ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス

第一作目『HK 変態仮面』から早3年。
当時、主人公の鈴木亮平のことも、ヒロインの清水富美加ちゃんのことも知らなかった私。
それがいまや、ふたりがこんなに有名になっているだなんてすごいです。
そして!そんなふたりが!いま!真剣に取り組むギャグ映画はとっても貴重だと思う。




前作鑑賞当時は続編を望んでいたものの、
いざ続編が公開されるとなると、あんまり期待はできなくて。


けれど鈴木亮平の公式ブログ(たくさん『変態仮面』について語られています!)のあまりの熱さに背中を押され観ることになったのでした。
今作にかける想いが存分に知れる記事『それは私のQ&Aだ!』では、
「変態仮面の作品に出演して自分自身が成長したところはどこですか?」との問いに、

俳優としてのスキル全てです。これは演じた者にしか実感できないかもなのですが、変態仮面ほど役者の能力が試される役はありません。コメディー、シリアス、肉体改造、発声のバリエーション、激しいアクション、それに前例のない動きを加える創造性と対応力… これほどやりがいのある役を二度も演じさせてもらえたことは、本当に本当に幸運だと思っています。




変態だけど。

と答えています。


それは、本当に実感しました。


鈴木亮平のファンなら(変態耐性があれば)絶対に観たほうがいい!!!!!
本当に、素晴らしい演技でした。変態だけど。

変態仮面のポージング、クネクネとした動き・キレのある動きは強烈かつ鮮烈(笑)

と、前作に続き、まずその出で立ちで魅せてくれます。
本作で彼が主演男優賞とか獲れるような日本映画界にならないかな~というくらい完璧な主人公でした。変態だけど。
変態だけど、真面目でウブな鈴木亮平、めっちゃかわいいです!




肝心の映画なのですが、、、


パンティー、パンティー、パンティー、パンティー、パンティー……


5年分ぐらい「パンティー」という単語を聞いた気がします(笑)


マジレスする自分が野暮だと思うけど、、、正直あんまりおもしろくなかったです。。
でも、ガチで制作されているからこそ言わせてもらうと、やっぱりあんまりおもしろくなかったです。。


一作目が衝撃的すぎたのかな?前作は、

"笑い"が必要な場所や、ひとに、是非、届いて欲しいなぁという作品。
馬鹿馬鹿しさやお下品でできたような作品なので、笑いのツボに入らないひとも、もちろんいると思うけれど、
「つまらない!」「ふざけるな!」などのマイナスの反応をも受けとめてくれる、度量のある作品だと思います。

とまで思ったのだけれど。
今回は年齢制限を取り払うべく、いろいろ試行錯誤したそうで、そのへんも関係あるのかな?
前作の衝撃を超えるようなインパクトはなかった。ストーリーも普通。残念。


変に「正義」感とかを出さず(正義の味方のはずなのに・笑)、ひたすら「笑い」に持っていく姿勢は良かったと思います。
そのおかげで内容のわりに寒くならなかった。


それにしてもこの消化不良感はたんに、"福田雄一作品を笑えなくなった自分"のせいなのかもしれない。
(菅田将暉の『情熱大陸』とかひどすぎてドン引きした)




鈴木亮平(狂介/変態仮面)・清水富美加ちゃん(愛子)をはじめ、
このおバカ映画(褒めてます)に全力に取り組むキャストの演技は見事でした。
前述した主人公の在り方をふくめ、役者さんが"本気で演じる"ことで、下品になることはなかったと思います。
安田顕は本当にうまいです。変態です。
片瀬那奈のコメディエンヌっぷりも堂に入った感。『アイアムアヒーロー』でもイイ演技していたしイイ女優さんになりましたよね~。
ヤスケンさんに負けず劣らずの売れっ子のムロツヨシは、前作と変わらない役だったのですが、、、他の作品での役柄のほうが魅力的に感じてしまいました。
福田作品ではドラマ『アオイホノオ』で素晴らしい演技を見せてくれた柳楽優弥くんも、なんか取ってつけたようなキャラクターでイマイチ。




個人的には一作目を超えられなかったという点ではう~ん物足りなかったです。
安っぽいCGとかもとくに改善されていたわけでもなく。
(『アイアムアヒーロー』で素晴らしいニッポン・クリエイティブを目の当たりにした直後だから余計に)


けれど、とにかく鈴木亮平の役づくりがすごいので、
売れてなお「ここまでやる!!??」な、ガチのマジの鈴木亮平が見れるという点では観る価値はあったと思います。