今クール一番楽しませてもらったのはこちらのドラマ。
きゃりーぱみゅぱみゅちっくなファンシー・キュートな美術が印象的でした。
何気にこわ~~~いお話でしたね。
女子の!欲望!丸出し!
主人公・ミコを演じたのは『Woman』でその演技力を見せつけてくれた鈴木梨央ちゃん。
上手な演技でその場その場を繋いでくれます。
梨央ちゃんとダブル主演とのことでキャスティングされた、トイを演じるジャニーズJr.の岸優太くんの軽快な演技もよかったです。
岸くんのほうれい線もじょじょに気にならなくなっていきました。
個人的には"お兄ちゃん、欲しい!派"なのですが、「消去」とか「契約」とかシビアなワードをナチュラルに出されると、
ちょっとこわ~~~くなってしまう。(だがそれがイイ)
最初は突拍子もないちょっとイッた設定が狙いすぎてる感あるなーとも思ったんだけれど、
物語が進むにつれてシリアス度が加速していき、グイグイ引き込まれました。
とってもよくつくりこまれている。
ミコの友達・ナツコのAランクお兄ちゃんズがいきなりミュージカルはじめたりするのもアクセントになっていました。
メルヘンチックな世界感のウラに隠された、ミステリアスな「前世の記憶」の存在や、
現実に存在するための「薬」というグッズもなかなかのところ。
「お姉ちゃんガチャ」なるものが登場したのもおもしろかった!
"深夜・アイドル・ドラマ"とは侮るなかれ、
そして"深夜・アイドル・ドラマ"にしかできない、さすがは野島伸司作品なのです。
一番驚いたのは、出演する『ジャニーズJr.』の面々の充実ぶり。
毎回いろんな「お兄ちゃん」として登場してくれておもしろかったです。
当方いわゆる「ジュニア」にはまったく詳しくなく、
「ジュニア」と言われれば「ああ、あの後ろで踊ってる子供たちね~」なーんていう印象しかなかったので、(古)
こんなに「お兄ちゃん」なジュニアがたくさんいるのにビックリしていました。
いや~~~いろんなタイプがいるのですね~~~。
とっくに「男子アイドル」としての成熟期を迎えているように見える彼らは今後どうなっていくのでしょうか。
ちょっと前に発表された『Sexy Zone』の再編成などにも絡んでいるみたいだし、
もしかしたら彼らにはこのドラマ以上に残酷な物語が待っているのかもしれない。。
以下、ネタバレします。
トイくんがお兄ちゃんになってくんなきゃヤダヤダヤダ~~~~~~~!!!!!
ミコもあっさりしすぎやで!!!!!物分かりよすぎやで!!!!!
おまけに、ラストシーンで浴槽に現れる新しいお兄ちゃんガチャ。
その背中を映している最中にスタッフロールが流れ、
キャスト覧に「ジェシー」との表記が。
そして、背中を向けていたお兄ちゃんは振り向いたら当然ジェシーだった。
…
…
ジェシー、あんたは知ってる。
公式がネタバレしよったで。
最後の最後に知ってるジュニアが出てきて!!!!!
ファンタジーの世界を楽しんでいたのに、それに亀裂が入った気分ですよ!!!!!
ええ、完全に個人的な事情ですけれども!!!!!
もう!トイくんはミコのお兄ちゃんにならないし、
ジェシーは現れるし(ジェシーは悪くない)、散々なラストでしたよ!!!!!
野島アアアアアアアアアア!!!!!
…これはちょっとひきずるわ。