ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

SPICA 「You Don't Love Me」 ミュージックビデオ

SPICA、イイ感じっすね!




「女子」による「女子」のためのレトロポップ・コケティッシュ!!!!!
ピンナップガールの世界みたいで、キュート!キュート!キュート!
"セクシー"なのに、「男子」の入るスキが無い。それはなんて「女子」の世界。




前作『Tonight』のミュージックビデオで自身の存在を教えてくれたSPICA。
『Tonight』では「女」という"性"を(個人的に)めいいっぱい感じたわけですが、
今作は「女子」という"アイコン"をキッチュにぶつけてきてくれました。


今回は作詞・作曲をはじめとしたトータルプロデュースごとイ・ヒョリ姐さんが手掛けているとのこと。
"セクシー"か"清純派"か、あたかもどちらかしかないような妙な閉塞感がある若手K-POPガールズグループのなかで、
(逆にそれがK-POPならではのねちっこい個性のひとつでもあると思いますが)
ばっちり他のガールズグループと差別化をはかれていると思います。


イメージカットの出来は言わずもがな上等。
ダンスショットはシュールでじわじわくる(笑)
"愛嬌"とはちょっと違う"茶目っ気"が随所にあったりして、
そういったバランス加減もヒョリ姐さんの「女子」の嗅覚ならではなのでは。
ガールズグループのなかでもメンバーの平均年齢が高めなので無駄な背伸び感がないのも気持ち良い。
メンバーひとりひとりがしっかりとビジュアルを纏って自分のモノにしています。
楽曲とも相まって、どっしりと、一編のガールズムービーとして仕上がっています。
あーーーヒョリ姐さんの世界につかっていーたーいー。




楽曲自体は全然好みじゃないです(爆)
だって(お子ちゃまな私には)渋すぎるんだもん。
けれど、抑え目の演歌系ジャズサウンドは歌唱力の高いメンバーの魅力を引きたてています。
本当に!ここは!みんな!歌が!うまいの!
歌が「上手」というよりは「うまい」。
それぞれがひとりのボーカリストとしてイキイキと、のびのびとしている。
だから「アイドル」というよりは、ズバリ「ガールズグループ」というほうがしっくりくるというか。



と、いうことで!
今回もまた、声を大にして言いたい!
ガールズ・ビー・アンビシャス!