままでオンさんの顔を見て思考停止していたのだけれど、
手は優しく、スーパーソフトタッチで包み込んでいただきました……
もはや「おてて包み込み会」みたいな。
まじで顔しか見えていなかったから定かではないのだけれど、
感触だけでもほっそい指の両手で優しく優しく包んでくれていたのだとわかる…
オンさんの手はひんやりさらさらするするでした……




そんなこんなでことばが出てこないままオンさんと手を合わせていると、
スタッフの方に肩をたたかれました。
オンさんの顔にしか意識がいっていない私はそのときにはっと我に返って、
でも言いたかったことばもふっとんでいてしまっていて、
とっさにオンさんに目で訴えながら自分で頭を撫でるジェスチャーをしました。


そうしたらオンさんはそれをわかろうとしっかりと目を見て考えてくれて、
頭を撫でてくれたのです……………


「ぽんぽん」じゃないよ…「なでなで」だよ……
そのあいだ、スタッフの方は待っていてくれました。
スタッフの方にも恵まれました。




そして、しどろもどろになりながらも、
最後に「さらんへよ~!」とハートをつくって挨拶することができました。
それにもオンさんは「〇〇〇〇〇~!」と、相変わらずなんて言ってくれたか覚えていないのですが、満面の笑みでバイバイ~って手を振って見送ってくれたのでした。




~完~




とにかく対面した「オンさん」のインパクトが凄すぎて、
言われたことばとかもまったくわからなかったわけですが、
声はやさしくてソフトタッチなのは覚えています。話し方がめちゃくちゃ優しい。
ハイタッチというよりもはやどちらかというと握手の類のそれもソフトタッチ…
頭撫でるときもソフトタッチ…ソフトタッチオンソンウ……


あと、すさまじい包容力で、すさまじく落ちついていて、
こちらが顔を見て呆然としているあいだも、
ずっとずっと手を包んで目を見て笑顔でいてくれた…あの菩薩笑顔で。


私は身長が低いのでだいたいの男性は私にとっては大きくて、
オンさんもただでさえ二次元体型ということで例にもれず、だったのですが、
目を合わせてくれているときはちょうどいい位置に顔があるくらいの態勢でいてくれました。


公式ツイッターの集合写真でブルーのシャツを着ていたことがわかったのですが、
オンさんが白すぎて発光していたせいなのだろうか、
私の記憶ではシャツは白だったはずなんですよ…おかしい……
そして写真のオンさんは私の見たオンさんではない…!ちがう!




本当に、見たことのないオンさんをこの目で見ることができて、
あんな菩薩笑顔で天使対応してくれて…オンさんて天使だったの?????
もうわけわからん…オンさんて何者なの…?
いや、あの天使こそがオンさんなのか…!


そう、




オン・ソンウは、天使だったのです。




知らなかった。


いままで私がおもに液晶などを通して見てきたオンさんてなんだったんだろう……
全然ちがうひと…というか全然ちがう生き物…いまはもう天使以外に形容できない……
人間というよりは天使の方が近いと思います、本当だよ!




菩薩笑顔ソフトタッチオンソンウ天使の衝撃のあと、
そのときにミニョンくんの団扇をバッグに忍ばせていたことに罪悪感が…(ノリで買ってしまった)




今回のような、ブースのなかが見えないのってすごくいいですね!
前後の様子がほかのひとに見えると、なんか余計なこと考えちゃったりするので。
ハイタッチという短い時間だからこそ、よりそれがよく思えました。






オンさんは、『Wana One』の活動が終わったら、
もう「アイドル」はやらないかもしれないとずっと思っていて。
だってワナワン以外でアイドル活動する姿がまったく想像できない。


"「アイドル」のオン・ソンウ"、"『Wanna One』のオン・ソンウ"。


つかの間の時間でしたが、
オンさんがアイドルであるときに、
たったの数秒でもその瞬間に居れることができた喜びを噛み締めたいと思います。


本当に、本当に、運に恵まれていて…貴重な体験をさせていただきました。
日々のいろいろなことに感謝したいと思います。
オンさん、だいすきです。ありがとう。