ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~

どっかーん!今期いちばんの大本命!

このキービジュアルだけでも勝ちでしょ!


遠藤憲一大杉漣田口トモロヲ寺島進松重豊光石研
この面々が揃ったというだけでも、もうひとつのエンターテイメントですよ。
テレビドラマ史に残る事件なんじゃないかと、本気で思うのですが。




公式が「おじさんたちのテラスハウスと謳っているだけあって、

"6人の超名バイプレーヤーが共同生活"という設定だけで惹かれないわきゃないんっすよ!


実際はそんなに共同生活の部分にクローズアップしているわけではなく、ほどほど。
"「バイプレイヤー」とは"みたいなメッセージを押しつけがましくなく、
それぞれがドラマ内で本人役を演じることを含めた俳優活動を通して、
その仕事人の仕事っぷりを真摯に伝えようとしているような、そんな趣でしたね。
実際のドラマ自体はまったくかたっ苦しいものではなく、ザ・コミカル!




スーツを着て歩くだけで並んで歩くだけで画になるこのメンツが、

(これだけでもヨダレものの大サービス)


も、もえ~~~~~~~~~!

こんなサービスカットいただいてよろしいのでせうか!?




主人公6人がそれぞれ視聴者のイメージを忠実に演じていてすごい、さすが。
(いちばん実際のキャラクターに近いのはエンケンさん、遠いのはトモロヲさんらしい)
『カルテット』に通ずるサービス良すぎな部分はあるものの、
さすが、熟練のオジサマたちはアソビをたっぷり含んでくれて、ぜんぜん嫌味じゃない。
みなさん本当に楽しそうでそれを見るだけでもニヤニヤします。


毎回主演以外に本人役で出演するゲストもそうそうたるメンツ。
そのうちのひとりの椎名桔平なんかは自ら「出演したい!」と表明するなど、
ゲストの主演6人に対するリスペクトが比例してただでさえ豪華なこのドラマがどんどん豪華になっていくという最高のサイクル。




ストーリーはあるっちゃあるんだけど、まぁ「設定」には及ばないというか(笑)
この布陣でゆる~くやってくれちゃったことでそれこそがこのドラマの魅力に。
これだけ重鎮が集まっちゃうと「ゆる~く」するのだって相当工夫を凝らしているはず。
本編・オープニングからエンディングの映像、また宣伝広報やビジュアルディレクションなどなども含め、
スタッフサイドも相当緻密な仕事をされているのが端々のこだわりからも伝わります。
10-FEET』と竹原ピストルさんの主題歌も本当にピッタリ&バランスもいい。
全体的にひじょーにセンスがおよろしい。そしてなにより、丁寧。
最終回はいろいろひどかったけど(笑)、主演6人へのリスペクトがしっかりと感じたので、
コレはコレでアリだな~、と思わせるものがありました。


いや、ホントにね、深夜帯ドラマで6人揃うことはまばらだったとはいえ、よくぞ集めたよ、ホント。それだけでも凄い。
ただ、途中から『おそ松さん』とかが割って入ってきたあたりはちょっと引いた。
薄々わかっちゃいたけど、ただでさえあざとい作品のあざとさが・・・・・・・というか。
まぁ時間も時間だし、この6人ですからこれくらいのアソビがあるっていうのもコンセプトなのかもしれませんね。
素人目ではちょっと勿体ないとか思っちゃうんだけどさ。


終始、「おじさんたち、かわいい!」な、雰囲気モノに徹していた贅沢さよ。
そんな豪華なドラマが金曜深夜に見られることの贅沢さよ。ありがとうテレ東!






今クールはテレビアニメACCA13区監察課(原作未読)なんかも視聴。
そちらはもうキャラクターデザインありきで構成されていったストーリーといった感じで、
『バイプレ』も『カルテット』もそーゆーところあるよな~、なーんて思ったのでした。
中盤あたりの物語が一気に動く展開は凄かった!


潔癖症で有名な本郷奏多くんがラブホ店員!、とのことで、
興味津々でドラマラブホの上野さん(原作未読)もゆるりと見ていました。
カナティのキレッキレの演技が本当におもしろかった!
カナティのポテンシャル大爆発でしたよ!もっといろんな役を演じているのを見てみたい!
柾木玲弥くんもと~~~~っても可愛かったです!演技イイ!
なんだかんだ映画『ライチ☆光クラブ』のキャストのその後は気になってしまっております。


俺たちのBSプレミアム先生が放送してくださっていた新世紀エヴァンゲリオンのオリジナルテレビアニメシリーズも今年度で終了。
オマケに無印の映画版まで放送してくれる太っ腹っぷり。
いや~、CMがない+スピード感のある構成で毎週毎回あっという間。
というか、以前見たときと比べて、全体的にも「こんなに短かったっけ!?」と驚き。
"庵野秀明がいかに自らがつくりあげた『エヴァ』というコンテンツを「完璧」なかたちで自分以外のひとに伝えたいか"が、改めてよくわかりました。
そして!1995年に初放送!(物語の舞台が2015年!)、にも関わらず、
褪せることのない抜群のセンスに、島本和彦先生と一緒に「庵野ォォォ!」と叫びながら視聴したかったです(笑)