ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

わたしの知らないハロプロ

ご存じ老舗アイドルプロジェクト『Hello! Project』が、いつの間にか、わけがわからなくなっていた。
あんなに(私比)好きだったハロプロが、ここ最近、あたかも「知らない」もののように感じられて淋しいのだ。




※以下、韓流かぶれのアケカスくずれの戯言です。
 たまたまこちらをご覧になった方はそのへんのご了承をよろしくお願いいたします。




というより、"ハロプロを知った気でいた"のを見透かさていたかのごとく変化を遂げていた。



//うぇ~い!ウチら次世代エースについてこれるー?\\


(無理ー!)




こぶしファクトリー結成
つばきファクトリー結成


おぼえられない/(^o^)\


ハロプロを語るに『ハロプロ研修生』を知らんとはけしからん!、とお怒りの方もいらっしゃると思います、すみませんすみません。
だけどいかんせん、メンバーがみんなまだ磨かれる前のダイヤモンド状態、私にはロリすぎる。
ハチャメチャ破天荒すぎるグループ名には早々に慣れたものの、いきなりまだあどけなさ全開の少女たちがどばーっと現れ大混乱中なのである。
しかもひと組ならまだしもたたみかけるようにふた組一気にきたもんだ。
ちなみに『念には念』は大好き。忘れんなアンブレラ。




アンジュルムから福田花音卒業
アンジュルム4期メンバー募集


3期メンバーを迎え『大器晩成』という素晴らしい楽曲によって、
\さぁ、これから新生『アンジュルム』のスタートよ!/、と、
オリジナルメンバーの『スマイレージ』にしがみついていた私は気持ちを切り替えたところだった。
そんな矢先の出来事だった。
オリジナルメンバーがあやちょひとりになってしまうこと+さらなる増員、で、もう最初からあったグループは体を成さないように感じられる。
グループ名を変えたことは果たしてこの段階まで予見していたのだろうか。




モーニング娘。から道重さゆみ卒業
モーニング娘。のEDM路線・フォーメーションダンスの試行錯誤


いまさらこれかよ!、と思われそうだが、これ、ジワジワきている。
モーニング娘。』のいわゆる"再ブレイクに導いたアイコン"といってもおかしくないさゆみちゃんの存在はやっぱりデカかった。
ブレイク前に世間に嫌われるキャラクターを自ら前面に押し出し『ハロプロ』という存在をじわじわとお茶の間に復活させていった彼女。
そんな彼女が再ブレイクの際に、いかに外の世界と娘。を繋いでいたかを思い知らされている。
"再ブレイクに導いたアイコン"が卒業したあと、モーニング娘。は、"謎の無個性感"を感じる。
12期メンバーの個性がまだ掴めないのはしかたがないとして、11期以前のメンバーの個性もうっすらとしか感じられなくなってしまった。
いかに私がモーニング娘。を見る際にさゆみちゃんに頼っていたかが明るみになった。


私は、まだ2013年~2014年に発表されたEDM路線曲を愛聴している。
ところが2015年に入り、メンバーチェンジとともに、これまでとは異なったアプローチを試みているのがよくわかる。
また、フォーメーションダンスも陣形を工夫しているのがうかがえる。人数が多いからいろいろやってみるのはいいことだと思う。
しかし、そのどれもがいまのところ私にはまだしっくりこない。




カントリー・ガールズ、島村唄嬉脱退


うたちゃんは伝説になったんゃょ。。


カンガルのシンボルであり、コンセプトを背負っていたといってもいいうたちゃんの衝撃の脱退劇。
グループの持つ「あざとさ」をミステリアスな魅力でほどよく中和していたうたちゃんの存在の大きさをつきつけられる。
彼女がいないカンガルからアンバランス感を感じなくなるのにはまだ時間がかかりそうだ。




・Juice=Juiceの立ち位置


困惑している。
これは完全に個人の好みの問題なのだが、それまで良曲に恵まれたJ=Jの曲がここ最近、私のなかでスベりまくっている。
デビューからつんく♂曲のなかでも評判のいい楽曲をあてがわれてきた彼女たち。
ハロプロ楽曲大賞』での二連覇も記憶に新しい。
ところが非つんく♂曲が増えるにあたって、イイ感じに構築されてきたJ=J特有の"ハロプロの王道路線"感が薄れてきたように思う。
また、それに加え、「末っ子グループ」という看板を、カンガル・こぶし・つばき等に譲ることで、
デビュー3年目ながら否応なしにいきなりハロプロのあたかも「中堅」のポジションにつくことになった彼女たちは難しい立場になったのではと推測する。




と、いかに私がいまのハロプロに気持ちがついていけていないかということが(私が)よくわかる。


けれど、このいまの"ハロプロを「知らない」時間"というものは、とても貴重なのだ。
だって、あとからその隠れた魅力をどんどん知っていくのだろうから。


そういう「時間」に立ち会っているのだ。




私はもともとハロプロを知らなかった。
"知った気でいた"のはここ2~3年である。


私がハロプロを眺めはじめたのは、モーニング娘。の9期メンバー加入のタイミングである。(ド新規)
それ以前の"ハロプロを「知らない」時間"は当時、アイドルは『AKB48』しか知らなかった私にたくさんの楽しさおもしろさ教えてくれた。
これからハロプロがどうなっていくかわからないけれど、いまのところリセットされた自分のまっさらなキャンバスには彩られるのみ、なのだ。


いま現在、『℃-ute』と対に在った『Berryz工房』が無期限活動休止により、ハロプロのお姉さんグループとしての℃-uteの存在が際立つ。
こちらでも触れたように℃-uteのこれからは日本女子アイドルの道しるべになることと思う。
ハロプロ全体が"非つんく♂曲"の導入によって楽曲の可能性も増えてきた。
先に挙げたマイナス案件だって全部ひっくり返る可能性を秘めている。




ハロプロが不遇だった時代があるのは知っている。
けれどAKBのブレイクをきっかけに「アイドル戦国時代」なんていわれるほど、日本の女子アイドルシーンは活気づいた。
そして、そこで再評価されたのは「実力派」といわれた鍛錬してきたハロプロだ。
いまは「戦国時代」は落ち着き、淘汰されてきたように思うけれど、AKBが握手会商法をやめないことで音楽ランキングのトップに君臨しているうちは、
まだそれなりにイイ流れを持ちこめる(たとえばAKBと対極の存在にあること、など)環境にあると思う。


「アイドル」は未知数。


ベリキュー並みの仕上がりを待つまでにはたぶん想像以上の時間を要することと思う。
けれど、この「知らない」時間を、楽しみたいと思う。そして楽しめると思う。
だって、ハロプロの入口になったいまの娘。9期メンバーの輝きを知っているのだから。


そして、これは"成長過程を見守る"ことができるという「J-POPアイドル」ならではのもの。
さらに『Hello! Project』がこれだけ長く在り続けていることの賜物なのだ。