"K-POP・夏の陣"、に4Minute・ヒョナ嬢もソロ参戦!
力の入ったミュージックビデオからもカムバックへ向けた気合が伝わります。
オラオラドヤドヤなステージは貫禄じゅうぶんで、「セクシー」と形容するのも野暮な気さえしてきました。
プリプリクネクネパカパカしているけれど、エクササイズ系(違)のSISTARとはまた趣きが違う。
この超体育会系の全身バネっぷりったらすんげーすんげー。
なによりヒョナがイキイキとしているのが見ていて清々しいほど。
水を得た魚!!!ここまでくると格好良い!!!
蠱惑的な、かなりHIPHOPに寄った楽曲と尖ったラップに委ね、
ひたすらに"自分は「RED」である"、と激しいパフォーマンスとともにガンガン主張するヒョナ嬢。
雰囲気は2NE1・CLちゃんのソロデビュー曲『悪い子(THE BADDEST FEMALE)』とちょっと似た印象。
アンセムソングなところも共通しています。
そして、そのタイミングは、サビ前にやってくる。
♪私を置いていかないで〜今、あまりにもさびしいのだから〜
♪あなただけは私から去らないで〜ここには私ひとりしかいない〜
♪今、変わってしまうかもしれない〜
…ウッ(涙)
※歌詞は抜粋、翻訳は意訳です。
穏やかなメロディーに、憂いをおびた表情。
その瞳は雄弁。
終盤では、さっきまでたくさん群がっていた大勢のダンサーからステージにひとり取り残される。
さっきまでのオラオラドヤドヤ・ヒョナはどこへやら。
とたんに儚さを覗かせる。
そして間髪入れず、キャキャキャと無邪気に笑いながら、
サルのおしりとかけて"自分は「RED」である"というヒョナがなんだかとってもいじらしく思える。
「表現者」としてのヒョナの一端を見た気がします。
そしてそれらを体現できる強靭な身体がもうもう物凄い。
いや〜アッパレです。
本作が含まれるミニアルバム3集『A Talk』にはヒョナ自身も積極的に制作に参加したのだそう。
この曲の作詞こそヒョナ当人によるものではないけれど、
ふとしたときにこそ、嗚呼、彼女も"ひとりの女の子"なのだなぁとしっかり感じさせられるのです。