ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

こぶしファクトリー 「チョット愚直に!猪突猛進」 ミュージックビデオ

2016年は始まったばかりなのに、J-POPアイドル界はビッグトピックが駆け巡っています。
そんななか、個人的にはこちらのニュースを推していきたい!


ついに…




ヒャダインハロプロ楽曲を手がけた!!!!!




なんといまやタレントとしても活躍している売れっ子クリエイター・前山田健一ことヒャダインが、『Hello! Project』の新鋭『こぶしファクトリー』の新曲の作詞・作曲をしたって言うじゃないですか~~~!!!!!


これは大事件!!!!!


ヒャダインといえば。
長年、女性J-POPアイドルのトップに君臨してきた『ハロプロ』に対し、
AKB48』が猛攻をしかけ、その座を奪取する合間を縫って、
粛々と"『ももいろクローバー』をブレイクさせた"立役者。
と、いうイメージがあります。


そんなヒャダインが手掛けた初めてのハロプロソングは『チョット愚直に!猪突猛進』。
(もうこのくらいのタイトルじゃ驚かなくなってきた)




感動した。




その全貌は、つんく♂へのリスペクトが感じられる、王道ハロプロ・ファンク!!!!!
そのなかで、しっかりとヒャダイン流の細かいディレクションも成されておりさすがの完成度の高さでエンターテイメント性もバッチリなのです!
グループ名どおり、こぶしをきかせ(すぎ)たボーカルも聴いていてとっても楽しい!




ところが。


公開されたミュージックビデオを見て、唖然。





んんん~~~ヒャダインごめんな~~~~~。




これだけ良くしてもらったのに・・・・・・・・・
なんだこのミューッジクビデオは・・・・・・・・・・・・




「低予算」というのだけでは言い訳にならないですよこれ。


でもね。何が一番問題かと言うと、何度も見ているうちに"見慣れてくる"んです。


いままでは、つんく♂が総合プロデューサーだったこともあり、
「全部つんく♂のせい」にできたのだけれど、そうはいかなくなった。
そこでわかったのは、そうやって"飼い慣らされてきたんだ"ということです。


ハロプロ・クオリティ」と皮肉を言われても、そこそこの売り上げは維持できる。
"「糞事務所」と言われるまでがハロプロ界隈では様式美"なのかな、なんて思っていました。


けれど、それは違った。


昨年末に行われた『第14回ハロプロ楽曲大賞'15』では、非公式投票イベントとはいえ、
MV部門で『青春小僧が泣いている (Another Ver.)』 が大きく支持を集めたことで、
ファンが決して"飼い慣らされてきたわけではない"ということが明らかになったと思います。
MVとしては、個人的にはサッパリ好みではないのだけれど、
"いままでとは違うハロプロ"をファンの方々は心待ちにしていたのだな~と。
もちろんそれが総意ではないということはしっかり念頭に置いてはいます。




嗚呼。何故、こんなにがっかりしてしまっているのかと言うと、


こぶしファクトリーのみんなが、しっかりと、かわいいから。


メジャーデビューあたりから感じていたのですが、それぞれのビジュアルがどんどん洗練されていっているのが気持ちイイくらいよくわかる。
そんな彼女たち「アイドル」ができるだけ輝ける場所があって欲しいという願いなのです。


これだけシンプルなMVですから、"アイドルがかわいい"のはわかった。
メンバーみんな綺麗に撮れていると思います。その点では評価できます。
だからこそ、今度はそのアイドルの持つ魅力をより広められるような作品を待ち望むのです。


ビジュアル的なポテンシャルがしっかりあって、歌えて、踊れて。
それに素晴らしい楽曲が舞い降りてきたタイミングで、あぐらをかいていないでしっかり勝負してほしいのです。
そのためにもいちばんのとっかかりになるミュージックビデオにはもう少し力を入れてくれまいか。


ハロプロも、リリースのたびにひねり出すようにクリエイティビティを発揮する『K-POP』のように、
そちら方面の気持ちや気合いだけでももっと高めてくれたらもっとおもしろくなるのになー。
良し悪しは別として、ライバルの(日本の)アイドルプロジェクトはそのへんが結構頑張っているように感じるので。




ヒャダイン先生の楽曲を二番手に据えたアップフロントの強気さはある意味アッパレ。
トリプルタイトルシングルとのこと、残りの二曲も楽しみにしたいです。