ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

2019年がもう半分終わりそうなんだけど、俺のK-POPがいまだにカムバックしない。

気がついたらもう2019年折り返す勢いやん。
日本に至っては元号まで変わってるやん。
それでもいまだ俺のK-POPがカムバックしてないんですけどこれはどういう…?


「いまのK-POP」がかつて私が熱中していたK-POPではないことは知ってる。
K-POPっていうコンテンツ自体の在り方がここ1~2年でずいぶん変わったのも知ってる。
それに対して単純に私が「おもしろい」と思えなくなっているのが原因なのも知ってる。




K-POPって「おもしろい」から好きだったんだけど、
最近のK-POPって「おもしろい」んですかね。


「おもしろい」と思うこと自体に関してはこればっかりはひとそれぞれなので、
「おもしろい」と思っている方に対して水を差していることもわかっております。すまん。




個人的に、"アイドルを「おもしろい」と思うこと"自体に、
どこか負い目を感じるようになってしまった昨今。
これは日本の『NGT48』の件もおおいに関係しているし、
それと同じように韓国のアイドルに対しても「おもしろい」かどうか以前に、
アイドルを「おもしろい」という対象にしていいいのだろうかという壁という壁にぶち当たりすぎているこの現状なんなんですかね。そしてその壁があまりにも多すぎないか。


いまは正直、「アイドルが好きだ」ということも、ちょっと口に出すのがはばかられる。
これは恥ずかしいからとかじゃなくて、いまのアイドルの置かれている状況に対して、
あらゆる面で全肯定できないという意である。


でも、そんなことかなり前からあった。
日本のアイドルしか知らないときなんてもう全肯定どころか、
ありとあらゆることに対して異議アリ!という感じであった。
まして全肯定だなんてそんなことアイドル関係なく世の中できないことだらけだ。
でも、K-POPアイドルってそういうのを蹴散らすくらいおもしろかったんだよ。
だからいまそう思えないの、本当に…好きだったから悔しいなぁというか。





そんなシケた顔した私にとって希望のような存在もいらっしゃいまして。
2019年上半期のハイライトは間違いなく『ITZY』(イッジ)のデビューです。



下手すると、2019年唯一のハイライトになりそうな気もしていて、
まじでK-POPがんばってくれ…の気持ちなんですが。



『ITZY』のデビューはあらゆるK-POPファンがみんな元気になったような気がして、
これがアイドルのパワー…!って感動したんですよね。




リアちゃんにオンニって呼ばれたい。


初っぱなからこのどメジャー感でブイブイいわせられるのは大手事務所ならではだし、
大手事務所がするべき大手事務所の仕事だと思う!JYPは本当にえらい!


『TWICE』デビュー時も「アジアンガールズパーティーや!」って盛り上がったけれど、
"TWICEがいけて、『ITZY』もいけた"、みたいな流れとしても綺麗すぎて。


大衆ウケってのはまぁウケてみないことには…という感じでまだよくわからないけど、
ちゃんと売ろうとして、いまどんなアイドルが求められてるのかっていうのをあざとく狙っていくのは大切なことだし、
それを大手事務所がやることで他が違うスタイルで戦いにいけるんだよね。
シーン全体のテンションを引き上げることができる。


いまは中小事務所もこれまでは考えられなかったようなすごい売れ方をするところがあって、
大手だけが特別みたいな時代ではないと思うのだけれど、
『ITZY』のデビューはやっぱりさすが大手芸能事務所様だわ~って心底感心してしまった。


なんか…そういう業界みんなでもりあげてこー!みたいな雰囲気、最近はあまり感じません。
こちらも知りすぎてしまっていて安易に各所にもっと頑張れとか言いにくいんですけど、
なんかその代わりが『Produce 101』シリーズを仕切るCJ E&Mを取り巻く環境になってるのかな、みたいな。
来日K-POP合同イベントが露骨にプデュ同窓会みたいになってるケースが多すぎて。
これ言うの何度目やねんて感じですし、それが悪いわけじゃないんだけど~~~~~~。
実際、きっとそのシステム(?)になって救われてる中小事務所は確実に多いだろうから。




閑話休題


『ITZY』も『TWICE』もわかりやすくて明るくて景気がいい。
しかもふたつともベクトルが違うのにデビューのタイミングでちゃんと売ることができるのは本当にすごいしえらい!
とくに「景気の良さ」をしっかりとアプローチできるっていうのはなかなか中小事務所には容易にできない部分だと思っています。


『TWICE』に関しては知らんうちに日本の女子小中高生らに大・大・大人気になっていて、
知らんうちに知らん日本オリジナル曲がガンガンにリリースされているのもヤバイ。
とくにびっくりしたのが『BDZ』なんですけど、いろんな意味でヤバすぎです。



えらいこっちゃ。


最近のK-POPアイドルの日本活動の傾向として多い、本国のテイストをそのまま輸入なんていうことをTWICE様はしないんじゃ!
『TWICE』は日本における『TWICE』の戦い方をもう完全にわかってるのが強すぎます。
これが「本当に売れてる」っていうことの証明ですよね。


"何しても売れるから"で、どんどんつまんなくなっちゃうグループもたくさんあるけど、
"何しても売れるから"で、どんどん攻めてくれるTWICE様よ。
BTS』もそういうところは本当にすごいですよね。



平井カム、ほんと元気出る。


男子アイドルの多くのようにファンダム頼りありきというわけにはいかないながら、
第一線にいて恐れずに次のステップを歩むということを見せてくれているということ。
それも健康的で明るいイメージを維持しながら、
どメジャー感全開で突き進んでおられる姿はもうご立派としか。




そんな『TWICE』と『ITZY』にも縁の深い、
『I.O.I』出身メンバーであるチョン・ソミちゃんがついにデビューした。
プロジェクトグループ『I.O.I』のセンターを務めた彼女のソロデビューまでには、
まぁいろいろあったんでしょうが、なんと3年という期間がかかった。
そしてようやくのこのたびのデビューも凄まじい荒波のなかでのものになってしまった。



『I.O.I』再結成のアナウンスもこのタイミングかよ…と思ったのは、
ソミちゃんが参加しないことが発表されたからだ。
しかしYGエンターテイメントのクリエイティビティはこんな渦中にありながらさすが…


ソロデビュー曲の『BIRTHDAY』というタイトルが本当にまぶしい。
ソミちゃんのバースデー、おめでとうだよ。




と、ガールズは『ITZY』を筆頭にまだおもしろいって素直に思える部分があるので、
(ソミちゃんのデビューのタイミングについては決しておもしろいというわけではない)
2019年もあと半分ですけども、ボーイズたちまじでがんばってくれ…と思う。
こういうときにやっぱり「ファンダム」というもののデカさは実感せざるをえないですね…





これはいよいよか…という気がしているけれど、
やっぱりアイドルを好きでいたいんだよ~~~~~。
なにがどこまで繋ぎとめてくれるんだろうかと日々思っています。


さ、さみしすぎるんですけど。
好きなものがなくなっちゃうの本当にこわいんですけど。