ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

映画 少年たち




ジャニーさん、平成最後にとんでもないものを…という感じ。
しかしこれはぜんぜん褒め言葉の意ではないです。


当方、舞台『少年たち』シリーズは観たことないどころか、
ジャニーズの現場に入ったことすらもありません。
入りたいけど入れない、ジャニーズ大帝国の壁の高さよ。




ジャニーさんが愛する「エンターテイメント」で、
ジャニーさんが愛する「少年たち」を描きたかったっていうのはものすごく伝わってきた。
ヒロムのLDH、ラブ・ドリーム・ハピネスである。


ただ、単純に趣味が悪い。
だから普通にちょっと観ていて気分が悪くなってくるというものだった。。うう。。




"ジャニーさんがやりたいことをやっているということ"自体が、
映画の内容よりはるかに大きな存在感を放っていて、それがとても息苦しかった。
目に見える「権力」にゾッとした。


ひとりの「えらいひと」がつくる作家性全開の作品は、好きなものもちゃんとある。
昨年観た映画『花筐/HANAGATAMI』なんかが典型的なそれ。大好きな作品です。
観る前は、最近ジャニーズいろいろ大変だし、ジャニーさんもつらいよね…とか、
ジャニーさんの愛するエンターテイメントの味方だよ!っていう気持ちだった。(誰)
しかし観た後は…YOUがこれだからあかんのでは…とか思ってしまった。。。




ど頭からすごくいい意味で「どうかしてるヤバい映画」全開で、期待もしたし、
素直に好きだと思うところもあったけれど、やっぱりどうしても圧倒的に趣味が悪い。
だから結果的にただただ支離滅裂で、それをエンターテイメントとして受け入れる度量は私にはなかった。


「どうかしてるヤバい映画」として、
美しくエンタメ史に刻まれる可能性だってめちゃくちゃあった作品だとも思う。
冒頭の長回し撮影によるパフォーマンスのカットは、
ララランドもびっくりの見応えのあるものだったし、実際びっくりした。


ただ、ジャニーさんは作品云々なんかより、
「自分のメッセージ」が最優先事項なんだなっていうのが嫌でもわかってしまう。
隠す気もない。というより、むしろそこもわかっていなきゃいけないような圧がしんどい。
だからそれに対して、趣味が悪いとか一瞬でも思っちゃったら、
ちょっと無理ですってなっちゃう。




マジレスが野暮なのは承知なのだけれど、「舞台」と「映画」は別物。
「舞台」は客席で空気ごと実際に触れることができるかのようにダイレクトに表現が届く。
でも、それをそのまま映像作品である「映画」にしたら、まったく同じ感動は得られない。
逆に、映像は映像だけにしかできない表現方法がたくさんあるはずで。


私自身は本作の舞台版を観たこともないけれど、
おそらくジャニーさんは映像化するにあたって"映像だからこそできることがある"という点についてはかなり無頓着だったのではないかと。
だから本作は、とてつもない私物感と時代錯誤感があって、
かといってそれがいい風に作用しているようには個人的には感じられなかった。




キャスト、ジェシーとひーくんのツートップ体制はすごく迫力があってよかったです。
あと駿足キャラのダテ様がめちゃカッコよくて、いちいちキャッとなった。


ただね…キャスト、基本的に全体的にどうしてどうして演技が下手だった。どうして。
これはあえての演技指導なのかと疑うレベルだったんだけど、あれはなんだったのか。
出演者らの演技はそれこそ他の作品でそこまでまともに見たことがないとはいえ、
それでも「いやいやきみたちもっと演技うまいはずだよね…?」と思える妙な違和感が。
ただ「下手」と切り捨てるのは間違ってる気がする不気味なクオリティだったんだけど、
そのへん、どうなってるんでしょうか…謎……


っていうか、岩本照くんと松村北斗くん、
このふたり、俳優としても重宝がられそうという感じがすごくしませんか。
そんなあなたにオススメしたい、テレビドラマ『SHARK』
主人公役を演じる平野紫耀が好きだったときに後追いで見ました。この平野は最高だった。

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ひーくんと北斗くんが数いるジュニアのなかからメインキャストにピックされているうえに、
なんとバンドマン役なんですよ…大変だわ……
2014年の作品ですが、大丈夫!ふたりとも老け…大人っぽいので!
というかジャニーズドラマだけど、全体的に「俳優っぽい」メンツが集められているので、
当時ジャニーズ初心者だった私でもかなり(ビジュアル的な面で)楽しめたので是非是非。
キャスティングした方と気が合いすぎる。
本作ではふっかの奥さん役だった山下リオちゃんがガッツリヒロインだったりします。




閑話休題。


舞台版でいうところのおそらくショータイムパートであろうところはふんだんにあって、
それ自体はさすが現場を日々こなす現在のジャニーズJr.のトップ格のスノストが主軸になっているだけあって素直にカッコいいしおもしろいし、
「これがかの…!」というトンチキっぷりもそれはそれで楽しかったし、
思ったよりトンチキじゃないじゃんという部分は素で感心したりした。
関西ジャニーズJr.の室くんとか向井康二くん(当時)とかはふだんおどけてボケてツッこんで~ってやってるのにあのキメ方はえぐい。
ちなみに個人的に向井康二くんは"K-POPアイドルグループにぜったいひとりいる"ルックスの持ち主だと思ってます。


でもそれらのぶち込まれ方が、どうしても気持ちがよくない。
だからか、なんか見てて疲れるだけっていう感じがあった。本当に勿体無い。




『映画 少年たち』はそんなこんなだったけれど、
"ジャニーズのエンターテイメント"は、それはそれで大好きなんです。


少クラを視聴しなくなって少し経ったころ、
なんとジャニーズJr.のYouTubeチャンネルができて、
現場でしか知られていなかったジュニアのパフォーマンスもより身近になったわけですが、


スーツ衣装がデフォルトとか最高か。

最近のジャニーズJr.では圧倒的に『Travis Japan』が好きです。
アンコール明けでややバテ気味だけど、こちらの『夢のHollywood』もザ・トラジャで最高。
(字幕がものすごく泣けるのでぜひ字幕付きでも見てほしいです)
け~ぽペンのみなさん!トラジャはジャニーズでは前代未聞、倍速ダンスだってやりますよ!
トラジャは少クラ見てたときはそんなに興味ないしって感じだったので、
自分がいまトラジャのステージが好きとか自分でも意外すぎるんですけど。
でも少クラでも例えば"30秒くらいを割り当てられた時"とかの爆発力が怖いくらいすんごい。
『Travis Japan』というグループはジャニーズにしか存在し得ないグループだと思ってます。
「日本のアイドル」ならではの「日本のアイドルのショー」をやるチームというか。
華やかで耳馴染みのいいメロディーに乗った日本語歌詞は流して聴いているだけで沁みる。


『HiHi Jets』と『美 少年』も大好きなんだけど、
ここらは正直まだ、ステージを映像で一曲見るのもちとキツイ。
でも本作のフィナーレには彼らが配置されていてそういうとこだぞジャニーさん。



とはいえハイハイの猪狩部長作詞による紹介ラップは一見の価値アリですのでなにとぞ…!
はしりょ見てると爆モテDKになってみたい~~~って思います。
あと作間くんはユソノ。しかもふたりとも02ライン。(白目)


要するに、ジャニーズJr.は好きなんです。
まぁジュニアだけでもいろいろ…いろいろありすぎなんですけどもね。




映画については…ジャニーさん本当にごめんね……
本当に…ヒロムのLDH、わかってあげられなくて申し訳ないという気持ちです………