ミーハーでごめんね

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I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

℃-ute 「次の角を曲がれ」


27枚目のトリプルA面シングルの一曲は、
これまでの『℃-ute』では見られなかった肩の力の抜けた大人っぽい上質なJ-POP。
(ちょっといきものがかりっぽくもあるけど)





いや~~~、みんなお綺麗!
とくに鈴木愛理ちゃんの仕上がりっぷりがやばいです!


「次の角を曲がれ」なんて説教じみたことばもスタイリッシュに変換させていると思います。
単純に、メンバーの歌がうまい。聴かせる。
繊細な音づくりにそんなパワフルなボーカルが映える、いまの『℃-ute』にピッタリの楽曲をあてがったのは、
アンジュルム『大器晩成』でもその手腕を発揮した中島卓偉
『大器晩成』よりぐぐっとあえておさえてあるものの、今回も楽器が歌っております\(^o^)/




専属プロデューサーのつんく♂は、
いつからは、良くも悪くもを℃-uteを"つんく♂流・ダンス&ボーカルユニット"として設定しすぎていて、曲が似てしまうようになりました。(個人の感想です!)
℃-uteは数あるアイドルの目指すであろう"ダンス&ボーカルユニット"なだけに、
ガールズグループでトップ圏内を走る彼女たちがずっとつんく♂の囲いのなかにいるのは勿体ないとしみじみと思わされました。


℃-ute』はもうちょっと「アイドル」フェスなんかにちょいと出るようなもんなら浮いちゃうくらい、
「アイドル」としては成熟しきっていて、それはもうえげつないほどの実力。
その実力は、ベリなきいま、『ハロプロ』内にいるのにすら違和感があるほど。
SHINeeの『Everybody』をコピーしてみてほしいと本気で思ってる←何度も言ってる)




さて。


こちらでも「女性アイドル」の"対女性"における在り方の難しさには、触れたわけですが、
℃-ute』こそが、そろそろ「女子」にウケないと"次"が続かない、そんな存在なのではないかと思います。


最近では、"ガールズ・ダンス&ボーカルグループ"を掲げていた『東京女子流』がわざわざ"アーティスト宣言"するなどということもありました。
(これもなかなか"売れない"ことにしびれをきらした苦肉の策ですよねぇ)
そうした「質」の高さをウリにしているグループがしっかりと大衆に受け入れられる土壌をつくるためにも、
℃-ute』にはその道を切り開いていってほしい、
というか、切り開けるのは『℃-ute』なんじゃないかなと。
(でもポールダンスとかは方向が違うと思うよ!絶対!)




そういった意味でも、今回のトリプルA面のうち2曲がつんく♂の元を離れ、
"新しい彼女たち"をさまざまなクリエイターが模索するのは超英断。
つんく♂もしっかり参加をしているので長年のファンも安心して見守れるのでは。


10年以上もやってきていまだに世間に浸透しているとは思えない『℃-ute』という名前を、
そこかしこで聞けるようになるような……
今回のリリースがそんなキッカケの第一歩になることをひっそりと願っています。