ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

OH MY GIRL 「Coloring Book - カラーリングブック」 ミュージックビデオ

ごめんねごめんね。
カワイイカワイイって、みんながめっちゃ盛り上がってるのは知ってる。


だがしかし、自分は悲しい。


ごめんね。




カワイイ!カラフル!ポップ!ハッピー!ハイテンション!ノンストップ!


…でもそれ、つい最近、『Red Velvet』がやってるんだわ。


けれど、そんなこともものともしないパワーあふれる今回のミュージックビデオ。
相変わらずのクオリティもお墨付きです。




待ちに待ったK-POPシーンにおけるトップクラスのガーリー・コンテンツに成長した『OH MY GIRL』のカムバック。
彼女たちはこれまで数々の"K-カワイイ"を炸裂させており、
実際こうして"K-カワイイ"ということばを発させる唯一無二の存在。




なのだけれど、今回はちょっとこれまでとは違った質感を感じるのです。




おまごるの"K-カワイイ"ブランドは、すでにしっかりと確立されていると思います。
『CLOSER』でのカムバック時に感じた、

『OH MY GIRL』の『OH MY GIRL』たるものをつくりあげていく様子が伺える。

というのが見事に実りました。


本当に、メンバーも頑張ったし、なによりスタッフの凄まじい熱量が毎回ハンパなくて、
こちらでも記しているように、毎度、

"K-カワイイ"を更新していく気概

が伝わる素晴らしい仕事っぷりでした。


そうして、メンバー個人にはまだ及ばないかもしるないけれど、
こちらでも触れている"対同性"のキーとなる"グループの「キャラクター」化"という点では、
じゅうぶんだと思います。




"『OH MY GIRL』は、『OH MY GIRL』なんだ。"




繰り出される"K-カワイイ"とともに、
デビュー時の衝撃がうそのように馴染んでいきました。


では今回はいったいなにに違和感を覚えるのか。




"K-カワイイ"を安くしてしまったように感じてしまったからです。




目線が思いっきり低くなってる。
それによって、これまでの"楽曲派アーティスト寄りアイドル"から、
"アイドル寄りアイドル"になってしまった感がある。


おまごるの今回の"K-カワイイ"は"カワイイ"のハイがすぎるなぁと。
他にもそういった女子アイドルグループは見かけるのだけれど、
おまごるも"トレンドによってターゲットが変わった"と思われるグループのうちのひとつのような存在になってしまったのかなぁと。
我慢できなかったか、WMエンタよ。焦ったのか、WMエンタよ。
それとも、これもプロジェクトの一端にすぎないのだろうか?(そうであってほしい)




"カワイイ"けれど、"手の届かないカワイイ"が好きだった。
それがおまごるの"K-カワイイ"だと思っていた。


"カワイイ"だけじゃない、それはとってもクールで、それに毎回しびれていた。
そこはかとなくひんやりしていてドライな質感のある"K-カワイイ"が好きだった。


だからそこで、「ウケ」を狙っていったことが、惜しいなぁ悔しいなぁ、と思ってしまう。
もっともっと、おまごるには高いところからオラオラと"K-カワイイ"を振りかざしていてほしかった。




カワイイカワイイおまごるの"K-カワイイ"は、
その姿勢を含めてめちゃくちゃカッコイイものだった。


けれど、こちらに歩み寄ってきてくれたことが、
他のアイドルと同じ"ただ「愛でる」存在"になってしまったような気がしてならないのです。


私はもっとずっと『OH MY GIRL』に憧れていたかった。
変わらず、魅せられてはいるのだけれど。だってカワイイもん。




嬉しいことも。


カムバックのその日に休養しているジニちゃんが直筆でメッセージを!なんて粋な!
おまごるとファンへの想いがたくさん詰まっています。
ありがとう、ジニちゃん。




今回のハイな"カワイイ"が『OH MY GIRL』のストーリーにどういった爪痕を残すのか。
それは、ローな"カワイイ"の伏線かもしれない、と、
考えをめぐらせてみたらがぜん今後が楽しみになってきました!(単純)
おまごるの"K-カワイイ"の行方はいかに。


『OH MY GIRL』、改めて、カムバックおめでとうございます!
ひねくれ者ながらも応援してるよ!ごめんねごめんね。