エロ本が目の前にあったら黙って見ちゃうでしょ?
ありがとう、地元のミニシアターよ。
おかげさまで劇場で二回目を観ることができました。
一回目に観たときに、とにかく「すごくいいBL」だと思ったので、
そんな「すごくいいBL」をあますことなく摂取してやるぞとやる気満々で鑑賞に至りました。
エロい!美しい!エロい!美しい!
と、繰り返し脳内で絶叫していたせいで頭が痛くなりました(バカ)
二回目なので映像は当然見たことのあるものなのだけれど、
前回はストーリーと映像を追うことで精一杯だったぶん、
音楽の効果が際立ってとにかく素晴らしく感じられて。というか本当に素晴らしかった。
そんな音楽に加え、映像も見れば見るほど計算しつくされたカメラワークが最高すぎます。
オープニングからたまらん!エロい!美しい!と悶えまくっていました。
いまにもずり落ちそうな腰履きのトランクスや、
短かすぎるショートパンツはやっぱり見慣れない(笑)
あんな世界に行ってしまったら私はずっと鼻血だしてると思う、氷とタオルじゃ済まない。
だって主人公ふたりが、エリオもオリヴァーも、すさまじくエロいのですのよ。
スクリーンのなかはえらいことになっている。
そんなこんなで私も鼻血が出る勢いで中盤までは大興奮していたのですが、
さすが二回目、なんか観ているうちにいつの間にかめちゃくちゃ冷静になってしまって。
とくに前回も思った「オトコってのは…!」な部分には良くも悪くもすごく目がいった。
それらを「かわいい!」とも思うし「しょーもな!」とも思うし「ひどい!」とも思うし、
本当に「オトコってのは…!」と、ある意味よりリアリティを感じたりしました。
あと桃のシーンはかぶれないの?、とか思ったり(まがお)
そしてとにもかくにもこれほどまでに親に自分の愛欲とかを見透かされているの、
めちゃくちゃ恥ずかしい!!!!!イヤアアアアアア!!!!!、となってしまったのは、
やっぱり生まれ育った環境によるものなのですかね。
終盤のトーチャンが語りかけていたシーンは、うんうん、と(私が)相槌を打つ一方で、
これは、同性を好きになる云々を抜きにしても、自分自身が体験することでわかっていくことなのではと思うので、かなり違和感を感じてしまいました。
まぁ「作品」ですから。なのでしょうけれど。
そういった点らを含めても、あたらめて「すごくいいBL」だと思いました。
ぜんぶぜんぶまぶしいほどきれいな「作品」というものに昇華させてしまう。
ラストのバッサリ感も、映画のテンション的にいい感じに裏切ってくれて気持ちがいいです。
ネックレスのくだりや名前を呼んでのくだりなど、
初見では雰囲気に飲まれすぎていて(それはそれで本当にいい体験だった)、
単純に気がつかなかったり、よくわからないままぼんやりとしていた部分がしっかりと補完できた気がします。
※写真はイメージです。ジャニテンてすごい。
本当に「すごくいいBL」なので、機会に恵まれてとってもとっても嬉しいです。
劇場内のお客さんの数はギリ10人に満たない感じだったのだけれど、
全員女性かつおひとり様で、観終わったあとみんなでお茶したい勢いでした(笑)
おかわり、ごちそうさまでした。