ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

ミュージカル「王家の紋章」 in 帝国劇場

『ジャニーズ・ワールド』に行きたくて行きたくてしかたがなかった年末年始。
そんな通称『ジャニワ』が毎年開催されている帝国劇場へ、
私が長らく推している宮澤佐江ちゃんが連れていってくれました。


初めて訪れた帝国劇場は想像よりかなりステージが狭くて、
こんなところにジュニアマンションつくる『ジャニワ』はやっぱりいろんな意味で狂ってると思いました(笑)
ジャニーズ関連のポスターもばっちり貼ってありましたよー。(いいなぁ~)




原作漫画『王家の紋章』は、読んだことはありません。
ただ、そのタイトル名は知っていました。
歴史のある作品の実写ミュージカル舞台化とのことで、いろいろなところで公演情報を目にする日々。
そしてそのたびに「話題作」なのだと実感。


まったく、「ミュージカル」という分野には明るくないのですが、
なにやらその分野ではファンの多いキャストが揃ったらしく、
チケット争奪戦だったそうです。
私は運よく、なぜかあっさりチケットが入手できたのでラッキーとしかいいようがない。


その人気ぶりは公演初日のカーテンコールにて来年春に再演決定の発表がなされるほど。




メインキャストは以下。



じゃじゃーん!


メンフィス:浦井健治
キャロル:宮澤佐江、新妻聖子
イズミル:宮野真守、平方元基
ライアン:伊礼彼方
ルカ:矢田悠祐
ウナス:木暮真一郎
ミタムン:愛加あゆ
ナフテラ:出雲綾
アイシス:濱田めぐみ
イムホテップ:山口祐一郎


聞けば、浦井健治さんてすごいひとなのですね!
ドラマ『アオイホノオ』でのキョーレツな演技ばかりの印象が強いのですが(笑)
テレビドラマでは『いつ恋』なんかにも出ていましたよね~。


新妻聖子さんと、山口祐一郎さん!
この御二方はも~~~~超有名人ですよね!こんな私ですら知っていますとも!
佐江ちゃん、あの新妻さんとダブルキャストだなんて!凄すぎます!


と、出演者に関してもそのくらいのあっさいあっさい知識しかなく、
極論、"宮澤佐江ちゃんが出演する"ということだけで鑑賞に至ったのでした。




48グループ卒業してからの初の大舞台。


宮澤佐江ちゃんのファンとしては大満足です。


こんなミュージカル界隈の超有名人たちに囲まれて、
これまでに挑戦したことのないキャラクターの演技が見られたのは大きな収穫でした。


佐江ちゃんは、舞台(ミュージカル)俳優を本職にしている俳優さんにはまだまだ及ばない。
でも姿を現わしたとき、それはもうヒロイン・キャロル以外のなにものでもなく、
佐江ちゃんだとわかるまでに時間が要りました。
毎度のことながら、その役柄に身を捧げているかのような様は、やっぱり才能だと思う。
これまでと同じく、劇中では「宮澤佐江」である瞬間がまったくありませんでした。


最近は舞台といえば"宮澤佐江が出演するかどうか"というだけでしか鑑賞していません。
48グループに在籍していたこれまでは、48グループ関連の舞台をはじめ、
「宮澤佐江」という人物の延長のような役柄ばかりでした。
ところが本作『王家の紋章』ではそういったものから解き放たれた、
いち「表現者」としての宮澤佐江をしっかりと見せつけてくれました。
すごいよ、"女優・宮澤佐江"。




私が観賞した回は(宮澤家次男も来ていたらしい)、




宮澤佐江、どアウェー…!




佐江ちゃんの独唱のあとだけ拍手がなかったのがつらすぎました(涙)


体感では本当に明らかに佐江ちゃんのファンとは真逆のファン層が多いように感じました。
そのなかで堂々と、「48G卒業生」という色眼鏡で見られる勇気も含めて、
キャロルをまっとうしていた佐江ちゃんには大きな大きな拍手を送りたい!!!!!




ただね~私、さえちゃんの声がちょっと苦手なんですよ!!!!!(超いまさら!)
だから、「本格ミュージカル」という分野で佐江ちゃんの歌声をしっかりと受け止めることができなくて。
これは完全に私自身の問題なのですが(笑)
もちろん、新たな発声の仕方や、こんな歌い方ができるようになったのか!、と感心もしたのだけれど、
個人的にはもっと声を抑えた繊細なパフォーマンスが見てみたい、というのが本音です。
事務所よ、頼んだぞ。






※以下、いち素人の個人的な感想です。
 気に障ることが記されている可能性があるので、
 たまたまこちらをご覧になった方はそのへんのご了承をよろしくお願いいたします。

 





舞台全体のことを。




…うーん。




正直にいうと、かなり苦手な分野の舞台だった。
個人的に、楽しくなかったし、おもしろくもなかった。
引き込まれるような舞台ではなかった。




キャストの皆さま、すごく上手でした。
アイシス役の濱田めぐみさんに惹きつけられました。


けれど、全体的にみなさん歌も演技もうまいのだけれど、
"役に真剣に取り組んでいるだけ"だったように思えてしまいました。
(それはそれで本当に素晴らしいことなのですが)
そういう意味では非佐江ちゃんファンから見た佐江ちゃんもそうなのかもしれない。
でも私個人は、そのもう一歩先が見たい!!!!!




裏方(スタッフ)の仕事ぶりも、だいたい想定の範囲内。
目玉であろう時空の越え方(現代アメリカに住むキャロルが3000年前のエジプトにタイムスリップ!)も、
壮大さ皆無でけっこうあっさりざっくりで拍子抜け。


そんななか戦争のシーンのつくりはとっても格好良かったです。
奴隷が登場するのですが、"奴隷の労働"がそのまま舞台転換に生かされているのもナイスアイディア。




でも。


このそうそうたる面々でありながら、やっぱり「2.5次元舞台」というジャンルの域を出ない。
良くも悪くも「漫画原作作品」なんだよなー。
原作が未完なだけあってかストーリーが、なんか腑に落ちない(笑)
(聞けば60巻以上発売されている単行本のうちの4巻分のお話だそうです)
ラストも歯切れが悪く感じてしまいました。


また、"原作未見の2.5次元舞台に耐性がある"か、
あるいは"原作を知っているか"、も大きい。のだと思います。
そして、そうでない場合は、どうしてもキャストの求心力頼みになるような気がする。


それこそ本作はいま流行りの応援上映に向いてると思ったり(笑)




まったく心や感情を刺激されることなく、かなり退屈してしまって眠気が、、、
それでも高いお金を払ってつまらない思いなどしたくないと必死で観ました、、、
上手側だったのですが、前の席のひとが背が高かったのか座高が高かったのか視界が悪くて(涙)
それが原因でしっかりステージに集中できなかったのも大きい。。




舞台といえば、個人的にどうしても内的な意味で"遠く"から見てしまうクセがある。
だから基本的に映像と違って感情移入ができないのです。


でもそれは悪いことではなくて。
そういったことで私のなかでは舞台は"全員主役"という概念になってる。
イコール、カンパニーの力が試される。


そして、そのかわりに生身の人間がその場で演じる熱量をバシバシ感じることができるのも舞台ならでは。
けれど、今回はそういう意味ではそういうのはなかったなー。(個人の感想です!)
良くも悪くもカンパニーが成熟していたというか。
佐江ちゃんも含め、"キャストの突出した個性"は見られなかった。
(これまで見てきたものはキャストの個性のぶつかり合いのようなものが多い)




カーテンコールは3回。3回目はスタンディングオベーションでした。
毎回そうなのでしょうか?





終演後は本作とのコラボレーションフェアを行っている『日比谷シャンテ』へ。
エントランス柱ジャック、パネル展示、カフェでのコラボメニューなどを堪能し、
ちゃっかりスタンプラリーもクリアし、オリジナルクリアファイルを手に入れることができました!やったー!(記念品大好き)


そういったのも込みで、




なんなら1年以上分くらいの佐江充したわ。




ふー。満足じゃ。



残りの公演も無事に行われることを密かに願っております。
佐江ちゃん、新しい表現者としての可能性を見せてくれて本当にありがとうございました!
どんどん成長していく佐江ちゃんが、これからも見逃せません。