ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

コクリコ坂から

第一印象はポップだな〜って。
良い意味でジブリ作品ぽくない。音楽の使い方が凄く効果的だったと思う。
主人まわりの環境やカルチェラタン、街並み、設定・細部の描き方がとても良かった。
とても丁寧に作られていて、そのそれぞれのピースが繋げられていて。
それが音楽とあいまって、あぁ〜ポップだな〜って。
スポットと全然印象が変わる、凄く若さと活力に溢れている映画です。


ただストーリーに全く意外性が無く、退屈。凡でした。
登場人物の描き方が甘過ぎて、主人公二人ですらなんだかぼんやりしていて危うい。
前述した良かった点がストーリー展開にあまり生かされていない点は残念。
もっと掘り下げたら面白いのにっていうキャラクターが何人か居たのにそこも綺麗にスルー。
物語のポイントとしては弱過ぎてあんまり印象に残りませんでした。
感情移入できる隙もとくに無く。


期待しないで見に行ったら思いのほか若々しい映画だった、そのくらいでよければお薦めだけど。
個人的には物語のテンションの上がるところも無くて物足りなかった。
いや、あったのかもしれない、でも置き去りにされてしまったというか。
なんとなく始まって、なんとなく終わってしまった感じ。
やっぱり、ラストには何か欲しいなぁ〜。