第一作目が楽しかったので本作も期待して観て参りました!
続編を望んでいた京都編の実写化に期待値上昇!
瀬田宗次郎を神木隆之介くんが演じるとのアナウンスがあり、
公開されたこのビジュアルとキャラクターのマッチングが素晴らしすぎて!!!!!
他にも、四乃森蒼紫に伊勢谷友介、翁に田中泯、などなど、
魅力的なキャスティングにかなり心踊らされ、いざ鑑賞に至ったわけです。
漫画単行本の十冊分くらい(言いすぎ?)を2時間強にぎゅっと濃縮。
というわけで、言わずもがなテンポの早い超展開がこちらを飽きさせません。
見ごたえもあるので体感時間も短いです。
が。
とにかく脚本が雑すぎる。
原作が漫画だから仕方がないのかもしれないけれど、演者が窮屈そうでした。
そうすると完成度の高い、アクションシーンもこれ見よがしに感じてくるというか。
もちろんスピード感あふれるそれはそれでとっても格好良く、必見です。
美しい男子たちの殺陣が見られるだけでも恵まれてるのかなぁ(うっとり)
エンタメ映画としては素直にオススメ。
前作同様に、"少年漫画の実写化"という意味では今作も大成功だと思います。
二次元でしか見たことのない世界をこうも凝った映像で魅せてくれるのは単純に嬉しいし、楽しい。
ストーリーはすっ飛ばすところも多々だけれど、このクオリティなら文句は無いです。
ところどころオリジナルな要素が入り込んでいるけれど、
9月に公開される本作の続編『伝説の最期編』ではさらにオリジナル設定が加わると思われるので、
それが吉とでるか凶とでるか、いまから楽しみです。
キャスティングは前作に引き続き、今回も二分。
映画自体の後味がそんなによくないのは、駄目なキャスティングの比率が多かったからなのではと思います。
一番凄かったのは、田中泯さん!!!の翁!!!
原作のそのまんますぎてめちゃくちゃ格好良かったです!これ見るだけでも観た価値あるなぁと思えるほど。
あんなに「翁」なのに、戦闘シーンではめちゃマッチョで強くて!原作キャラと完全に同化!
こんなに戦えるおじいちゃん初めて見ましたよ!本当に、こんなひと、他にはいません!!!
大ボス・志々雄真実を演じた藤原竜也もうまかった。
彼はあんまり映像演技でイイと思ったことはないのですが、演劇では素晴らしい演技をするひと。(ガチで後光が差す)
漫画ちっくな本作では腹の底からの発声なども含めハマっていました。
ナチュラル演技の向上も垣間見えたかな。
大期待していた"神木宗次郎"は"神木くん"すぎてなんとも言えず。
神木くんのイメージがそのまま宗次郎なのでピッタリとシンクロしてたって感じなのかなぁ。
同じく伊勢谷友介も期待していたよりあまり感動的ではなかったかも。
田中泯さんくらいキャスティングにも余白(想像の余地)があったほうがいいのかもしれません。
前作に続き、青木崇高(左之助)なんかは、しっかりと映画オリジナルのキャラクターに昇華させていたから。
主人公・剣心を演じた佐藤健はセリフの発し方のダメさに拍車がかかっていて青くなりました。残念。
よくもまぁ主人公役を続投したもんだなぁと。ブリッコナルシストが過剰でかなり残念でした。
薫役の武井咲は、前作ではなかなか良くて驚いたのだけれど、今回はなんかちょっとウザくてイマイチだった。
役自体があまりフォーカスされたわけではないので仕方がないのかな。
由美姐さんに関しては、本当にただのミスキャスト。
演じた高橋メアリージュンちゃんにはなんの罪もありませんが、原作ファンとしてはふつふつと怒りすら。
十本刀のひとり・張を演じた三浦涼介くんはビジュアルが残念でした。でも演技は想像より良くてびっくり。
前作に登場していたキャラクターはだいたいそのときと同じ印象。
香川照之(武田観柳)のような原作キャラを食う勢いだったのは田中泯さんくらいだったかなぁと。
むしろ田中さんはその食い方のさじ加減も原作のキャラクターを見失なわないさじ加減が本当に凄かったです。
滝藤賢一さん(佐渡島方治)もそのへんはうまかった。
あとね、あとね。
\巻町操役は宮澤佐江ちゃんがよかったと思うのー!/
ごめんね、土屋太鳳ちゃん。
でも佐江ちゃんにもオーディションを受けて欲しかったなぁ。
お誕生日おめでとうね。(今日)(脱線)
やっぱり原作漫画の実写化はキャスティングにかなり左右されると改めて実感。
以下ネタバレあります。
ラストに登場した福山雅治は、比古清十郎ですよね!!!???
あまりにも『龍馬伝』+アミューズすぎてちょっとげんなり。
比古さんはもっとガタイのイイひとがよかったな…。
ここまできたら、(たぶん)最終作『伝説の最期編』までしっかり観たい!
某エヴァと違って続編の公開がすぐっていうのはいいですよねぇ。
上記したようにオリジナルのストーリー展開にも期待!!!