ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

リバースエッジ 大川端探偵社

原作は読んでいません。


見る前は面倒くさいのに、見終わるのはあっという間、という不思議なドラマ。
全編に流れるゆる〜い雰囲気にまどろみながら過ごす贅沢な時間でした。


話の展開はだいたい読めちゃうんだけど、後味が良い。
「探偵モノ」なのに、案件が解決しなかったりもする。
でも、それでも「これでいいのだ」とバカボンのパパばりに胸をはって言えるストーリーたち。




脚本・演出を担当する大根仁が、
「"EGO-WRAPPIN'×オダギリジョー"でなにかやりたい」と思ったところに、原案があったのでは。
…と、勝手に勘ぐってしまうくらい(実際はこんな感じだったようです)、
「ドラマ」というよりは「映像作品」としてのこだわりが強く感じられる作品。


そう思わせるのは、イメージカットをスローモーションにして、
それらをEGO-WRAPPIN'が手掛けていた音楽と織り交ぜ随所にちりばめ、
ドラマのポイントにしていたりするところなどから感じられます。
主題歌・音楽を担当するEGO-WRAPPIN'はオープニングにも自身らが登場し、グッとこちらを惹きつけます。
セットの浮世絵がキービジュアルになっているのも洒落てる。
下町の街並みも味があって良かったです。




主人公・村木を演じたオダギリジョーはさすがのひとこと。
原作無視であてがきなのではと疑うほどピッタリのキャスティング。
同時に私の大好きなアニメ作品『カウボーイビバップ』の主人公・スパイクを是非実写で演じてほしいと強く思いました(超脱線)
(というか、村木はスパイクっぽかったし、ドラマ自体も『カウビ』っぽかった)
ビッチ風スーパーポジティブガール・メグミちゃんを演じた小泉麻耶がとっても良かった!!!
役柄はふわふわしているけれど、しっかりと演じていてどこか芯の通ったようなキャラクター像を体現。
探偵事務所所長役の石橋蓮司は穏やかながらもどっしり構えていて、
下手するとガラガラと崩れてしまいそうな繊細なドラマの基盤を支えていました。




そこには余計な「ドラマ」は存在しない。
必要最低限の「ドラマ」しか存在しない。


ラストまでそれを貫いていて、感心、感心。
ふんわりとした空気を纏いながら、「ドラマ」は終えるのでした。