とっても良いのです。
なんだか涙がでてくるミュージックビデオ。
そこには「女」が、つまっている。
ハッピー、ピースフル、フリーダム、ナチュラル、パワフル、アンニュイ、ノスタルジー、
セクシー、ヘルシー、ガーリッシュ、ボーイッシュ、ロマンチック、リアリスティック、シュール…etc.
挙げたらキリがない。
一見、よくある抽象的な野暮ったいガールズムービーなのだけれど、
さまざまな要素で研ぎすまされて、鋭さを帯び、スタイリッシュに仕上がっています。
壮大で爽快感のある楽曲。
伸びやかで迫力と深みのあるボーカル。
目の前の扉が開くかのようなわくわく感、そして多幸感に包まれます。
なのにどこか儚い。
"既視感が無い"と言えば嘘になる。
ツメの甘いところもある。
それでも、いまこのタイミングで、私にはひっかかった。
全編がイメージカット。
MVにはいろいろ趣向を凝らしたものがありますが、
K-POPで、何も情報の無いままこんなに惹かれたMVは初めてかも。
メンバーのルックスはあまり好みではないし、見栄えの良いグループだとも思えませんが、
それをも逆手に取って、それぞれの魅力を引き出していると思います。
今回のカムバックにはイ・ヒョリ姐さんが全面的にプロデュースに関わってるそうです。
その影響も大きいのかもしれません。
ステージパフォーマンスもなかなかに良い感じ。
歌が!うまい!声量もあります。
こんなにメンバー全員が歌えるガールズグループ、なかなかないのでは。
そのへんのへなへなしたボーイスグループなんか吹き飛ばしちゃう。
とはいえ、パワフルボイスはあまり得意ではないのですが、
楽曲の持つ柔らかさや温かさがそれらを包み込んでくれるのです。
優しいタッチのアコースティックver.も素敵。
ホットパンツ穿いたりなんかして、思いっきり遊びたくなる!
声を大にして言いたい!
ガールズ・ビー・アンビシャス!