ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

Red Velvet 「ROOKIE」 カムバックステージ


みんな~~~ルキルキしてる~~~~~?????
『Red Velvet』がカムバック、カムバックステージにてパフォーマンスの全容が明らかに!


ルキルキ!!!!!スルギ姐さんの頼もしさにルキルキルキルキ!!!!!




この「楽しさ」、いま体感できるのはレドベルだけ!




って、前も言ってたわ。




『Dumb Dumb』でそのステージのパフォーマンスの「楽しさ」を見事に開花させたレドベル。
そのせわしないめまぐるしい振り付けはもはやさながら代名詞。(今作は仲宗根梨乃さんらの仕事)
今回は、なんならデビュー曲『Happiness』のステージに似た楽しさすらあると思う。




でも、ルキルキのカムバックにはちょこっとだけ違和感があります。




「二面性」をウリとしているレドベルなだけあって、
シックなリード曲や活動曲でバラード曲の起用を試みるなど、
ポップな「楽しさ」だけに軸足を置かないチャレンジ精神には毎度アッパレなのです。


そんななか、『Dumb Dumb』『7月7日』で楽曲とミュージックビデオの見事なシンクロを経たのち、
まん延する清純派アイドルをぶったぎるような『Russian Roulette』のMVでパンチの効いたジョークをかましてシビレさせてくれました。


滞りのないカムバックは、逆にいうとまだ試行錯誤の途中なのかなと。
「二面性」といいながら、個人的にはエッセムがレドベルのリリースの反応を見て、
シーンの様子を探っているかのようにも思えます。(個人の感想です!)




なぜなら。


SMエンターテイメントのアイドルといえば、いつもちょっとずつタレントのイメージを成長させていく印象があるからです。
エッセムレドベルのこれまでの歩みを眺めていると、もう少しシャープなくらいのほうが「イマ」の"レドベルらしい"と思うのです。


それがなんでか今回はデビュー時のそれに戻ってしまったかのようなディレクション
もちろんステージやミュージックビデオのパフォーマンスの向上は著しいのですが、
「フレッシュ」さに欠けるぶん、ちょっといたたまれない気にも。(ごめんな~)
まぁ、"今回だけ"なのかもしれませぬが。


ミュージックビデオはいやはや力入っていてさすがのクオリティなのだけれども、

どうしても色合いなどは、既視感が。


このコテコテブリカワ路線はやっぱり流行りを意識してるのかな~。
オマージュでやってみた『Russian Roulette』が売れたからビジュアルもそっちに引っ張られたのかな~、なんて安易に考えちゃいます。


とはいえ、


「それがなにか?」


と、言わんばかりにそれらを見事に自分たちのものにしているレドベルちゃん、それはそれで本当にすごいです。
なんかもう、こちらも、これはこれでいいじゃん!、と思わせるものをしっかりと体現してくれていてさすがなのですが。




コワモテな姉グループ"『f(x)』の「逆へ逆へコンセプト」"の果てがこれなのか。
多くのガールズグループは「カワイイ」を推し出しつつも、異性ファンが「萌え」る部分をしっかりとらえていると思います。
けれど、(f(x)は特殊すぎるので別枠として)レドベルの産む「カワイイ」にはそれはあまり感じられません。


ただ、タレント自身の放つパワーが「カワイイ」のディレクションをしっかりと飲み込んでいるぶん、成熟感があります。
そこが"「完成度」の高さ"に重きを置くK-POPファンから見ると、どことなく安定感があるのかもしれません。
だから安心して(?)男性ファンも応援できたりするのかなー、と。




今回の「楽しさ」は、それはそれで個人的には楽しませてもらうとして、
ガールズグループの世代交代が行われつつあるいま、
本国のアイドルファンがどのような反応を見せるのか、そちらにも興味津々でございます。