ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーだよ!

デイアンドナイト

作品の良し悪しや好みは抜きにして、私は支持したい。
こういう「意志」を持った映画は大事だし大切だし必要。
個人的にかなり疲れていたのだけれど、こういった作品を観ると元気出ますね!


ただオイオイオイ~っていう部分はめちゃくちゃあった。
第一につくってるひとたちが登場人物らのことを知らなすぎる感じが致命的だと思ったし、
いろんな事柄や事情に感して「そんな荒々しく土足で踏み込まなくてもよくない?」って、
悲しい気持ちになってしまった…
フィクションだけどさ…「フィクションだから」っていう理由であの感じになったのなら、
ますます悲しいな…


「つくりたい!」っていう意欲がすごいのはめちゃくちゃわかるし大切だし大事だけれど、
それと引き換えに肝心の「何をどう伝えるか」っていうところがずいぶん…青い…というか。
だから結果的に"考えさせられる"というよりは投げっぱなしにされた感があって、
そういうところも含めて青いなぁと。


おしゃれでセンスのいい演出とか、
綺麗でカッコいいカットとかもイイネイイネって感じだったけれど、
そっち以上に「内容」をもう少し頑張ってほしかった。
めちゃくちゃ泣いたけれど、「泣かされただけ」みたいなところがある。
いや、こんだけ文句言ってても私は泣くひとなんです。




企画・主演を務めた阿部進之介を含めて役者さんらがみんな顔がいい。いい男ばっかり。
最近の若手キラキライケメン俳優ブームがおなかいっぱいっていうひとにはおすすめしたい。


本当に、キャストがめちゃくちゃよかったです。
さすが、企画やプロデューサーを現役バリバリの俳優さんらがやってるだけあるなというか。
豪華だし、参加された役者さんは制作陣の心意気に惹かれた方もいるのでは。
なかでも清原果耶ちゃんのキャスティングは大正解としか言えない。


全体的に「これ以外ない」と思わせるキャストの布陣は、
個人的に惜しいと思った映画そのもののクオリティをぐっと上げていたように思います。
それにしても、なんかこういった作品で田中哲司さんと山中崇をよくお見かけする気がする。





私が観た劇場ではパンフレットが販売されておらず、
代わりに(?)配布されているチラシが置いてあって、そこに本作のキーパーソンの3人、

企画・主演:阿部進之介 × 監督:藤井道人 × プロデューサー:山田孝之

のインタビュー鼎談ががっつりめに掲載されていました。
公式ウェブサイトでもほぼ同じものが読めます。(ので以下抜粋・引用します。)

山田:
僕はそれまで映画のプロデュースをやったことがなかったけど、興味だけは昔からあったんです。ただ、プロデューサーとしての能力は何もないから、一緒に作ってゆく中で学ぶ形になってしまう。でも、影響力とか、人を集めることなら絶対に協力できると思って「プロデューサーとして入れてくれないか?」とお願いしました。ここがチャンスだなと。

「山田孝之がなんか映画つくったっぽくてそれに安藤政信が出てるみたい」
…っていうような経緯でこの映画の存在を知ったようなものなので、
山田孝之のこの意識や姿勢は本当に評価されるべきだし私は表彰したい。


ただ、鼎談を公開した宣伝担当の判断はどうだったんだろう。

阿部:
迷いまくったからこそ「これではない」ということは、確かにあったね。
藤井:
そうやって時間をかけて28稿くらいまで書き直した脚本の中で、最初からブレていないのは、主人公が<明石>という名前のキャラクターであることと、“昼と夜”や“善と悪”に対する二面性というテーマくらいですね。

この辺読んじゃうと「ど、どおりで…」と思っちゃうんですよ(笑)
個人的には若手クリエイターの制作ノート的なものへの興味より、
お金を払って作品を観ている意識の方がはるかにでかいので、
自分が「え?」って感じたことの「理由」がこうして宣伝文句的にも使われていると、
言い訳のように感じてしまうというか。
ハードル下げてねって言われているかのような。
逆に身内で上出来だと思ったからからこそこれを公開できると思ったんなら、
ちょっとカンに触る(笑)




主題歌は山田孝之からオファーを受けた野田洋次郎が手掛け、それを歌うのは歌手ではなく、
本作でのキーパーソン・清原果耶ちゃんが演じた奈々です。
(こういった表記の仕方もちょっとむずがゆいというか、若さゆえ感。)


なんやかんや好き勝手文句言ってて申し訳ないと思いつつ、
こうやって「表現したい」「つくりたい」っていう若い才能が存在することと、
それがちゃんとかたちになって世の中に放たれるということは、
本当に希望があって素晴らしいなと思います。
シネコンにのチラシラックから放たれる、
ただただ「お金を儲けるぞ~!」という意思の強さにがっくりする最近なので。


お金を払うぶん、文句は言うけれど(笑)、応援したいです。




© 2010 ミーハーでごめんね