ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

チェイス!

先日、テレビ放送されて見た、劇場公開当時に見たかった『エターナル・サンシャイン』がとても良くて、
感想を書き残したいと思ったものの、万全の状態(映画館)で見たわけではないのでなんか…
こう……もっと感じれただろっ!!!、っていう気持ちが大きくて、
なんだかんだ言っても「観たい!」と思ったら映画館直行が正しいと思ったりしていて。


そんななか、なんとなくこの寒いなか香辛料のスパイスであったまりたい(?)というノリで、
初めて「インド映画」に手を出してみたわけです。
「インド映画」ではないけれどインドを描いた『スラムドッグ$ミリオネア』は大好きだし(関係ない)




いや~~~勉強になりました!


インド映画が(私に)合わなすぎて/(^o^)\
びっくりした/(^o^)\




インド映画といえば、"「歌って踊って~」が基本"だとはわかっていたものの、
激しいアクションシーンとスピード感のある展開で長丁場に感じさせなかったのはさすが、
インド本国で高い支持を得ただけあるなぁと感心しました。


ただ、その「歌って踊って~」のシーンも当然あるわけで、
それらとアクションシーンの絡み合いがなんか気持ち良くなかった。
全部「唐突」に感じられてしまったんですよね~。
それが作品の「個性」になっていればいいのだけれど、私にはちょっと厳しかった。


結果的にアクション映画としてもエンタメ映画としても微妙。(個人の感想です!)




「強盗」も「サーカス」も描き方が中途半端。
人間関係や心理戦等もなんか雑で薄っぺらい。
それをアクションまたはダンスシーン等でごまかしているように感じてしまいました。
だからなのか、主人公・サーヒル(アーミル・カーン)のキャラクターがちっとも魅力的に見えてこず残念。
ヒロインのアーリア(カトリーナ・カイフ)の美貌とパフォーマンスは素晴らしかったのだけれど、
そのヒロインのヒロインたる存在感が本作においてはどうも胡散臭いというか。


CGが凄くてびっくりしました。日本のチープなCGなんかよりよっぽどレベルが高い!




"インド映画なのに舞台がアメリカ"っていう違和感がなっかなか消えなくて、
「この張りぼて感、なにかに似てる…」と思ったんです、そう、K-POP!!!(自重)


その張りぼて感がきな臭くて、なんだか妙な後味なのです。
ハリウッド映画の真似ごとをしている風に受け止めてしまって。






以下、盛大にネタバレ。












主人公がまさかのふたご\(^o^)/
クッソワロタ\(^o^)/


主人公が逃走中に追う警察官に撃たれ、その傷口を確認すると、なんと無いではないか!
これには、「おー!さすがサーカス団・団長だもんな~!」なんて、『HUNTER×HUNTER』的なタネ明かしを期待していたのですが、
まさかのふたご設定・替え玉作戦でズッコけました(笑)


ラストはあっという間に警察に追い詰められ、ふたごともどもダムへ真っ逆さまに落ちていきました…(これもどうなの)




「インド映画」への免疫がついた一件(?)でもありました。
(すべてのインド映画が本作のようなものではないのはわかっています!)
ハイテンションで臨むなら楽しく鑑賞できそう。