ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

"「Wanna One」のミニョンくん"を見かけるたびに。

大人気オーディション番組『Produce101 Season2』(プデュ2)が終わり、
選ばれし11人が『Wanna One』としてデビューしますね。
私はとくに熱心に視聴したり情報を嗜んでいたわけではなかったのですが、
ものすごく関心はありました。


だって、『NU'EST』のメンバーが参加していたから。


私は「2012年デビュー組」がまるっとかわいいんです。
そのなかでも『NU'EST』は私のなかで「主要グループ」です。
理由はそれだけです。


私にとって『NU'EST』は、れっきとした"メジャーなK-POPアイドル"だったんです。
どんなに世間的に売れていなくても、日本で安い営業をしていても。
近所の学園祭で行われたライブに喜々として参加したりもしました。


だから今回の件は最初は「あんまりだ」、とただただ悔しく思っていました。
番組序盤、参加するNU'ESTのメンバーたちが、
「(所属事務所・プレディス・エンターテインメントの後輩)『SEVENTEEN』や『I.O.I』みたいになりたい」、「自分たちは失敗作」などと吐露していて本当に悲しかった。


なにがどうしてこうなったんだと。


でも彼らがこのプロジェクトに参加する理由はちゃんと理解できるものだった。
だけど、やっぱり悔しくて、悔しくて。
ファンの方たちの心境は想像を絶します。




各放送回のNU'ESTのメンバーのランキングを見ては、喜んだりため息ついたり、はしていて。
そして迎えた最終回、生放送ということで軽いノリで視聴しました。
深夜3時まで生放送って韓国はどれだけ夜型なのよ(笑)


私が見たのは、ひとりでステージのはしっこで顔を覆って泣いてるミニョンくんの姿でした。


NU'ESTのメンバーのなかで唯一、11位以内に入ったミニョンくん。
当確といわれたJRくんとベクホくんは生放送中の中間発表が影響し漏れたとの声もあります。
けれど、結果的に『Wanna One』になれたのはミニョンくんだけでした。


そんなミニョンくんが、ひとりで背を向けて泣いている。


ベクホくんと抱き合うも、ベクホくんのことを見ることができないミニョンくん。
そうだよね、どんな顔していいかわからないってこういうことだよね。




プデュ2は大流行、現在『Wanna One』はすでに韓国では大人気だとか。
その勢いは"『I.O.I』のとき"をしのぐものだそうで、毎日話題に事欠きません。


私は、ミニョンくんのことはぜんぜん知らない。
私が知っているのは、さわやかな歌声と優しい面持ちの綺麗なたたずまいだけ。
だからこそ、"『Wanna One』のミニョンくん"を見かけるたびに、いろんなことを思います。



楽しめているかなー?
充実した時間を過ごせているかなー?
ひとりぼっちになってないかなー?、とか。


"私は「アイドル」の中のひと"には興味が薄いほうで、
とくに(たぶん)グループ内での人間関係とかはあんまり考えたりしないほうなのだけれど、
ミニョンくんの置かれためちゃくちゃに緊張感のあるように見えてしまう立場に、余計な心配をしてしまいます。
彼の儚げな顔を見るたびに、いろいろと勝手に想像してしまうのです。


けれど、そんなこちらの妄想はきっと杞憂でしょう。そう信じたい。
ミニョンくんは、目下、"『Wanna One』のミニョンくん"として準備中、いやもう活動中か。
なんのためのサバイバルだったのか、後ろを振り向く暇なんてないんだ。


まんまと話題性を得たプレディスもここぞとばかりに"ミニョンくんのいない『NU'EST』"のプロモーションをするのでしょう。
そうだよ、あのしんどかったはずの期間を無駄にだなんてしてほしくない、絶対に。
そうしてひとりで別の場所で頑張るミニョンくんの帰る場所をちゃんと築いていてほしい。
と、"『Wanna One』のミニョンくん"を見かけるたびに、願ってしまうのです。


だからそれまでのあいだ、ミニョンくんのことを、
勝手にはらはらしながら見守っていくのだと思います。
"『Wanna One』のミニョンくん"も"ミニョンくんのいない『NU'EST』"も、
有意義な時間を過ごせますように。