ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

キングスマン

おもしろかった!!!!!


少年漫画的な展開に、イイ感じに中二脳を刺激されました!
私も傘さして標的に向けたい←
頭をカラッポにして迫力のあるアクションを楽しめました。


反面、「スパイ映画」のクールさに欠けてた気がしないでもない。
観た直後は、派手だしわかりやすいんだけれど(例えば)小気味良いようなアダルトなエッセンスがもっと欲しかったような気がしました。
けれど、"アダルトなエッセンス"そのものが=主人公ハリー演じるコリン・ファース氏の存在で解決しているので、ならば、納得!、の在りようでございました。
「クールさ」も、私個人が"スパイ映画はこうあるべき"という概念にとらわれているだけで、
"新しいスパイ映画の息吹"と受け取れば、それはそれで、納得!、の内容でもあるのです。


意外だったのは、先にも言ったようにとっても少年漫画的なアドベンチャーものの要素が強かったこと。
スパイ試験(?)の一連のスリリングな様子もドキドキさせられっぱなし。(楽しかった!)
アクションシーンなどカメラワークには感嘆。そのどれもが見応えがありとっても満足です!
マニアックなギミックも満載で飽きさせません。ツール好きにはたまらん。


ストーリーは画ありき、な印象。
とくにもう少し敵方の設定に厚みがあったらなぁと。




ハリーがバッタバッタと周りをなぎ倒していく姿は素敵すぎました!!!!!
コリン・ファースが英国紳士の装いからは想像できないキレッキレのアクションシーンで魅せてくれます。
それだけでも一見の価値アリ。め~~~っちゃくちゃ格好イイです!!!!!
なかでもワンカット撮影による教会でのシーン、音楽もさすが英国のセンス!、とも相まってより楽しめました!
なんとコリンおじ様、54歳にして初のアクション映画出演なのだとか!その心意気にもまたたぎる!


そしてなによりもうひとりの主人公エグジーを演じるタロン・エガートンくんがぐうかわ。
噂には聞いていたけれどここまでとは…!!!
エグジーの成長と挙動に悶えているうちに映画が終わります。(病気)
それは私が勝手に"タロンくんをアイドル的に愛でていた"がゆえかもしれない。
が、しかしその楽しみ方が「スパイ映画」として満喫できなかった側面のような気がしないでもないのですが、
元々「スパイ映画とはなんぞや」と語れるほどにこだわりもないので、
「萌え」でもって消化できたことはいまの自分には楽しめる「理由」になっていたのかもしれません。


敵役のオリエンタルビューティーなソフィア・ブテラちゃんが可愛かったなー!
なんとマドンナのバックダンサーを務めマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』のオーディションにも合格していたのだそう。
役名のごとく、ガゼル!超ガゼル!
俊敏で強いアクションが美しい!存在感も抜群でした。






以下、盛大にネタバレ。












コリンおじ様がしんじゃイヤイヤイヤ~~~!!!!!!




しかも、超・あっけなく。
ハリーの後を継ぐかたちになったエグジーとの別れのその後も、全然気配を感じられないという驚き。いいのか。
あの師弟関係に思えた絆のようなものもあっけなく消えてしまう。。
単に、メガネ・スーツ・スタイルを継承したことだけで終わっちゃってる。。(ように感じました、個人の感想です)
エグジーの急激すぎるパフォーマンスの成長にも違和感が。


エグジーの同期スパイ・ロキシーとエグジーの関係も、勿体ないような気がしちゃいます。
まぁありきたりに恋愛関係などに発展するよりはマシなのかもしれないのだけれど。


ブリティッシュ・ユーモアの効いたオチもあまり好みではなかったかなぁ。
(要所要所ではイイ感じで笑いも起きていたけれど)
ハリー亡きあとのエグジーとマーリンのやりとりは微笑ましかったのですが。
と、ちょこちょこ気になるのでありました。






映画初出演とは驚きのタロンくんのかわいいかわいい動画でシメ♡
…と、改めて関連動画を見てみるも、
どうもこのタロンくんの可愛さは映画館でないと本領を発揮しないようです。
と、いうわけで映画館で観るのが断然オススメ!