ミーハーでごめんね

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I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

楽童ミュージシャン 「HOW PEOPLE MOVE - 人が動くということは」/「RE-BYE」(と、ヤンサにブチギレ)

日・韓問わず、「アイドル」の年齢についてはよく議論されるところです。
つい先日、あのトップグループに在ったYGエンターテイメントの『2NE1』のミンジが「脱退」という選択をしました。
ミンジは才能にあふれている末っ子メンバーでありながら、2NE1は活動停止状態でした。
"活動できない間に、その「才能」を発揮できない辛さ"といったらないと思います。


また、韓国の男子には「兵役」という"避けられない時間"があるのです。



ヤン・ヒョンソク代表は、楽童ミュージシャンとアルバムの打ち合わせ中に飛び出したイ・チャンヒョクの衝撃発言(?) が今も記憶に新しいという。イ・チャンヒョク「社長、僕は今回のアルバム活動を終えて来年初め頃、志願して軍に入隊しようと思います。空挺部隊あるいは海兵隊に志願する予定です。僕が軍隊に行っている間、うちのスヒョンのソロアルバム、よろしくお願いいたします」と話したという。


…は?


ヤン・ヒョンソク代表は驚いて「えっ??何だと?なぜ?」と反応したとのことだ。


「えっ??何だと?なぜ?」、じゃねーよ!!!!!




ヤンサ!!!!!!オメーのせいだよ!!!!!!!!




ヤン・ヒョンソクことヤンサとはYGエンターテイメントの社長のこと。
こちらのインタビューで明らかになった、兄妹デュオ『楽童ミュージシャン』のお兄ちゃん・イ・チャンヒョクくんの胸の内。


オーディション番組で優勝し、大手芸能事務所・YGエンターテイメント所属になったのはいいものの、
2014年にデビューしたっきりだった『楽童ミュージシャン』
妹であるイ・スヒョンちゃんは、同じYGエンタ所属のイ・ハイちゃんとのユニットや同事務所のアーティストの作品への客演など、活動の場が与えられていたものの、
お兄ちゃんのほうは、、、、、、、、


昨年末にはこんなことも。

兄妹デュオ楽童ミュージシャンが所属事務所YG ENTERTAINMENT(YG)のヤン・ヒョンソク代表に「アルバムをリリースしたい」と愛嬌を振りまいた。


『楽童ミュージシャン』は「アイドル」とは違い、作詞・作曲・プロデュースをチャンヒョクくんが手掛けるという、バリバリのアーティスト。(それでも歌って踊るのがK-POPなのですが)
ヤンサも「ほとんど制作には関与しない」と言っているくらい。
そしてデビューの際にはその才能は周りからは称賛を浴びたのでした。




なのに、カムバックしない。




2015年のYGエンターテイメントは『BIGBANG』と『iKON』の活動予定でいっぱいいっぱいだったのでしょう。
そして、この2組の活動の成功の妨げになるようなものは、例え同じ事務所であれ、排した、というのが結果としてよくわかりました。


そんな2015年の終りには、

イ・ハイちゃんと楽童ミュージシャンをカムバックさせなかったヤンサ絶許(激怒)

と、綴っています。


アーティストである『楽童ミュージシャン』は、"次にカムバックしたら今度もまた長い待機時間を過ごすことになるだろう"、と思ったのではないのでしょうか。
ならば、先に、韓国男子の義務である兵役に就くことを選択したのではないでしょうか。
(あくまで個人の妄想です!)


まだ若く、溢れんばかりの才能を持て余している彼らに、そのような選択をさせたことはとても罪深いと思います。




3月にはイ・ハイちゃんがなんと3年ぶり(!)カムバックしました。
3年前が16歳(!)だった彼女。
とても大人っぽくなっていた。
ぎこちなかった所作も、とても自然になっていた。
歌唱のスキルもものすごく向上していた。


でも、私は空白の時間のイ・ハイちゃんも見たかった。


17歳の、18歳のイ・ハイちゃんが見たかった。
"3年ぶり"に至った「成長」の過程を、世間に見せることなくカムバックした彼女に、
切なさを表すほかなかったのです。


また、彼女はテレビ番組で、冗談めかして「社長に嫌われたら3年はカムバックできない」と言ったそうです。




持て余した若い「才能」を飼い殺しておいていてなにが「えっ??何だと?なぜ?」じゃねーよバッキャロオオオオウウウウウ!!!!!!!!!




クリエイティブ面は常にハイクオリティであり、信頼のおけるYGエンターテイメント。
ところがどっこい、その内情はすべてがヤンサのGOサイン次第だなんて。




と、いうわけで、


ついに楽童ミュージシャンがカムバックしました。


(前置きながっ)


その内容は……



す、



すごい!!!!!!!!!!!




期待をかる~~~~く超えてきた…!!!!!!!!!


その「才能」にひれ伏すしかない。
抑え込められていた「才能」が、炸裂しているではありませぬか。
ダブルタイトル曲にしたことによる衝撃度も凄いです。


さながらミュージカルのようにめまぐるく展開する『人が動くということは(HOW PEOPLE MOVE)』。
シックな装いにリズミカルでハイセンスなエッセンスがつまった『RE-BYE』。
どちらもデビュー曲『200%』をはじめとした、アコースティックなイメージをいい意味で見事に覆す、衝撃作。


けれど、デビュー時とは変わらず、

「音」を「楽」しんでいる

「音」が「楽」しんでいる

のが、しっかりと伝わってきます。




…この感動をうまくことばに言い表せず、とてもくやしいです!!!!!!
でも、とにかく素晴らしいんです!!!!!
騙されてと思って!!!!!再生して!!!!!




スヒョンちゃんの歌声と歌唱は国宝級なのでは…?
そして自らもラップで盛り上げ2曲を含めたミニアルバム『思春記 上巻』の全曲を手掛けたチャンヒョクくん、君は天才か?


なんなのこの才能兄妹(白目)




この素晴らしい才能とそれによる楽曲を支えるのは、言わずもがなミュージックビデオを中心としたビジュアルなのではないでしょうか。
『Red Velvet』の『Dumb Dumb』感のある『人が動くということは』のMVを手掛けたのは、なるほど同じ制作チーム『VM Project』
『VIXX』の『ダイナマイト』でお目にかかったばっかりですね)
スヒョンちゃんの赤髪・太いアイライン、チャンヒョクくんのモードな着こなしもサマになっています(^o^)
素敵な楽曲に素敵なMVをしっかりとあてがってもらってよかったね~~~~!!!!!
と、結局はYGのビジュアルディレクション力にはアッパレなのですがね。くやしい。




秋にもカムバックするという話が出ていますが、ヤンサのことだからあんまり信用できない。
とはいえ、アルバムタイトルに『上巻』と記されているので『下巻』のリリースは確実か。


どうかひとつひとつの活動が実りのあるものになりますように。
どうかたくさんのひとたちに『楽童ミュージシャン』が愛されますように。
そんなことを願ってやみません。