2017年になるやいなや、K-POPシーンはデビュー・カムバックの嵐!さすが激流!
昨年発足したSMエンターテイメントの『NCT』から、『NCT 127』もカムバック!
"追加メンバーにジャニーとドヨンを迎えて"!
…え?
NCTについては、『NCT DREAM』で、なんとなくわかったような感じがあったんです。
『NCT』という名前のもとにさまざまなグループ・ユニットが派生し、
それ自体がNCTのブランドになっていくんだなぁとしみじみ。
だからじゃんじゃん新しいグループをつくって、じゃんじゃん活動して、
とにかく年中稼働しているくらいのプロジェクトくらいにしないと育たないのではないかと。
一番手の『NCT U』はハイセンスすぎてついていけませんでした。
二番手の初期型『NCT 127』はアバンギャルドすぎてついていけませんでした。
そしてよーーーやく三番手の『NCT DREAM』のショタコンセプト(雑)でNCTの幅や容量を理解をした気になり、
次を楽しみに思うようになったのでした。
で、その次が、
"追加メンバーにジャニーとドヨンを迎えて"再編成された新生『NCT 127』。
…。
う~~~ん。
…。
え~~~~~~~~~~~。
待ってましたとNCTとしては初出陣・ジャニーは『SMROOKIES』のときから好きだし、
歌唱の補強としてのドヨンくんの加入は、まぁわかるっちゃわかるのだけれど。
人数が増えたことによってただでさえ曖昧なメンバーの個は薄まったと思うし、他の大人数グループにまぎれてしまった感もある。
楽曲も、かつて「ついていけない」と思わせた前衛的なものではなく、
どこかで聴いたことのあるような既視感があって。
ビジュアルもエッセムがストリートスタイルやってみたよ~、みたいななんか軽いノリ。
DREAMでNCTに開眼した(おおげさ)私は、そのあとUも初期型127も好きになりました。
『NCT』というプロジェクトを楽しめる・楽しみに思うようになってきたんです。
それが今回の突貫工事的な展開になんだか肩透かしをくらったような気分。
もう少し、じっくり粘るプロジェクトじゃなかったの?
てか、
エッセム、焦ってる?
いまさら?
127のアルバムがそこそこ売れたから、そこに人気のあるコを追加して、
『NCT 127』を主軸にしてNCT全体の人気拡大を狙っている?
私は、アイドルグループに関しては、常に"ベストメンバー"状態であってほしいのです。
NCTというのは、その"ベストメンバー"グループの集合体がコンセプトなんじゃないの?
少なくとも私はそう思い込んでいたのですが。
端的にいうと、127にこれだけの変化があって、
ただただ、グループの名称に変化がないということに違和感がある。
これって従来の頑なだったNCTのセオリー的にどうなの?、ということ。
グループ内ユニットでさえ、メンバーが「流動性」とはいえ、
実際に目の当たりにするとやっぱり違和感が。
なんというかエッセムさんらしくない・NCTらしくない雑な仕事のように感じてしまうんですよね~。
思い返してみれば、Uでまだまだガキンチョだと思ってたマークが初期型127に選抜されたのは素直にワクワクしたりしたのに。
あるグループはデビュー年に6回(!)も活動しています。
NCTはただでさえふんわりとしたコンセプトなんだから、
それに負けないくらい、「同じ事務所の先輩と活動がカブるから」、とか言ってないで、
数を撃ったら?、ってゆーのが私の描く理想の活動展開です。
けれど、それにしたってエッセムさんの謳うビジョンの割には弾数が少なすぎる気がする。
活動にはお金がかかるし、実際にいま現在かなりお金をかけているのはわかるのだけれど、
だったら『STATION』とかやってる場合?、と。
例えばデュオとか、歌なしダンスだけとか、それこそメンバー流動性がゆえの可能性は無限大なのでは。
…まぁ、ぶっちゃけ、次の新しいユニットが見たいだけなんだけどね!
これまで築いてきた謳い文句どおりの「新概念」がようやく掴めてきたと思い込んでいたので、改めて拍子抜けしてしまっています。
(デビューのアナウンス時点で一回心底拍子抜けしている)
『NCT U』も『NCT DREAM』もメンバー追加による再編成がなされるのでしょうかねぇ。
もう新しいユニットはできないのでしょうかねぇ。
また待機メンバーのシステムはどうなっているのでしょうかねぇ。
年末に突然公開されたこちらのミュージックビデオも、
楽しさの裏になんか勝手にプロジェクトの闇を感じてしまう。。
多国籍・メンバー流動性という運営には都合がいいものの、
おそらく箱推しを産みにくいアイドル・プロジェクト『NCT』。
「えぬ・しー・てぃー」ですよ!?
コンセプトである"ネオ・カルチャー・テクノロジー"の頭を取ったそのネーミングは、
ビジネスライクな「概念」の印象ばかりが強く、血が通っていないように感じてしまいます。
その本当の姿は、誰もが「売れた」と感じたときに現れるものなのかもしれませんね。