ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

土曜ドラマ 今ここにある危機とぼくの好感度について

主人公は大学の広報マン。次々に巻き起こる不祥事に振り回され、その場しのぎで逃げ切ろうとして追い込まれていく。その姿をブラックな笑いとともに描きながら、現代社会が抱える矛盾と、そこに生きる人々の悲哀に迫る。

今ここにある危機とぼくの好感度について - NHK




だめだめな松坂桃李かわいいなぁくらいの軽いノリでなんとなく視聴し始めたのですが、
結果的に報道番組なんかよりよっぽどジャーナリズムの役割を果たしていた強すぎるドラマでした。


「複雑なことの嫌いな彼は、世界に単純であってほしかった」と、
毎回、実は私だってそれがいいってどこかで思っているのを痛感させられます。




今現在の政治の様子を見せられているような前半3話もすごかったけれど、
後半2話の攻撃威力ったらハンパなかったです。



コロナと五輪と。



誰もが今日本が直面しているこの超大問題を重ね合わせたのではないのでしょうか。
國村隼演じる須田理事がラストシーンでアベノマスクをしていたのはトドメといった感じ。




脚本は渡辺あや
公式サイトにあるように、「ブラック・コメディー」としての体裁は崩さず、
けれど回を追うごとに鋭くなっていく攻めの姿勢はお見事でした。
全体的に洒落ていて軽快な演出と胃が痛くなりそうなストーリーのコントラストが鮮やか。
この薄暗い空気のなかで、ガハハと笑わせてくれてありがとう。


まるで『いだてん』一話ぶんかよと思わせるキャストの面々も贅沢。
松坂桃李の演技の幅と、その力量を実感せざるを得ないここ最近です。


「これ」を報道でやらず、知る人ぞ知るドラマで発した公共放送・NHK
そのこと自体が放つメッセージは痛烈。


【作】
渡辺あや ※オリジナル脚本
【音楽】
清水靖晃
【語り】
伊武雅刀
【出演】
松坂桃李 鈴木杏 渡辺いっけい 高橋和也 池田成志
温水洋一 斉木しげる 安藤玉恵 岩井勇気 坂東龍汰 吉川愛 若林拓也 坂西良太
國村隼/ 古舘寛治 岩松了 松重豊 ほか<ゲスト出演>
国広富之 辰巳琢郎 嶋田久作 ほか
【制作統括】
勝田夏子 訓覇圭
【演出】
柴田岳志、堀切園健太郎


今ここにある危機とぼくの好感度について - NHK

大豆田とわ子と三人の元夫 第6話



第5話でこのドラマのハッピーエンドを願った私の願いは散った。

夢のような世界がリアリティという凶器に傷つけられてしまったというショック。

は続いた。




かごめちゃん(市川実日子)が退場した。



前回記事で"ファンタジックな親友"を指したのはかごめちゃんのことだった。
かごめちゃんはファンタジックで本当に魅力的なキャラクターだった。


話は逸れて私自身の話になるけれど、私は"かごめちゃん側"の人間である自覚がある。
かごめちゃんのことを「ファンタジック」と形容するのは、
同時にかごめちゃんのような人間がドラマのなかの魅力的なキャラクターとして現代を生きているということ自体が「ファンタジック」だと思うからだ。


私はどの立場で『大豆田とわ子と三人の元夫』を「逆ハーファンタジーじゃん」とか言いながら見ていたかというと、たぶんかごめちゃんだと思う。(色々とごめんなさい…)
まぁかごめちゃんはそもそもこのドラマは見ないでしょうけれども…(ごめんなさい…)



かごめちゃんが退場せざるを得なかったことこそが、
第6話における私にとっての"リアリティという凶器"そのものだった。



ちょっとここ最近、ドォォンと気持ちが落ち込んでいたのだけれど、
このまさかの展開にはトドメを刺された気分。
私のなかのゆいPが覇気なく言う、「これがお前(坂元裕二)のやり方か…」と。




結局、いまのところ第5話から第6話にかけて、
誕生日の夜のとわ子に関しては詳しく語られないという手法がとられた。
それはぜんぜんアリでしょう。


けれどそれと引き換えかのように、かごめちゃんがこれからのストーリーに存在しなくなってしまったと思うとただただ悲しい。

大豆田とわ子と三人の元夫 第5話

誰もがドラマ『カルテット』を想像したのではないでしょうか、この4人のお写真。



そして私も『カルテット』を期待しました。
でも、あのときは私は『カルテット』がとても好きだったけれど、



いまの私は実はそんなに『カルテット』が好きではないのではとも思っていたりもする。




『大豆田とわ子と三人の元夫』(『まめ夫』)。
これまでは坂元裕二の令和のクセつよトレンディードラマという印象でした。
良く言えば「会話劇」だし、悪く言えば「全員ドヤ顔でカッコつけてる」っていう感じ。


とにかく、大豆田とわ子(松たか子)という人物に対して「羨ましい」という感情のみ。
離婚した三人の元夫(松田龍平角田晃広岡田将生)はそれぞれにイイ男で、そんな男たちがいまだに自分の周りでわちゃわちゃしている。
娘とも友だちのような関係、ファンタジックな親友の存在に加えて自身は会社社長。
ドラマで見られるシーンは大体オシャレ。
あざといタイトルコールや豪華すぎるアプローチのエンドクレジット。
ナレーションに徹する伊藤沙莉の仕事っぷりも素晴らしいです。
もう私も『大豆田とわ子と三人の元夫』の登場人物になりたいしかないですよ。
とわ子じゃなくていいです、あの世界に存在する人物になりたい。


この逆ハーファンタジーの世界を羨ましいと思いながら冷めた目で見ていました。


ハマれないとぼやきつつ見ていた理由は、岡田将生です。
舞台の岡田将生を見て以来、映像の岡田将生にはあまり食指が動かなかったのだれど、
『まめ夫』の岡田将生演じるしんしんはすごくよくて。
面倒くさくて理屈っぽくって胡散臭くさい、私の大好きな岡田将生ですよ。



という感じでドラマにハマれなくても、この岡田将生は見たい!、という感じでぼんやりと視聴していました。




そしてやってきた第5話。
前回の予告でスカパラ谷中敦さんが登場することが判明し、
さすがにそれは反則でしょ~と思っていたのですが、違う意味の大反則でした。


谷中さん演じる門谷がドラマに現れたことで、これまで夢のような逆ハーファンタジーを繰り広げていた『大豆田とわ子と三人の元夫』の世界は完全に打ち砕かれました。



ミソジニーと悪質なモラハラパワハラ



それらが突然『まめ夫』の世界に現れた衝撃と言ったらなかったです。
私はすごく悲しかったし、つらかった。
あんなに冷めた目で見ていたのに、この夢のような世界がリアリティという凶器に傷つけられてしまったというショック。




これがお前(坂元裕二)のやり方か~~~~~~~~~~!
と、ゆいPよろしく、とても悔しくなってしまった。


甘やかしてもらっていたのかもしれない。
それは『カルテット』を見ていた自分は相応に大人になっていて、
なんだかんだこれまでの夢のような世界を冷めた目で見ていた自分に安心していたということかもしれない。
だっていま、こんなにも悲しくて、つらいですもん。


このドラマ、着地点は大体想像できなくもないんですよ。
そしたらまた冷めた目で結局逆ハーファンタジーじゃんとか言ってちょっと萎えたりするんでしょうけれども、
個人的にはそれが私にとってのハッピーエンドなのではと思います。
なんだかんだいってもやっぱりハッピーエンドがいいです。


そこんとこ、ほんと頼みます。
もう正座して見ますんで。



シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

どうも、本日付で"『シン・エヴァ』を観た側の人間"になりました!




以下、ネタバレ要注意。

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BROADWAY MUSICAL「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」昼公演 in シアタークリエ

いつだって新しい世界を見せてくれる、推し。



少数精鋭、たった6人のキャストが舞台を動かすということの力強さよ。

出演:
チャーリー・ブラウン花村想太
ライナス役:岡宮来夢
ルーシー役:宮澤佐江
サリー役:林愛夏
シュローダー役:植原卓也
スヌーピー中川晃教

シアタークリエ『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』


6人が、当たり前に歌が上手くて演技もよくて、素直に感動した。
6人が、めちゃくちゃ動く。そして舞台を動かす。


そしてそのキャストのなかに、宮澤佐江ちゃんがいるという事実にも感動する。
もう危なっかしさなんて感じない。
「6人」のうちのひとりとして当たり前にパフォーマンスしている。
ステージにいるのは当たり前に「宮澤佐江」ではなく「ルーシー」。
ガミガミの8歳児のルーシー。




舞台の構成にはびっくりした。
漫画『ピーナッツ』がベースになっているということで、短いたくさんのエピソードが短編漫画さながらに舞台上で交錯する。
あ~なるほど、こういう感じなのねと思いながら観ているうちは正直なかなか作品に集中できなかったし、
それと同時にこのテのやつは苦手かも…などとも思ったりもした。


けれど、目まぐるしく動いていた舞台の動きが止まり、
ルーシーが「きみはいい人」と静かにチャーリー・ブラウンに告げたところで、
私はきゅんとしてほんのりとした温かさに包まれて、終幕。


そしてその舞台に立っていた6人のキャストに拍手を送った。
綺麗なものを見せてもらったな、という感謝の気持ちがあった。




繰り広げられていた”『ピーナッツ』の世界"は他人事ではなく、
自分の幼少期を掘り起こされているような感覚があった。
振り返ってみると夢(睡眠の方)みたいな時間だったなとぼんやりと思う自分の幼少期。
それが舞台上で繰り広げられていた"『ピーナッツ』の世界"とは繋がりがないだなんて思えないんだよな。





*1



そして、今回の6人のキャストのバックグラウンドが六者六様という感じで興味深い。
主演の花村想太さん(チャーリー・ブラウン)は、日本のボーイズグループに興味があるなら名前を聞いたことがないわけがない『Da-iCE』のメンバー。
岡宮来夢さん(ライナス)はミュージカル『刀剣乱舞』などに出演している。鶴丸国永さんである。
林愛夏さん(サリー)は『ベイビーレイズJAPAN』出身。驚いた。
原卓也さん(シュローダー)は地球ゴージャス公演『ZEROTOPIA』で佐江ちゃんと共演している。
そして言わずと知れた中川アッキーさんこと中川晃教さん(スヌーピー)。
と、私のミーハーセンサーにはあまりに響くキャスト陣だったことに後から驚く。
こんなに若くてパワーのある役者さんたちはいったいなぜ集まったのだろうとぼんやりと思っていたのだけれど、なんとなく腑に落ちたのだった。
そしてきっと私は、6人のこれからが気になるのだと思う。


びっくりしたのが初演でサリーを演じていたのが当時AKB48在籍中であった田野優花ちゃんだったこと。まじかよ田野ちゃん。



個人的に気になったことのひとつにチラシ配布がなかったことがある。
ラックはあるもののチラシはいっさい置かれていなかった。
感染対策といえばそりゃもう大納得なのだけれど。
それでもショックなことには変わりなかった。





この公演、ひとつ前の記事で大見得を切って観に行かない宣言をしたわけなのですが、結果的に観に行ったのでした。
ちょっとね……どんどんいろいろなことに対して「なんで自分だけ?」という風に気持ちが傾いていってしまって、気が付いたら自粛警察気味になってしまっていて。
完全にいまの状況に参ってしまったんですよね。
で、「どうせ…」みたいなところまで落ち込んでしまって、その流れで開き直ってチケット販売サイトを見たらまだ売っていて。
座席選択ができて運良く通路席が売られていたので、これなら、と思い購入しました。
もう本当に勢いでしかなかったんですけど。


現地に行ったら行ったで他のお客さんたちは誰かと来ていても本当にみんな静かだし、
換気の時間を設けるために幕間の時間が長かったり、規制退場制であったりして、思っていたより色々と大丈夫だったな、となりました。
もちろんそこで何かが緩んだわけではないけれど、
コロナ禍になってからずっとあったエンターテイメントへの壁をひとつ破ることができたかなというほっとした気持ちになりました。
大好きなエンターテイメントの変化とそれについていけていないなと感じることもまたストレスではあったので。
そしてそこで夜公演を観劇する中川さんのファンのお友だちと会えたりして…もう本当に嬉しかった。


ここからは推しに感謝のターンになるけれど、ここに着地できたのはやっぱり宮澤佐江ちゃんがキーになっていると思っています。
本当に佐江ちゃんはいつも新しい景色を見せてくれるな〜と改めて思ったのでした。
『ウエスト・サイド・ストーリー』の2回目が観られなかったという経験すら、佐江ちゃんを推していたからこそのような気がするのはあまりにも脳内お花畑すぎるというのはわかっているけれど、
やっぱりなんだかんだで私は宮澤佐江ちゃんのファンであるからこそ自分自身が彩られている部分があるという自覚があります。
そういう意味でも、本当に有難い存在なのです。




そんな宮澤佐江ちゃんがセーラーウラヌスの素晴らしいコスプレを披露した動画があるので是非ご覧ください♡(突然)



とも~みちゃん(河西智美ちゃん)には感謝感激雨嵐です♡





(締め方…)

#この1年の変化



推しの舞台に申し込めない

唯一無二の推しが出演する舞台に申し込むことすらできなかった。
コロナ禍である今現在、基本的に「自己責任」。いや、何事もいつだって自己責任なのはそれはそうなのだけれど、コロナ禍前まではこれといって「自己責任」を意識することがなかった部分にもそれが及ぶようになった。
結果的にいろいろ考えた結果、推しの次の舞台には申し込まない選択をした。劇場が違ったら申し込んだかもしれない。決断は早かった。メルマガ会員先行受付メールが虚しい。
エンタメとのソーシャルディスタンス、推しとのソーシャルディスタンス。悲しい。


追記:
結果的に観に行きました。



痩せた

「やや痩せている」人生だったのに、気がついたら「やや太っている」人生になっていた。
ちょっと本当に大変でやばかったときは30キロ台とかになってしまったのだけれど、その反動なのか気がついたら太っていた。ちなみに摂食障害ではない。
わりと着痩せするタイプなので気がつかなかった。まじで。
しかし気づいたときには時すでに遅し。とりあえずジムに入会し、"なんとなく"痩せそうなことはしていた。しかし一向に痩せなかった。そもそも全然行けてなかったし。トレーナーの先生の言葉はどれもありがたかった。あと、ヨガを経験したのは大きい。痩せはしなかったけれど、ヨガで学んだことは今でも役に立っている。
コロナ禍突入によりジムを退会した。そして「おうち時間」や「ステイホーム」という言葉が私に火をつけた。家で痩せる!


YouTubeにはいろいろな運動の先生がいることを初めて知った。最初は全身運動系をやっていたのだけれど、だんだん飽きてきてしまったので部位を攻める方向にシフトした。最初のターゲットは顎下の肉。これをとにかく無くしたかった。そして次々にターゲットを設定し、運動に励んでいるとあることに気がついた。なんと、すべて背筋を鍛えることにつながったのだ。そうなったらあとは早い。背筋を鍛えた。背筋!背筋!となっているうちに気が付くと最初のターゲットである顎下の肉はほぼ無くなっていた。そして気が付くとなんか顔が、首回りがすっきりしていた。すごい!ちなみに体重計は乗らなかった。数字を見たらきっといちいちヘコむので。モチベあげてこ!
あとJO1のFCコンテンツで、とあるメンバーが「枕を使わないで寝る」という話をしていて「それだわ~」となった。いくら顎下の肉を気にして運動していても枕で寝ると顎が下に向いて肉を感じてしまっていた。まっさらな状態ではちょっと寝ることはできないけれど、現在はバスタオルを三つ折りにして枕代わりにしている。ありがとうな、純喜。


そして次にあることに気が付いた。たいして動いていないのに、食べていることに。ご飯は三食食べるのが当然いいだろう。けれど私はそれに見合う生活をしていなかった。そこでようやく食について意識しだす。要するに、動いた日は動いた分だけ食べて、動いてない日は動いてない日なりの量を食べるということ。単純に「お腹がすいてないときは食べなくてもいい」という感じ。お腹がすいていたら食べます。我慢はしないけれど、"今日動いた(動く予定の)分だけ食べる"というのを意識しているとそんなにお腹はすかなかったりする。いやでもお腹がすくすかない以前に食べたいときは食べますけどね!基本的に我慢はしない。アイスは間食だけど食べたいと思ったらまったく我慢しないで食べるし。あとコーヒーが好きなのは大きいかも。何事もコーヒーでごまかせる感がある。最寄りで一番美味しいと思うコーヒーがセブンイレブンのアイスコーヒーというお手軽さも有難い。ちなみに三日ほどセブンのコーヒーを飲まないとちょっとダメなくらいには依存しているので自分でもそれはどうかと思うけど。



インスタグラム始動

こうして私は明らかに痩せた。とにかく顔が小さくなった。これにより本来の顔面のパーツの存在感も復活し、自分で言うのもアレですけど、ビジュアルがよくなった。


なのに。


いまはコロナ禍で容易に人と会えない。近くに住む友だちもそういった職種の子が多く会えない。オンライン通話をよくするようになり、逆になかなか会えなかった友だちと交流することができるのは嬉しいのだけれど。
それにしても、ビジュアルがよくなった自分を数年前の自分の姿を目撃している人たちに見てもらいたすぎるでしょ。
その思いが頂点に達した結果、私は自撮りしかアップしない恐怖のインスタグラムアカウントをつくってしまった。これは、友だちにもフォローしてくれとは気軽に言えない。だってサムネイル一覧が私の顔だらけである。フォローしたら私の顔が流れてくる。正確にいうとアプリが盛ってくれているので「私の顔」とは違うけど!ビジュアルがよくなったことに加えてアプリがすごく仕事をしてくれるのですっぴん自撮りでも問題ナッシング。そんな自分の顔で遊ぶのも楽しくて、インスタグラマー顔、量産顔、面長を利用した加工、丸顔仕様の顔、いつも最前センターにいるヲタクの顔など、いじり放題である。だから結局インスタグラムには結果的に本物の私はいないのですが。大丈夫ですか、showedaさんのイメージ保たれていますか。



TikTokとの出会い

話は飛ぶけれど、おそらくそのころ、JO1のTikTok投稿がちょっと多くなった時期でもあった(気がする)。TikTokなんてワカモノのものでしょ~と敬遠していたが一応アカウントをつくってみた。しばらくは本当にJO1の投稿を見るだけだったのだけれど、ある日、ふと「おすすめ」をスクロールしていったら世界が変わりました、まじで。


とにかくTikTokのイメージが変わった。もちろん以前から抱いていたTikTokのイメージ通りの動画もあったけれど、個人的にはクリエイティブの披露の場として機能していたTikTokに心底驚いた。
やっぱ、ヲタク。ヲタクはすごいよ、本当に。各界隈のヲタクね。なんか凄い動画編集をされたものがめっちゃある。いまではいろいろ見すぎてこれはパターン化しているものなのか~みたいなものもあるけれど、上手い人はオリジナリティを入れてくる。あとけーぽ界隈で郵送ソンムル交換やハートシェイカーやネームタグがなぜか流行っているのを知ったり。梱包動画とかも見ていて気持ちいい。自作トレカとか普通に皆さん作っておられる。ないなら作ればいいじゃない精神。ヲタクのバイタリティがすごい。ヲタク関係ないけれどコスメ収納動画も好き。あと海外のガチ勢の動画が大好き。ハンドメイド動画も短い時間にまとめられているのでとても見やすい。単純に自己表現に利用している人もたくさんいる。もちろん日常の楽しい動画もたくさんある。オススメの商品やあらゆるもののやり方を動画で紹介してくれるのはわかりやすいし、実際に私はそれを見て商品購入に至っていたりもする。TikTok自体がコメントを気軽にできる雰囲気なのでコメント欄を見ながら購入を判断することもできる。誰だTikTokはワカモノのものだなんて言ったのは。


インスタグラムをポートフォリオ代わりに使用している人はいるけれど、TikTokのほうがいい意味でノリが軽い。ゆるい流れの中にとても濃い内容のものがあるのでそれを見つけるおもしろさもある。


これまでのSNSと違うのが、投稿されるものにトレンドがあること。流行っている音源、流行っているフォーマットなどがわかりやすい。私はYOASOBIの『夜に駆ける』が気づいたら大好きになっていたのだけれど、きっかけはなんだっけとたどっていくとそれは『夜に駆ける』の替え歌「人の男盗りそ~お♪」という音源だった。なんてこった。でも気が付いたらちゃんと本家にたどり着いていて大好きな曲になっていた。他にも音楽番組があまり機能しなくなったいま、知らないJ-POPをたくさん知る機会になっている。J-POP、まだまだ元気じゃないですか!


ちなみにインスタもTikTokも基本的にフォローバックしかしていないのでどちらも主に「おすすめ」を見る。その「おすすめ」機能がとてもいい仕事をしてくれていて、自分ではアクセスできないところにつないでくれるのが嬉しい。日本語圏外につないでくれるのが特にとても嬉しい。
その「おすすめ」は自分のアクションによって変化する。だから本当にちょうどいい。


一般人の投稿と有名人の投稿が同列で流れてくるのもおもしろい。コン・ユがTikTokで遊びまくっているのを私は知らなかった。



動画編集デビュー

完全にTikTokの影響。こんなにたくさんの素人一般人が動画制作できるのなら私もやってみたい!と思い、なんとなく目に入ったJO1のビハインド写真をスライドショー化。これがとても簡単にできてしまった。動画素人かつ初めての動画編集だったので今見るとoh…という感じなのだけれど、スマホひとつでこんなんできてしまうのかと衝撃を受けた。いや、私の知っている「動画編集」っていうのはPCでバチバチにソフトで作業するものだとばかり思っていたので「趣味:動画編集」っていうどこかの誰かのプロフィールを見るたびにオイオイオイ~と思っていたのだけれど、なるほどこれなら「趣味:動画編集」もぜんぜんあるわ。そして私も「趣味:動画編集」の人になりつつありますね…なんかねーーーーーー!JO1のファンってメンバーの誕生日にイラストなどはもちろん、めっちゃケーキとか作るのよ!それを見たらさ~自分も何かを作りたくなっちゃうのよ!だって、いまその誰かが作ったケーキとか見てるそのスマホですぐに動画が作れるんだもん!動画はただの趣味というのもあって余計に気軽に作れるんですよ!まぁそのレベルのクオリティなんですけどね!しまいには友だちの誕生日にも動画を送りつけるに至っている。ただ私の使ってる動画編集アプリはフォントの数がすごく少ないです!増やして!



7年使っていたスマホを替えた

それもこれもすべてはスマホが新しくなったからこそできたことである。
そもそも以前使用していたスマホはインスタグラムのアプリすらインストールできないという。
勢いって大事。なぜ替えたのかとくに理由はない。タイミング。
壊れたとかでもなくてまだまだ元気。丈夫すぎる、マイ・iPhone5c様。
なのでいまでも使うときは使っています。



トレカデコデビュー

TikTokにいるクリエイターの多さにおののくと同時に、かなり感化された。そして私はヲタ活に憧れているので以前から憧れていたデコトレカに手を出した。ただ私の場合、デコりたい特定のトレカは特になく、完全に「デコりたい」一心。なので"デコトレカを作る"というよりは"硬質カードケースをトレカケースとしてデコレーションしている"というのが正しい。基本的に「できるだけ多くのトレカに対応するデコ」だったり「シールは意地でも全部使い切る」、「同じシールを使って違ったデコがしたい」など、マジガチのデコトレカ勢とはおそらくぜんぜん違うことを考えて作っている。あと「硬質ケース」自体にもとても魅力を感じているので硬質ケースならではのデコレーションは無意識のうちに意識しているかもしれない。そしてなぜかDIY方面にいきそうになったりしながら、先日、私が憧れていたマジガチのデコトレカとはかけ離れた自我大爆発のケースを作ってしまった。ちなみにそれもちゃんとトレカに対応しております。


今朝つくったやつ。


こうして作りたいときになんとなく手を動かしながら作り進めていける硬質ケースデコは単純に楽しい作業なのであっという間に結構な数を作ってしまった。なので、硬質ケースデコ専用のインスタグラムアカウント(デコ垢)を作ったので見てください!見て欲しい!だって見せる人いないんだもん!この記事には一応恥ずかしさもあるのでリンクは貼りませんが、ABOUTページにリンクを貼りました!そしてそのインスタのアカウント先にTikTokのリンクを貼っております!つくったものをインターネットの海に放つだなんて一年前じゃ考えられなかったよ。こんなに作るとは思わなかったのでもっと最初から写真は綺麗に撮っておけばよかったと後悔しております。



原点回帰

動画編集も硬質ケースデコも、自粛生活によってできた時間、それによるストレスのはけ口になっているところがとても大きい。
自ら家で何かを制作する行為を学生時代ぶりにしている気がするし、それがとても楽しい。何かを作ることってこんなに楽しいことなんだと再認識させられている。
結果的に「#この1年の変化」といえばこれかなと思う。
もちろんコロナ禍なりのしんどさはあるし、あらゆるソーシャルディスタンスは淋しいことなのだけれど。


そして、インターネットに存在する「クリエイター」の多さよ。プロのようなコラージュ作品を披露しているひともいれば、中高生が自作トレカの裏面デザインや動画編集をスマホでやってのけているのだ。
みんな自分の作りたいもの、好きなものは自分でつくっていた。それが容易である、時代。
そういったことが知れたことは間違いなく今の私にとって財産である。




っていうかそこに行きついたのってやっぱりヲタクだからでは…?ほんとやだー!
(透明トレカが自作できるようになったおかげでスマホでデザインした透明カードを年賀状として送ったりしたしね…謎スキルが…)




お題「#この1年の変化」

ONF「Beautiful Beautiful」ミュージックビデオ

耳や目などをこじ開けられた。



これがあるから!
K-POP、やめられないんですよ!


と、いう説明ができる作品が世に放たれた。




年始に、「K-POPは遠距離ウォッチしている」と記したとおり、
いまもそれは続いている…というかその距離はなかなかに遠くなってはいるのですが、
その距離感を一気に詰めてきたよ、『ONF』(オネノプ)…!


最近、作品についての感動が語彙力の著しい低下によって、
感嘆詞ばかりになってしまうのですが、
も~~~~~~~~~~~~凄い!!!!!大好き!!!!!Beautiful!!!!!




オネノプは、以前さんざん当ブログで乱用してきた"K-カワイイ"という言葉の代名詞であるWMエンターテイメント所属。
『B1A4』大先輩とおまごること『OH MY GIRL』ちゃんの弟グループです。
そんなオネノプに対しては「MVがいつも凄い」という感じの薄すぎるリアクションをする程度でした。


しかし、昨年放送された『Road to Kingdom』をゆる追いしていた影響で、
存在感が確実に私のなかで大きくなりました。
とにかくSHINeeの『Everybody』のカバーが素晴らしかったことと、
ワイアットさんというとんでもなく魅力的な存在のインパクトと。



そしてメンバーの名前はまだ全員は把握できていないものの判別はできるようになりました。



で、ロトゥが終わった次の9月に、WMエンターテイメントの初のファミリーコンサートが開催されるわけですが、



…私もWMエンターテイメントに入りたいです!


と、思わず挙手してしまうこのキービジュアルよ。
さすが…!これが(私の中で)"K-カワイイ"といえばのWMエンターテイメント…!
そのなかにいるオネノプ、というだけでもうなんかよくわからんけど「いいね!」ボタン押しちゃう的な。
(本当に語彙力が低下していて我ながら笑うしかない…)
実際にWMファミリーはとても仲がいいらしい。ほっこり。




もうね、遠距離ウォッチとなると、このくらいでドーパミンがドバドバドバ~~~~~~~っと大放出なんです。
それだけK-POPから離れていたということでもあるけれども、
逆に言うと、ふらふら~っとしているだけでこうした素晴らしい作品と思いがけず出会って大感動してしまうということです。


そういうことがあるから!
K-POP、やめられないんですよ!




私は、ある時期に「K-POP、みんなで盛り上げていくぞ~!」っていうK-POP界隈の雰囲気を勝手に感じては、それがとても好きだったのだけれど、
このタイミングで『Beautiful Beautiful』がぶち刺さったのは、それと似たような感覚です。
WMエンタ所属というスペックやロトゥ出演、その他もろもろの点が知らないうちにつながって線になり、そこに火がつき導火線になり大爆発したかのような。


それは昨今の買収に次ぐ買収で"K-POP=ビッヒ"みたいになっちゃうのでは…と超短絡的なことを頭の片隅で思い浮かべたりしていたけれど、
やっぱりそれを私はあまりおもしろいとは思えないかもなという感覚でもあります。




もしまだ触れていない方がいたら、触れてみて欲しい『Beautiful Beautiful』の世界。
とりあえず、私は彼らと肩を組みました。