イ・ハイちゃんのダブルタイトル曲でのカムバックが華麗すぎる件。
もうこれミュージカルだ。
歌って踊るグループアイドルだらけのなかで、ひときわ異彩を放ちます。
二曲とも全然違う趣があってYGエンターテイメントのステージづくりのクオリティの高さを実感させられる。
一回のカムバックでこれだけ違うアプローチで楽しませてくれるんだもんな〜凄いわ〜。
童顔・幼児体型・踊れない、そんなイ・ハイちゃんが、瞬く間に歌姫という名の主演女優になる。
衣装、ヘアメイク、振り付け…すべてが彼女を際立たせる魔法。
YGのプロデュース力やディレクション力が炸裂しています。
"歌のうまい16歳(!)の女の子"をひとりのアーティストに仕立てあげてしまう。
そしてそのYGにここまでさせてしまう彼女の才能。
そうやっていろいろやっているのに、最終的には彼女の圧倒的な歌唱力でもってステージが完結しています。
そのへんのさじ加減も絶妙。
なにより、イ・ハイちゃん、めちゃくちゃ可愛くなりましたよー!
表情はまだまだかなーりぎこちないですが、それすらもチャームポイントに見えちゃう。
練習動画はバックダンサーのスキル、チーム感やその雰囲気の良さが伝わってきます。
これに前述したアレやコレやが加わってひとつのステージが完成するんだ〜、とわくわく。
イ・ハイちゃんも本番よりリラックスしているのか表情や動きがとっても良い。楽しそう。
二曲とも、楽曲自体はデビュー曲よりは洗練されていているものの、さほどインパクトはありません。
それにも関わらず、彼女のソウルフルで色彩豊かな歌声は耳から離れなくて、気付けばどんどん魅了されてしまう罠。
『イ・ハイ』というシンガーの色が与えられた楽曲にマッチしているんですよね。
等身大のキュートでコミカルな世界観・すこし背伸びをした大人の恋模様、どちらのコンセプトも彼女にフィットしています。
ミュージックビデオもそれぞれハイセンスでスッペシャルな出来。
こだわりが感じられます。
一度に二度楽しい、イ・ハイちゃんのカムバックなのです。