ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

欅坂46 「世界には愛しかない」 ミュージックビデオ

こちらで、アイドルにおける日本のクオリティー=「J-クオリティ」に言及しました。

(日本の)K-POPフォロワーが「J-クオリティ」に悲観的すぎるのがさみしい。

と。


そころがそんな"「J-クオリティ」に悲観的すぎる"方たちも、
思わず、\「J-クオリティ」・バイザーイ!/と、三唱してしまうような、
"日本の「アイドル」"のミュージックビデオが公開されました。


そのアイドルとは、




欅坂46。




で、でた~!



とりあえず見てみてほしい。




『欅坂46』はデビュー曲『サイレントマジョリティー』で衝撃的なデビューを飾ったアイドルグループ。
その衝撃度は、もはや姉グループである『乃木坂46』を語らずともじゅうぶんな衝撃だった。
『サイマジョ』のMVは日本のアイドルのデビュー曲の再生回数では異例の1900万回以上の再生回数を誇り、フルサイズ版の公開期間を延長しているほどの人気ぶり。




こちらのコメント欄でも記している通り、
『欅坂46』のモチーフは姉貴分・『乃木坂46』の「逆へ逆へコンセプト」だと思っています。
(さらにさかのぼると『乃木坂46』は48グループの「逆へ逆へコンセプト」)


乃木坂46はデザイン専門雑誌『MdN』が特集を組むほど、映像表現に力をいれており、
ミュージックビデオ以外にも数多くの映像作品を残しているアイドルグループです。


乃木坂46は、近年、大きく飛躍しました。
そして見事に48Gの「逆へ逆へコンセプト」で、その存在を確固たるものにしました。


ただ、「逆へ逆へコンセプト」の完成度に比例するとともに、
"乃木坂らしい"・"乃木坂っぽい"というスタイルにとらわれてしまうようになってしまったと思えてならないのです。(個人の感想です!)
似た曲が増え、リリースのたびに、「またこんな感じか~」と、がっかりしてしまう。
でもそれは単純にその"乃木坂らしい"・"乃木坂っぽい"ものが、私の好みではないというだけなわけで。
だからそれらの路線が好きなひとには、安定感があって嬉しいですよね~。
さらに乃木坂は選抜メンバー以外にも、"選抜メンバーではない"という触れ込みでもって、
独自の活動の場を与えるなどしています。(『アンダーライブ』など)
イコール、それらが「固定ファン」を離さない「成果」です。


その「成果」を失うことを恐れてか、どうしても"表現の領域"がいよいよ達してきてしまった。
そんな矢先に生まれたのが妹グループである『欅坂46』であったような気がします。




今作『世界には愛しかない』は、音楽特番『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』で先に楽曲・パフォーマンスを視聴することになるのですが、
そのときは、奇をてらったポエトリーリーディングのパートがあるものの、
あまりの凡曲ぶりに「欅坂も結局は乃木坂の系統になっちゃうんだ~…」と、ややがっかりしてしまいました。
そこからミュージックビデオを見るまでは、正直めんどくさい、という思いが強く、
お察しのとおり、ま~~~~~~ったくMVも期待していなかったのです。


ところが。




もう、びっくり!!!!!ほんとびっくり!!!!!




ニッポン・クリエイティブの最前線がそこにあると言ってもいい、
デビュー曲をはるかに上回る衝撃がそこにありました。


いまのこのご時世に日本のアイドルコンテンツでここまでのものを見せられるとは。




『サイレントマジョリティー』に続く、監督・池田一真×振り付け・TAKAHIROのタッグ。


くどく言いますけど、楽曲自体は凡曲です。(個人の感想です!)
それが、素晴らしい楽曲と親和性のある「映像」にパッケージされることで、
一編の「ミュージックビデオ」としての価値を放っているのです。


乃木坂が動けなくなった"表現の領域"を逆手にとり、
まだ、メンバー個人の名が浸透していない「無名」であることをポジティブに利用し、
映像で喚起させる世界観で強く強く訴えかけてきます。
21人選抜だそうですが、その大人数も、この「表現」では必然。




そして、姉グループ・乃木坂46が築き上げた「映像」という武器を、
これでもかというくらい振りかざしている。
それは、すごく鋭く、すごく強い。
(また、金銭的な部分でも乃木坂にはかなり助けられていると思う)


乃木坂のMVは「映像」ばかりがひとり歩きしていて"「楽曲」の力"とのバランスが悪い。
これは乃木坂自身が売れて"しまった"がゆえの弊害でもあると思います。
先にある楽曲に後付けするかのようにクリエイターに丸投げしている映像づくりがゆえに、
それらがクリエイターの自己満になってしまうのは仕方がない。
そこには、"MV監督がしっかりと楽曲を理解できているのか"、という問題がある。
その点で「映像」と「楽曲」の乖離に関しては、まだ48グループのほうが(作品自体はクソ続きだけど)マシなんだよね~。
そういった意味でも同じ46グループながら、「映像」をより「楽曲」自体に近付けることができる欅坂陣営のMVは強い。
それが振り付けや衣装も含め、"しっかり統制がとれている"、のがお見事なのです。




アーティスト写真も、

わお、アーティスティック!




『サイレントマジョリティー』のミュージックビデオが公開されたときは、
「次が勝負だよなー」なんて思っていたけれど、
今作も「次が勝負だよなー」と言わざるをえない衝撃作。


続く衝撃。


この衝撃はまぐれなのか?わからない。
とにもかくにも、「J-クオリティ」の未来は、明るい。