ピーターパン????????
そうでしょうそうでしょう、自分でもびっくり。
まさかのホリプロ主催の伝統ミュージカル『ピーターパン』を観劇です。
今をときめく高畑充希が長年主演を務めていたあれです。
なぜかというと、
宮澤佐江ちゃんが出演しているから。
もう、私にとって宮澤佐江ちゃんは"推している「芸能人」"という存在を超えて、
"舞台を観る「理由」"という存在でもあるのです。
ホリプロさんには毎度、感謝感謝です。
今作『ピーターパン』、とってもとっても良かったです!
正直楽しめないかもしれないと不安だったのだけれど、
これまで観てきたどの舞台よりもしっかりとお客さんの心に届けよう!届けたい!、っていう想いがすごく伝わってきました。
演出も想像と違っていて前衛的(っていうと言いすぎ?)で意外すぎた!
開演前から複数のパフォーマーたちがピーターパンのストーリーが書かれている大きな本を読みながら客席通路をうろうろ。
そのパフォーマーの方々がイントロで世界観を完璧につくってくれたから、舞台の世界にすっと入っていけたのかもしれない。
ってか劇中、通路にめっちゃキャストさんがくる!!!!!
そして客席の子供たちとしっかりとコミュニケーションをとる!
私は通路席だったのでタイガー・リリー・佐江ちゃんにゼロ距離でキラキラ全開笑顔をいただいてしまいました!!!!!あざす!!!!!
あんなに近くでお顔を見たのは、はるか昔の握手会以来だったので、相変わらずの美人さんっぷりに思わず声が出た(笑)
佐江ちゃん、めちゃくちゃイキイキしていて楽しそうでした^^
今作でデビュー、主演の10代目ピーターパンを演じた吉柳咲良(きりゅうさくら)ちゃん、
いやはや、衝撃の、恐るべき13歳。
舞台度胸と、主役であることを堂々と楽しんでいる姿がとにかく眩しかった。
相当稽古したと思われる、だってお芝居も歌も本当にうまくて、身のこなしも映えていて、
それはまるで本当にピーターパンのようだったから。
少年の美しさや儚さもまるっと体現していた。圧巻。
そんなピーターパンの一挙一動が心に沁みる。
等身大のピーターパンの声や姿があまりにも澄んでいて、綺麗すぎて。
咲良ちゃんが演じるピーターパンのピーターパンっぷりに号泣してしまった。
素敵な素敵な舞台でした。
子供だけでなく、大人もぐっとくる演出だった。
子供にもわかる作品だけど、子供でなくなってしまった大人たちが昔持っていた子供の部分がすごく刺激されているようでたまらなかった。
逆にラストは、いままで"子供にもわかる"に配慮していた部分をバッサリ切り捨てていて、とてもクールだった。
神田沙也加先輩演じるウェンディの演技もさすがで、あのラストはたぶん大人たちがギュン!、ってなる。
ティンカーベルの表現も素晴らしかった。
そしてそれを含む光やシルエットなどの演出も素晴らしかった。
ところどころに使用される「本」というモチーフも効いていました。
ぼんやりとしか覚えてなかった『ピーターパン』のストーリーは、
あーこんな感じだっけってねぇっていう感じ。
そこはやっぱり子供が楽しむためにつくられたものなわけで。
それをここまでエンターテイメントに起こしたことは素直にすごいと思う。
やっぱり演出家の藤田俊太郎さんがすごいんだろうなぁ。
聞けばまだまだお若いのに第24回読売演劇大賞で優秀演出家賞を受賞だそうで。
そしてイケメン。(と、タイガー・リリー)
この若い才能が産み出したのがこの「新しい『ピーターパン』」だったんだろうなぁ。
すごく新しいものを見た感触があるもの。
公式ホームページにも「ビッグリニューアル」とアナウンスされているし。
そしてそして、我らが宮澤佐江のタイガー・リリー。
タイガー・リリーの宮澤佐江ちゃん、最高なんですけど!!!!!、というか、
タイガー・リリーが宮澤佐江ちゃんなんですけど!!!!!
たぶんこれまで舞台で演じたどの役よりも私の見たかった宮澤佐江だった。
抜群のスタイルから繰り出される存在感のあるしなやかでダイナミックなパフォーマンスは、
(超ミニのボトムスからお目見えする脚が長すぎる!美脚!そして小顔!)
そうそう!これが宮澤佐江だよ!と、思わせてくれるものだった。
そんな佐江ちゃんを見ることができて、すごく嬉しかった。
私は佐江ちゃんが舞台の仕事が決まるたびに「また舞台かよー」と、微妙な気持ちになっていたのだけれど、
こうしてステージでパフォーマンスする佐江ちゃんはほんとうに格好良くて、
今日あらためて、"舞台の上の宮澤佐江のパフォーマンス"を失うことは惜しいことなのだと思った。
ただ、やっぱり声がちょっと苦手(笑)推しなのに(笑)
声質だからどうにもならないんだろうけれど、今回はとくにカタコトのリリーには合わなすぎた(笑)
雄たけび(?)とかはすごく良かったんだけど。
発声はすごく良くなっていると思う。ただ、舞台の発声だとキンキンするのがちょっと苦手。
それが映像の演技だとトーンが落ち着いているから気にならないのだけれど。
ひやひやするカツゼツもなんとかなりませんかね。(これも映像だと気にならない)
『クザリアーナの翼』で演じたコルリのような少年のような役ならとても合うんだけどなぁ。
女優として大成してほしいけど、この「才能」というステージパフォーマンスを失わずに女優として存在し続けるには、
やっぱりミュージカル作品は避けられないのかなぁ。歌もなぁ。弱いんだよなぁ。
佐江ちゃんのすごいところのひとつは、現れた瞬間、宮澤佐江という存在が消える役への憑依力だと思うのだけれど、
今回のタイガー・リリーは、現れたときにはすでに"宮澤佐江=タイガーリリー"だった。
もうなんか憑依とかじゃなくて完全にキャラクターと人間がシンクロしててそれはもうまったくそれが当たり前のようだった。
結論:宮澤佐江のタイガー・リリーは最高だった!!!!!
これが宮澤佐江なんじゃ!!!!!!!!
出演されているみなさん、演技のクオリティはさすがでした。
鶴見辰吾のフック船長とかまったく想像できなかったのだけれど、ちゃんと良かった。
メインキャスト陣は結構有名どころだったのだけれど、
なかでも個性派俳優でもある石井正則さんがぜんぜん目立っていなくてびっくりした。
名バイプレイヤーの久保田磨希さんなんかはすごくいいキーパーソン的な役割をもらっていて、舞台の演出の一部にさえにもなっていたのに。
石井さんの持っている個性も、もう少し活かせられればよかったのにと。
それは石井さんに限らずで、今作は世界観づくりはすごく良かったのだけれど、
そっちに徹していたのかキャラクターの印象がそれぞれ薄味で、惜しい。
もちろんタイガー・リリーも含めて。出番も多くなかったし(プチ文句)
素晴らしいピーターパンというキャラクターも世界観のうちの一部になっていた気がする。
私の座席は「ドリームシート」なるもので、客席の頭上を、ピーターパンが舞うのです!
とはいってもそれがあったのは最後の最後の一回だったんですけどね。
特典の劇中にも登場する「妖精の粉」も手に入れることができて嬉しい。(記念品大好き)
いやまじで最初は「『ピーターパン』かよ(笑)」なんて思っていました。
本当に本当にごめんなさい。
めちゃくちゃ良かったよピーターパン。
舐めちゃアカンよピーターパン。
泣きまくったよピーターパン。
私の知らない『ピーターパン』という作品が、目の前で繰り広げられていました。
それはとってもとっても楽しいひとときでした。
終演直後にも関わらず、ピーターパン役の吉柳咲良ちゃんはツーショット記念撮影会にいそしんでいました。
私は着ぐるみのフック船長と写真を撮ってもらったりしました(笑)
客層はほとんど子供(と親)!!!!!!!
しかも、まだゲーム機器で遊ぶ前くらいのちいさなお子さんがたくさん!
ロビーには様々な子供向けのコーナーが設けられており、いずれも大盛況。
グッズも子供向けのものが多かったり、
上演中も子供の声が聞こえてきたり(迷惑とかじゃないですよ!)新鮮な現場でした。
海賊が怖くて泣きだす子もいたりして(笑)
劇場内は、そういったことも計算のうちと言わんばかりの、まるっとあたたかい空間でした。
佐江ちゃん、タイガー・リリーを楽しんでね!#ピーターパン ‼️
— 宮澤佐江 (@oyasuminaSAE_m) 2017年7月24日
無事に幕が開きました!
大好きだったピーターパンのミュージカルに自分が出演できているなんて…感慨深いものがあります。
8月の中旬まで素敵なカンパニーの皆様、スタッフの皆様と頑張ります💚✨
咲良と沙也加さんと📸💕
咲良、デビュー本当におめでとう💐👧🏾 pic.twitter.com/k6wDmLDY58