ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

↓一週間前


ウオオオオオオオオオ!!!!!!バッドなの!!!???バッドエンドなの!!!????うああああああああああああ!!!!!!!!!





安心してください、ハッピーエンドでしたよ\(^o^)/




ショッキングな第1話を視聴して、
"高良健吾が月9に主演すること"のダメージをモロに受けていたのですが、
続く前半のあまりのメインキャスト全員かわいそう状態から、


オメーら、はやく幸せになっちまえよ!!!!!!!(号泣)


という、謎の境地にまで達しました。


高良健吾くんにガチ恋がゆえ、高良くん目当てで見ていた本作。
始まる前はあんなに憂鬱だった月9なのに、気がつけば完全に翻弄されている・・・・・・・・




月9ブランドの華やかさはないものの、しっかりと丁寧につくっているのは伝わりました。
肝心のストーリーもちゃんとおもしろかったです。
取って付けたような部分もあったけれど、まぁそれはそれでアリかなぁと。
手嶌葵による主題歌からも制作側の「本気」度が伺えました。




脚本は坂元裕二さん。
最近では『Woman』や『問題のあるレストラン』なんかで作品にお目にかかっていました。
ラブストーリーと謳いつつ、東京という土地でもがき苦しむ"「現代」の若者"を描くことに力を入れていたそう。
けれど、台詞における"何気ない会話"が説明くさくてめんどくさい感じがしました(笑)
そういう意味でも、坂元さんが描こうとした"「現代」の若者"像にはちょっとズレを感じたり。
先に挙げたふたつの作品はその"説明くさくてめんどくさい"台詞があってこそ成り立っていた世界観だったと思うので、
それを「月9ラブストーリー」に落とし込んだ結果が、なんか陳腐な印象になってしまったように感じました。


そんな説明的な台詞展開の割に、「説明」が足りなかったような箇所がいくつか。
例えば、"練(高良健吾)と晴太(坂口健太郎)はどうやって友達になったのか?"とか。
このふたり、まっっったく接点が見当たらず、そもそもの友達関係が不自然。
あと、静江ばあちゃん(八千草薫)のところに練が通っているのも、まさに「設定」だなぁ、とか。




とはいえ、気がつけばグイグイ引き込まれ、結局最後までしっかりと見てしまいました。
それにはキャスト陣の演技力の高さが大きく影響していると思います。


高良健吾くん目当てで見始めただけあって、高良くんの演技はさすが安定感ありました。
通常モードの「モサ健吾」から6・7話の「ワル健吾」の振り幅も、ザ・演技派!、という感じで良かったです。
ヒロイン・音を演じた有村架純ちゃんも、思っていたよりぜんぜん上手で、気がつけばちょっと親近感を覚えるほどになっていました(笑)
華のオンオフがしっかりできる女優さんなんですね~。
ふたりの演技が本当にうまくて、気がつけば嫉妬心なんてなくなっていました(単純)
5話の修羅場@静江ばあちゃん宅、では小夏演じる森川葵ちゃんが大爆発!とっても良かった。
あの修羅場、ここ最近のドラマのなかでいちばんドキドキしました(笑)


メインキャストのなかでズバ抜けてたのは木穂子ちゃんを演じた高畑充希ちゃんの演技でしょうか。うまい!
女の子はお化粧でこれだけ変わる!、というお手本も見せてもらいました(笑)
けれど、彼女も某若手俳優さんのようにちょっと演技が過剰な気がしないでもないです。
単なる私の色眼鏡かもしれませんが。すみません。
そして、高橋一生の演技がすっっっばらしかったです!!!!!
最初登場したときは誰だかさっぱりわからなかった!!!!!
役柄によって発声から変えて…る…!!??とにかく他の若手俳優たちとは一線を画していました。


ツイッターのトレンドに名前が挙がる様子を見ては、
視聴者のお目当ての俳優さんがわかっておもしろかったです(笑)
男性陣の人気は、


1位 西島隆弘
2位 坂口健太郎
3位 高橋一生
4位 高良健吾


という感じでしょうか。にっしー強し。
坂口くんの飄々としたキャラクターも良かったけれど、
にっしー(朝陽)はめっちゃオイシイ役もらいましたよね!そしてちゃんと演じ切っていた!
そして(体感では)『民王』あたりでブレイクした高橋一生も大人気でした!
高良くんはあんまりテレビ露出がないからね。


と、若手俳優陣の演技にはもちろん楽しませてもらったけれど、
1話に登場した柄本明安田顕、練の祖父を演じた田中泯さんなど、ベテラン勢の存在感も素晴らしかった。




ハッピーエンドっちゃあハッピーエンドだったんだけど、、、
すっごくびっみょうな感じでもありました。
最終回を前にして、かなりハードルを上げた展開だっただけに、もやもやする感じ。


ラスト、不貞腐れた風の音が「ふりだしに戻っただけ」と言い放っていたけれど、
それ以上の状況は感じられず。
なんか全体的に都合がいい、というか。
長い期間を描いた作品だっただけに、ちょっと拍子抜けしてしまいました。


でも、ハッピーエンドで本当によかった~~~。
これでバッドエンドだったらまじでいつかこのドラマを思い出してきっと泣いてしまう。