ミーハーでごめんね

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I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

すご~~~く楽しみにしていた『ファンタビ』、ようやく観てきました!
かなり久しぶりの外国の映画、しかもあまり馴染みのないジャンルにドキドキ。
頭カラッポにして楽しみました。


外国人俳優でアイドル的な求心力をキャッチしているのは、
私のなかでは、いまのところエディ・レッドメインとトニー・レオンだけ!
とんと、外国人俳優さんの顔の見分けはつかないのだけれど、
"この俳優さんが出演するなら観たい!"、と思うのはこのふたりです。


個人的には『men's FUDGE』よろしく、
"ロングコートを着てトランクを持ち運ぶエディ・レッドメインがステッキで魔法を使う"、
っていうのが堪能できただけでも見る価値ありました!
実際にそれが目当てでそれ以上のものは期待していなかったのだったのだけれども!←
イギリス人の彼がアメリカ・レトロなニューヨークという地に立っているという設定だけでたまらんです(単純)
彼の優しい口調とキラキラした瞳は本当に大好き。
4DXや3Dも魅力的だったけれど、エディの声をちゃんと聴きたかったので字幕版2D上映で。




『ハリー・ポッター』シリーズは未見。
なので繰り広げられるザ・ハリポタな画展開に慣れず、入り込むまで時間がかかりました。
でも慣れてしまえば楽しい楽しい魔法の世界~。美しい~。


なのだけれど、気がつけば最後は涙涙涙していました。。
そう、これはきっと"大人のファンタジー"
逆にそうでないひとは感じ入るところはあるんだろうかと思うくらい大人の物語でした。




「魔法」というやや幼いキーワードを大人の人間ドラマに昇華していたのが良かった!
私の思い込んでいたハリポタのイメージとまったく違ったのは思わぬ収穫。


「ファンタスティック」、「ビースト」とタイトル打ってる割には、個人的にはそこの主張はあんまりないように感じて、
あくまでも「人間」(魔法使いだけど)の「人間ドラマ」がメインのように感じました。
自分も実際そこに泣かされたわけだし。
けれど、その割にはそんなにストーリー性があるような内容ではなかったですね~。
ストーリーもとりたておもしろいというわけではなかったし。
というか、ぶっちゃけ、ストーリーがよくわからなかった(爆)
大作といわれているけれど、ちょっとぼんやりしていた印象です。


苦しみとか悲しみとか、そういうものを少しでも知っているひとこそぐっとくるのでは。
映像は確かに凄いのだけれど、それ自体にとくに感情を揺さぶられることはなかったから。




圧倒的な映像はど迫力。これは映画館で観ないとわからない!
で、魔法をつかう登場人物たちがみんな、普通にそのへんにいそうな大人たちっていうのもたまらない。
キャストそのものも、どちらかというと派手さはない。むしろ地味。(それが良かった)
主な舞台はデフォルトのような街中だし。
そんななか、紳士淑女たちがステッキ持ってどっかんどっかん魔法を扱うのが楽しかった!
総じてスタイリッシュでメンズファッジ(雰囲気)なスタイリングがよかったなー。




キャラクター全体にいえることなんだけど、
とくに巻き込まれたジェイコブ(ダン・フォグラー)なんかのキャラクターはもっとつっこんで描いて欲しかった。
結構重要な役割だったにも関わらず、添え物程度の描かれ方だったから。
エディ演じる主人公・ニュートのキャラクターも個人的にはよくわからなかった(笑)
なんか、それぞれのキャラクターがよくわからないうちにストーリーが進んでいって、
それでもやっぱりキャラクターはよくわからないまま終わるのがいちばん「ファンタスティック」だったな(笑)
そんな部分もまるで魔法世界のひとときのようで楽しめました!(ポジティブ)
クイニー(アリソン・スドル)のキュートでコケティッシュな雰囲気は憧れます。




長尺で、観ていてちょっと疲れたけれど、
これをよくぞ前後篇に分けなかった、と、評価したいです。
ただでさえシリーズものと銘打っているのだから、
しっかりとひとつの作品で完結してくれてよかった。
思わぬゲストにもにんまり、得した気分。


5部作らしいけど(白目)エディのビジュアルがもつのか、素直に心配(笑)
いくら若造感があるとはいえ、実際、思っていたより若くないんだよね、彼。
そして私はこのシリーズを追えるのだろうか。。