ついに重い腰を上げ、2014年に放送されたテレビドラマ『SHARK』を見た。
ありがちなバンドもの。先の見えるストーリー展開。おもしろいかといわれれば、そうでもない。
それにもかかわらず、全12話をあっという間に見終えてしまった。
ただただ、
見続けた理由のほとんどはそれだった。
撮影当時16歳、テレビドラマ初出演にして初主演。
どれどれと、"平野紫耀(しょう)の演技"を見るつもりでいたのに、
そこに映っていたのは"ただの倉田瑞希(みずき)"だった。
とにかく主人公感がすっごい。
推されるべくして、推されているかのようなその佇まい。
ギラギラしていて、単純に目が離せなかった。
演技がちゃんとうまかった(許容範囲)というのもあるのだけれど、それだけじゃない。
劇中の歌唱はお世辞にも"超"うまいとはいえないし。
(カリスマボーカリスト設定はかなり無理がある)
けれど、圧倒的な主人公感があった。
これが「才能」というやつか。
理屈じゃない部分で、強烈に惹かれてしまった。
私は、まだまだぜんぜん平野紫耀くんのことを知らない。
アイドルにステージでのパフォーマンスのクオリティを求めるわりに、彼にはその部分で惹かれている部分はいま現在ほとんどない。
なのに、気がついたら彼は推しメンになっていた。なんでだろ。自分でも不思議だった。
もちろん好きなところはいくつもあるのだけれど。
けれど、本作『SHARK』を見て改めて思った。
推す。
つい先日、
ジャニーさんより、推すことができない。
などと敗北宣言(?)したりしてみたりしたのだけれど、
この「才能」を目の当たりにして、ちょっと捉え方が変わった気がする。
ジャニーさんより、推すことはできないけれど、
私なりに推したい。
"平野紫耀が演じる倉田瑞希"はそう思わせてくれる人物だった。
やっぱり理屈じゃない。
とはいえ、『SHARK』はいまから2年以上も前の仕事。
さらにジャニーズ事務所に入所して1年と少しのタイミング。
ジャニーズアイドル臭が薄い部分が大きい。
(そんな雰囲気はいまもあって、それに惹きつけられているのかもしれない)
ジャニーズに侵されていない野性的な一面が印象的なのも事実。
"これからの平野紫耀"は"平野紫耀が演じる倉田瑞希"を超えてきてくれるのか。
楽しみにしていたいです。
ドラマ自体は"所詮「アイドルドラマ」"といわれても仕方がない内容ではあった。
はいはいアイドルドラマアイドルドラマ、と割り切らないとかなりきつい。
だけど、「アイドルドラマ」ならではの良かったところもたくさんあった。最高。
深夜枠とはいえ、当時全国的にはまだほぼ無名のアイドルを主役に抜擢するというチャレンジができたのも、「アイドルドラマ」だったからだろうし。
個人的にはお気に入りのジャニーズアイドルばかり出演していて楽しめました。
俺のガチ恋の濱ちゃん、大好きなほっきゅんとひーくん、神ちゃんと流星くん(なんかごめん…)、とキャストがドラマ史上もっとも俺得!!!!!
あんまりアイドルアイドルしてるキャスティングじゃなかったのでちょっと渋めの顔ぶれでもあったのかもしれない(笑)
濱ちゃんと神ちゃんは演技もかなりうまくてアイドルのそれじゃないみたいだった。とっても良かった。
山下リオちゃんはさすがの演技。
当時AKB48の川栄李奈ちゃんも上手な演技で、ドラマに華を添えていました。
で。
ドラマを見終えてはじめて気がついた。
…このバンド、ベースがいない!!!!!!!!!
/(^o^)\※当方リズム隊贔屓