ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

あなたのことはそれほど

たぶん、ここ数年でダントツいちばんハマったドラマだと思います!
もう毎週毎週火曜日夜10時が待ち遠しくて待ち遠しくて。
毎回終わったあと、「あ~はやく一週間経ってくれ~」と思うほど。
すごくのめり込んでいたので体感時間もあっという間で、毎回気が付いたら、
「あと15分しかないじゃん!?もう終わっちゃうの!?」っていう感じでした。
だから今年のゴールデンウィークはいつも以上に早く過ぎてしまったのか!


『CQCQ』(という謎のバンドらしい)による主題歌のイントロのギター音が鳴ると、
(『神様、僕は気づいてしまった』っていう曲名も最高!)
エンディングが始まるにも関わらず物語がめちゃくちゃに動くのがすごかった!
それが毎回衝撃展開でこちらのテンションを最高潮にあげられたのち、
次週を待たなければならないという焦らしプレイ(笑)




なんでこんなにハマったかというと、それはもうすごく簡単で。
波瑠が演じる主人公の美都(みつ)に私自身がシンパシーを感じていたからです。
(不倫したい!、とかそういうことではないです)
放送前に雑誌であらすじをちらっと読んだだけで、「あっ…これは…!」となりました。
余談だけれど、ドラマ内では美都は「みっちゃん」と呼ばれているし、母親役は麻生祐未と、
波瑠ちゃんの直近の主演作『お母さん、娘をやめていいですか?』を思い出しました(笑)


ドラマの放送が始まるや否や、ネットにはみっちゃんへの罵詈雑言があふれかえりました。
"『逃げ恥』・『カルテット』の枠"っていうブランドがお茶の間に浸透しすぎていたぶん、拒否反応も凄かったんだと思います。
ちなみに私が大好きな『重版出来!』もこの枠だからね!
私は、それに関しては傷つくことはいっさいなかったのですが、
そういった方たちとはまったく間逆の反応で、みっちゃんが欲望のままに暴走する様は、
なんだかスカッとしてとってもとっても楽しかったんです。


だからこそ、「私はみっちゃんに似てるところがある」と言い続け、
思い続けてきたからこそ後半はちょっと辛いときもあったりしたんですけどね。
まぁただのみっちゃんの自業自得なのですが(笑)
それでも総じてすごくすごくおもしろかった!




波瑠ちゃんの演じたみっちゃん、とってもよかったです!
この設定で"「普通」の状態"を演じることってなかなかできないと思います。
みっちゃんの夫・涼太は東出昌大の棒読み演技がこんなに生きる役があったとは!、というくらいのハマリ役だったと思いますよ。
が、その演技も「怖い」と通り越して「笑えちゃう」と、ちょっと冷めちゃったりして(笑)
仲里依紗は本当にすごく上手な女優さんなだけに、ちとやりすぎ感が。
みっちゃんの初恋・不倫相手である有島!、役には鈴木伸之が大抜擢!すごいぞダン(from ハイロー)!
ものすごく爽やかで、終始「モテる」をしっかりと体現していて、とっても良い演技でした。
まだそんなに有名な俳優さんじゃないだけに、その得体も知れない感じもいいほうに作用していたんじゃないかな。
大正義・香子さんを演じた大政絢も格好良かったし、麻生祐未もさすがの仕事っぷり。
しょこたんも育三郎もクセモノすぎてめちゃくちゃ良かったですよね~。
あと橋本じゅんがプレイボーイ役でびっくりした(笑)




主人公にシンパシーを感じることができるだけでも、じゅうぶんおもしろがれたのだけれど、
展開がとにかくはやくて、みっちゃんだけがどんどん先へ導かれるように進んでしまうと、
関わっていく登場人物たちも、その勢いに煽られるかのように動く動く!
エンターテイメントとしてもすごく楽しめました。
私の脳内は完全にお祭り騒ぎで、「オラオラ~!もう誰かれ構わず出ているヤツら全員好きなようにやっちまえ~!」、みたいな感じ(笑)


「有島」という人間の正体が、ちょっとあんまりわからなかったのが消化不良かな~。
「浮気する有島」と「家族を愛する有島」と、ふたつの「有島」があまり繋がらなくて。
だってふたつの「有島」は完全に別のふたつのキャラクターだったから。
そこを掘り下げなかったからこそドラマではメインキャストの4番手になったのかな~、なんて思ったりしました。




"たまたま恋をした女性は結婚していた"だけの状況がライトに描かれているのが新鮮でした。
いままであったいわゆる「不倫モノ」とはぜんぜんイメージが違うというか。
それはいままで「不倫モノ」にさほど興味がなかった自分が、
こうして「不倫モノ」にカテゴライズされる作品を、自分に重ねて視聴していたことに違和感を感じなかったという点でも、
新しい感覚で見ていたドラマでした。
でも、最終回は「それほど」。無難で、やけにものわかりのいいラストで拍子抜け。
けれど本当に楽しく見ていたので「あなそれロス」、待ったなしで~す。


また未読のいくえみ綾による原作漫画とはいろいろとけっこう違うらしいので、
そういうところも含めて、漫画版も読んでみたいですね~。