快作!
『LOOΠΔ』(『Loona the world』)・『今月の少女』。
すこし前に、"Kim Lip(キム・リプ)&JinSoul(ジンソル)"の金髪双子ビジュアルの強烈さに、ノックアウトされた際に、その時点での、
キムリプ・ジンソル、そして次に公開される『今月の少女』の3人で次の新ユニットがつくられる
という予告通り、公開されたメンバー・Choerry(チェリ)。
なのですが、個人ミュージックビデオ『Love Cherry Motion』は、
個人的になんかいまいちとらえどころがないように感じてハマれませんでした。
そしてこれまた予告通りに『Loona the world 1/3』に続く、
キムリプ・ジンソル・チェリの3人で構成される第二のユニット『ODD EYE CIRCLE』誕生。
ミュージックビデオが制作されたタイトル曲『Girl Front』をひっさげ音楽番組等にも出演。
なのですが、この『Girl Front』の活動もハマれませんでした。
なにせキムリプ・ジンソルの金髪双子がアプローチした世界観とはまったく違っていて、
あーやっぱガールクラッシュ系る~なちゃんもしっかりアイドルせーへんといかんのかーーー、というような感じで。(わかりにくい)
『ODD EYE CIRCLE』、ひとりひとりはすごく魅力的なのだけれど、
ど~~~~~しても、この3人だと、"金髪・黒髪・金髪"っていうビジュアルが黄金比になってしまうんですよね。
その提示されたあたかも"正しいバランス"における彼女たちは、
ひとりひとりの個性は強いのに、こうして法則にのっとって並べられてしまうと、
なんだかごくありふれているもののように感じられてしまって。
あれれ、私の求めたクールさはどこへ?
そんなこちらの凝り固まったイメージをぶち壊してくれた会心の一撃が、
『LOONATIC』のリリックビデオなのであります!(前置きながっ)
ただでさえ、『LOOΠΔ』といえば、
スキのないガッチガチに練られて作りこまれた映像「作品」らであふれかえっているわけで。
そのなかでも『OEC』の3人は前述したとおり、並び姿からコンセプトをかもしだしている。
それなのにこのスキだらけのゆる~いカットたちとオフショットたち。そしてアザーカット。
それを彩るアニメーションやカット割りはさすがのセンス。
そこからは、ずっと謎に包まれていた少女たちの素顔があふれている。
垣間見えるガールズたちのきらめきがまぶしい。
本編からこぼれ落ちたかけらたちはなんて美しいのでしょうか。
っていうかもう本編はこのガールズムービーの序章だったのかのように見える、
まるで『ODD EYE CIRCLE』のドキュメントですよ。最高だー。
美女がゆえのコワモテ感(褒めてる)がゆえに画はクール。
それにもかかわらず、スーパーキューティーオサレガーリッシュ(語彙力…)な楽曲がふりかけられていて、
コンセプトに閉じられた世界の少女たちの開放を思わせる。
そしてそれが新しいコンセプトになる。
スピンオフものとしては、
コンセプトトレーラーの先駆けであるf(x)の『Pink Tape』のアートフィルムの先にある、
いま現在のK-POPガールズムービーのなかでも屈指の出来だと思うのですが!!!!!
ひさびさに言いたい!言わせて!言わせろ!
ガールズ・ビー・アンビシャス!