ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る

某「米騒動」のことが頭から離れなかった。
映画のなかの"ヒロイン"たちを見つめながら脳裏に浮かぶのは、なっちゃんと米ちゃん。
例えばその"ヒロイン"がなっちゃんや米ちゃんだったら…。
米騒動」はスポットライトが当たるか、当たらないかの、
いまのAKBのなかで大きくなってしまった格差の産んだ悲劇と解釈しています。
そんなことを思いながら若干白々しい思いで映画を観ていました。


映画に関しては"ドキュメンタリー"という点では前回より成立していたと思います。
ただAKBは人数が多いのでこの偏ったスポットの当て方で「これが2011年のAKBのドキュメンタリーです」と言われると違和感。
人気で多忙を極めるメンバーの孤独と壮絶な舞台裏、チーム4のふたりの話、震災。


なんでも"エンターテイメント"にしてしまえば問題無いというのは悪い癖だよなぁと。
こういう事柄を追っていれば黙っていてもこういう画が撮れるよなぁと。
それ以上でも以下でも無いという感じですね。
たまの演出も偏っててちょっとね。演出という点では前作のほうが良かったかな。


西武ドームコンサートの裏側を見せたことに関しては、
AKBというグループは舞台裏を見せないとひとつのショーが完結しない、という解釈をしてしまったので、
プロのエンターティナーとして「それはどうなのよ?」と、あまり良い印象が無かったです。
もちろんモンスターのようなあっちゃんは凄まじかったし、あっちゃんだけでなく、
あのメンバーも!?このメンバーも!?という感じで舞台裏でバタバタ倒れてる。
そして舞台に上がるとキラキラのアイドルスマイルで歌い踊る。
ドラマティックであったけれど、このきらびやかなステージの舞台裏はこんなに壮絶なんですよーって、
プロなら見せちゃ駄目でしょう。
スタッフサイドもこれらのことを受けてスケジュール管理や舞台裏の環境整備など改める必要がおおいにある。
"プロのステージ"を、見せてくれるグループになってくれることを願います。


佐江ちゃん的には唐突にインタビューに登場(笑)
ピックアップはされないものの、ちょこちょこよく映っていたほうなのではと思います。