ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

IZ*ONE 「FIESTA」 ミュージックビデオ

大輪の花が咲いた。





さて、去年の後半ごろにあったK-POPガールズグループによる自己肯定ブーム(?)。
私はというと、いかんせん韓国語がわからないので、和訳歌詞を見ても、「この曲は自己肯定感が~」と言われてもいまいちピンとこなかったんです。
だからこそ、目に見える自己肯定感みたいなもののほうが断然胸に迫ります。


IZ*ONEの『FIESTA』のミュージックビデオを見ていると、そんなことを思います。
アイドル、とかくK-POPアイドル、めちゃくちゃキツくて大変だけれど、
「私たち、こんなに綺麗にしてもらえて綺麗に撮ってもらえて綺麗な作品をつくってもらえていいでしょ?」っていう声が聞こえるような映像が大好きです。
もちろんそこには凛としたアイズワン当人らの姿もあります。


それらは「祝祭」そのものなのでは。




豪華絢爛。


"セットであること"に全振りしたつくりこまれた画づくりがとにかくすごい。
ある種の執念めいたものすら感じます。
ワンカット、ワンカットが触ったら壊れてしまいそうなほど繊細なのに、とても強い。


楽曲も「祝祭」という名にふさわしい、高揚感と勢い、なにより華やかさがすごいです。
息つく間もないような中盤からつづくクライマックスの様相。
可憐だけれど溌剌とした歌声も響き渡ります。
そして怒涛のフォーメーションダンスの迫力。
メンバー個人にフォーカスを当てるより先に、『IZ*ONE』という堂々たるたったひとつの花が目に飛び込んできます。




待たれたカムバック。
本作がタイトル曲である正規アルバム1集『BLOOM*IZ』の素晴らしいコンセプトトレーラーが公開されてから約3ヶ月前が経ちました。



彼女たちの置かれている状況を考えると、
勝手にこんな呑気な妄想のようなことを言ってはいられないのかもしれないけれど、
それでも、私は綺麗で可愛いくてキラキラしているアイズワンに、
こんなに美しい姿を見せてくれてありがとう、と言いたい。


あなたたちは、美しい。

ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2 in IHIステージアラウンド東京

若さ。


それはあまりにも稚拙な表現になるのだけれど、今回私が感じたのがそれだった。
そしてそれは人間の持つパワーを象徴するもののように見えた。
ダンス、とくに群舞は若者たちの血気盛んで、彼らは居心地が悪くてどうしようもなくて、
それでもありあまる生命力を見せつけてくれた。


私はこの演目のことをまだまだわかっていないけれど、
そのエネルギーだけは、感じられたつもり。


昔からあるこの演目をほぼオリジナルのまま、
こうしていま、IHIステージアラウンド東京という劇場で上演したこと自体に意味がある。





ステアラ、すごい。



もはや説明不要?360度回転劇場、初体験。
まさかの客席が回転します!!!!!ステージが回転するものだとばかり思っていた!


ステアラ、はじめは酔うんじゃないかってめちゃくちゃびびっていたのだけれど、
まぁちょっと最初のほうはうっとなったりもしたものの、慣れちゃえばずっとさながらディズニーランドのアトラクションに乗っているかのような楽しさ!すごくおもしろかった!


360度ステージが、本当にすごくて。
舞台ではなかなかできない何シーンもの作り込まれた豪華セットを詰め込むことができて、
かつ分断されたそれらの全体図を見せることで劇中に存在する「世界」というものを感じることができる。
本当に本作『ウエスト・サイド・ストーリー』という作品に合った劇場だなぁと思えた。
というか、この劇場に合わせたスペシャル演出の『ウエスト・サイド・ストーリー』か。


360度ステージに仕様による演出の素晴らしさっていったらなかった!
まるでインタラクティブコンテンツのような没入感。
席が前から7列目(下手側)だったというのもあるけれど、
回転してる最中に役者さんたちが目の前の通路を行き来したりするのも効果的で、
本当に劇場そのものが生きているかのようだった。
プロジェクションマッピングや照明、生演奏による音楽などすべてが命を宿すその劇場の一部だった。
そしてそれらが迫り来る。
とにかくすごい体験をしたなぁと。


だからこそ、演目自体は全体的なテンポがあまりいいとは感じられなかった。
ステージ演出のテンポと噛み合っていないないというか。
ステージが動いて多様な表現を見ることができて感動すると同時にシーンごとにギャップを感じることもあり、
そのせいでこのシーン間延びしてない?って思うところが結構あっていちいち冷静になってしまった。
もっと没入したかったんだけど。




本作『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』に関しては、
鑑賞前から自分のなかで2回観に行くことを前提としていたので、
贅沢にも、なにも前情報のない状態で1回目の鑑賞をさせていただきました。


とにかく感じたのは「若さ」だった。
それは"『Season2』のキャストだからこその「若さ」"なのか、
"物語から感じ取ることのできる若者たちの「若さ」"なのか、わからない。
とにかく私はSeason2しか観劇する予定がないので、
この「若さ」というものがあってこその『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』だった。


だからこそ先に行われた『Season1』や後に行われる『Season3』はいったいどんなものなのだろうかと気になる。
本公演を観る前はまったく気にならなかったのに。だってまったく想像がつかない。
私はこの若いメンツでやったSeason2がとてもしっくりきたし、キャストの布陣も自分のなかで完結した。
キャストを替えて公演を行うことのおもしろさは、こういうことなんだろうなぁ。
ちなみに2回目の観劇のキャストはアニータ以外全員今回のキャストとは違う。
こうなってくるとMay J.さんのアニータ役も見たくなってくるんだよなぁ。




そしてこの初めて出会うこの「世界」に連れてきてくれたのは、
言わずもがな、宮澤佐江ちゃんです。
佐江ちゃんは今回アニータという女性を演じました。


この投稿をInstagramで見る

ウエストサイドストーリーSeason2 Wキャストの両方とも、本日初日を迎えました。最高で最高な初日を迎えられました。😭👏初日にこれだけの達成感がある舞台は初めてです。 自分がやるべきことはまだ山ほどあって、千秋楽まで緊張しないこともないと思うけど、この作品はそんな緊張感が生きる舞台なんだと知ったので、一公演一公演丁寧にアニータとして生きて、アニータでいれる日々を楽しみたいと思います。!💃🏽 . 最高な仲間たち。 本当に私は出逢う人に恵まれているなぁ…🥺 今毎日が幸せで凄く充実しています。 どうか私たちのこのエネルギーを皆さん感じに来てください。!! 3月10日まで豊洲IHIステージアラウンド東京にて🔥💪 . #見ないと損だよ #ウエストサイドストーリー #シーズン2 #wss #アニータ #ステアラ #最高なカンパニー #biglove

宮澤佐江 Sae Miyazawa(@sae_3830)がシェアした投稿 -


アニータさん、佐江ちゃんがいままでミュージカルで演じた役のなかでいちばん好きです。ダントツです。
私が見たかった「宮澤佐江の仕事」というものを凝縮したかのような役だった。
推しが最高を更新しているひとときを、こうして見ることができたなんて夢のような話だ。


出てきた瞬間から美しい。
美人、綺麗、ヤバイ。
細いけれどメリハリのあるスタイルは常人離れしているし、
それを惜しげもなく露出する衣装も多く、ファンとしては大満足でした。


ステージでの身のこなしも、いつも以上に軽やかに感じられて、
とてもこの演目との相性がいいというか、伊達に10年以上ステージの上に立っていない。
脂の乗った演技を堂々と、さも当たり前にこなす佐江ちゃんにめちゃくちゃびっくりしてしまった。
前作『ピーターパン』では演じた役柄的にこういった姿は見られなかったので、
久しぶりに見た"ミュージカル女優・宮澤佐江"はとんでもなくアップグレードされていた。
なんか、いい意味で知らないひとみたいだったな…


特筆すべきは歌唱だと思う。
歌が…めちゃくちゃうまくなっていてめちゃくちゃびっくりした…
個人的に佐江ちゃんのミュージカル仕様の歌はいつも安定感がどこか欠けているイメージがあってあまり好きじゃなかったのだけれど、
それがもうめちゃくちゃうまくなっていて腰抜けた…こんな佐江ちゃん知らなかった…
歌唱のたびにこちらが勝手にいつもひやひやしていたのがうそみたい。


それに加えてあのしっかりと整えられたビジュアルと圧倒的なダンスパフォーマンス。
もうありがたさしかない。自慢の推しです。


アニータを演じる宮澤佐江ちゃんを世界中のひとに見てもらいたい…
億万長者だったらチケットをいろんなひとに送付したいです…みんな見て…
ウエスト・サエド・ストーリー、サンキューソーマッチ。




アニータ役をのぞいたダブルキャスト勢を見るのは今回が最初で最後。
もともとにじろーもウィンも見たいと思っていて、ならついでにWキャストも網羅したいなぁくらいの気持ちだったんですけど、
次回観に行ったときにアニータさん以外は違うひとなのかぁと思うとちょっとさみしさもありますね…

〔 Cast 〕

トニー:村上虹郎 (Wキャスト)
マリア:宮澤エマ(Wキャスト)
アニータ:宮澤佐江 (Wキャスト)
リフ:小野賢章 (Wキャスト)
ベルナルド:廣瀬友祐 (Wキャスト)


シュランク:山口馬木也
クラプキ:辰巳智秋
グラッドハンド:岩崎う大(かもめんたる)
ドク:田山涼成


The Jets & The Sharks(五十音順)
尾関晃輔 / 風間無限 / 鯨井未呼斗 / 後藤健流 / 佐久間雄生 / 佐野隼平 / 茶谷健太 / 永野亮比己 / 根岸澄宜 / 練子隼人 / MAOTO / 森内翔大 / 矢内康洋 / 理土 / 石井亜早実 / 植竹奈津美 / 門間めい / 木原実優 / 弓野梨佳 / 後藤紗亜弥 / 小林礼佳 / 篠本りの / 富田亜希 / 平井琴望 / 平山ひかる / 藤森蓮華 / 前田有希

びっくりしたのは村上虹郎。
映像の100億倍ステージのほうが好きだなと思いました。
映像作品ではいつも「村上虹郎」という鎧を着ているイメージがあったのだけれど、
今回ミュージカルというかたちでそれらは剥がれ落ちて見えたむき出しの村上虹郎だった。
歌がうまい、しかもミュージカル畑のひとたちとはぜんぜん違う村上虹郎だけの歌唱がとても好きです。
動きもよくて、当人も言っていたトニーの先走っちゃう感じがよく出ていた。


廣瀬友祐さん…本当に本当に格好良い…
なんなのあのスタイル…あんなの漫画でしか見たことないよ…
廣瀬さんが雄の最高峰といわんばかりのいい男でそんな男に抱かれる(?)みやざーさんがいい女すぎて昇天した…ありがとうWSS…
「雄の最高峰」の座をかけてNCTのジェヒョンくんと相撲を取ってもらいたい。




なんと、本公演にてステアラの来場者が100万人を超えたとのこと。
おめでとうございます!





そして、なんとわたくし2020年のスタートダッシュ・ラッキーが続いているようで、

カーテンコール【フォトウィーク】開催決定!

【実施公演】2月2日(日)〜9日(日)までの全公演
カーテンコール【フォトウィーク】は特別に客席から舞台上の写真を撮影していただけます。

「ウエスト・サイド・ストーリー」Sesaon2 トークショー

下記の公演の終演後にキャストによるトークショーの開催が決定いたしました!
日替わりで豪華キャストが登壇する特別なトークショーです。
皆さまのご来場お待ちしております。

〔登壇予定キャスト〕
2/9(日)13:30開演の回 村上虹郎・宮澤佐江・廣瀬友祐

スケジュール・チケット:WEST SIDE STORY Season2|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYO



来場者100万人突破記念おめでとうセレモニーに立ち会うだけではなく、
カーテンコールでの写真撮影可能公演だったうえにトークショーまであったんですけど!?
しかもトークショーに推しがいるんですけど!?
ラッキーすぎない?????席に着くまでなにも知らなかった…ラッキーすぎる…


トークショーの佐江ちゃんはなんかブリブリしてた(笑)
にじろーのこと「虹郎」って呼んでて、にじろーは「佐江さん」て呼んでて。
キャストが集まって自己紹介するときに「鼻炎で…」と言ったにじろーに、
佐江ちゃんが「虹郎くん鼻炎なの~!?私も~!」的に絡みにいったとのことでにじろーはちょっと嬉しかったみたいな。


にじろーがかわいくてしょうがないんだろうなぁ。


にじろーは廣瀬さんのこと「ひろくん」て呼んでましたね。
廣瀬さん、見た目と違ってぽわぽわしててかわいかったな。
佐江ちゃんと廣瀬さんはひそひそ話したりしてて仲よさそうでほっこりしました^^
あと360度ステージとのことで役者さんは裏で結構走り回っているとのこと。
佐江ちゃんも2回くらい走る・客席が回っているはずなのにステージが回っているような感覚になるとのこと。
トークショー登壇者はアナウンスどおりの並び順で、本当に個人的においしすぎました。
ウエスト・サエド・ストーリー、サンキューソーソーマッチ。




さて、次回の鑑賞ではメインキャストが総入れ替え!とのことで、
こういった"Wキャストを楽しむ"というようなことは個人的には初めてなので、
改めて、こういう機会にも出会わせてくれた『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』にはありがとうという気持ちでいっぱいです。
そして、なによりそこに導いてくれた宮澤佐江ちゃん、本当にありがとう!


関わっている皆様が最後まで本作をまっとうすることができるよう、
心から願っております。




1:50くらいから宮澤アニータ佐江ちゃん!見て!
ちなみに実物の方が何倍も何倍も美しいので見に行って!

JO1 1ST FANMEETING 18時公演 in パシフィコ横浜 国立大ホール

JO1、売れます。



そんな公演だった。




2020年の運は使い果たしたかもしれない。
なんと『JO1』の初のイベントであるこのファンミーティングのチケットが…!取れた…!
それなのに直前にちょっともやもやしてしまったのでひとつ前の記事で吐き出させていただきました。
もしお読みになった方で気分を害された方がいたら申し訳ありません。
私なりに「ちゃんと」、『JO1』と対面したかったから。


それにしても結構な頻度で来てるぜパシフィコ横浜
もう現場と言えばほぼほぼパシフィコ横浜のような気がする…いや安心感はあるけど!




いや~、売れますわ。




JO1、間違いなく売れるしJO1が売れないこんな世の中はイヤなので推します。




JO1、ダンスがやりたい・歌がやりたい若い才能がアイドルを目指すK-POPのように、
日本のダンスがやりたい・歌がやりたい若い才能がアイドルになったんだな、っていう説得力がすごかった。




ライブステージでのパフォーマンスは、本当にすごかった。
オープニングVCRが終わり、スッと現れたJO1は間髪入れず『YOUNG』を披露。


披露曲は5曲。

・YOUNG
・無限大(新曲)
・La Pa Pa Pam(新曲)
・Running(新曲)
・ツカメ~It's Coming~(JO1 ver.)


この短期間でこんなことできる!?、っていうような素晴らしいステージだった。
もはや私のなかでなにがK-POPっぽいとかよくわからなくなっているのだけれど、
とにかくいままでの日本のアイドルにはなかったような楽曲と振り付けだった。
そしてそれをものの見事にひとりひとりがしっかりとパフォーマンスしており、こちらに届けてくれた。
単純にカッコいい。めちゃくちゃカッコいい。



日本のアイドルではなかなか見られない群舞、というものだろうか、
本当に綺麗に揃っていて、でも揃っているだけではなくて、
『JO1』という塊のようになって彼らがこちらにぶつかってきてくれるようなパワーあふれるパフォーマンスだった。


今回のライブステージでは『PRODUCE 101 JAPAN』最終回の地上波テレビ放送で流れた、
"『YOUNG』と『GrandMaster』のようなパフォーマンス"を日本のアイドルを目指す男の子たちがやるのかという衝撃がそのまま伝わってきた。

おそらく練習などもK-POPナイズドされた風で行われているのではないだろうか。
そんなこれまでになかった日本のアイドルのパフォーマンスと整えられたビジュアルの綺麗さは間違いなく新しい存在になる。




彼らは「新しい」。




JO1のパフォーマンスは、たぶん彼らの同年代の男の子も憧れるやつだと思うんだよね。
「JO1は夢がある」というのをよく見かけるけれど、
シンデレラトーリー自体ももちろんそうかもしれないけれど、
たぶん「こんなにカッコいいパフォーマンスができる俺たち」もきっと誇らしいと思う。
そういった意味でも夢があるというか。
アイドルという職業を「仕事」と携えてくれていても、他人のこちらがそれについて何を言うもないのだけれど、
そういうのを抜きにしてアイドルでいることが楽しい・嬉しい・誇らしいという気持ちがずっとあってほしいなと思う。
消耗ばかりしないでほしい。
そして、本当にそうなっていってくれるのではと思わせてくれるんです。
こちらにもそんな夢を持たせてくれる。それってなんてアイドルなんだ。



これが『JO1』というアイドルグループなのか。






ファンミーティング、めちゃくちゃ楽しかったです!
アンケートコーナーもダンスバトルコーナーも本当に最高に楽しかった。
司会のはんにゃ金田さんがヨナ推しのJAMだったから、いろいろと話が早い&気が利いててありがたすぎました。


アンケートコーナー(JO1なんでもランキング)では、
いまのJO1の雰囲気や彼らが「仲間」であることがよく伺えた。
垣間見える仲の良さと、まだちょっとだけあるぎこちなさも含め、充実しているんだろうな~と思った。素敵ですよ。
瑠姫くんはまじもんのおしゃクソだし、與那城先輩はママ。
昨晩ホテルが同室だった鶴房に「テレビが点いてるのに点いてないって言う」と暴露されていた瑠姫くん、厄介すぎる(笑)
碧海の「(與那城先輩は)朝みんなより一時間早く起きてバスローブ姿でコーヒー片手に起こしてくれる」という金田さんがヨナ推しだからこそ引き出してくれたエピソードが最高でした。
祥生くんが與那城先輩を「奨さん」と呼んでいるのが発覚してザワついたよね…!
VCRを含めてトークで絶対に爪痕を残す鶴房もすごい。白髪ダンサー(笑)


ダンスバトルコーナーの「セクシー」対決では、
碧海が想像以上にセクスィ~をきっちりキメたプレッシャーだったのか、
瑠姫くんがボタンをひとつひとつ外していかなければ勝てない状況に…(どんな状況)
ほかもにずっとぎやかにぎやかしていてすごく楽しかった!




LINEチケットをはじめて利用したのだけれど、あれいろいろとすごい…!
席は二階下手側。
パシフィコは席によっては見づらいので相応の対策をしていったのでしっかりとステージを見ることができました。
パシフィコ、行きまくってる気がするのでそりゃ学びます…


グッズは強火の川尻推しの母へのお土産にめずらしくがっつり購入。
フォトカードもブレスレットも交換してくださった方がいて蓮くんが揃いました!ありがとうございました!


ロビーではもう見たことのない数のフラワースタンドがひしめき合っており、フラスタ前も大混雑!
なんかもう芸術作品みたいなものもたくさんあって本当にすごかった。
あまりにもたくさんあったので写真じゃなくて動画で撮らせていただきました。
あれ、メンバーのみんな、めちゃくちゃ嬉しいだろうな~!
與那城先輩はまさかの日本経済大学から花がきていて!苗字の漢字が間違っていた(笑)


そして本公演は豆ちゃんのお母さまがいらしていたそうです…!
純喜兄が勉強を、よなママが洗濯を教えます!と!




個人的に、『JO1』への思い入れよりまだまだ日プの余韻のほうが強かったので、
気持ち的には日プの続きを見る感じなのかなとか思っていたのだけれど、
ステージに現れた彼らは完全に『JO1』というプロのアイドルだったのでそれに普通にびっくりしてしまった。



JO1、すごく垢抜けていて洗練されていてビジュアルが完璧でした。みんな格好良すぎた。
與那城先輩と景瑚くんが脚長すぎてびびった…なぜいままで一般人だったのか…
蓮くんもスラリとしていて綺麗すぎた。
鶴房はディカプリオだし、純喜はただのイケメンだった。
瑠姫くんはまじで漫画から出てきちゃったような王子様!
拓実くんは、日プのときに「姫」って言われていたのがよくわからなかったのだけれど、
JO1になってからなんとなくわかってきました。
…解釈違いかもしれないけれど、抜群にキャラ的なかわいらしさがあるし、メンバーが構いたがってるように見えたり。


もちろん、初々しさというよりもふとした瞬間に「素人」が覗く部分もあるのだけれど、
それを含めても全体的にはもう完全に芸能人だった…すごいよなぁ。
そしてみんながみんなとても目をキラキラさせていて、
ここは彼らにとってのスタートなんだなと改めてこちらもそれを思った。



本編終了後のアンコール明け、最後にすべてのはじまりである『ツカメ』を披露したあと、
ひとりひとりからの挨拶がありました。
一番印象に残った瑠姫くんのことばは切実で、本当にここまで来れた幸せといまこの景色を大切にしたい想いがよく伝わってきてこちらも引き締まる想いだった。
瑠姫くん、東京ドーム行こうな。
與那城先輩の「いまが初めて人生で幸せだと思える」というコメントも…すごかったな…
純喜が「一生一緒にいてくれ~…」と言ったとき、たぶんアラサーはみんな三木道山を思い浮かべたと思う…




蓮くんと純喜がまだ曲数が少ないからステージに居られる時間が短い的なこと言っていたけれど、
こういったファンミ的なイベントでもいいからもっとガンガンやっていってほしい。
なんというか、ステージで本当にキラキラと輝くので、JO1。
そして素晴らしいステージパフォーマンスはより多くのひとが見るべきだと思うんです。





24時間ライブ(by 純喜)、まっじで待ってるからな。



ある船頭の話

オダギリジョー、初長編映画監督作品。
どんなものなんだろうと、かなり軽いノリで鑑賞に至った。
けれどそんなこちらの意図は幸運にも裏切られることになった。


目が痛い。
なんか、目の下のほうに涙が溜まっていて、それが重くなっているからなのかもしれない。
そう思った。そうだったんだろうか。




つらくて悲しい映画だった。


最初のうちは本当になんの期待もしていなかったものだから、
ただただ予想だにしない美しい映像を、頭では半分くらい別のことを考えながら、のんびりと気楽にスクリーンを眺めていた。
とにかくひとつひとつのカットがえげつないほど美しい。
そんな美しく映し出される景色と、まるでまっさらな自然の音色がとても心地がよくて、
ゆったりと流れる時間は癒しでしかなかった。
撮影監督はなんと、かのウォン・カーウァイ作品でもお馴染みのクリストファー・ドイル。
なるほど。氏のセンスや技術もさることながら、
偏見かもしれないけれど、映し出された風景は"外国人が切り取った日本の美しさ"という趣があった。



だからこそ、一見穏やかなその世界に主人公の船頭・トイチに容赦なく冷たくひどい言葉を投げつける輩が存在することが嫌でしょうがなかった。
あとあとわかることだけれどトイチは私の生き写しのような存在だったのだ。
あとあとそれに気がついて余計にそれらがつらく悲しく感じた。


だって美しかったのだ。
だからこそそれを知ってしまってからはつらくて悲しくてたまらなかった。




オダギリジョーが監督・脚本を務めた本作。
撮影監督にクリストファー・ドイル、衣装にワダ・エミ。
そしてありえないくらいの豪華キャストのリレーのごとき登場からは、
"オダギリジョーの人脈がすごい"というのが嫌でも頭から離れないのがくやしい。
だってオダギリジョーの人脈だけでこの作品がつくられたとは絶対に思えない。
それくらい私はこの映画がつらかったし悲しかった。


だけどオダギリジョーはオダギリジョーなのだ。


この錚々たる布陣を引き寄せたのもオダギリジョーなのだし、
オダギリジョーはオダギリジョーであることがきっとこれから作品をつくるにせよ、ずっとつきまとうのだろう。
まぁそんなこと本人はとうに分かりきってるだろうけど。
でもこの映画がいち個人の体感ではあまりたくさんのひとに観られていないように気がするのもくやしいなぁと思って。
いやまぁたくさんのひとにチヤホヤされるようなタイプの映画ではないし、
こうしていろんな意味で静けさを纏っているのもこの映画の好きなところなのだけれど。
なんかやっぱり有名人ってのはこういうときに難儀なもんだなーと。
とはいえ、本作の映画のアラを見つけてはこれだからオダジョー監督は(笑)、みたいな視線を送ってしまう自分みたいなのが諸悪の根源なんですけどね…
ただでさえつらくて悲しいのに加えて自己嫌悪、ええ。ごめんなさい。




そしてやっぱりこの映画は主人公の船頭・トイチを演じた柄本明ですよ。
もはや柄本明なしでは体をなさなかったのでは、本作は。



さっきまでこちらの目に映っていたあたたかく優しいトイチが己のどろどろとした部分を吐露するところでたちまちつらくて悲しい物語になる。
トイチを通して突きつけられる私という自分自身の醜さがつらくて悲しかったというのもあるけれど、
ただただトイチという人間を見ていても、つらくて悲しかった。
そしてそんな自分自身もまた醜いと思うものだから、それがまたつらくて悲しいのです。
そうしてつらくて悲しいのがどんどん積もっていってどんどん重くなっていく。


そういった人間の目に見えない部分でこちらを揺さぶってくる凄まじい演技でした。
もはやあれを「演技」ということばに置き換えていいものなのかと思うほど。




ラストの畳みかけ方、本当にすごかったなぁ。


私はこの映画が好きです。
オダギリジョー監督、次回作を楽しみにしています。

パラサイト 半地下の家族(二回目)



あまりにも気分が落ち込んでいた。
だから確実に好きな作品を浴びたくて一週間もたたないうちにおかわりしてしまった。


とにかくすごい作品との出会いに興奮していた数日前の自分はなんだったんだろう。
やっぱり私はこの作品が好きだけれど、今日は口角がいっさいあがることはなかった。



大好きなギジョン。



同じものを観たはずなのに登場人物たちが数日前と違うと感じた。
席ひとつあけた左隣の男性が上映中に取り出したスマホの光が嫌だった。
上映後、明るくなったスクリーンで笑い声が聴こえるのが煩わしかった。
そして劇場を出ると、足が、身体が重くてなんだか妙なしんどさがあった。


それでも私はきっと救われた。
数時間前までの我ながらいたたまれない自分ではなくなっていたから。
本当にこの作品に出会えてよかった。
なんだか遠くのほうに顔を向けてぼんやりしちゃうけど、
それでも顔をこうして前に向かせてくれるこの作品が私はやっぱり好きだ。

パラサイト 半地下の家族

観る前と観たあとでは世界の見え方が変わる。
そんな映画にいま出会えたことは本当に幸運だった。
今日がその日だった。なんと公開日である。


観終わったあと、
目の前を歩いているひと、となりに座っているひと、その席まで案内してくれたひと、
視界のなかにいるひとみんなそれぞれに人生がある、生活がある、と、しみじみと感じさせてくれた。
ひとりひとりが、とてもはっきりと見えた。


ほっぺたひっぱたかれてテメーの見てる世界はそんなひとたちがこうして生きる世界だと教えてくれるような、
なんだかはっと目を覚まさせてくれた映画だった。


映画を観る前は直前まで結構鬱屈した気分だったのだけれど、
映画が終わって、館内が明るくなって、バッグから取り出したスマホを見たら、
偶然だろう、たった約2時間弱のあいだに多方向から多数のメッセージが届いていた。
交わることのないそのメッセージらを見ては、
映画を観ているあいだになにか世界が変わったのではというようなそんな錯覚もあった。


妙に清々しい。すっきり。
映画の余韻に包まれているその時間は、
ただただ不思議な感じだった。




この映画、前情報は本当になにもない、まっさらな状態で観るべき作品だと思う。
パンフレットではポン・ジュノ先生がまるまる1ページ使ってそうおっしゃっているほど。
宣伝ビジュアルも、各々気合の入りまくった評判のいい諸外国各国のものは、むしろいろいろと察することができすぎちゃう気がする。
なんでそこをそうしたんやっていう日本版のほうが逆に訳が分からなくていいのではと。
ただまぁ後者は地味になってしまっている感は否めないのだけれど。


というわけで以下、自己責任で。







冒頭からスピード感あふれる展開であっという間に没頭して観ていた。
物語は気持ちがいいくらいガンガンとハイテンポに進む。
ただただ楽しい。ただただおもしろい。
めちゃくちゃ楽しい。めちゃくちゃおもしろい。
展開は読めないこともない部分もあったけれど、有無を言わせぬ大胆ながらもシャープな映像がそんなものをねじ伏せた。
めちゃくちゃ超スーパーエンターテイメントだった。


ところが中盤になってくると、主人公を演じるソン・ガンホの顔が歪むのと同期するかのように、
その"ただただ楽しくておもしろいエンタメ"が、どんどん歪んでいった。
ソン・ガンホのその表情の変化といったら凄まじかった。
瞳の演技があまりにも鋭い。
それはとてもことばでは形容しにくくて、見て感じることで認識できる変化。
「俳優」の仕事というものを見せつけられた気がする。


ハイテンションで一見陽気だったはずの作品がどんどん歪んでいく。
その歪みは貧富の差であったり災害であったり現代社会の暗い部分を次第にこちらに見せてくる。
そして、それもまた私自身という人間の人生であり生活であった。
知らないふりなんてできないのだ。




でも、笑ってしまうのだ。
心では泣いているのに。


主人公家族・キム家の豪快な明るさがポップさをギリギリのところでキープしていた。
惨劇と思われる部分もどこか間が抜けたような雰囲気があってケラケラと観てしまった。
キム家に「パラサイト」されるパク家の描写をおバカに振り切ったのも功を奏したのだと思う。


うそでしょ~!?って思うでしょ、でもね、
本作を観たK-POPファンはきっとここにたどり着きます。

まさかの餅ゴリに番外編を楽しませてもらえちゃうからK-POPファンはおトクだよ!


キム家、本当に強かでとてもよかった!
ソン・ガンホとチャン・ヘジンは安定感のあるTHEアジョシとTHEアジュンマ!
息子・ギウを演じたチェ・ウシクのこの秘めたるやを覚醒・炸裂させるシーンは圧巻だし、
なによりパク・ソダム~~~~~~~の娘・ギジョン!!!!!!!!
カッコよすぎる…!もうずっとずっとカッコよかった!
ふてぶてしいのにそれが超キュートなの!
ギジョンのカッコよさだけでも観る価値大なので観てくれ…




圧巻のドンデンガエシに夢中になっていると、終わっていた。
ラストのひとつ手前のフェイクにはも~~~やられた!直前に技あり一本取られた!
けれどジェットコースタームービーの終わりはとてもとても静かだった。


だからそ染み入った。
人間、人生、生活。



『バーニング 劇場版』も観てほしい。